FITS エコノミックレポート

今晩のトルコ11月CPI結果次第では上下放れも!

2020/12/03/11:35:32

 

★トルコでは日本時間16時に11月消費者物価指数(CPI)が公表される。市場予想は、前月比+1.00%、前年同月比+12.60%と前月からインフレ率が拡大すると見込まれている。

過去のCPI前年同月比では、6月12.62%、7月11.76%、8月11.77%、9月11.75%、10月11.89%と11%台が4ヵ月続いていた。

トルコ中銀が11.25%から15.00%へ大幅利上げしたのは11月19日であることから、11月のCPIへの影響は限定的となっている。

そのため、今年最高水準だった6月の12.62%を上回ると、物価上昇によりトルコ国内景気の鈍化懸念など市場心理を冷やされリラの上値が重くなりやすい。一方で、市場予想を下回るようなら、利上げの効果も出始めることから来月以降の期待も高まりリラ買いにつながる可能性がある。

トルコリラ/円の日足では、緩やかに上昇してきている25日SMA(青線)がサポートとして意識される一方で、緩やかに下降している75日SMA(緑線)がレジスタンスとして意識されるレンジ相場となっている。直近では5日SMA(赤線)10日SMA(黄線)がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。いずれにせよ、25日SMAと75日SMAの値幅が縮小傾向にあることから、上下どちらかに放れることになる。

ロウソク足は持ち多し展開となっているものの、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きが継続しているため、下押しバイアスが強いことを示している。

トルコ11月CPI発表待ちとなるが、25日SMAと75日SMA近辺での値動きには注意が必要となる。

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イールドスプレッドで12月3日の米国株市場を先取り!

2020/12/03/09:10:02

 

★NY株式市場では、NYダウとS&P500は小幅上昇したものの、NASDAQは反落する展開となった。11月ADP雇用統計が予想を下回ったほか、債券利回りが上昇し警戒感から寄り付き後大きく下げた。その後、共和党と民主党が超党派グループのまとめた追加経済対策の速やかな成立に向けて譲歩する姿勢を見せたため、一段と期待感が高まり上昇に転じた。新型コロナウイルスのワクチン実用化が世界経済の正常化を後押しするとの見方が強まり、景気敏感株中心に買いが入った。トランプ政権が2月までに1億人分のワクチン支給が可能との見解を示すと上げ幅を拡大した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は史上最高値を更新した。 一方米長期金利は、新型コロナワクチンの普及や米経済対策協議の進展期待を背景に、相対的に安全資産とされる米国債に売り(利回りは上昇)が出た。今後も米長期金利の動向には注意が必要となる。イールドスプレッドからは、以前と比べて三指数ともかなり割高感が出ており、リスク回避の材料が出ると引き続き下落しやすい。

 

感染拡大が縮小することや新型コロナウイルスのワクチン・治療薬が開発されるなど、終息の方向が出るまでは不安定な市場が続きやすい。また、新型コロナウイルス感染『第3波』が懸念されている。しかし、追加経済対策期待や経済活動再開で先行きの景気回復の期待感が株価を押し上げている。そのため、期待感が薄れるような事態となると、再び下値模索の動きとなりやすい。VIX指数は20.77から21.17へ上昇した。VIX指数が21台前半まで低下していることから、一時的なリスク回避の動きは後退してきた。しかし、株価の日中ボラティリティが高まっていることで、引き続き不安定な動きが続く。また、S&P500が上昇したにも関わらず、VIX指数が上昇した翌営業日は弱含みの展開になりやすいので注意が必要となる。

 

NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。一方で割安の目安では、イールドスプレッドがNYダウ:4.0%台、S&P500:3.8%~4.0%台、NASDAQ:2.3%~2.5%台で割安感からの反発となりやすい。割安感となるイールドスプレッドを大幅に上回っていることから、相場が落ち着くと戻りも大きくなりやすい。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲3.320%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

                20/09/1‐▲2.867%、20/10/12-▲2.847%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/8/5-▲4.102%、

               20/2/28-▲4.541%、20/3/23-6.017%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・12月1日:▲2.956%⇒12月2日:予想▲2.942%(前日比で縮小:割高)

