用語集
か
買い安心 【 かいあんしん 】
価格が上昇しているので、買っていれば損をする心配もなく安心していられること。また、そのような相場状態のこと。
買い一巡 【 かいいちじゅん 】
大きな上げ相場になると買い注文が殺到する。その買い注文が出尽くし、買い注文が少なくなってきた時、「買いが一巡した」と言う。
【反意語】 売り一巡
外貨準備高 【 がいかじゅんびだか 】
国が輸入代金決済や借金の支払いなどの対外支払のために保有する準備資産額。
日銀が外国為替市場で円買い介入を行う場合は、この外貨準備のドルを売却して、円を購入する。
買い方 【 かいかた 】
買いポジションをとっているもの。
【反意語】 売り方
外貨建てMMF 【 がいかだてえむ・えむ・えふ 】
投資信託の一つで、円を外貨に換金し、外貨建ての格付けの高い債券を購入して運用する商品。運用益の分配は毎日行われ、月末に運用益をまとめて再投資する。
このため、外貨から円に戻す時に為替の変動リスクを負う事となる。
買い気配 【 かいけはい 】
ビットとも呼ばれ、レートを提示した側がその通貨を買い取る値段。
買い気配値 【 かいけはいね 】
買い物、あるいは売り物が旺盛となり、その波がひと渡りして収まったときのこと。それぞれ「買い一巡」、「売り一巡」という。
外国為替 【 がいこくかわせ 】
各国で使われている通貨を他国の通貨に交換すること言い、一般的に日本では日本円と米ドルとの交換を指します。
外国為替市場 【 がいこくかわせしじょう 】
外国為替取引には証券取引所のような決った取引場所と言うものはなく、買い方と売り方による相対で行われる市場を指す。主にインターネットや電話などのネットワークを通じて行われる。 なかでも、銀行間で行われる取引をインターバンク取引といい、個人や商社・メーカーなどの顧客と銀行の間で行われる対顧客取引に大別される。
外国債 【 がいこくさい 】
外国の政府や法人などが発行する債券のことで、誰でも購入することもできる。投資目的で買われる事が多い。
外国人投資家 【 がいこくじんとうしか 】
個人を指す名称ではなく、外国の資金が投資などの目的のためまとまって入って来る時にその主体を指す。例えば中東などのオイルマネーが有名である。
買い材料 【 かいざいりょう 】
相場を上昇にむかわせるとみられる要因(情報・データ等)。
【同意語】 強材料、好材料
【反意語】 弱材料、悪材料、売り材料
買い占め 【 かいしめ 】
多量の買い玉を一時に出して、人為的に相場を上げること。
【反意語】 売り崩し
買い建て 【 かいたて 】
新規に買うこと。
【反意語】 売り建て
買い建玉 【 かいたてぎょく 】
取引において買契約が成立していて、決済されずに残っている取引(玉[ぎょく])を指す。
買い手 【 かいて 】
買い建玉をしているもの。
【反意語】 売り手
買い直し 【 かいなおし 】
買って相場が見込みどおり上がった場合、一度手仕舞って利益を手にしてから、もう一度買うときに用いる。
【反意語】売り直し
買い抜け 【 かいぬけ 】
売った玉に利が乗り、予想通りの水準にまで相場が来たような時に、相場が上昇しないうちに、上手に全部買い手仕舞いをすること。相場の高低に関わらず、損得を度外視して手持ちの売り玉を全部買い手仕舞いするようなときにも用いられる。
【反意語】売り抜け
買い場 【 かいば 】
買うのに良い価格、又はタイミング。
【反意語】 売り場
買い端 【 かいはな 】
取引所で行っている板寄せ方式による立会で、買いの枚数より売りの枚数が多いときに「何枚の買い端」という。売りと買いが同数になったところで価格が決まるので、買い枚数が追いつくまで値段は下がり続ける(値幅制限内)。
【反意語】売り端
【参照】値幅制限
買戻し 【 かいもどし 】
売り約定を反対に買って売買約定関係を解消することを言う。
【反意語】 転売
格付け 【 かくづけ 】
先物取引において、特定の銘柄を標準品とし、受渡しに際しては、その代用として供し得るもの(供用品)を定めるが、この供用品を標準品と比べて等級をつけ、標準品との価格差(格差)を定めることをいう。
確定拠出年金 【 かくていきょしゅつねんきん 】
