FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2017/09/21/08:16:27

米国株式市場はまちまち:引けにかけて持ち直す展開

NYダウは41.79ドル高の22412.59、ナスダックは5.28ポイント安の6456.04で取引を終了した。朝方はFOMCの結果発表を午後に控えて小動きとなった。FOMCでバランスシート正常化プログラムが10月に開始されることが決定された。また、ハリケーンによる経済への影響は一時的との見方から年内残り1回の利上げ見通しは据え置いた。発表直後は50ドル超下げたが、米長期金利の急上昇に伴い金融株などが買われ40ドル超高まで持ち直した。VIX指数は10.18から9.78へ低下した。

 

NY外国為替市場:FOMC結果を受けドル全面高

ドル/円は、NY市場序盤は米長期金利低下幅縮小を支えに111.20円台から111円台半ばまで持ち直したが、FOMCの結果を控えて上値も限られた。FOMCの結果を受けて一時111.10円台まで下押しする場面があったが、12月利上げが示唆されたことで米長期金利が急上昇したことで、ドルが全面高となった。7月18日以来の112.53円まで買い上げられた。引けにかけては反動が出て112.10円付近まで伸び悩んだ。ユーロ/ドルは、FOMCを控えて1.200ドルを意識した持高調整が続いた。FOMCの結果公表直後に1.2037ドルまで上げたが、米長期金利上昇したことで、1.1861ドルまで急速に下げ幅を広げた。ただ、引けにかけては買い戻しも入り1.19ドル台まで回復した。

 

NY原油先物市場は反発:50ドル台を回復

主要産油国による減産体制が2018年以降も維持されるとの思惑が広がっており、需給改善への期待は持続している。一時50.65ドルと5月25日以来ほぼ4カ月ぶりの高値を付けた。NYダウが堅調推移したことも原油価格に対する支援材料となった。

 

NY金は反発・銀先物市場は下落:FOMC前でポジション調整主体

FOMC会合の結果判明を控えてポジション調整的な取引が主体となり、方向感の乏しい展開だった。前半為替市場でユーロ高・ドル安に振れる場面があったことから、金は底堅い動きをみせていた。ただ、FOMCの結果を受けて、主要通貨に対してドルが強含んだことから、金に売りが出て一時1300ドルを下回った。

 

米国債券市場は続落:FOMC結果を受け売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い(価格は下落)2.26%で終了した。FOMCで12月利上げが示唆され、債券売りが加速した。ただ、引けにかけてはやや買い戻しが進んだ。

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2017/09/20/08:15:26

米国株式市場は上昇:米長期金利上昇を好感

NYダウは39.45ドル高の22370.80、ナスダックは6.68ポイント高の6461.32で取引を終了した。買いが先行したものの、明日に米FOMCの結果公表を控えて様子見気分が強く上値の重い展開となった。しかし、米長期金利の上昇で金融セクターが選好され、連日で過去最高値を更新した。VIX指数は10.15から10.18とわずかに上昇した。

 

NY外国為替市場:ドルは方向性の乏しい展開

ドル/円は、日経先物の下落が重しとなったほか、トランプ米大統領が国連での演説で、『米国は軍事行動をとる用意や意志、能力がある』などと発言したことを嫌気され、111.20円前後まで失速した。その後は、米長期金利が上昇に転じると買い戻され展開になった。『米共和党は暫定的な税制改革案で合意した』との報道も買いを誘い、111.83円まで持ち直した。ただ、アジア時間につけた高値111.88円がレジスタンスとして意識されると、全般ドル安が進み111.40円台まで値を下げた。ユーロ/ドルは、『ECB政策委員会はQE終了日程の設定で意見が分かれている』と報じられると一時1.1955ドルまで下押ししたが、総じて1.1980ドルを挟んだ神経質な値動きが続いた。一時ドル売りが強まると、1.2006ドルまで持ち直した。

 

NY原油先物市場は反落:イベント前の持高調整売り

時間外取引で50.42ドルまで上昇する場面があったが、50ドル台では利食いが観測され、伸び悩む展開となった。20日発表予定の週間在庫統計で原油在庫の増加が予想されていることや、米長期金利の上昇が嫌気された。また、金融イベントを前に持ち高調整目的の売りも出た。

