FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2020/08/13/07:44:05

米国株式市場は反発:経済活動の再開にともなう回復期待で買い優勢

NYダウ289.93ドル高の27976.84ドル、ナスダックは229.42ポイント高の11012.24ポイントで取引を終了した。最近の好調な経済指標や四半期決算を受けて、経済活動の再開にともなう回復期待が広がったほか、追加財政策を巡る議会折衝も時間の問題との楽観的な見方から上昇して寄り付いた。 また、トランプ米大統領が前日の会見で『バイオ製薬モデルナと1億本の新型コロナウイルスワクチン購入の契約を交わした』と発表したことで、ワクチンが普及すれば経済の正常化を後押しするとの見方が広がり買いが膨らんだ。足もとで売りが目立っていた主力ハイテク株が買い戻されたことも指数の押し上げ要因となった。VIX指数は24.03から22.28へ低下した。

 

NY外国為替市場:107円台の上値の重さを確認

ドル/円は、予想を上回る7月米CPIを受けて米長期金利の上昇とともに買いが先行すると一時107.01円と7月23日以来の高値を付けたものの、107円台では戻りを売りたい向きも多く滞空時間は短かった。ムニューシン米財務長官の発言を受けてドル売りが強まると一時106.69円付近まで下押しした。ただ、株高を背景にユーロ/円などクロス円が上昇するとドル円にも買いが入り106.98円付近まで持ち直した。もっとも、米10年債入札後に米長期金利が上昇幅を縮めると再び上値を切り下げるなど、大きな方向感が見られなかった。なお、ペロシ米下院議長(米民主党)は『米追加経済対策巡る協議について我々はまだほど遠い場所にいる』などと発言した。米政権と与野党の協議が難航しているとの見方が強まった。 

 

ユーロ/ドルは、欧州株相場の上昇や金先物相場の持ち直しなどを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行した。7月米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことが分かると、米長期金利の上昇とともにドル買いが入り伸び悩んだものの、ムニューシン米財務長官が『キャピタルゲイン減税のためには法律の制定が必要』との見解を示すと、米減税政策への期待感が後退し再びドル売り優勢となった。欧米株価の上昇に伴うリスク選好のドル売りも見られ、前日の高値1.1807ドルを上抜けると一時1.1816ドルまで上値を伸ばした。ただ、NY午後に入ると徐々に値動きが鈍った。新規材料難から様子見ムードが強まり、1.17ドル台後半で小動きとなった。なお、市場では『ドルショートが積み上がる中、一部ヘッジファンドはドルショートを解消し利益確定に動いている』との声が聞かれた。『ドルショートが極めて高水準になりつつあり、短期的なドルの反発リスクが高まっている』という。 

 

NY原油先物市場は大幅反発:強弱まちまちの中42.90ドルまで上昇

NY原油先物市場は41.53ドル-42.90ドルのレンジ相場となった。昨日、民間の米週間原油在庫統計で取り崩しとなったことから、本日の米エネルギー省(EIA)週間石油在庫統計(2020/8/7時点)でも在庫取り崩しが見込まれ、買いが先行した。実際に在庫の取り崩し継続が確認された一方、原油受け渡し地点オクラホマ州クッシングの在庫が積み増しを維持するなど強弱まちまちとなり、いったん伸び悩んだ。しかし、次第に買い地合いを強め、一時42.90ドルまで上振れた。アジアの序盤で41.53ドルまで下げたが、需給悪化に対する警戒感は高まっていないことから、まもなく反転した。ユーロ安・ドル高は一服したことや原油在庫の減少を意識して、ニューヨーク市場で一時42.90ドルまで買われた。

 

NY金先物市場は反発:大幅下落後の調整的な買い戻し

NY金先物市場は1874.20-1961.00ドルのレンジ相場となった。昨日は2000ドルの節目を下抜けて調整の売りが大きく進んだが、歴史的な水準への上昇に対するやや大きめな調整の範囲となった。追加的な売り要因は乏しく、本日は下げ渋った。アジア市場で1874.20ドルまで売られたが、ロンドン市場の朝方にかけて1950ドル台まで戻した。ただ、その後は上げ渋り、1961.00ドルまで買われた後に1919.70ドルまで反落した。換金目的の売りは一巡したが、米長期金利の上昇を意識して金先物の上値は重くなった。

 