予め決められた掛金を支払い、自分で運用先を選択して運用をし、その運用実績に応じて支払われる給付額が決るタイプの年金制度。税制上では所得控除などの優遇制度もある一方で、運用のリスクを自分が負うため、情報収集や知識などが大切になる。
確定申告 【 かくていしんこく 】
納税者が1年間の所得(2月16日~翌年の3月15日まで)から所得税を算出して、税務署に申告書を提出し、所得税を納めること。また、多く払いすぎている場合なども確定申告を行うことによって返金されることもある。
額面 【 がくめん 】
有価証券に記載された金額のこと。2001年10月の商法改正によって額面株式という概念はなくなった。
家計調査 【 かけいちょうさ 】
それぞれの家計のおける消費を分析する為、統計法に基づき総務省が実施している統計調査。ただ、高額な消費があった場合、正確に内容を把握する事が艱難になる為、それぞれの商品をサンプルとして分類し、調査されている。
現在8千のサンプルを使用して調査されているが、変化を続ける日本経済を追いきれていないとして、サンプル数を3万に増やす事も計画されている。
課税標準 【 かぜいひょうじゅん 】
税金を納める際に課税対象となるものを、金額で表したもの。
片建て 【 かただて 】
取引員、または会員別の両建玉を差し引いた、売りか買いかいずれか一方になっている玉のこと。
又は、一委託者が両建ての一方の玉をはずして、他の一方の玉を残すこと。
【同意語】 片建玉
片建玉 【 かただてぎょく 】
それぞれの家計のおける消費を分析する為、統計法に基づき総務省が実施している統計調取引員、または会員別の両建玉を差し引いた、売りか買いかいずれか一方になっている玉のこと。
又は、一委託者が両建ての一方の玉をはずして、他の一方の玉を残すこと。
【同意語】 片建て
合併 【 がっぺい 】
複数の企業が1つの会社となることをさす。
合併比率 【 がっぺいひりつ 】
複数の企業が合併して1つの企業となったときに、合併する前の株式を保有している株主に対して、その持高に応じて合併後の株式を交付する際に用いる比率。
株価指数 【 かぶかしすう 】
株価の変動を見るための指数。日本で代表的なものは日経平均株価や、TOPIXなどがある。
株式累投 【 かぶしきるいとう 】
株式累積投資制度の略で、毎月一定の小口資金を定期的に積み立て、証券会社が同一の銘柄を共同で買い付ける制度。
空売り 【 からうり 】
品物を持っていない又は、品物を手配するつもりがないのに、先物市場で新規に売ること。
為替ヘッジ 【 かわせへっじ 】
通貨先物取引や、オプション取引を利用して、為替変動リスクを出来るだけ回避すること。
例えば、金利目当てで米ドルを1ドル100円で購入し、一年後に円に戻す場合、もしも1ドルが80円になっていると大きな為替差損が出てしまう。
そこで、1ドル100円でドルを購入する時に、一年後に1ドル100円で円を買う為替予約を入れておくと、ドルを円に戻す時に為替の変動に左右されずに済むこととなる。仮に現時点の為替レート(スポットレート)と、将来の為替レート(フォワードレート)が同じであった場合には、為替変動リスクが0になったということになる。
為替予約 【 かわせよやく 】
外国為替先物予約とも呼ばれており、輸出入業者などが実際に外貨が必要な時に、予め予想していたレートよりも高くなってしまうと為替の差損が出てしまう。そのために予め将来の決められた日に決められた価格で外貨に交換する事が出来るようにしたもの。
これによって為替の変動リスクを回避する事ができる。
為替リスク 【 かわせりすく 】
購入した外貨が為替レートの変動により、自国通貨建ての元金を割り込む可能性のあることを示したもの。例えば、1ドルが105円の時に年利5%で始めたドル預金は、1年後に金利が付与されてドル資産が増加したとしても、そのときのレートが100円を超える円高であれば、円換算では元本割れを起こすことになる。
為替レート 【 かわせれーと 】
二つの通貨を交換する時の交換比率のこと。為替レートは需給関係によって決るので、ドルを欲しい人が多くいればドルの価値は上がる。