 

12月2日のNYダウが続伸したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で大幅縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.320%から▲0.378%と平均値より下方かい離したことで割高になった。19年1月3日の大底▲4.226%から▲1.284%下回った。19年8月5日の大底▲4.102%を▲1.160%下回った。20年2月28日の大底▲4.541%から▲1.599%下回った。20年3月23日の6.017%から▲3.075%下回った。NYダウは、11月の大幅高で高値警戒感が強まる中、寄り前に発表された米11月ADP民間部門雇用者数が予想を下回る弱い結果となり雇用の悪化が懸念されたものの、英国がファイザーのコロナワクチンの使用を承認したことや、米追加経済対策への期待が相場を支えた。NYダウは一時224ドル安まで下落後に、59.87ドル高(+0.20%)と小幅に続伸して終了した。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲2.775%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%、19/04/25-▲2.966%

               20/08/27-▲2.677%、20/10/12-▲2.664%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/8/5-▲4.002%、

                19/8/15-▲4.179%、20/2/28-4.499%

               20/3/23-▲6.222%

・12月1日:▲2.692%⇒12月2日予想▲2.679%(前日比で縮小:割高)

 

S&P500が続伸したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で大幅縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.775%から▲0.096%と平均値より下方かい離したことで割安になった。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%を▲1.190%下回った。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%を▲1.323%下回った。19年8月15日の▲4.179%を▲1.500%下回った。20年2月28日の大底▲4.499%から▲1.820%下回った。20年3月23日の6.222%から▲3.543%下回った。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲1.804%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%、19/4/25-1.468%

              20/10/12-▲1.450%、20/10/22-1.438%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/8/15-▲2.383%、

              19/8/15-▲2.498%、 20/3/16-▲4.094%

・12月1日:▲1.413%⇒12月2日予想▲1.407%(前日比で縮小:割高)

 

NASDAQは反落した一方で、米長期金利が上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲1.804%から▲0.397%平均値より下方かい離したことで割高になった。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.772%下回った。19年8月5日の大底となった▲2.383%に対して▲0.976%下回った。19年8月15日の大底となった▲2.498%に対して▲1.091%下回った。20年2月28日の大底2.803%から▲1.396%下回った。20年3月16日の▲4.094%から▲2.687%下回った。

 

NASDAQのイールドスプレッドは、米長期金利が上昇した一方で、株価は小幅下落したものの縮小した。イールドスプレッドは以前より半分以下まで縮小しているため、引き続き割高感から利益確定売りが出やすい地合いとなっている。NASDAQのイールドスプレッドは、▲1.4%台前半まで低下して推移している。そのため、割高感が続いていることから、ネガティブなニュースが出ると引き続き下落しやすい地合いが続いている。また、2%台まで拡大するまでは割安とは言えない。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

 

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金標準先物60分足では24時間SMAがサポート!

2020/12/03/08:21:55

 

★11月27日以降の金標準先物の60分足では、24時間SMA(緑線がサポートとして意識され、雲のネジレ時点で反転した。240時間(茶線)近辺での動きとなり、ダブルトップの様相となっている。じり高となっていることから、上値の重さが感じられる一方で、買いの底堅さも感じられる。

 

NY金先物市場は1810.50-1835.00ドルのレンジ相場となった。為替相場でドル安・ユーロ高基調が継続し、ドル建ての金は割安感から買いが入り、一時1835.00ドルまで買われた。米追加景気対策への期待感が高まり、金相場への資金流入思惑も金の買いを後押しした。ただ、米長期金利は強い動きを見せており、金先物の上昇はやや一服した。

 

価格帯別出来高では、出来高が多い価格帯を徐々に上抜けしてきていることから、買い方からの『やれやれ売り』を吸収しながら上昇してきている。ただ、一旦上値が重くなると、一旦下値を見ているだけに利益確定売りも出やすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で横ばいになっていることで、トレンドレスの状態となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きを維持していることから上昇基調が継続している。MACDが、再び上向きになるかが注目点となる。

 

