FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2021/09/28/07:42:20

米国株式市場はまちまち:経済活動再開への期待強まり買い優勢

NYダウは71.37ドル高の34869.37ドル、ナスダックは77.73ポイント安の14969.97ポイントで取引を終了した。世界のパンデミックの状況改善で、経済活動再開への期待が強まり、寄り付き後は上昇した。8月耐久財受注速報値が予想を上回ったほか、金利の上昇や原油高を受け、景気循環株の買いが目立ち、NYダウは終日堅調に推移した。一方、金利の上昇でハイテク株は売られ、ナスダック総合指数は下落した。VIX指数は17.75から18.76へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利で全般ドル買い優勢

ドル/円は、22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリングの年内着手や2022年中の利上げ開始の可能性が示され、米長期金利の上昇に圧力がかかる中、この日もドル買いが継続し、一時111.06円と7月5日以来の高値を付けた。その後の下押しも110.78円付近にとどまった。米長期金利の指標である米10年債利回りは一時1.5131%前後と6月28日以来約3カ月ぶりの高水準を付けた。なお、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は『テーパリングは近く正当化されるだろう』と述べた一方、『利上げの基準はまだ満たしていない』と発言し、早期の利上げについては慎重な姿勢を示した。また、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事は『テーパリングのアナウンスを利上げのシグナルと捉えるべきではない』などと述べた。 

 

ユーロ/ドルは、NY市場に限れば1.1700ドルを挟んだ狭いレンジ取引に終始した。NY時間の安値は1.1689ドル、高値は1.1711ドルで値幅は0.0022ドル程度だった。なお、FOMCメンバー内でタカ派として知られるローゼングレン米ボストン連銀総裁は今月末に、カプラン米ダラス連銀総裁は10月8日に退任すると伝わった。両総裁については、FRBがコロナ禍対応で異例の金融緩和や資金供給策に踏み切った昨年にアクティブ運用の株式取引などをしていたことが報じられ、倫理的な懸念が浮上していた。

 

NY原油先物市場は5日続伸:供給逼迫への懸念継続で買い優勢

NY原油先物市場は74.16ドル‐75.75ドルのレンジ相場となった。米国内では、ハリケーン『アイダ』の被害を受けたメキシコ湾岸で石油関連施設の完全復旧が遅れ、供給逼迫への懸念は高まったままである。加えて石油輸出国機構(OPEC)プラス内からは、コロナ禍で設備投資やメンテナンス作業が滞り、生産量が目標に達しない可能性が伝わった。一方、新型コロナに絡んだ行動規制が世界的に緩和されつつあり、エネルギー需要は拡大傾向である。買い材料が目立つなか、原油先物は75ドル台に乗せて更に上値を伸ばした。アジア市場の序盤に74.16ドルまで下げたが、将来的な需要増加の思惑は残されており、まもなく反転し、75ドル台に上昇した。その後は、やや上げ渋ったが、通常取引終了後の時間外取引で75.75ドルまで一段高となる場面があった。

 

NY金先物市場はほぼ横ばい:米長期金利の上昇を意識した売り

NY金先物市場は1744.70-1760.90ドルのレンジ相場となった。NY前半は、米長期金利の上昇に伴い金利が生じない金を売る動きが見られた。ただし、先週下げ渋った1740ドル台では押し目買い意欲も強く、売り一巡後は1750ドル台まで下値を切り上げた。アジア市場で1760.90ドルまで買われたが、ロンドン市場の中盤にかけて1744.70ドルまで反落した。ニューヨーク市場の序盤にかけて1758.30ドルまで戻したが、米長期金利の上昇を意識して伸び悩み、通常取引終了後の時間外取引では主に1750ドルを挟んだ水準で推移した。 

 

米国債券市場はまちまち:ストップロスを巻き込み売り優勢

米国債券市場で中期ゾーンは変わらずだった。米2年物国債利回りは前営業日比変わらずの0.27%で終了した。また、長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)1.48%で終了した。8月米耐久財受注額が予想を上回ったことで債券売りが先行した。利回りは一時1.5131%前後と6月28日以来約3カ月ぶりの高水準を付けた。市場では『利回りが1.50%の節目に達したことでストップロスの売りが出た』との声が聞かれた。