簡易保険 【 かんいほけん 】
郵便局にて取り扱いをしている生命保険のこと。仕組みとしては一般の生命保険と同じだが、加入する際に審査が必要なく、職業による加入制限もない、などの点が異なっている。
閑散に売りなし 【 かんさんにうりなし 】
閑散な時は買い物も売り物も少ないので、相場も無気力で低迷することが多いが、一度活気付けば、相場は上昇しやすくなる。
相場の格言として、「閑散な時は短期を起こして売ってはならない」という戒め。
間接税 【 かんせつぜい 】
酒税や消費税など、実際に税金を納める人と、税金を支払う人が違うタイプの税金。
【反対語】直接税
間接金融 【 かんせつきんゆう 】
「お金を借りたい人」と「お金を貸したい人」の間に、金融機関が存在する取引のこと。企業などが資金を調達する際に、銀行などの仲介によって融資をもらう形で調達する方法。
カントリーリスク 【 かんとりーりすく 】
海外に投資や融資を行う場合に、その国の信用度がどの程度あるのかを示したもの。国民一人当たりの国民所得や、外貨準備高、国際収支、政治の安定度などを基準にその国の債務返済能力を推し量る。
元本 【 がんぽん 】
銀行や証券会社などに預け入れた(投資した)お金。利益や利息、売買損益は含まない。
元本保証 【 がんぽんほしょう 】
預け入れた(投資した)お金を保証するという意味。
元本割れ 【 がんぽんわれ 】
預け入れた(投資した)お金よりも、少ない金額になっていること。また、少ない金額しか戻らないこと。
き
機械受注 【 きかいじゅちゅう 】
機械製造業280社の受注額で、設備投資などの先行指標とされている。電力や船拍のための受注は、額、振れ共に大きいため、これらの需要を除いた民間需要で比較する事が多い。調査は毎月月末に調査票を業者に送り、受注実績をヒアリングして行っている。
機関店 【 きかんてん 】
商社など法人や仕手筋が、売買のために注文を出す商品取引員。
相場に対する影響力が強く、しばしば手口などが売買の参考にされる。
機関投資家 【 きかんとうしか 】
有価証券の運用を専門的に行う機関(法人投資家)のこと。保険会社や銀行、信託会社なども機関投資家の一つ。
期先 【 きさき 】
実際に取引されている限月の中で、受け渡し期日が最も遠い限月2本のことを言う。
【反意語】 期近
基軸通貨 【 きじくつうか 】
各国の通貨当局が外貨準備高として保有したり、企業・個人が国際間取引で広く使用している通貨。
期近 【 きぢか 】
実際に取引されている限月の中で、受け渡し期日が最も近い限月2本のことを言う。
【反意語】 期先
基調転換 【 きちょうてんかん 】
買い基調から売り基調へ、又は売り基調から買い基調へ、相場の流れが大きく変わることをいう。
期末在庫 【 きまつざいこ 】
商品によっては、一定の周期で生産と消費が繰り返されるが、その一定周期の終末時点で残存して次期に繰り越される在庫のこと。
需給バランスを判断するための指標となり、その増減が、しばしば大きな材料となる。
逆指値注文 【 ぎゃくさしねちゅうもん 】
買いの逆指値注文は、指定値段以上で買いたいという注文。
売りの逆指値注文は、指定値段以下で売りたいという注文。
逆ザヤ 【 ぎゃくざや 】
契約者に約束した予定利率が資産運用利回りを下回る状況をいう。近年、生命保険会社の逆ザヤ問題が取りざたされており、予定利率引下げが認められている。また、別の意味として商品先物相場においてよく使われている。通常、当限より中限、中限より先限の方が割高になっているが、様々な状況により、逆に先限の方が安くなっている状態を逆ザヤと言う。
逆張り 【 ぎゃくばり 】
相場が上がり調子の時に売り、下がり調子の時に買う売買手法。
相場が頂上に近づいたときの高値をねらって売り、又相場が下がって底に近づいた時に安値をねらって買うことを言う。当たれば短期間で大きな利益を得られるが、トレンドに逆らうことから、リスクは高い。
キャッシュ・フロー 【 きゃっしゅふろー 】
一定期間内に企業が出し入れした資金の額。一定期間内の現金の変動状態や営業活動などによって利用可能になった現金量のことを指す。キャッシュ・フローには二種類あり、一つは資金の流出を意味するキャッシュ・アウト・フローと、資金の流入を意味するキャッシュ・イン・フローである。
