FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント

2021/04/12/03:00:02

米国株式市場は上昇:強い回復期待から買い優勢

NYダウは297.03ドル高の33800.60ドル、ナスダックは70.88ポイント高の13900.19ポイントで取引を終了した。バイデン政権が提案しているインフラ計画やワクチンの普及、連邦準備制度理事会(FRB)が当分の間、大規模緩和を維持することが強い回復に繋がるとの期待に寄り付き後は上昇した。来週半ばから始まる米主要企業の決算発表を前に、好業績期待から買いが入った面もあった。一方、ハイテクは、予想以上に上昇した生産者物価指数を受けた長期金利の上昇が重しとなった。VIX指数は16.95から16.69へ低下した。

 

NY外国為替市場:節目の110.00円接近では戻り売り優勢

ドル/円は、米長期金利の上昇をきっかけに円売り・ドル買いが先行した。前日の高値109.90円を上抜けて一時109.96円まで上値を伸ばした。ただ、節目の110.00円に接近した場面では戻り売りなどが出たため、その後は頭が重くなった。米長期金利が上昇幅を縮めた影響も受けた。なお、米労働省のウェブサイトの不具合で発表が遅延した3月米卸売物価指数(PPI)は前月比1.0%上昇、前年同月比4.2%上昇といずれも市場予想を上回った。前年同月比の伸びは2011年9月以来の高水準になった。また、食品とエネルギーを除くコア指数も予想より強い内容となったが、相場への影響は限られた。

 

ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇を受けてユーロ売り・ドル買いが先行すると一時1.1867ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.1861ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢になった。米長期金利が上昇幅を縮めたこともユーロドルの買い戻しにつながり、1.1910ドル付近まで持ち直した。もっとも、アジア時間に付けた日通し高値1.1920ドルを上抜けることは出来なかった。

 

カナダドルは、対米ドルでは一時1.2526カナダドル、対円では87.58円まで上昇した。カナダ統計局が発表した3月カナダ雇用統計で、新規雇用者数が30.31万人増と予想の10.00万人増を大幅に上回ったほか、失業率が7.5%と予想の8.0%より強い数字となったことを受けてカナダドル買いが広がった。市場では『カナダ経済が米経済のように大きく回復していることが示された』との声が聞かれた。

 

NY原油先物市場は続落:欧州や南米でのコロナ感染の再拡大を嫌気

NY原油先物市場は59.10ドル-59.95ドルのレンジ相場となった。米長期金利の上昇を受けて為替市場でドル買いが先行し、ドル建ての原油に割高感が生じ、売りが優勢となった。欧州や南米でコロナ感染が再拡大していることも、原油の上値を圧迫した。アジア市場で59.95ドルまで買われたものの、買いは続かず、ニューヨーク市場の序盤にかけて59.10ドルまで下落した。米国株高を好感した買いが入っており、59.76ドルまで反発したが、通常取引終了後の時間外取引で59.12ドルまで反落した。米国の石油掘削装置(リグ)稼働数は前週末比変わらずの337基となった。

 

NY金先物市場は反落:米長期金利の上昇を嫌気した売り

NY金先物市場は1730.80-1758.20ドルのレンジ相場となった。米長期金利が上昇し、金利を生まない金は売りが優勢となった。また、3月米卸売物価指数(PPI)が予想比強い結果となったことや、米国株が上昇したことも、安全資産とされる金の売りを後押しした。アジア市場の序盤で1758.20ドルまで買われたが、米長期金利の反発を意識して伸び悩み、ニューヨーク市場の序盤にかけて1730.80ドルまで下落した。米長期金利の上昇は一服したことから、金先物の下げ幅は縮小したが、上値の重さは払しょくされず、通常取引終了後の時間外取引でも1750ドルを下回る水準で推移した。

 