米国債券市場は続落:物価指標の予想を上回る上昇で売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは4日続落(利回りは上昇)した。米10年債国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)0.67%で終了した。7月米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで売りが先行した。米国株相場の上昇も安全資産とされる米国債の売りを誘った。米10年債入札後に買いが入る場面もあったが、買いの勢いは長続きしなかった。

 

 

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2020/08/12/07:58:30

米国株式市場は下落:利益確定売りで失速

NYダウは104.53ドル安の27686.91ドル、ナスダックは185.53ポイント安の10782.82ポイントで取引を終了した。米国の追加経済対策への期待や『ロシア政府がコロナワクチンを承認した』との報道を好感して買いが先行すると、一時360ドル超上げた。ただ、アップルなど主力ハイテク株を中心に利益確定売りが強まるとNY午後に失速した。前日まで7日続伸し約5カ月半ぶりの高値を付けていただけに利益確定目的の売りが出た。『米追加景気対策を巡る米政権と与野党の協議が行き詰まっている』と伝わったことも市場心理を冷やした。VIX指数は22.13から24.03へ上昇した。

 

NY外国為替市場:予想を上回る物価指数受け米長期金利上昇でドル買い

ドル/円は、ユーロ/ドルが上昇した影響で円買い・ドル売りが先行し一時105.93円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値105.92円が目先サポートとして意識されると買い戻しが入った。米労働省が発表した7月米卸売物価指数(PPI)が前月比で0.6%上昇と予想の0.3%を上回り、2018年10月以来約1年半ぶりの高い伸びとなったことが分かると、米長期金利の上昇とともにドル買いが活発化した。米追加経済対策への期待や『ロシア政府が新型コロナウイルスのワクチンを承認した』との報道を好感して、NYダウが360ドル超上昇したことも円売り・ドル買いを促し、一時106.68円と7月24日以来の高値を付けた。ただ、『米追加景気対策を巡る米政権と与野党の協議が行き詰まっている』と伝わり、NYダウが160ドル超下落するとドル/円も上値が重くなり、106.43円付近まで下押しする場面があった。

 

ユーロ/ドルは、欧州市場では8月独ZEW景況感指数が予想を大幅に上回ったことを受けて、一時1.1807ドルまで上昇する場面もあったが、NY市場では予想を上回る米インフレ指標や米金利上昇を手掛かりにユーロ売り・ドル買いが優勢となり一時1.1728ドル付近まで弱含んだ。もっとも、アジア時間に付けた日通し安値1.1722ドルを下抜けることは出来なかった。 

 

NY原油先物市場は反落:米国株安とドル高を嫌気され売り優勢

NY原油先物市場は41.48ドル-42.94ドルのレンジ相場となった。財政出動など支援策を受けた景気回復を期待した米国株高に一巡感が生じ始めた。景況改善にともなうエネルギー需要を見込んだ原油上昇も、リスク選好の流れ一服とともに落ち着いた。
 主要産油国の協調減産による供給抑制を支援に42.94ドルと、5日以来の43ドル回復をうかがう場面もあったが、その後は一時41.52ドル前後まで失速した。ニューヨーク市場の序盤にかけて株高期待で42.94ドルまで買われたが、米国株式の反落、米長期金利の上昇、ドル高を嫌って利食い売りが活発となった。

 

NY金先物市場は大幅反落:換金目的の売りで下げ加速

NY金先物市場は1911.30-2040.50ドルのレンジ相場となった。米財政出動やウイルスワクチンの早期開発への期待が米株高・金利上昇といったリスク選好につなり、安全資産とされる金は下落した。金利上昇は金利を生まない金の圧迫材料になった。また、ドル相場が対ユーロで持ち直し底堅かったことも、ドル建て金価格の換算値を押し下げた。アジア市場で2040.50ドルまで買われたが、まもなく反落。ロンドン市場の朝方に節目の2000ドルを下回った後は換金目的の売りが観測されており、下げが加速。ニューヨーク市場で1946.00ドルまで下げた後に1959.50ドルまで戻したが、米長期金利の上昇やドル高を意識して通常取引終了後の時間外取引で一段安となり、1911.30ドルまで売られた。

 

米国債券市場は3日続落:経済正常化への期待から売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.07%高い(価格は下落)0.64%で終了した。『ロシア政府がコロナワクチンを承認した』との報道を受けて、経済正常化につながるとの期待から安全資産とされる米国債に売りが出た。今週予定されている国債入札による需給悪化への警戒感も相場の重石となり、利回りは一時0.6598%前後と7月13日以来約1カ月ぶりの高水準を付けた。 