 

NY金は続落・銀先物市場は反発:欧米株高を嫌気した売り

引き続き欧米株高や米長期金利の上昇が嫌気された。年内追加利上げ観測は消えていないことや、米FRBがバランスシート縮小を9月か10月中に開始する可能性が高いと見られることも安全資産としての金の需要が後退した。

 

米国債券市場は続落:米輸入物価予想を上回る結果を嫌気

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.24%で終了した。米8月輸入物価指数が予想を上回ったことなどを手掛かりに債券売りが進んだ。しかし、米FOMCの結果公表を控えており、下値も限られた。

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2017/09/19/07:35:13

米国株式市場は上昇:米長期金利の上昇を好感

NYダウは63.01ドル高の22331.35、ナスダックは6.17ポイント高の6454.64で取引を終了した。連日で過去最高値を更新した。米長期金利の上昇を背景に利ざや改善への期待から金融株やハイテクセクターが先行された。また、ボーイングやキャタピラーなどの上昇も指数を押し上げた。しかし、19-20日にかけて開催されるFOMCの発表を見極めたいとの思惑もあり、上値は限られた。VIX指数は10.17から10.15へわずかに低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇で全般ドル買い優勢

ドル/円は、米長期金利の上昇を背景に全般ドル買い圧力が高まった。また、NYダウや日経先物が堅調に推移したことも支えに111.66円と7月27日以来の高値を付けた。ただ、同日高値の111.71円が目先の上値目処として意識されると買いも一服した。ユーロ/ドルは、ユーロ/ポンド中心にユーロクロスが上昇した影響から1.1969ドルまで上昇した。その後、カーニー中銀総裁が『BOEの利上げは限定的かつ緩やかになるだろう』『見通しに著しいリスクがある』と発言し、ポンドが急落すると1.1922ドルまで失速した。ただ、レーン・カナダ銀行副総裁が『高金利やカナダドル高を注視する』と語り、ユーロ/カナダドルが急伸した影響などから1.1960ドル付近まで切り返した。

 

NY原油先物市場は上げ渋る:材料に乏しく50ドル台では利益確定売り

原油需要均衡への期待で買いが先行したが、50ドル台では利食い売りの興味が残されており、原油先物はやや上げ渋った。米長期金利の上昇や為替相場がややドル高に振れる場面があったことも嫌気された。相場材料に乏しく大きな方向感は出なかった。

 

NY金・銀先物市場は続落:米年内の追加利上げ観測が重しに

欧米株高や米長期金利の上昇が嫌気された。先週15日に発表された米経済指標の多くは市場予想を下回る内容だったが、年内追加利上げの思惑は後退していない。金融市場で12月の利上げの確率は60%を超えていることや北朝鮮によるミサイル発射は16日以降、確認されていないことも安全資産としての金の需要が後退している。

 

米国債券市場は続落:米FOMC控えポジション調整売り

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)2.23%で終了した。19-20日にFOMCを控えてポジション調整の売りが広がった。また、連日過去最高値を更新している米国株も相場の重しとなった。

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2017/09/18/03:02:46

米国株式市場は上昇:ボーイングやアップルが上昇に寄与

NYダウは64.86ドル高の22268.34、ナスダックは19.38ポイント高の6448.47で取引を終了した。連日で史上最高値を更新した。朝方は北朝鮮が再び日本上空を通過する弾道ミサイルを発射したほか、ロンドンで発生したテロ事件や軟調な8月小売売上高を受けて小動きとなった。しかし、主力機で好業績への期待が高まったボーイングが上げ幅を拡大したほか、3Mやiphone新モデルの予約を開始したアップルも指数の上昇に寄与して、上げ幅を拡大した。VIX指数は10.44から10.17へ低下した。

 

外国為替市場:米小売市場悪化でドル売り調整

ドル/円は、米8月小売売上高や米8月鉱工業生産が予想を下回ったことで7月28日以来の高値となる111.34円から110.62円まで失速した。低下に転じていた米長期金利が再び上昇すると111円台を回復した。しかし、週末を控えて110.85円前後で次第に方向感がなくなった。ユーロ/ドルは、低調な米小売り売上高などを手掛かりに1.1987ドルまで上げたが、米長期金利が再び上昇すると次第に上値が切り下がった。ユーロクロスの下落も重しとなり1.1930ドル付近まで弱含んだ。

