用語集

買い安心 【 かいあんしん 】


価格が上昇しているので、買っていれば損をする心配もなく安心していられること。また、そのような相場状態のこと。

買い一巡 【 かいいちじゅん 】


大きな上げ相場になると買い注文が殺到する。その買い注文が出尽くし、買い注文が少なくなってきた時、「買いが一巡した」と言う。
【反意語】 売り一巡

外貨準備高 【 がいかじゅんびだか 】


国が輸入代金決済や借金の支払いなどの対外支払のために保有する準備資産額。
日銀が外国為替市場で円買い介入を行う場合は、この外貨準備のドルを売却して、円を購入する。

買い方 【 かいかた 】


買いポジションをとっているもの。
【反意語】 売り方

外貨建てMMF 【 がいかだてえむ・えむ・えふ 】


投資信託の一つで、円を外貨に換金し、外貨建ての格付けの高い債券を購入して運用する商品。運用益の分配は毎日行われ、月末に運用益をまとめて再投資する。
このため、外貨から円に戻す時に為替の変動リスクを負う事となる。

買い気配  【 かいけはい 】


ビットとも呼ばれ、レートを提示した側がその通貨を買い取る値段。

買い気配値 【 かいけはいね 】


買い物、あるいは売り物が旺盛となり、その波がひと渡りして収まったときのこと。それぞれ「買い一巡」、「売り一巡」という。

外国為替 【 がいこくかわせ 】


各国で使われている通貨を他国の通貨に交換すること言い、一般的に日本では日本円と米ドルとの交換を指します。

外国為替市場 【 がいこくかわせしじょう 】


外国為替取引には証券取引所のような決った取引場所と言うものはなく、買い方と売り方による相対で行われる市場を指す。主にインターネットや電話などのネットワークを通じて行われる。 なかでも、銀行間で行われる取引をインターバンク取引といい、個人や商社・メーカーなどの顧客と銀行の間で行われる対顧客取引に大別される。

外国債 【 がいこくさい 】


外国の政府や法人などが発行する債券のことで、誰でも購入することもできる。投資目的で買われる事が多い。

外国人投資家 【 がいこくじんとうしか 】


個人を指す名称ではなく、外国の資金が投資などの目的のためまとまって入って来る時にその主体を指す。例えば中東などのオイルマネーが有名である。

買い材料 【 かいざいりょう 】


相場を上昇にむかわせるとみられる要因(情報・データ等)。
【同意語】 強材料、好材料
【反意語】 弱材料、悪材料、売り材料

買い占め 【 かいしめ 】


多量の買い玉を一時に出して、人為的に相場を上げること。
【反意語】 売り崩し

買い建て 【 かいたて 】


新規に買うこと。
【反意語】 売り建て

買い建玉 【 かいたてぎょく 】


取引において買契約が成立していて、決済されずに残っている取引(玉[ぎょく])を指す。

買い手 【 かいて 】


買い建玉をしているもの。
【反意語】 売り手

買い直し 【 かいなおし 】


買って相場が見込みどおり上がった場合、一度手仕舞って利益を手にしてから、もう一度買うときに用いる。
【反意語】売り直し

買い抜け 【 かいぬけ 】


売った玉に利が乗り、予想通りの水準にまで相場が来たような時に、相場が上昇しないうちに、上手に全部買い手仕舞いをすること。相場の高低に関わらず、損得を度外視して手持ちの売り玉を全部買い手仕舞いするようなときにも用いられる。
【反意語】売り抜け

買い場 【 かいば 】


買うのに良い価格、又はタイミング。
【反意語】 売り場

買い端 【 かいはな 】


取引所で行っている板寄せ方式による立会で、買いの枚数より売りの枚数が多いときに「何枚の買い端」という。売りと買いが同数になったところで価格が決まるので、買い枚数が追いつくまで値段は下がり続ける(値幅制限内)。
【反意語】売り端
【参照】値幅制限

買戻し 【 かいもどし 】


売り約定を反対に買って売買約定関係を解消することを言う。
【反意語】 転売

格付け 【 かくづけ 】


先物取引において、特定の銘柄を標準品とし、受渡しに際しては、その代用として供し得るもの(供用品)を定めるが、この供用品を標準品と比べて等級をつけ、標準品との価格差(格差)を定めることをいう。

確定拠出年金  【 かくていきょしゅつねんきん  】


予め決められた掛金を支払い、自分で運用先を選択して運用をし、その運用実績に応じて支払われる給付額が決るタイプの年金制度。税制上では所得控除などの優遇制度もある一方で、運用のリスクを自分が負うため、情報収集や知識などが大切になる。

確定申告 【 かくていしんこく 】


納税者が1年間の所得(2月16日~翌年の3月15日まで)から所得税を算出して、税務署に申告書を提出し、所得税を納めること。また、多く払いすぎている場合なども確定申告を行うことによって返金されることもある。