 

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2020/08/11/07:51:55

米国株式市場はまちまち:世界経済の回復期待継続もハイテク株は軟調

NYダウは357.96ドル高の27791.44ドル、ナスダックは42.63ポイント安の10968.36ポイントで取引を終了した。中国の良好な経済指標や米国の雇用関連指標が予想を上回ったため世界経済の回復期待が強まった。また、トランプ米大統領が8日に失業給付の増額を含む追加の経済対策を大統領令で発動すると、米景気懸念が和らぎ買いが広がった。業績が景気に左右されやすい景気敏感株に買いが集まり、指数は一時370ドル超上げた。 中国政府が米上院議員など11人を対象に報復制裁を発表したが、トランプ政権の閣僚を除外した為、米中対立深刻化懸念も緩和した。しかし、トランプ大統領による中国のアプリTikTokやWeChatを禁止する大統領令の影響でハイテク株は引き続き軟調だった。VIX指数は22.21から22.13へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利が上昇に転じたことがドル相場の下支え

ドル/円は、トランプ米大統領が追加の新型コロナウイルス経済対策を実施する大統領令に署名したことで全般ドル買いが先行した。前週末の高値106.05円を上抜けて一時106.20円まで値を上げた。ただ、買いが一巡するとじりじりと上値を切り下げる展開になった。米10年債利回りの低下などが相場の重石となり、一時105.67円と日通し安値を更新した。もっとも、前週末NY時間安値の105.56円がサポートレベルとして意識されると下げ渋った。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の下支え要因となり、105.97円付近まで持ち直した。トランプ米大統領は8日、失業保険給付の上乗せ延長や一部を対象とした給与税の一時免除、家賃未払いに伴う立ち退き猶予の延長、学生ローン返済の減免措置に関する4つの大統領令に署名した。ただ、同大統領の行動により、新型コロナ追加経済対策を巡る野党民主党との協議は危うくなる可能性があるなど、実施に向け不透明感は残っている。しかしながら、ムニューシン財務長官はこの日、『民主党の主張が合理的であれば、米政権と議会は今週中にも追加対策で合意できる』との見解を示している。

 

ユーロ/ドルは、米長期金利が低下したタイミングでユーロ買い・ドル売りが入り1.1792ドル付近まで持ち直したものの、1.18ドル台に乗せることは出来なかった。米長期金利が上昇に転じたほか、一部ユーロクロスの下落につれた売りが相場の重石となり、一時1.1736ドルと日通し安値を更新した。米商品先物取引委員会(CFTC)が前週末発表した4日時点の建玉報告によると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物市場で非商業部門(投機筋)のユーロの対ドル持ち高は18万648枚の買い越しと過去最大になった。市場では『ポジションの偏りが気にかかる。ユーロの反落を警戒する必要がある』との指摘があった。

 

NY原油先物市場は反発:需要改善の思惑から買い優勢

NY原油先物市場は41.17ドル-42.33ドルのレンジ相場となった。サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのナセル最高経営責任者(CEO)が、中国のガソリン・ディーゼルの需要が、コロナショック以前の水準を回復したことを指摘した。中国の物価指標が市場予想以上に改善したことも支援となった。アジア市場で41.96ドルまで反発し、ニューヨーク市場の序盤に41.58ドルまで弱含みとなったが、まもなく株高を期待した買いが入り、一時42.33ドルまで上昇した。

 

NY金先物市場は反発:欧州や香港での地政学リスクが意識

NY金先物市場は、2027.80-2060.80ドルのレンジ相場となった。先週末7日の大幅反落の後を受けた戻りに加え、『欧州最後の独裁者』と呼ばれるベラルーシのルカシェンコ大統領が週末9日の大統領選で6選を果たしたことに反政権派が反発を強めたことや、香港での国家安全維持法違反による民主活動家の逮捕など地政学的なリスクが意識され、安全資産とされる金は一時2060.80ドルまで買い戻された。その後は対ユーロなどでドル相場が持ち直し、ドル建て金価格の圧迫要因となり上昇幅を縮小したものの、先週末比プラスの水準を維持して引けた。ロンドン市場から自律反発を狙った買いが強まり、ニューヨーク市場で2060.80ドルまで上昇したが、米景気対策での合意形成への期待が広がったことから利食い売りが強まり、一時発表を控え2027.80ドルまで反落した。