ギャップ 【 ぎゃっぷ 】
相場が一定の方向に動いているときに価格が急に跳んでできる窓(隙間)のこと。空とも呼び相場動向を判断するときに用いられることがある。
キャピタル・ゲイン 【 きゃぴたるげいん 】
相場商品を取得価格以上の価格で売却して得られる売買益のこと。逆に取得価格よりも安値で売却して損失が発生した場合にはキャピタルロスと呼ぶ。
キャンドルスティック 【 きゃんどるすてぃっく 】
始値、高値、安値、終値の4本値を基に、一日の動きを陽線と陰線で書き表す方法。現在は、商品のみならず証券においても、又海外でも一般的に使われている。
【同意語】 陰陽引け足、ローソク足
テクニカル指標解説
急騰 【 きゅうとう 】
相場が急上昇している事。
【同意語】暴騰・棒上げ
共済年金 【 きょうさいねんきん 】
国民年金とは別に国家公務員が加入する年金給付制度。
協調介入 【 きょうちょうかいにゅう 】
各国の中央銀行が共同して市場に資金を投入し、外国為替相場の流れを変えようとすること。
玉 【 ぎょく 】
取引所で売買約定し、未決済のもの。
【同意語】 建玉、売買玉
玉締め 【 ぎょくじめ 】
買い方が現物を引き取る態度を明らかにし、売り方、特に空売り筋を窮地に陥れて、踏み上げさせようとする戦法。期近限月独特の乱高下する商いの原因となる。
【同意語】 スクイズ
玉尻 【 ぎょくじり 】
未決済の売り玉と買い玉の差引残高のこと。
玉整理 【 ぎょくせいり 】
損を取り戻せないと見切りをつけた玉を手仕舞うこと。
【同意語】 切る
限 【 ぎり 】
当限月=当限(とうぎり)、期先限月=先限(さきぎり)というように使われる。
切る 【 きる 】
損を取り戻せないと見切りをつけた玉を手仕舞うこと。
【同意語】 玉整理
金融緩和 【 きんゆうかんわ 】
政府や日本銀行が資金供給量や政策金利を上下させることによって経済活動を刺激させること。
金融政策 【 きんゆうせいさく 】
中央銀行による裁量的な政策で、物価の安定、景気変動の調整、望ましい産出及び雇用の達成をするために貨幣供給を変化させること。貨幣供給量を変化させる具体的な方法としては、公定歩合や法定準備率(銀行が顧客引き出し用に保有を義務づけられた準備金の預金額に対する割合)の見直し、公開市場操作の実施などがある。
金融引締め 【 きんゆうひきしめ 】
景気の過熱によるインフレを抑制する為、中央銀行が公定歩合を引き上げ、売りオペレーションによって通貨供給量を減らす事。
【反対語】金融緩和
金融ビッグバン 【 きんゆうびっぐばん 】
金融制度改革のこと。日本は1997年より、金融取引に関わる諸規制の緩和・撤廃することで、世界標準を目指した(日本版金融ビッグバン)。
金利 【 きんり 】
お金を貸したり借りたりするときに発生する利息の事。お金を借りていれば返す時に利息を支払い、貸していれば返してもらう時に利息を受け取ることができる。
く
クオンツ運用 【 くおんつうんよう 】
「クオンツ」とは、quantitative(数量的)という英語から派生した言葉で、コンピュータなどによって相場を数量分析し、その結果に基づいて投資を行う方法。
崩れる 【 くずれる 】
それまで上昇してきた相場の基調が急に転換し、下落すること。
口先介入 【 くちさきかいにゅう 】
金融当局及び政府の要人などが、実際の資金を投下せずにその発言を通じて為替相場の動きを変えようと試みること。
倉荷証券 【 くらにしょうけん 】
倉庫会社が商品を、預り証と質入れ証とに替えて発行する。有価証券の一つ。商品取引所では、受渡しや証拠金として使用できる倉荷証券は、取引所で指定した倉庫会社のものでなければならない。
クロージング 【 くろーじんぐ 】
大引け
クローズド 【 くろーずど 】
終値
グロース投資 【 ぐろーすとうし 】
投資を行う際に、企業の伸びや収益性などに着目して投資をする方法。
クローズド期間 【 くろーずどきかん 】
一般的に、投資家が購入した投資信託などは投資家の意思によっていつでも解約する事が出来るが、商品によっては一定期間解約が出来ないものもあり、この期間のことをさす。
