用語集
ま
マーケット 【 まーけっと 】
株式や債券、商品等が売買される市場のこと。公平な取引が行えるよう、そして多くの投資家が参入し易いように配慮がなされている。
マーケットメーカー 【 まーけっとめーかー 】
株式市場において、売り気配や買い気配、実際の売買高などを常時発表し、証券会社や投資家などのお客様からの売買注文に応じる義務を負った証券会社のこと。
枚 【 まい 】
先物取引の取引単位。
マクロ経済 【 まくろけいざい 】
ミクロ経済が企業や家計を個別に見るのに対し、一国の経済を見ることによって、経済全体を把握しようとするもの。
窓 【 まど 】
通常ローソク足チャートでは、一つの(当日の)ローソクと次の(翌日)ローソクとの重なる部分が出てくるが、相場が急激に動くと、ローソクとローソクが重ならずに断層ができることがある。この断層の空間を「窓」と呼ぶ。「空(くう)」とも呼ぶ。
マネーロンダリング 【 まねーろんだりんぐ 】
出所が知られるとまずいお金がある場合に、偽名を使ったり複数の銀行の複数口座を転々と移動させて出所を分からなくする行為。2003年1月に施行された本人確認法も、このマネーロンダリングの防止目的で施行された。
マネタリーベース 【 まねたりーべーす 】
「ベースマネー」「ハイパワードマネー」とも呼ばれる。
マネーサプライが金融部門全体から経済に対して供給されるのに対し、マネタリーベースは中 央銀行が供給する通貨の量と位置づけられる。金融機関保有分を含む流通現金と金融機関の中央銀行預け金の合計と定義され、民間銀行はこれを元手に企業への 貸し出しと預金を相乗的に繰り返す信用創造を行い、自らの預金残高を膨らませながらマネーサプライを生み出してゆく。
丸代金 【 まるだいきん 】
売買約定値段全額のこと。金1g1000円ならば、金の倍率は1000倍だから、丸代金は100万円となる。
み
見切り 【 みきり 】
相場が思い通りに動かず、むしろ逆の方向に動き出して損勘定になっているとき、先行きの見通しを冷静に再検討するため、一旦建玉を手仕舞いすること。
早めに決断することが、大きな損失を未然に防ぐテクニックである。
ミクロ経済 【 みくろけいざい 】
マクロ経済が一国の経済全体を見るのに対して、企業や家計などを個別に見ることによって、経済全体を把握しようとするもの。
未決済 【 みけっさい 】
売買約定後、まだ手仕舞いをしていないこと。
む
め
銘柄 【 めいがら 】
有価証券の名前の事で、株式などの場合には会社名、債権などの場合には発行企業名と回号などがこれに当たる。
銘柄コード 【 めいがらこーど 】
それぞれの有価証券に付いている、その銘柄を表す番号。
名目GDP 【 めいもくじーでぃーぴー 】
物価変動の影響を考慮せず、単純にその年の経済活動の水準を算出したもの。算出の仕方は、その年に生産された財の数に市場価格をかけ、合計して出される。
名目値/実質値 【 めいもくち/じっしつち 】
経済指標には金額で評価されるものが多くあるが、この内その時々の市場価格で評価されたものを名目値、名目値から物価の影響による変化を取り除いたものを実質値という
。また、実質値を求めるために、名目値から物価変動分を割り引くために用いる統計をデフレーターと呼ぶ。デフレーターは基準時を100とする指数で表記されるため、GNP統計等の実質値は「○年価格表示」と明記されることが多い。
メガバンク 【 めがばんく 】
大手金融機関同士の合併や金融持株会社方式による統合により誕生した資産規模が100兆円前後に達する巨大銀行のことをいう。
規模の拡大による業務の多様化と経営の効率化により、業務内容・営業地域等の観点から、それぞれの得意分野に特化した営業活動を行うことで、より一層の競争力を付けることを主旨とする。
目先 【 めさき 】
短期的、通常は2~3日、長くても1週間~10日位の展開を指す。
目先筋 【 めさきすじ 】
短期的な相場の変動による利鞘を狙う投資家のこと。株取引の場合は中長期的に考えて銘柄を選定する事が一般的だが、外国為替取引などでは長期保有に伴うリスク軽減の為、一回の利益は少ないが短期的に売買を繰り返す投資家も多い。
も
保ち合い 【 もちあい 】
相場が上にも下にも動かない状態のこと。
持株会社 【 もちかぶがいしゃ 】
事業を行う事を目的とせず、企業の株式を持つことによって複数の企業を取りまとめて効率的に事業を推進しようとする会社のこと。
1997年までは独占禁止法に抵触するために禁止されていましたが、商法改正に伴い解禁されました。持株会社を「親会社」、購入された会社を「子会社」と呼ぶ。
持株比率 【 もちかぶひりつ 】
発行済株式数に対して、どのくらいの株式を保有しているかを表す割合。
もちつき相場 【 もちつきそうば 】
年末が近づくと外国人投資家なども休暇に入り休みを取るために、市場参加者が減り閑散としてくる。このために売りや買いが少し出ただけでも相場が高騰したり急落することがあり、このような年末の波乱含みな相場を「もちつき相場」と言う。
持ち直す 【 もちなおす 】
一時的に下落した相場が回復し、上昇に向かうこと。<>又は、低迷していた市場の人気が活気を取り戻すこと。「立ち直る」ともいう。
戻し売り 【 もどしうり 】
下げ相場が一時的に上昇するのを見計らって売ること。「押し目買い」の逆の意味。
戻す 【 もどす 】
下げていた相場が一時的に上げること。
戻り足 【 もどりあし 】
天井をつけて下落に転じた相場が、利食いの買い戻し等により、前の高値近くまで戻している様子を言う。
戻り売り 【 もどりうり 】
相場が下落する過程で、一時的に上げたポイントで売り注文を出すこと。
【反意語】 押し目買い
揉み合い 【 もみあい 】
相場が小幅に上下を繰り返し、上にも下にも大きく動かないような小康状態を指す。
模様眺め 【 もようながめ 】
相場が上昇するのか、下落するのか判断がつかないため、商いを控えて様子をみること。
【同意語】 様子見