米国債券市場は反落:PPIが市場予想を上回ったことで売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は下落)1.66%で終了した。3月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことで、インフレ期待が高まり債券売りが広がった。来週に3年・10年・30年債入札を控えて持ち高調整の売りも出たようだ。

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2021/04/09/07:41:55

米国株式市場は上昇:金融緩和の長期化観測高まり買い優勢

NYダウは57.31ドル高の33503.57ドル、ナスダックは140.47ポイント高の13829.31ポイントで取引を終了した。週次の失業保険申請件数が2週連続で増加したため強い回復期待が後退し、寄り付き後は下落した。米長期金利が低下したことで、ハイテクなど高PER(株価収益率)株に買いが入った。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の『回復が不完全』と経済に慎重な姿勢発言を受けて、FRBによる金融緩和の長期化観測が高まったことも相場を押し上げた。引けにかけてNYダウは上昇に転じた。VIX指数は17.16から16.95へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利の低下で全般ドル弱含み

ユーロ/ドルは、一時1.1862ドル付近まで下押ししたものの、アジア時間に付けた日通し安値1.1861ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢になった。米長期金利の指標である米10年債利回りが一時1.61%台まで低下したこともユーロ買い・ドル売りを誘った。一旦は前日の高値1.1915ドルに上値を抑えられる場面もあったが、同水準を上抜けるとストップロス注文を誘発し、上昇に弾みがつき一時1.1927ドルと3月23日以来の高値を更新した。ユーロ/ポンドの上昇につれたユーロ買い・ドル売りも入った。ユーロ/ポンドは一時0.8681ポンドと3月1日以来の高値を付けた。なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は国際通貨基金(IMF)・世界銀行春季会合のセミナーに参加し『ワクチン接種や金融政策、財政政策で米景気見通しはより明るい』『回復の不均一は深刻な問題』などと発言した。また、『米景気回復はまだ不完全でFRBは目標に向けた具体的な進展を探している』と述べた。

 

ドル/円は、米長期金利の低下をきっかけに円買い・ドル売りが先行した。前日の安値109.58円を下抜けると一時109.00円付近まで下げ足を速めた。前週分の米新規失業保険申請件数が74.4万件と予想の68.0万件より弱い内容となったことも相場の重石となった。ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げて109.32円付近まで下げ渋った。IMFの運営方針を決める国際通貨金融委員会(IMFC)は声明を発表し、『世界経済は新型コロナウイルス危機から予想以上の速さで回復しているものの、回復の見通しはなお極めて不確実で、金利の急上昇は特に新興国への打撃になりかねない』との認識を示した。

 

NY原油先物市場は小反落:60ドル近辺では戻り売り

NY原油先物市場は58.82ドル-59.93ドルのレンジ相場となった。ロシアの産油量が4月に増加していることや、米・イランの交渉再開による経済制裁の解除への思惑も原油相場の重石となり、売りが優勢となった。ただ、為替相場でのドル安・ユーロ高でドル建ての原油に割安感が強まったことで買いも入り、下押しは限られた。60ドル近辺で戻り売りの興味が観測され、ニューヨーク市場の序盤にかけて58.82ドルまで下げ幅は拡大した。しかしながら、ユーロの反発や米長期金利の低下を意識した買いが入ったことで下げ幅は縮小した。通常取引終了後の時間外取引で59.93ドルまで戻した。

 

NY金先物市場は反発:米長期金利低下とドル安を好感した買い

NY金先物市場は1733.60-1759.40ドルのレンジ相場となった。米低金利政策の長期化観測が強まる中、金は買いが先行した。米長期金利の低下に伴いドル売り・ユーロ買いが進み、ドル建ての金に割安感が生じたことも、金の買いを後押しした。アジア市場の序盤で1733.60ドルまで下落したが、米長期金利の低下を意識した買いが入り、ニューヨーク市場の序盤にかけて1759.40ドルまで上昇した。通常取引終了後の時間外取引では利食い売りが観測されたが、1750ドル台を維持しており、底堅い値動きを見せている。 

