FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2017/08/25/08:30:08

米国株式市場は下落:様子見ムード強く積極的な売買手控え

NYダウは28.69ドル安の21783.40、ンスダックは7.08ポイント安の6271.33で取引を終了した。主要小売決算が好感され、買いが先行した。米政府の債務上限問題などに対する不透明感が嫌気された売りも出た。ただ、イエレン米FRB議長やドラギECB総裁の講演を控えて様子見ムードも強く、積極的に売りが進む展開にはならなかった。アマゾンによる食料品スーパーのホールフーズの買収完了見通しを受け、小売各社に売りが広がり、引けにかけて下落した。VIX指数は12.25から12.23へわずかに低下した。

 

NY外国為替市場:基本的にはポジション調整の値動き

ドル/円は、米ジャクソンホールでの経済シンポジウムを前に模様眺めムードが広がるなか、前日のドル売りの流れは一服し109円台前半で推移し、一時109.40円台まで値を上げた。しかし、米7月中古住宅販売件数が予想より弱い結果となったことを受け、109.10円付近まで上値を切り下げる場面が見られた。ただ、その後は米長期金利の上昇を支えにドル買いが再開し、一時109.60円台まで上げた。ユーロ/ドルは、ユーロ/ポンドなど一部ユーロクロスの上昇につれて、アジア時間につけた高値1.1817ドルに迫る水準まで値を上げたものの、引けにかけては米長期金利の上昇を受けて次第に上値も重くなった。

 

NY原油先物市場は反落:ハリケーンで在庫増の思惑を嫌気

テキサス州メキシコ湾岸にハリケーン『バービー』が接近し、メキシコ湾岸地域の製油所閉鎖に伴い原油在庫の積み上がりが予想されていることが売り材料となった。市場では『原油需要の増加が想定されていない状況での在庫増加は原油相場を圧迫する』との見方が出た。

 

NY金・銀先物市場は反落:様子見ムード広がりもみ合い相場

NY金先物市場は、1289.30ドルから1296.80ドルのレンジで推移した。ジャクソンホールでのイエレン米FRB議長らの講演内容を見極めたいとの思惑から、様子ムードが広がり売買が手控えられた。金は1300ドルを手前でのもみ合い相場となり静かな一日となった。

 

米国債券市場は反落:ポジション調整の動きで売られる

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.19%で終了した。市場全体に様子見ムード強く、持ち高調整目的の売りが出た。

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2017/08/24/08:22:00

米国株式市場は下落:トランプ大統領発言を嫌気した売り優勢

NYダウは87.80ドル安の21812.09、ナスダックは19.07ポイント安の5278.41で取引を終了した。トランプ大統領がメキシコ国境の壁建設に関する予算が確保できなければ、政府機関の閉鎖も辞さないと言及し、政権運営への懸念から売りが先行した。さらに北米自由貿易協定(NAFTA)破棄の可能性を示唆したことも嫌気され、終日軟調な展開となった。ただ、週末のジャクソンホールシンポジウムの講演内容を見極めたいとのムードも強く下値も限られた。VIX指数は11.35から12.25へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期低下で総じてドル売り

ドル/円は、米国株や日経先物がさえない動きとなり、リスク回避のドル売りが先行した。米国の7月新築住宅販売件数や8月製造業PMI速報値が予想を下回ったことも相場の重しとなり、米長期金利の低下とともにドル売りが強まった。また、『北朝鮮が米韓軍事演習を非難し、英国や豪州に対して米国の火遊びに参加するなと警告した』との報道が伝わると、地政学リスクの高まりを嫌気した円買い・ドル売りが強まり109円台割れとなった。ユーロ/ドルは、ドラギECB総裁が『金融政策は新たな取り組みに対して常に準備する必要』と述べたことを受けて、欧州時間にユーロ高が進んだ流れを引き継いだ。

 

NY原油先物市場は続伸:在庫減少で需給改善を好感

米エネルギー情報局が発表した週間在庫統計で原油在庫は8週連続で減少し、ガソリン在庫も減少したことが買い材料となった。原油在庫の減少幅は予想をやや下回ったものの、需給改善につながる要因とみなされた。