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2021/09/27/03:01:06

米国株式市場はまちまち:米金利上昇や中国恒大の利払い警戒感から上値重い

NYダウは33.18ドル高の34798.00ドル、ナスダックは4.54ポイント安の15047.70ポイントで取引を終了した。金利の上昇や中国恒大のドル建て社債利払いの行方に警戒感がくすぶり、寄り付き後は下落した。しかし、恒大危機の世界金融市場への大きな波及は避けられるとの見方が根強く、下値も限定的となった。8月新築住宅販売件数が予想を上回ったため投資家の回復期待も強まり、押し目からは景気循環株の買いも目立ち、NYダウは上昇に転じた。ハイテク株は売られナスダック総合指数は下落した。VIX指数は18.63から17.75へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇で全般ドル買い優勢

ドル/円は、22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリングの年内着手や2022年中の利上げ開始の可能性が示され、米長期金利の上昇に圧力がかかる中、全般ドルが買われやすい地合いとなった。市場では『一目均衡表雲の上限110.19円を明確に上抜けたことで、テクニカル的にも買いが入りやすい』との声が聞かれた。一時110.79円まで買われ、レジスタンスとして意識されている8月11日の高値110.80円に迫った。8月米新築住宅販売件数が74.0万件と予想の71.5万件を上回ったことも相場の支援材料になった。米長期金利の指標である米10年債利回りは一時1.4647%前後と7月2日以来の高水準を付けた。なお、メスター米クリーブランド連銀総裁は『労働市場が予想通りに改善すれば、FRBは11月にテーパリングを開始し、来年末までに利上げを行う可能性がある』と述べたほか、ジョージ米カンザスティ連銀総裁は『テーパリング開始への労働市場の基準はすでに満たしている』との考えを示した。 

 

ユーロ/ドルは、欧州株相場や時間外のダウ先物の下落を背景にリスク・オフのドル買いが先行した。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも出て一時1.1701ドルと日通し安値を更新した。ただ、26日投票の独連邦議会選挙(総選挙)の結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードも広がったため、NY中盤以降は値動きが鈍った。 

 

NY原油先物市場は続伸:原油供給逼迫懸念から買い優勢

NY原油先物市場は72.81ドル-74.27ドルのレンジ相場となった。新規の手がかりが乏しい中、今週に米エネルギー情報局(EIA)が発表した在庫統計で原油在庫が7週連続の取り崩しとなるなど、供給逼迫懸念で買いが継続。また、ハリケーン『アイダ』の被害を受けている米メキシコ湾岸で石油関連施設の完全復旧が遅れるとの見方も買いを後押ししている。ニューヨーク市場の序盤にかけて72.81ドルまで下げたが、将来的な需要増加の思惑は残されており、7月14日以来となる74.27ドルまで一段高となった。その後はドル高を意識して上げ渋ったが、通常取引終了後の時間外取引では主に73ドル台後半で推移した。米国の石油掘削装置稼働数(リグ)は前週末比10基増加の421基となった。

 

NY金先物市場は小反発:中国恒大集団のデフォルト懸念根強く買い

NY金先物市場は1740.20-1758.00ドルのレンジ相場となった。中国恒大集団のデフォルト(債務不履行)懸念が根強く、安全資産とされる金に買いが入った。ただ、米長期金利が上昇し、金利が生じない金を売る動きも見られ、上値は限られた。 ニューヨーク市場の序盤にかけて1758.00ドルまで戻したが、米長期金利の小幅上昇やドル高を意識して1740.20ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に1740ドル台で推移した。

 

米国債券市場は下落:早期の緩和縮小観測が強まり売り優勢

米国債券市場で中長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)0.27%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い1.45%で終了した。22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に広がった早期の緩和縮小観測が一段と強まり、債券売りを誘った。メスター米クリーブランド連銀総裁やジョージ米カンザスティ連銀総裁のタカ派的な発言も債券売りにつながり、利回りは一時1.4647%前後と7月2日以来の高水準を付けた。 