 

NY原油先物市場は横ばい:リグ稼働数の減少を好感

原油需要均衡への期待で買いが先行したが、発表された米主要経済指標の悪化を嫌って売りが強まる場面があった。しかし、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した石油掘削設備(リグ)は前週比7基減の749基となったことから、需給改善の思惑が浮上し、原油先物は引けにかけて買い戻しが優勢となり、前日の水準まで戻した。

 

NY金・銀先物市場は下落:米国株高や年内利上げの思惑も嫌気

この日発表された米主要経済指標の悪化したが、14日に発表された8月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回っていたことから、年内追加利上げの可能性が残っていることで、金の上値は重かった。さらに米国株が史上最高値を更新するなか、安全資産とされる金売りが出やすかった。また、19-20日開催される米FOMCの会合結果を見極めたいとの理由で一部の投資家は様子見を続けている。ただ、北朝鮮によるミサイル再発射を受けて地政学リスクは再び高まっていることから、安全資産としての金買いも散見された。

 

米国債券市場は反落:持ち高調整の売りが優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い(価格は下落)2.20%で終了した。米主要経済指標が悪化したことから、安全資産としての債券買いが強まった。ただ、来週の米FOMCを非開けて持ち高調整の売りが広がり、上値が切り下がった。

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2017/09/15/08:19:50

米国株式市場:高値更新も地政学リスクの警戒感から上値重い

NYダウは45.30ドル高の22203.48、ナスダックは31.10ポイント安の6429.08で取引を終了した。連日で過去最高値を更新した。米8月消費者物価指数が前月比で上昇したほか、週間新規失業保険申請件数が予想外に減少したことで年内追加利上げ観測が高まり、売りが先行した。ただ、原油価格が上昇したほか、税制改革への期待も根強く60ドル近い上昇となった。北朝鮮のミサイル発射の兆候が浮上し、地政学リスクへの警戒感から上値の重い展開となった。VIX指数は10.50から10.44へ低下した。

 

NY外国為替市場:ムニューシン米財務長官発言でドル下落

ドル/円は、英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨を受けて営巣期利上げ観測の高まりから、ポンド/円が急伸した影響を受けドル買いが強まった。ただ、『北朝鮮でミサイル発射の兆候。ICBMの可能性』と伝わるとドル/円は110.30円近辺まで失速した。その後110.60円近辺を挟んで方向感が出なくなったが、終盤にかけて失速した。米長期金利が低下に転じたうえ、ムニューシン米財務長官が『トランプ政権は経済成長について懸念』と述べたこともあり、110.07円まで下げ足を速めた。ユーロ/ドルは、良好な米経済指標が相次ぎ1.1832ドルまで下押ししたが、北朝鮮のミサイル発射の可能性が高まりドル/円が一転下落すると1.19ドル台を回復した。

 

NY原油先物市場は続伸:原油需要増際観測を好感

中長期の原油需要の増大観測が引き続き材料視されたことから、一時50.50ドルと5月25日以来の高値を付けた。また、外国為替市場でドルが主要通貨に対して弱含んだことや、米長期金利の伸び悩みも意識された。

 

NY金は反発・銀先物市場は続落:北朝鮮による地政学リスクの高まり

NY金先物市場は、ドル高・ユーロ安が一服したことや北朝鮮による弾道ミサイル再発射の可能性があるとの見方が浮上したことが買い材料となった。ただ、今月25日週に米税制改革の概要が公表される予定となっていることから、金の上値は重くなった。しかし、地政学リスク増大に対する警戒感から再浮上し、安全逃避的な買いが入った。

 

米国債券市場は反発:ムニューシン米財務長官発言と地政学リスクの買い

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.18%で終了した。米8月消費者物価指数(CPI)や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強く、安全資産としての債券需要が後退した。一方で、『北朝鮮がミサイル発射の兆候』との報道を受けた買い戻しも入り、下値は限定的だった。ムニューシン米財務長官が『トランプ政権は経済成長について懸念』と述べたことも買いを誘った。

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