用語集
さ
サーキットブレーカー制度 【 さーきっとぶれーかーせいど 】
先物価格が急激な乱高下を起こし、理論価格から一定の幅を超えた場合に、取引所が一時的に取引を中断し、先物の過度の乖離を抑制する制度。
債権格付け 【 さいけんかくづけ 】
債権が償還を迎える前に債務不履行に陥るリスクを調査し、記号で表したもの。格付け会社で有名な所としては米国に本拠地を持つムーディーズやスタンダード・プアーズなどがある。
歳出 【 さいしゅつ 】
国が公共事業や福祉事業、公務員の給与などのためにお金を出す行為のこと。
財政収支(米国指標) 【 ざいせいしゅうし 】
法人所得税や個人所得税などの歳入と、国債の利払いなどの歳出が中心となっており、米国の指標の中でもかなり注目されている指標の一つとなっている。基本的には前年の同月値と比較されることが多い。
裁定取引 【 さいていとりひき 】
複数銘柄間・異市場間・同銘柄異限月間などの価格差を利用して、売り買いのポジションを組み合わせて商いをし、収益を見込む取引
【同意語】 鞘取り、アービトラージ、ストラドル取引、スプレッド取引。
歳入 【 さいにゅう 】
国家財政の年間収入のこと。主に税収入(直接税と間接税)から成り立っている。
国家の財源である税収入を増やしたい時には、影響の少ない間接税(消費税など)の税率を変更する方法がある。直接税となる所得税率や法人税率を高くすると、家計や企業活動に大きな影響を与えるので慎重になる。
歳入欠陥 【 さいにゅうけっかん 】
年度決算時に、歳入よりも歳出が多いような状態をさす。このように不足金が発生した場合には、新規の国債を発行したり、他の特別会計などを使って穴埋めする事となる。
債務超過 【 さいむちょうか 】
資産の額よりも債務(借入金)の額の方が多い状態のこと。
債務不履行 【 さいむふりこう 】
債権などの借入金の元金が支払えなくなること。
材料 【 ざいりょう 】
相場を動かすもととなるもの。経済問題や、政治問題、商品の需給事情、或いは市場内部の売り方と買い方との力関係のこともある。
差益 【 さえき 】
売り買いをして出た利益のこと。
【反意語】 差損
酒田五法 【 さかたごほう 】
江戸時代、米相場で巨万の富を築いたと伝えられる本間宗久が考案した日本古来の罫線解釈法。五法とは『三山』、『三川』、『三空』、『三兵』、『三法』のこと。
【参考】FITSテクニカル指標一覧
先限 【 さきぎり 】
限月の先のものをいう。一番新しい限月。
先物 【 さきもの 】
1)先物取引の略称
2)先物取引の対象となっている商品(現物と対比した呼び方)
3)期先限月のこと
先物取引 【 さきものとりひき 】
商品の受け渡し決済期日がくる前に転売買戻しによって差金決済できる取引。
差金 【 さきん 】
売買を行ったときの売った金額と買った金額との差額のこと。
差金決済 【 さきんけっさい 】
商品の受け渡しを行わず、売り・買いしたものを買戻し・転売によって取引を終了すること。売ったものが値下がりし買い戻せば利益となり、値上がりし買い戻すと損失となる。又、買ったものが値上がりし転売すれば利益となり、値下がりし転売すると損失となる。
作況指数 【 さくきょうしすう 】
作柄状況を表す指数。前七ヵ年の作柄が、最良の年と最悪の年とを除いて、五年間の平均収量を算出し、作況指数はこれを100で表す。
作付面積 【 さくづけめんせき 】
農作物を作る面積のこと。生産者は前年の成績や売上、或いは作付期直前の価格などにより、作付を減らしたり増やしたりする。
下げ足 【 さげあし 】
下げていた相場が、ちょっと底をついた感じとなり、まだ下げそうでも案外下がらない状態を指して言う。
下げ渋り 【 さげしぶり 】
為替相場の決定理論の一つで、二国間の金利差に注目する。例えばアメリカの金利が日本の金利を上回ると、円を売ってドル資産に替える動きが出るというように、為替レートが貿易取引の決済によるものではなく、資本の動きによって決定されるという理論。
指値 【 さしね 】
売買契約や決済を行うときに値段を指定して注文を出す方法、またはその値段。
指値注文 【 さしねちゅうもん 】
値段を指定して発注する注文。
買いの指値注文は、指定値段以下で買いたいという注文。売りの指値注文は、指定値段以上で売りたいという注文。
(株)東京商品取引所ではLO-FaSがそれに当たる。
注文の種類・約定条件
差損 【 さそん 】
売り買いをして出た損失のこと。
【反意語】 差益
雑所得 【 ざつしょとく 】
公的年金、原稿料、印税、講演料、謝礼金などの他の所得にあてはまらない所得。為替取引の売買差益金などがこれにあたる。年収2000万円以下の給与所得者の場合、20万円までの所得に関しては非課税扱い。
鞘 【 さや 】
限月間、銘柄間、取引所間などの価格差のことをいう。
【同意語】 値鞘、スプレッド
鞘出世 【 さやしゅっせ 】
通常、逆ざや(期近が期先より上ザヤ)で、限月が繰り上がるごとに価格が高くなっていくこと。
【反意語】 鞘滑り
鞘滑り 【 さやすべり 】
大きかった鞘が小さくなること。又は、順ザヤ銘柄で、期近に回るごとに価格が安くなっていくこと。
【反意語】 鞘出世
鞘取り 【 さやとり 】
複数銘柄間・異市場間・同銘柄異限月間などの価格差を利用して、売り買いのポジションを組み合わせて商いをし、収益を見込む取引
【同意語】裁定取引、アービトラージ、ストラドル取引、スプレッド取引。
ザラバ 【 ざらば 】
複数約定決済の取引。
競売買による値段を決定する方法のひとつで、価格優先の原則、時間優先の原則により、多数の売り方と買い方が互いに値段を競い、そのうち値段と数量とが合致した者が、個々に相対で売買を成立させる方法のこと。