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2021/09/24/07:36:34

米国株式市場は上昇:米FOMを無難に通過で買い優勢

NYダウは506.50ドル高の34764.82ドル、ナスダックは155.40ポイント高の15052.25ポイント取引を終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過したことで、米金融政策を巡る不透明感が後退すると、買いが優勢となった。市場では『様子見姿勢を強めていた投資家の買いが幅広い銘柄に入った』との声が聞かれ、一時620ドル超上げた。『中国当局が中国恒大集団の実質国有化を検討中』との報道で、この日の中国株が堅調に推移したことも投資家心理の改善につながった。VIX指数は20.87から18.63へ低下した。

 

NY外国為替市場:米国株高・米長期金利上昇でリスク選好のドル買い優勢

ドル/円は、資金繰り難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団の債務問題への警戒感がひとまず和らいだほか、米FOMCを無難に通過したことで、NYダウが一時620ドル超上昇した。リスク選好の円売りが優勢となり、一時110.35円と8日以来約2週間ぶりの高値を付けた。米長期金利の指標である米10年債利回りが1.43%台まで急上昇したことも相場の支援材料になった。ただ、欧州の取引時間帯には『中国当局は中国恒大集団の破綻に備えるよう地方政府に指示した』との一部報道を受けて、一時109.74円と日本時間早朝に付けた日通し安値に面合わせする場面があった。

 

ユーロ/ドルは、米国株相場の上昇を背景にリスク・オンのドル売りが強まると、一時1.1750ドルと日通し高値を更新した。ただ、前日の高値1.1755ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利が大幅に上昇したことも相場の重石になった。 

 

ポンドは全面高になった。英中銀金融政策委員会(MPC)はこの日、市場の予想通り政策金利と資産購入額の据え置きを決定した。ただ、資産購入額据え置きにはソーンダース委員が前回会合に続いて反対し、今回はラムスデン委員も反対した。資産購入額の縮小を主張するメンバーが2人に増えたことを受けてポンドを買う動きが広がった。ポンドドルは一時本日高値となる1.3751ドル、ポンド円は151.49円まで値を上げたほか、ユーロポンドは0.8537ポンドまでユーロ安・ポンド高に振れた。市場では『英中銀が利上げ時期を早める』との観測が広がったほか、『早ければ11月にも利上げがあり得る』との予想も浮上した。

 

NY原油先物市場は続伸:原油在庫の取り崩しが引き続き買い材料

NY原油先物市場は71.61ドル-73.50ドルのレンジ相場となった。昨日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した在庫統計で原油在庫が7週連続の取り崩しとなったことが引き続き材料視された。また、米国株が大幅高になるなどリスク選好ムードの高まりでリスク資産の原油に買いが入った。為替相場でドル安・ユーロ高が進んだことも、ドル建ての原油に割安感が生じたことも買いを後押しした。ニューヨーク市場の序盤にかけて71.61ドルまで下げたが、米国株高を意識した買いが入った。将来的な需要増加も想定されており、通常取引終了後の時間外取引では主に73ドル台前半で推移した。

 

NY金先物市場は反落:米国株高と米長期金利上昇を嫌気した売り

NY金先物市場は1737.50-1777.10ドルのレンジ相場となった。中国恒大集団のデフォルト(債務不履行)懸念が後退したことや米国株が急騰したことで、安全資産とされる金に売りが入った。また、米長期金利が大幅に上昇し、金利を生まない金の売りに拍車をかけた。通常取引終了後の時間外取引で1737.50ドルまで下げる場面があった。

 

米国債券市場は下落:リスク選好の動きから売り優勢

米国債券市場で中長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)0.26%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.13%高い1.43%で終了した。資金繰り難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団の債務問題への警戒感がひとまず和らいだことや、米国株相場の大幅上昇で相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。利回りは一時1.4353%前後と7月6日以来の高水準を付けた。 