 

米国債券市場:米景気減速懸念が後退したことで売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)0.57%で終了した。トランプ米大統領が追加の経済対策を大統領令で発動したことを受けて、米景気減速懸念が和らぐとして相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。 

 

 

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2020/08/10/03:01:00

米国株式市場はまちまち:良好な7月米雇用統計を好感した買い

NYダウは46.50ドル高の27433.48、ナスダックは97.09ポイント安の11010.98ポイントで取引を終了した。米政権と民主党指導部による新型コロナウイルス追加経済対策法案を巡る交渉が行き詰まり下落で寄り付いた。トランプ大統領は中国のアプリTikTokやWeChatを禁止する大統領令を発令、香港行政長官ら11人の制裁を検討すると発表するなど対中政策強化で米中関係の深刻化懸念が強まったことも売り材料となり、一時160ドル超下落したものの、7月米雇用統計が良好な内容となったことが相場を下支えした。なお、追加経済対策を巡る米与野党協議は物別れに終わったと伝わった。ナスダックは、史上最高値を連日更新してきただけに利益確定目的の売りが優勢となった。 VIX指数は22.65から22.21へ低下した。

 

NY外国為替市場:リスク回避のドル買いが散見

ドル/円は、良好な7月米雇用統計の結果が伝わると売り買いが交錯した後、上昇した。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が新型コロナウイルス追加経済対策を巡る米与野党協議が難航していることを示唆したほか、トランプ米政権が香港政府トップらに制裁を科すと発表した。米中関係悪化への警戒感や追加経済対策協議をめぐる不透明感を背景に、リスク回避のドル買いも散見された。105円台後半に観測されていたストップロスを誘発すると、一時106.05円まで上値を伸ばした。ただ、NY午後に入ると105円台後半での狭いレンジでのもみ合いとなった。
 なお、追加経済対策を巡る米政権と野党・民主党指導部の協議は物別れに終わった。ムニューシン米財務長官は協議後に『トランプ米大統領に追加経済対策での大統領令を提言する」』述べ、『この日の協議で何の進展もなかった』と明らかにした。

 

ユーロ/ドルは、予想を上回る米雇用指標の結果が伝わると全般ドル買いが進んだ流れに沿った。米中対立や米経済対策の協議の難航を背景にリスク・オフのドル買いも見られ、一時1.1755ドルと日通し安値を付けた。米投資銀行からは『ドルはこの40年で最も売られ過ぎの水準』とのレポートが出ており、週末を控えたポジション調整目的のドル買いも入ったようだ。また、大手邦銀がレポートで『短期的なユーロドルのショートを推奨した』ことが一部で話題となっていた。
 トランプ米大統領は6日、国家安全保障に深刻な脅威をもたらす恐れがあるとして、中国企業が運営する短編動画投稿アプリ『TikTok(ティックトック)』と対話アプリ『微信(ウィーチャット)』に関わる取引を禁じる大統領令に署名した。中国の反発は必至で、市場では米中対立が激化するとの懸念が広がった。

 

NY原油先物市場は続落:ギャップを埋め利益確定売が優勢に

NY原油先物市場は41.06ドル-42.22ドルのレンジ相場となった。市場予想より強い7月米雇用統計の結果を受けて、米景気回復への期待感から原油先物は買いが先行し、一時42ドル前半まで強含んだ。もっとも、今週は3月前半の大きなギャップを埋めたことで達成感もあり、上昇一服後は利益確定の売りに押された。米南部や西部の州で再び新型コロナの新たな感染者数が増加したこともエネルギー需要減を連想させ、一時41ドル付近まで値を下げた。米国の石油掘削装置(リグ)稼働数は、前週末比4基減少の176基となった。

 

NY金先物市場は反落:良好な米雇用統計を受け売り戻しが加速

NY金先物市場は2024.80-2089.20ドルのレンジ相場となった。時間外取引では2089.2ドルをつけて史上最高値を更新するも、その後は為替相場のドル反発を受けて値を下げた。NY朝に発表された7月米雇用統計が市場予想よりも強い結果となったことで、安全資産とされる金の売り戻しが更に進んだ。週引けにかけては一時2025ドル割れまで下押しした。通常取引終了後の時間外取引で2046.10ドルまで戻したが、戻り売りの興味は残った。

 