 

米国債券市場は反発:米金融緩和の長期化観測を好感

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.05%低い(価格は上昇)1.62%で終了した。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことで債券買いが広がった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受けて、米金融緩和の長期化観測が高まったことも相場の支援材料になった。

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2021/04/08/07:38:23

米国株式市場はまちまち:景気回復期待と利益確定売りが交錯

NYダウは16.02ドル高の33446.26ドル、ナスダックは9.54ポイント安の13688.84ポイントで取引を終了した。新型コロナウイルスのワクチン普及による米経済再開への期待や、米金融緩和の長期化観測を背景に買いが入った。半面、NYダウは史上最高値圏にあるだけに、利益確定の売りなどが出て下げに転じる場面もあった。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した3月分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、早期の緩和策縮小観測が後退したことが下支えとなりNYダウは小幅高で引けた。VIX指数は18.12から17.16へ低下した。

 

NY外国為替市場:110円台を回復出来ず一時失速

ドル/円は、欧州市場序盤に一時109.94円と日通し高値を付けたものの、110円台を回復することは出来ずに失速した。米長期金利の指標である米10年債利回りが低下した場面では円買い・ドル売りが優勢となり、一時109.60円とアジア時間に付けた日通し安値109.58円に迫った。ただ、米10年債利回りが上昇に転じると109.88円付近まで持ち直した。なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するエバンズ米シカゴ連銀総裁は『米景気見通しは明るさを増しているものの、インフレ率がより健全な水準に上昇するよう、当面は緩和政策を維持する必要がある』などと発言した。テーパリング議論開始については『時期尚早』との考えを示した。また、米連邦準備理事会(FRB)が公表した3月16-17日分のFOMC議事要旨では『経済は改善しているものの、FRBの目標達成には程遠い』『先行きのインフレのリスクは概してバランスがとれている』『債券利回りの上昇は景気見通しの改善を反映している』との見解が示された。 

 

ユーロ/ドルは、欧州時間に発表された仏・独・ユーロ圏のサービス部門PMI改定値が予想を上回ったことを受けてユーロ買い・ドル売りが先行。ユーロポンド中心にユーロクロスが上昇したことも相場の支援材料となり、一時1.1915ドルと3月23日以来の高値を付けた。ただ、米長期金利が上昇すると次第にドル買い戻しが優勢となり一時1.1861ドルと日通し安値を更新した。

 


ユーロ/ポンドは一時本日高値となる0.8664ポンドまでユーロ高・ポンド安が進んだ。市場では『これまでポンド高基調が続いたため、利益確定目的のポンド売りが優勢だった』との声が聞かれた。 

 

NY原油先物市場は続伸:需要拡大期待から買い優勢

NY原油先物市場は58.12ドル-60.04ドルのレンジ相場となった。米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計の発表を控え、利益確定の売りに押される場面もあったが、世界経済の早期回復に伴うエネルギー需要拡大期待を背景に底堅い動きとなった。EIAの在庫統計は、原油在庫が352.2万バレルの取り崩し、予想以上に減少した一方で、ガソリンは404.4万バレルの積み増し、予想以上に増加した。強弱まちまちの結果に反応は限られた。原油在庫減少の思惑などで60.04ドルまで買われたが、米ドル安が一服していることや、米長期金利の下げ渋りを意識して上げ幅は縮小した。通常取引終了後の時間外取引では主に59ドル台後半で推移している。

 

NY金先物市場は小反落:様子見ムード強く動意に欠ける展開

NY金先物市場は1731.20-1745.40ドルのレンジ相場となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控え、様子見ムードが強く、動意に欠ける動きも、やや利食いの売りが優勢となった。アジア市場の序盤で1745.40ドルまで買われた後は売りが優勢となり、ニューヨーク市場の序盤にかけて1731.20ドルまで反落した。米長期金利の動向を意識した買いが入り、一時1744.10ドルまで戻したが、その後は1740ドルを挟んだ水準で推移し、伸び悩む展開となった。