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2021/09/23/07:21:07

米国株式市場は上昇:中国恒大集団の信用不安後退で買い優勢

NYダウは338.48ドル高の34258.32ドル、ナスダックは150.45ポイント高の14896.85ポイントで取引を終了した。中国恒大集団が23日期限の人民元建て社債の利払いを実施する方針を示したため、中国信用不安の後退に寄り付き後は上昇した。一時520ドル超上昇した。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)が市場の予想通り連邦公開市場委員会(FOMC)で『テーパリング(量的緩和の縮小)は近く正当化される』との見解が示され、利上げ予想時期が2022年に前倒しされると伸び悩んだ。パウエル米FRB議長が『テーパリングは22年の年央までに完了する可能性がある』と発言したことも相場の重石となった。VIX指数は24.36から20.87へ低下した。

 

NY外国為替市場:パウエル米FRB議長の会見後にドル買い優勢

ドル/円は、米FOMC結果公表を控えて、しばらくは109円台半ばでのもみ合いが続いていたが、FOMCやパウエル米FRB議長の会見後は全般ドル買いが優勢となった。前日の高値109.71円を上抜けて一時109.90円まで上値を伸ばした。米FRBは今日まで開いたFOMCで市場予想通り政策金利の据え置きを決定。声明では『予想通りに進展が続いた場合、委員会は資産買い入れペースの減速(テーパリング)が近く正当化される可能性があると判断』と指摘した。また、委員らが示した政策金利予想(ドット・チャート)では、2022年の利上げ開始が18人中9人(前回は7人)に増え、22年に利上げを開始し、ゼロ金利政策を解除する見通しとなった。23年の利上げ回数は前回の2回から3回に引き上げられた。米FOMC後のパウエル議長の記者会見では『早ければ次回米FOMCでテーパリング発表の可能性』『テーパリングは22年の年央までに完了する可能性』との見解が示された。市場では『今回はこれまでになくタカ派的な内容だった』との声が聞かれた。なお、パウエル議長は『テーパリングの開始がそのまま利上げの検討を意味するわけではない』とし、急速な金融引き締め観測が市場に広がることもけん制した。 

 

ユーロ/ドルは、FOMCでテーパリングが近く正当化されるとの見解が示され、利上げ予想時期が22年に前倒しされるとドル買いが優勢になった。パウエル米FRB議長の『テーパリング終了は22年半ば頃が適切となる可能性』との発言もドル買いを促し、一時1.1685ドルと8月20日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。なお、中国の不動産大手、中国恒大集団の債務問題を巡る警戒感がやや後退し、NYダウが一時520ドル超上昇すると、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退しユーロ買い・ドル売りが強まる場面もあった。9月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)が▲4.0と予想の▲5.8より強い内容となったことも相場を下支えし、一時1.1755ドルと日通し高値を付けた。 

 

NY原油先物市場は上昇:リスク選好の欧米株高を意識した買い優勢

NY原油先物市場は70.64ドル-72.30ドルのレンジ相場となった。中国恒大集団のデフォルト(債務不履行)警戒感が緩み、リスク資産の原油は買いが優勢となった。米エネルギー省(EIA)が発表した週間石油在庫で、原油在庫は348.1万バレルの取り崩しと7週連続で在庫が減少したことも相場の支えとなった。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する『OPECプラス』は8月から日量40万バレル増で合意したが、コロナ禍の影響で生産が追いつかない国もあると伝わったことも、原油買いを後押しした。アジア市場で70.64ドルまで売られたが、売りは続かずFOMC会合の結果判明後に72.30ドルまで買われた。その後、71.85ドルまで下げたが、株高を意識して通常取引終了後の時間外取引では主に72ドル近辺で推移した。 

 

NY金先物市場は横ばい:恒大集団のデフォルト懸念後退で買い一服

NY金先物市場は1764.60-1788.40ドルのレンジ相場となった。資金繰り難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団のデフォルト(債務不履行)懸念が後退し、安全資産とされる金の買いが一服した。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいこともあって、様子見ムードが広がった。アジア市場で1780.80ドルまで買われた後、ニューヨーク市場の中盤にかけて1770ドル台で推移した。FOMC会合の結果判明後に1788.40ドルまで買われたが、まもなく反落し、通常取引終了後の時間外取引で1764.60ドルまで下げる場面があった。 

 

米国債券市場はまちまち:米FOMC後の持ち高調整の動き

米国債券市場で中期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)0.23%で終了した。また、長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)1.30%で終了した。米FOMCで『テーパリング(量的緩和の縮小)は近く正当化される』との見解が示され、利上げ開始予想が前回の2023年から22年に前倒しされると債券売りが出たものの、そのあとは買い戻しが優勢となり持ち直した。市場では『利上げ前倒し観測からFOMC前に債券売りが出ていたこともあり、持ち高調整の買いが入った』との声が聞かれた。 

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朝の市場コメント!