金標準先物の日足では、260日SMAで下げ止まり反発した。10日SMAと200日SMAがレジスタンスとして意識されたが、じわりと上抜けしてきたことで上昇基調は継続している。200日SMAの6,132円を維持出来ると、10月30日のネックライン6,245円と下向きの25日SMA6,263円が目標値となる。NY金先物市場は、連日のドル安が買い材料となっている一方で、米長期金利が0.9%台まで上昇してきていることが売り材料として意識される。為替市場では、リスク選好のドル売り・円売りとなっており、ドル/円に関しては104.40円台で小幅な動きとなっている。日米金利差が拡大していることから、過度な円買いにはなり難い。

本日の注目点では、200日SMAを明確に上抜け出来るかにある。5日SMAが上向きになっていることで、短期的には上向きバイアスが強いことを示している。ただ、米長期金利や米ドルインデックス指数の動向次第では、再び売り材料になりやすい。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 狭いレンジ相場で方向感欠く展開!

2020/12/03/07:23:54

 

★欧州市場序盤の取引では、欧州通貨やオセアニア通貨のクロス円が総じて上昇する中、ドル/円も上昇した。NYダウ先物が130ドル安、日経先物も30円安で軟調に推移、また米長期金利が0.918%付近に低下となったが、ドル高地合いは持続した。欧州株はほぼ全面安、NYダウ先物も軟調地合いでリスク回避のドル買いに振れた。英国とEUの通商協議に対する不透明感からポンドとユーロが売られ、ドル買いが継続した。

 

米11月ADP雇用統計が予想を下振れしたものの、事前に持高調整が進み下げ渋って推移した。米国株の下落などが相場の重石となり104.40円台まで下押しした。米国債券利回りが0.92%から0.96%まで上昇に伴うドル買いが再燃した。ドル指数は91.10まで下落し18年4月以降の安値を更新したのち、一旦下げ止まったことで104.50円前後でもみ合いとなった。NYダウがプラス圏に浮上すると下げ渋り、米長期金利は0.95%台で上昇が一段落したことで104円台半ばでこう着相場となった。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・10月生産者物価指数:前年比-2.0%(予想:-2.3%、9月:-2.3%←-2.4%)
・ユーロ圏・10月失業率:8.4%(予想:8.4%、9月:8.5%←8.3%)

 

・米・11月ADP雇用統計:+30.7万人(予想:+44.0万人、10月:+40.4万人←+36.5万人)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は104.42-75円のレンジ

・英政府が新型コロナウイルスワクチンを承認したと発表

・英国が合意なき離脱となる可能性が高まりポンド売り

・米11月ADP雇用統計で市場予想を下回る結果

・米追加経済対策への速やかな成立への期待からリスク選好

・VIX指数は20.77から21.17へ上昇

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IMM投機筋の米ドル/メキシコペソのポジションは徐々に改善!

2020/12/02/12:26:50

 

★メキシコ国内の状況をみると、新型コロナウイルスの感染は依然として深刻なものがあるが、足もとの市場の反応を見る限り、『ワクチンの早期実用化への期待』などである程度相殺されている。ただ、今週はメキシコの主だった経済指標などの発表が予定されていないこともあり、引き続き外部要因が相場を左右することになる。

その中、IMM投機筋ポジションの11月24日付けが公表された。対ドルでの差し引き持高は、メキシコペソロング(メキシコペソ買い・ドル売り)+23,795枚と前週から+3,386枚増加した。

投機筋のポジションは、5月19日付けで▲5,984枚(メキシコペソショート)と対ドルでメキシコペソ売り持ちとなったが、徐々に改善してきてきた。ただ、1月28日にはメキシコペソロングが対ドルで+170,366枚まで膨らんでいた。

逆に言えば、現段階でのメキシコペソロングは低水準にあり、ロングポジションの積み上げの『のり代』は大きいということになる。

ドル/メキシコペソもポジションの増加とともにメキシコペソ高・ドル安方向に戻ってきている。

メキシコペソ/円も、対ドルでメキシコペソが強含むと円に対しても強含みとなってきている。そのため、今後も投機筋のメキシコペソロングのポジションが膨らむかがキーポイントになる。

 

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