クロス・ディフォルト 【 くろす・でぃふぉると 】
連鎖債務不履行とも呼ばれており、一つの債務が不履行となった場合に、自動的にその他の債務も債務不履行になったと考える考え方。
クロス取引 【 くろすとりひき 】
ドルを介さない為替取引きの事。円クロスと言えばEUR/JPYやAUD/JPY、GBP/JPY、NZD/JPY、CHF/JPYなど。
クロスレート 【 くろすれーと 】
2通貨間の為替レートを第三国の為替レートと掛け合わせることによって得られる両国間の為替レート。
例えば、1ドルが105円、1ユーロが0.95ドルの時のユーロ・円の為替レートは、105に0.95を掛けた99.75が1ユーロ当たりの円貨となる。
け
景気 【 けいき 】
経済状態のこと。「景気が良い」「好景気」とは経済活動が活発で売買などが多く行われること。逆に「景気が悪い」「不況」「不景気」とは経済活動が停滞して売買があまり行われないこと。
景気循環 【 けいきじゅんかん 】
経済は好景気になったり不景気になったりと常に動きながら進んでいるために、好景気と不景気とは交互にやってくることとなる。この循環のことを景気循環と呼ぶ。
景気対策 【 けいきたいさく 】
経済状況を望ましい状態にするために日本銀行や政府が行う対策。
景況感格差 【 けいきょうかんかくさ 】
目的の景気動向を測るため、目的以外の複数の地域や企業などの動向を調べる考え方。
経済指標 【 けいざいしひょう 】
経済活動の変化を分析し予測するための統計データで、それぞれの特徴から先行系列・一致系列・遅行系列に分類される。
景気実勢よりも早めの兆候を見せる先行系列には新設住宅着工高やマネーサプライ、実勢に即した結果を見せる一致系列には鉱工業生産指数や百貨店販売額、実勢に遅れて景気動向を反映する遅行系列には完全失業率や家計消費支出などがある。
経済政策 【 けいざいせいさく 】
経済問題の解決を目的とする政策で、通貨当局が行う金融政策と行政部門が行う財政政策からなる。
経常収支 【 けいじょうしゅうし 】
ある期間における他国に対する財及びサービスの貿易額。
国際収支統計上、貿易収支に貿易外収支と移転収支を加えたもの。経常収支が黒字であれば、輸出は輸入を上回っており、赤字であれば輸入が輸出を上回っていることになる。
罫線 【 けいせん 】
価格の動きをグラフで表したもの。
【同意語】 チャート
決済 【 けっさい 】
反対売買をして取引を終了すること。又は、受け渡しを行うこと。
決算短信 【 けっさんたんしん 】
株式を上場している企業は、四半期ごとに財務内容を発表することが義務付けられている。その際に発表される決算内容を分かり易くまとめた書類。
気配 【 けはい 】
広くは市場の人気やなんとなく感じられる相場の動向を指していう。一般には、気配値の略として、ザラバ銘柄の売り気配、買い気配として使う。
現金授受予定額 【 げんきんじゅじゅよていがく 】
現金に振り替えられていない売買差損益金と売買手数料に、値洗い損益金通算額を加えた金額のことです。但し、値洗い損益金通算額が益となっている場合には当該額を現金授受予定額に加えません。
限月 【 げんげつ 】
先物取引における売買約定を最終的に決済しなければならない月のこと。
堅調 【 けんちょう 】
相場が下げずに、むしろ上げ気味なこと。
【反意語】 軟調
権利行使価格 【 けんりこうしかかく 】
オプション取引やワラントなどで、権利を購入した者が、その権利を行使する時の価格。
例えば、1年後に1ドルを100円で購入する事の出来る権利を購入した者が、この権利を行使する場合の権利行使価格は100円となる。
こ
公開市場操作 【 こうかいしじょうそうさ 】
中央銀行が自国の経済状況に合わせて最も適切と思われる金利水準に誘導するため、市場を通じて債券などを購入したり、保有債券などを売却したりして金利水準を変動させていく金融操作のこと。
鉱工業生産指数 【 こうこうぎょうせいさんしすう
鉱工業部門の生産活動状況を指数化したもの。景気全般の動きと密接な関係を持っており、生産活動の良し悪しを示している。
