用語集
ら
ラダーポートフォリオ 【 らだーぽーとふぉりお 】
債券運用法の一つで、残存期間の異なる長期債、短期債に同額ずつ投資をする運用法。はしごのように同額ずつ次々と投資をすることから付けられた名前。
ラニーニャ現象 【 らにーにゃげんしょう 】
東太平洋赤道上で海面水温が異常に低くなる現象。エルニーニョとは全く反対の現象だが、世界的な異常気象をもたらすという意味では同じである。
ちなみにラニーニャとはスペイン語で女の子を意味する。
【関連】エルニーニョ現象
ラリー 【 らりー 】
Rally<>小さな上げ下げを繰り返しながら上昇していくような価格の動き。
乱高下 【 らんこうげ 】
相場が激しく上下し、どちらに動くのか見当がつかない状態。
り
リーズ・アンド・ラグズ 【 りーずあんどらぐず 】
輸出入業者が海外への輸出代金の支払いや輸入代金の受け取りを意図的に早めたり遅らせたりして為替リスクを軽減させる手法で、早めることをリーズ、遅らせることをラグズという。
一般に、目先の円高予想が優勢であれば、ドルを売る必要のある輸出業者などは早めに先物で売ろうとし、ドルを買う必要のある輸入業などはできるだけ遅く買 おうとするため、短期的な相場の流れは円高方向に加速される。同様に目先の円安予想が優勢であれば、短期的な相場の流れは円安方向に加速される。
利食い 【 りぐい 】
建玉を反対売買により手仕舞って利益を上げること。<>【反意語】 損切り
リスク・リターン分類 【 りすく・りたーんぶんるい 】
投資信託会社が、それぞれのファンドをリスクとリターンの関係に基づいていくつかの種類に分類し、投資家が自分に合った商品を選択する事ができるようにしたもの。種類としては安定型や利回り型、値上がり益追求型など5つに分かれている。
リスクプレミアム 【 りすくぷれみあむ 】
リスクが大きければ大きいほど、その分利益も大きくなってくる為、大きな利益を得るためにリスクを引き受けること。
理想買い 【 りそうがい 】
株式を購入する際、目先の業績を見て判断するのではなく、将来に株価が上がるだろうという期待感で購入すること。
利付国債 【 りつきこくさい 】
国債を額面通りの価格で購入し、半年毎に決められた利率で利子を受け取るタイプの国債。
リテール/ホールセール 【 りてーる/ほーるせーる 】
商業用語としてのリテールとは小売り、ホールセールとは卸売りを指すが、金融用語ではそれぞれ小口取引、大口取引のことをいう。
具体的な業務としては、リテールが個人や中小企業を対象に、個人預金や住宅ローン・投資信託・中小企業向けの小口融資などを行うのに対し、ホールセールは大企業や機関投資家を対象に、大口資金の運用や債券のディーリング・投資顧問・年金資産の運用受託といった業務を行う。
リバース・インディケーター 【 りばーす・いんでぃけーたー 】
直訳すると逆指標となる。相場の動きと反対に動く指標の事。
リフレーション 【 りふれーしょん 】
インフレーションとデフレーションの中間的な状態を指しており、デフレーションを抜け出て、まだインフレーションになっていないような状態。
流動資産 【 りゅうどうしさん 】
短期間で回収される資産のこと。
流動比率 【 りゅうどうひりつ 】
流動負債に対する流動資産の比率で、企業の短期的な債務に対する返済能力を表している。
両建て 【 りょうだて 】
同一商品の同一限月に売りと買いと両方の建玉をすること。
る
累投 【 るいとう 】
株式累積投資の略で、投資家が証券会社に月々お金を積み立て、こうして集めた資金をまとめて同一銘柄に投資をするタイプの投資。v 毎月積み立てる毎に買い増していくので、購入コストも平均化され、長期的には一度に沢山購入するよりも割安になる事が多い。
ルーブル合意 【 るーぶるごうい 】
1987年2月22日、パリのルーブル宮殿で開催されたG7においてなされた当時のドル安に歯止めをかける旨の合意。v プラザ合意でのドル高是正から1年半の歳月を経て、当時のドル円相場は一層の円高が進み1ドル135円台の水準にあった。これ以上のドル下落は各国の経済成長にとって有害であると判断した各国首脳は、為替レートを現行水準に安定させることに合意し、協調介入を行った。
しかし、各国の金融当局の思惑のとは反対にドルの下落はその後も収まらず、この流れに歯止めがかかったのは、88年2月に120円台を付けてからであった。