米国債券市場は反落:良好な米雇統計を受け売りが優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)0.56%で終了した。米中関係悪化への警戒感や追加経済対策協議を巡る不透明感が債券買いを誘った半面、良好な7月米雇用統計が売りを誘った。来週に米国債の入札が相次ぐことも相場の重石となった。
 

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2020/08/07/07:46:15

米国株式市場は上昇:労働市場回復や米追加経済対策法案への期待

NYダウは185.46ドル高の27386.98ドルと6月8日以来約2カ月ぶりの高値となった。ナスダックは、109.67ポイント高の7日続伸で11108.07ポイントと史上最高値で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が3週間ぶりに減少したため労働市場回復への期待が広がり、上昇して寄り付いた。トランプ政権と民主党指導部による新型コロナウイルス追加経済対策法案を巡る交渉が継続する中、トランプ大統領が失業給付金や家賃未払いによる立ち退き猶予の延長を含む大統領令を策定しているとの報道が買い材料となった。「マイクロソフトは中国の動画投稿アプリ『TikTok(ティックトック)』の全世界の事業買収を検討している」との報道が好感されて、同社株が大幅上昇したほか、前週に好決算を発表したアップルなど主力ハイテク株に買いが続き、指数を押し上げた。その後、国務省が3月19日から実施していた海外渡航禁止勧告の解除を発表すると、引けにかけて一段高となった。VIX指数は22.99から22.65へわずかに低下した。

 

NY外国為替市場:7月米雇用統計の発表控え方向感出ず

ドル/円は、新型コロナウイルス追加経済対策を巡る米与野党協議に注目が集まるなか、円買い・ドル売りが先行した。米10年物国債利回りが一時0.5019%と過去最低を付けた3月9日以来約5カ月ぶりの低水準を付けたことも相場の重石となり、前日の安値105.32円を下抜けて105.26円まで値を下げた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり105.65円付近まで持ち直した。7月米雇用統計の発表を翌7日に控えて、方向感が出にくい面があった。NY市場に限れば105円台半ばでのもみ合いだった。

 

ユーロ/ドルは、アジア時間に一時1.1916ドルと2018年5月以来約2年3カ月ぶりの高値を付けた反動で利食い売りなどが先行した。ユーロ/豪ドルやユーロ/NZドルなど一部ユーロクロスの下落につれたユーロ売り・ドル買いも出て一時1.1818ドルと日通し安値を付けた。ただ、小安く始まった米国株が持ち直すとリスク選好のドル売りが徐々に優勢になった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入り、1.1894ドル付近まで値を戻した。 

 

NY原油先物市場は反落:ポジション調整売りに押される

NY原油先物市場は41.61ドル-42.65ドルのレンジ相場となった。週半ばに発表された米石油協会(API)や米エネルギー省(EIA)の週間統計では、原油在庫の大幅取り崩しが明らかとなった。需給の引き締まりが本日も意識され、原油先物は42ドル半ばまで買いが先行した。もっとも5カ月ぶりの高水準で高値警戒感も強まっており、買い一巡後はポジション調整売りに押されて上値を切り下げた。ロンドン市場で41.61ドルまで下落した後、ニューヨーク市場の序盤にかけて42.65ドルまで反発したが、利食い売りが入っており、伸び悩んだ。

 

NY金先物市場は続伸:余剰資金が商品市場に向かう動きが継続

NY金先物市場は2049.00-2081.80ドルのレンジ相場となった。世界的に低金利の長期化が予想されるなか、余剰資金の商品市場に向かう動きが継続された。銀先物が一時約6%高まで上昇したことにも押され、金先物は2081.8ドルまで買われて本日も最高値を更新した。米国金利の先高観は後退したままであることや、ユーロ高を意識した買いは継続しており、一時2049.00ドルまで下げたものの、まもなく反転した。ニューヨーク市場で2081.80ドルまで一段高となった。利益確定を狙った売りが入ったことで2061.00ドルまで下げたが、金価格の先高観は後退せず、時間外取引で2070ドル台に戻している。

 

米国債券市場は反発:追加経済対草を巡る米与野党協議難航から買い

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)0.53%で終了した。追加経済対策を巡る米与野党協議が難航していることで、安全資産とされる米国債には買いが先行した。利回りは一時0.5019%と過去最低を付けた3月9日以来約5カ月ぶりの低水準を付ける場面があった。ただ、NY午後に入ると伸び悩んだ。米国株が上げ幅を拡大したことが相場の重石となった。 

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