額面 【 がくめん 】


有価証券に記載された金額のこと。2001年10月の商法改正によって額面株式という概念はなくなった。

家計調査 【 かけいちょうさ 】


それぞれの家計のおける消費を分析する為、統計法に基づき総務省が実施している統計調査。ただ、高額な消費があった場合、正確に内容を把握する事が艱難になる為、それぞれの商品をサンプルとして分類し、調査されている。
現在8千のサンプルを使用して調査されているが、変化を続ける日本経済を追いきれていないとして、サンプル数を3万に増やす事も計画されている。

課税標準 【 かぜいひょうじゅん 】


税金を納める際に課税対象となるものを、金額で表したもの。

片建て 【 かただて 】


取引員、または会員別の両建玉を差し引いた、売りか買いかいずれか一方になっている玉のこと。
又は、一委託者が両建ての一方の玉をはずして、他の一方の玉を残すこと。
【同意語】 片建玉

片建玉 【 かただてぎょく 】


それぞれの家計のおける消費を分析する為、統計法に基づき総務省が実施している統計調取引員、または会員別の両建玉を差し引いた、売りか買いかいずれか一方になっている玉のこと。
又は、一委託者が両建ての一方の玉をはずして、他の一方の玉を残すこと。
【同意語】 片建て

合併 【 がっぺい 】


複数の企業が1つの会社となることをさす。

合併比率 【 がっぺいひりつ 】


複数の企業が合併して1つの企業となったときに、合併する前の株式を保有している株主に対して、その持高に応じて合併後の株式を交付する際に用いる比率。

株価指数 【 かぶかしすう 】


株価の変動を見るための指数。日本で代表的なものは日経平均株価や、TOPIXなどがある。

株式累投 【 かぶしきるいとう 】


株式累積投資制度の略で、毎月一定の小口資金を定期的に積み立て、証券会社が同一の銘柄を共同で買い付ける制度。

空売り 【 からうり 】


品物を持っていない又は、品物を手配するつもりがないのに、先物市場で新規に売ること。

為替ヘッジ 【 かわせへっじ 】


通貨先物取引や、オプション取引を利用して、為替変動リスクを出来るだけ回避すること。
例えば、金利目当てで米ドルを1ドル100円で購入し、一年後に円に戻す場合、もしも1ドルが80円になっていると大きな為替差損が出てしまう。
そこで、1ドル100円でドルを購入する時に、一年後に1ドル100円で円を買う為替予約を入れておくと、ドルを円に戻す時に為替の変動に左右されずに済むこととなる。仮に現時点の為替レート(スポットレート)と、将来の為替レート(フォワードレート)が同じであった場合には、為替変動リスクが0になったということになる。

為替予約 【 かわせよやく 】


外国為替先物予約とも呼ばれており、輸出入業者などが実際に外貨が必要な時に、予め予想していたレートよりも高くなってしまうと為替の差損が出てしまう。そのために予め将来の決められた日に決められた価格で外貨に交換する事が出来るようにしたもの。
これによって為替の変動リスクを回避する事ができる。

為替リスク 【 かわせりすく 】


購入した外貨が為替レートの変動により、自国通貨建ての元金を割り込む可能性のあることを示したもの。例えば、1ドルが105円の時に年利5%で始めたドル預金は、1年後に金利が付与されてドル資産が増加したとしても、そのときのレートが100円を超える円高であれば、円換算では元本割れを起こすことになる。

為替レート 【 かわせれーと 】


二つの通貨を交換する時の交換比率のこと。為替レートは需給関係によって決るので、ドルを欲しい人が多くいればドルの価値は上がる。

簡易保険 【 かんいほけん 】


郵便局にて取り扱いをしている生命保険のこと。仕組みとしては一般の生命保険と同じだが、加入する際に審査が必要なく、職業による加入制限もない、などの点が異なっている。

閑散に売りなし 【 かんさんにうりなし 】


閑散な時は買い物も売り物も少ないので、相場も無気力で低迷することが多いが、一度活気付けば、相場は上昇しやすくなる。
相場の格言として、「閑散な時は短期を起こして売ってはならない」という戒め。

間接税 【 かんせつぜい 】


酒税や消費税など、実際に税金を納める人と、税金を支払う人が違うタイプの税金。
【反対語】直接税

間接金融 【 かんせつきんゆう 】


「お金を借りたい人」と「お金を貸したい人」の間に、金融機関が存在する取引のこと。企業などが資金を調達する際に、銀行などの仲介によって融資をもらう形で調達する方法。

カントリーリスク 【 かんとりーりすく 】


海外に投資や融資を行う場合に、その国の信用度がどの程度あるのかを示したもの。国民一人当たりの国民所得や、外貨準備高、国際収支、政治の安定度などを基準にその国の債務返済能力を推し量る。

元本 【 がんぽん 】


銀行や証券会社などに預け入れた(投資した)お金。利益や利息、売買損益は含まない。

元本保証 【 がんぽんほしょう 】


預け入れた(投資した)お金を保証するという意味。

元本割れ 【 がんぽんわれ 】


預け入れた(投資した)お金よりも、少ない金額になっていること。また、少ない金額しか戻らないこと。

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