れ
レイショニング 【 れいしょにんぐ 】
価格上昇による需要の減退のこと。供給量が少ないときに需要が大きく伸びて需給のひっ迫見通しが台頭してくれば、価格の高騰を招き、これが需要を抑制する効果を生む。
レジスタンス・ライン 【 れじすたんす・らいん 】
日本語では抵抗線という意味で、相場がその線よりも上の水準になかなか行きづらいと思われる線のこと。
レバレッジド 【 ればれっじど 】
「てこの原理を効かせた」の意味合いで、元手となる資金よりも大きな金額での運用を可能とする投資手法のこと。証拠金取引などがこれに当たる。
レボ取引 【 れぼとりひき 】
現金担保付債券貸借取引の事で、現金を担保として債券の貸借を行う契約をする事。借り手は貸借料を支払い、貸し手は貸借料を受け取る代わりに貸借料に対する金利を支払うこととなる。この金利と貸借料の差額の事をレボレートと呼ぶ。
連結決算 【 れんけつけっさん 】
親子関係にある企業が、それぞれの財務諸表の他に一つの企業グループとしての決算を行うこと。米国や英国では一般的に行われている決算方法で、これによって(子会社を含めた)企業グループ全体の業績を把握することができる。
レンジ相場 【 れんじそうば 】
ある価格帯の間で相場が推移している状態を指す。
連想買い 【 れんそうがい 】
株式を購入する際、ある株式の株価が何らかの要因で上昇した時に、そのおかげで上昇するような株式を連想し、購入すること。
連単倍率 【 れんたんばいりつ 】
連結決算上での利益を単独決算上での利益で割ることで求められ、グループ企業内における子会社の利益がどのくらいなのかを表したもの。
連邦住宅局 【 れんぽうじゅうたくきょく 】
FHA Federal Housing Administration
住宅ローンの債務保証を行う米国政府機関。住宅ローンの債務者が債務不履行となった場合に、代わってこれを保証している。
連邦準備制度 【 れんぽうじゅんびせいど 】
FRS Federal Reserve System
米国の中央銀行システムのこと。
ろ
狼狽投げ 【 ろうばいなげ 】
相場が急落した時などに、あわてて買玉を損を出して決済してしまう事。狼狽売りとも呼ぶ。
老齢者控除 【 ろうれいしゃこうじょ 】
65歳以上で、尚且つ所得合計が1,000万円以下の者に適用される所得税控除で、50万円の控除を受ける事が出来る。
老齢者控除 【 ろうれいしゃこうじょ 】
65歳以上で、尚且つ所得合計が1,000万円以下の者に適用される所得税控除で、50万円の控除を受ける事が出来る。
ローソク足 【 ろーそくあし 】
始値、高値、安値、終値の4本値を基に、一日の動きを陽線と陰線で書き表す方法。現在は商品のみならず証券においても、又海外でも一般的に使われている。発祥は日本。
【同意語】 陰陽引け足、キャンドルスティック
ローリング決済 【 ろーりんぐけっさい 】
株や債券、先物取引で行われた売買の決済は、それぞれ4営業日後や翌営業日に行われる。このように約定した後に順次決済を行う方法。
ローンレート 【 ろーんれーと 】
米国の農家保護政策として食糧農業法で決められている農家向け融資の基準価格のこと。農家は農産物を担保として商品金融公社(CCC)から融資を受けられる。
ロング 【 ろんぐ 】
為替取引においてポジション(持ち高)を保有する際に、ある通貨が他通貨に対して買い越しの状態にあること。売り越しにある場合には、ショート、売り買いのバランスが取れていて為替リスクがない状態をスクエアという。
例えば米ドル・日本円の取引で、円を売っていれば円・ショート(ドル・ロング)となる。
ロングポジション 【 ろんぐぽじしょん 】
為替や株式の取引において、新しく買いの建玉を作ること。「ショートポジション」と反対の意味。新規売りの建玉を買い戻して決済することをショート・カバーという。
ロンバート型貸し出し 【 ろんばーとがたかしだし 】
銀行への資金供給を円滑に行う事を目的として導入された貸し出し制度。金融機関からの貸し出し要請があった場合に、日本銀行が公定歩合を上限に貸し出す。これによって短期金利の上昇を抑える事が出来る。
ロンバート型貸出制度 【 ろんばーとがたかしだしせいど 】
金融機関からの申請があった場合に、日本銀行が資金を貸し出す制度。貸し出す際の金利は公定歩合となる。