 

米国債券市場は3日ぶりに反落:材料不足で持ち高調整売り

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)1.67%で終了した。注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では『経済は改善しているものの、FRBの目標には程遠い』『先行きはなお極めて不確実』『支援策の引き揚げを検討できるほど状況が改善するまではしばらく時間がかかる』との見解が示されたが、市場では『新味に乏しい内容で、持ち高調整の売りが出た』との指摘があった。 

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2021/04/07/07:35:22

米国株式市場は下落:終盤利益確定売りに押される展開

NYダウは96.95ドル安の33430.24ドル、ナスダックは7.21ポイント安の13698.38ポイントで取引を終了した。史上最高値付近での利益確定売りが優勢となり寄り付き後は下落した。ただ、国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを上方修正したことなどが支援材料となり、買いが入る場面もあったが、終盤売りに押された。前日に好調な米経済指標を支えに過去最高値を更新していただけに、上昇が目立っていた銘柄に短期的な利益確定売りが集まった。長期金利の低下でナスダック総合指数は底堅く推移したが引けにかけ、下落に転じた。VIX指数は17.33から18.12へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下で全般ドル売り優勢

ユーロ/ドルは、この日は主要な米経済指標の発表もなく、新規の手掛かり材料に乏しかったが、前日と同様にNY勢が加わる時間帯に入ると全般ドル売りが優勢となった。米長期金利の指標である米10年債利回りが1.65%台まで低下したことがドル売りを促し、一時1.1878ドルと3月23日以来の高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時92.27と3月23日以来の低水準を付けた。なお、国際通貨基金(IMF)はこの日公表した最新の世界経済見通しで、2021年世界成長率予測を前回の5.5%から6.0%に上方修正した。新型コロナウイルスのパンデミックに米国などが過去に例のない大規模な対策を打ち出したことが寄与し、1976年以降で最も高い成長を見込む。一方、各国内および先進国と発展途上国との格差拡大や乖離には警鐘を鳴らした。 

 

ドル/円は、欧州市場では一時110.55円の本日高値まで買われる場面もあったが、NY市場ではさえない展開になった。『111.00円にかけて断続的に観測されている売りオーダーに上値を抑えられた』との声が聞かれる中、米長期金利の低下に伴うドル売りが優勢となり、前日の安値109.96円や一目均衡表転換線109.85円を下抜けて一時109.63円まで値を下げた。その後の戻りも109.93円付近にとどまった。 

 

NY原油先物市場は反発:需要増加への期待から買い優勢

NY原油先物市場は58.62ドル-60.90ドルのレンジ相場となった。中国3月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)が昨年12月以来の高い水準となったことや、国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを上方修正したことなどが支援材料となり、景気回復によるエネルギー需要増加への期待感で買いが優勢となった。米イランは核合意再建へ間接協議が行われ、米国による対イラン制裁解除とイランによる核合意履行に向けた具体的な計画を策定し、9日に協議を再開する方針で一致した。アジア市場の序盤で58.62ドルまで下げたが、米ドル高が一服していることや、米長期金利の低下を意識した買いが入った。ニューヨーク市場で一時60.90ドルまで反発。ただ、通常取引終了後の時間外取引では利食い売りも観測されており、上げ幅は縮小した。

 

NY金先物市場は続伸:米長期金利の低下を好感した買い

NY金先物市場は1728.20-1746.70ドルのレンジ相場となった。為替相場でドル安・ユーロ高が進んだことや米長期金利が低下したことが、金の買いを後押しし、中心限月ペースで約1カ月ぶりの高値をつけた。アジア市場の序盤で1728.20ドルまで下げたが、まもなく反転し、ニューヨーク市場の中盤にかけて1746.70ドルまで一段高となった。

 