2021/09/22/07:33:56

米国株式市場はまちまち:中国発の過度なリスク回避の動きは後退

NYダウは50.63ドル安の33919.84ドル、ナスダックは32.50ポイント高の14746.40ポイントで取引を終了した。中国の不動産開発会社の危機は制御可能で、世界市場への影響は限定的にとどまるとの思惑が強まり、寄り付き後は上昇した。ただ、中国経済の回復鈍化懸念や、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開催中で警戒感が拭えず、NYダウは買いが続かず下落に転じた。ハイテク株は押し目買い意欲も強く、ナスダック総合指数は上昇した。VIX指数は25.71から24.36へ低下した。

 

NY外国為替市場:過度なリスク回避姿勢の後退もドル/円の上値は重い

ドル/円は、香港や欧州の株式相場が反発したことで、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退し、日本時間夕刻に一時109.71円と日通し高値を付けたものの、上値は重かった。『巨額債務を抱え経営危機に陥った中国不動産開発大手、中国恒大集団は少なくとも2つの銀行に支払い遅延』との一部報道が伝わると、同社のデフォルト(債務不履行)懸念が高まり、リスク回避の円買いが優勢になった。高く始まった米国株相場が失速したことも相場の重石となり、一時109.15円と日通し安値を更新した。21-22日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)への警戒も重なり、積極的な買いが手控えられた面もあった。

 

ユーロ/ドルは、一時1.1749ドルと本日高値を付けたものの、ユーロ/円の下落につれた売りが出ると1.1715ドルの本日安値まで一転下落した。もっとも、明日のFOMC結果公表を前に大きな方向感は出なかった。

 

オフショア市場(中国本土以外の市場)で人民元(CNH)はさえない展開となった。中国恒大集団のデフォルト懸念が根強い中、対ドルでは一時6.4877元、対円では16.83円までCNH安に振れた。市場では『混乱を防ぐために中国政府が何らかの救済に動く』との期待がある一方、中国政府は『共同富裕』を掲げて貧富の格差解消に重点を置いており、『救済は望みが薄い』とみる向きも多い。

 

NY原油先物市場は反発:世界同時株安に歯止めがかかり買い入る

NY原油先物市場は69.39ドル-71.48ドルのレンジ相場となった。中国恒大集団のデフォルト(債務不履行)警戒感を背景とした昨日の世界同時株安に歯止めがかかり、昨日に急落した原油にも買い戻しが入った。ただ、恒大リスクへの警戒感が続く中で上値も重く、小反発にとどまった。中国発の金融不安は消えていないため、ロンドン市場の序盤にかけて71.48ドルまで戻したものの、ニューヨーク市場の中盤にかけて69.39ドルまで反落した。通常取引終了後の時間外取引で70.85ドルまで戻している。

 

NY金先物市場は続伸:中国恒大集団のデフォルト懸念根強く買い優勢

NY金先物市場は1758.30-1782.20ドルのレンジ相場となった。この日は香港株や欧州株が反発し、米株も不安定ながら買いが優勢となったが、資金繰り難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団のデフォルト(債務不履行)懸念は根強く、安全資産とされる金は続伸した。アジア市場で1758.30ドルまで下げた後、ニューヨーク市場の中盤にかけて1782.80ドルまで買われた。ただ、戻り売りの興味は残されており、通常取引終了後の時間外取引で1774.70ドルまで下げる場面があった。

 

米国債券市場はまちまち:長期ゾーンはポジション調整による売り

米国債券市場で中期ゾーンは横ばいだった。米2年物国債利回りは前営業日比変わらずの0.21%で終了した。また、長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)1.32%で終了した。明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前にポジション調整目的の売りが出た。 

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