小動き 【 こうごき 】
市場を刺激するだけの大きな材料がなく、相場が小さな上がり下がりをするだけの状態。
好材料 【 こうざいりょう 】
相場を上昇にむかわせるとみられる要因(情報・データ等)。
【同意語】 強材料、買い材料
【反意語】 弱材料、売り材料、悪材料
公定歩合 【 こうていぶあい 】
民間金融機関が中央銀行から必要資金の融資を受けるときに適用される金利。
小売売上高 【 こうりうりあげだか 】
国内で販売されているあらゆるものの前月分売上高を合計して推計した数字。一般市民が月にどのくらい消費しているのかを表す統計。
コーポレート・ガバナンス 【 こーぽれーとがばなんす 】
企業統治とも言い、会社経営における意思決定などに株主の意見や利益を反映させようとするもの。
コール 【 こーる 】
金融機関相互のきわめて短期の資金の賃借を意味し、そのレートをコールレート、仲介する業者を短資会社という。
従来は有担保が原則であったが、1985年7月からは無担保での取引も可能となっており、中でも翌日物の無担保コールレートは、日銀が日々の金融調節を通じて望ましい水準に誘導していることから、政策スタンスを示すものとして最も重要視されている。
コールオプション 【 こーるおぷしょん 】
対象商品を決められた価格で、決められた日に買うことの出来る権利(買い付ける権利)。「プットオプション」と反対の意味。
小型株 【 こがたかぶ 】
東京証券取引所の一部に上場している銘柄の内、上場株式数が6千枚未満の銘柄。
国債 【 こくさい 】
国の借金のこと。国が財政上必要とした時に発行、販売する債券。
国際収支 【 こくさいしゅうし 】
一定期間における一国全体の対外経済取引による収入支出勘定。経常収支と資本収支から構成される。
国際収支説 【 こくさいしゅうしせつ 】
為替相場の決定理論一つで、為替レートと国際収支との関係に着目する説。
国際天然ゴム機構 【 こくさいてんねんごむきこう 】
INRO、1974年国際連合貿易開発会議(UNCTAD)における一次産品総合計画に基づき作成された国際天然ゴム協定(INRA)に従って、天然ゴムの供給及び需要の均衡が取れた状態を達成し、かつ天然ゴムの過剰、不足の緩和に寄与するもの。
国内総生産 【 こくないそうせいさん 】
1年間にその国でつくり出された財・サービス(あるいは付加価値)の総額のことである。つまり、国という会社の1年間の総売上高と言える。
通常、GDPと呼ばれ、四半期(三ヶ月おき)毎に発表となる。以前発表になった値と比べて増えてるのか(プラス成長)、減っているのか(マイナス成長)で判断される事が多い。日本の国内総生産高は約500兆円である。
小確り 【 こじっかり 】
相場が少し高いことで、「小高い」とほぼ同じ。
【反意語】 小甘い
御祝儀相場 【 ごしゅうぎそうば 】
大発会、大納会、新規上場のとき、取引上の新規開設など、おめでたいときに御祝儀商いが重なり、商盛となり、相場が高いときにいう。
個人所得 【 こじんしょとく 】
所得から保険料を控除した後に実際に手元に残る所得。
個人向け国債 【 こじんむけこくさい 】
発行済み国債の9割を機関投資家や金融機関が保有している現状を改善するため、個人投資家のみを対象として発行する国債のこと。
利子は半年毎に支払われ、利率に関しては最低利率(0.05%)は保証されていますが確定はしておらず、実勢金利に応じて半年毎に見直される。
個人持株比率 【 こじんもちかぶひりつ 】
個人名義で株式を保有している株主の割合。個人持ち株比率は年々減少しており、1970年には40%を割り込んだが、一方で株式の小口化やインターネットの普及に伴い、個人株主数は増加している。
コットン 【 こっとん 】
綿
固定金利 【 こていきんり 】
金融機関へ預けいれたお金に付く利息が固定されている金利。金利情勢が変化しても変わらない金利。「変動金利」と反対の意味。
固定相場制 【 こていそうばせい 】
外為相場の安定を目的として、相場を一定範囲の変動幅に限定した制度。例えば1ドル360円と決めたとすると、経済状態が変化し需給のバランスが変化しても1ドル360円のレートが変わらない。