米国債券市場は続伸:早期利上げ観測後退で買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%低い(価格は上昇)1.66%で終了した。『米連邦準備理事会(FRB)による早期引き締め観測による相場の動きは行き過ぎ』との見方が広がり、債券買いを誘った。『4月は日本の機関投資家の新年度入りに当たり、期初計画に基づいた買いが入りやすい』との声も聞かれた。 

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2021/04/06/08:06:01

米国株式市場は上昇:米景気回復期待から買い優勢

NYダウは373.98ドル高の33527.19ドル、ナスダックは225.49ポイント高の13705.59ポイントで取引を終了した。前週末発表の3月米雇用統計や本日発表の3月米ISM非製造業指数が良好な内容となったことを受けて、米景気の回復期待が高まった。米長期金利が落ち着いた動きとなったことが好感されて、主力ハイテク株にも買いが入った。VIX指数は17.33から17.91へ上昇した。

 

NY外国為替市場:リスク選好のドル売り優勢

ユーロ/ドルは、連休明けの米国株相場が上昇して始まり、史上最高値を更新するとリスク選好のドル売りが先行した。前週末の高値1.1786ドルを上抜けて一時1.1820ドルと3月25日以来の高値を付けた。なお、3月米サービス部門・総合PMI改定値は速報値から上方修正され、3月米ISM非製造業指数は63.7と予想の58.5を上回ったものの、相場の反応は鈍くドル売りの流れが継続した。

 

ドル/円は、米国株相場の上昇を背景にリスク選好のドル売りが先行した。前週末の安値110.38円を下抜けて一時109.93円まで下げ足を速めた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時92.54と3月25日以来の安値を付けた。ただ、109円台では押し目を拾いたい向きも多く、売り一巡後は110円台前半で下げ渋った。市場では『ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測された』との指摘もあり、一時110.25円付近まで下げ幅を縮める場面があった。なお、イエレン米財務長官はこの日、過去30年にわたる法人税率引き下げ競争に終止符を打つため、G20に『法人税に世界的な最低税率を設定することで合意するよう働きかけている』と発言した。一方、コロナ禍勝利宣言はまだできないとして、『強力な財政支援策を尚早に引き揚げないよう呼び掛ける』と述べた。

 

NY原油先物市場は大幅反落:イランの供給拡大懸念で売り優勢

NY原油先物市場は57.63ドル-61.50ドルのレンジ相場となった。先週末に発表された米雇用統計が堅調な内容になり、米景気回復によるエネルギー需要増加期待で買われる場面もあったが、イランの供給拡大懸念で売りに押された。市場は6日に開催される米国の核合意復帰をめぐる協議の行方に注目が集まっている。石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合で増産が決定されたが、需要増加の思惑は後退しており、ニューヨーク市場で一時57.63ドルまで下落した。米国株高を意識した買いは一部にとどまった。

 

NY金先物市場はほぼ横ばい:米国株高が意識され伸び悩み

NY金先物市場は1721.60-1734.40ドルのレンジ相場となった。為替相場でドル安・ユーロ高が進み、ドル建ての金に割安感から買いが入るも、米国株が大幅高になるなどリスク選好ムードが強いことが安全資産とされる金に売り圧力がかかり、方向感が鈍い動きとなった。アジア市場の終盤にかけて1721.60ドルまで下落した後、ユーロの反発を受けて金先物は反転し、一時1734.40ドルまで買われた。しかしながら、米国株高を嫌気して伸び悩み、通常取引終了後の時間外取引では1728ドルを挟んだ水準で推移した。

 

米国債券市場は反発:利益確定の買い戻し

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)1.70%で終了した。前週末発表の3月米雇用統計や本日発表の3月米ISM非製造業指数が良好な内容となったことを受けて債券売りが先行したものの、そのあとは利益確定の買いが入り持ち直した。市場では『4月は日本の機関投資家の新年度入りに当たり、期初計画に基づいた買いが入りやすい』との声も聞かれた。

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