 

NY金・銀先物市場は反発:トランプ大統領発言を受け金買い優勢

NY金先物市場は、1287.90ドルから1297.00ドルのレンジで推移した。トランプ大統領がメキシコ国境の壁建設に関する予算確保が出来なければ、政府機関の閉鎖も辞さないと言及し、政権運営への懸念から金買いが優勢となった。ただ、1300ドルを目前にもい合い相場となっている。

 

米国債券市場は反発:リスク回避の動き強まり買い優勢

米国債市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.05%低い(価格は上昇)2.16%で終了した。米政権運営の先行き不透明感の高まりや、米住宅関連指標が低調な結果となったことも買い材料となった。

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2017/08/23/08:19:26

米国株式市場は上昇:ハイテク株に値ごろ感の買い

NYダウは196.14ドル高の21899.89、ナスダックは84.35ポイント高の6297.48で取引を終了した。米政権に対する先行き不透明感や北朝鮮情勢の緊迫化による株価下落が一服し、ハイテク株などに値頃感からの買いが入った。また、トランプ政権の税制改革に関する協議で大幅な進展がみられたとの報道が好感され、上げ幅は一時200ドルを超えた。VIX指数は13.19から11.35へ低下した。

 

東京外国為替市場:米長期金利上昇で全般ドル買い優勢

ドル/円は、予想を下回った米国の住宅価格指数に失望したドル売りが加速したのち、8月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回ると、米長期金利の上昇を受けて全般にドル買いが進んだ。また、トランプ政権による税制改革の年内実施期待が再燃し、ドル買い・円売りに拍車がかかり、一時109.65円まで値を上げた。ユーロ/ドルは、低調なドイツの指標を嫌ったユーロ売りが強まった。ただ、前日安値の1.7313ドル手前で下値の堅さを確認すると買い戻しが入る場面もあった。しかし、米長期金利が上昇したことから戻りは鈍かった。

 

NY原油先物市場は反発:需給の緩み解消観測から買い優勢

米原油在庫の減少はしばらく続くとの見方が広がり、買い戻しが入った。市場では23日に米エネルギー省が発表する原油在庫は8週連続で在庫縮小が予想されているほか、ガソリン在庫の減少も予想されている。そのため、需給改善を意識した買いが入りやすい状況となっている。また、リビア最大油田が操業を停止したと伝わると、需給の緩みが解消に向かうとの思惑を誘った。

 

NY金・銀先物市場は反落:リスク選好の動きから売り優勢

NY金先物市場は、1287.00ドルから1298.10ドルのレンジで推移した。米政権に対する先行き不透明感や北朝鮮情勢の緊迫化による株価下落が一服し、リスク選好の米国株高となったことで売りが優勢となった。金は1300ドルを手前で利益確定売りに押された。

 

米国債券市場は反落:リスク選好の動きから売りが優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債り回るは、前日比0.03%高い(価格は下落)2.21%で終了した。リスク選好の米国株高となり、安全資産としての債券需要が後退した。

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2017/08/22/07:52:19

米国株式市場:自立反発狙いの買いで持ち直し

NYダウは29.24ドル高の21703.75、ナスダックは3.40ポイント安の6213.13で取引を終了した。主要経済指標の発表に乏しいなか、トランプ政権の先行き不透明感がた高まっているほか、北朝鮮情勢などの地政学リスクが嫌気されて売りが先行した。その後は、週末に開催される金融・経済シンポジウムの講演内容を見極めたいとの思惑もあり、相場の下落が続いた反動から自立反発狙いの買いが入り、引けにかけて持ち直した。VIX指数は14.26から13.19へ低下した。

 

NY外国為替市場:米債務上限リスクが緩和しドル買い戻し

ドル/円は、NY勢の参入後は全般ドル安が進んことでドル売りが先行した。また、米高の7月シカゴ連銀全米活動指数が予想外のマイナスに落ち込んだため米長期金利が低下したこともドル売りにつながった。その後、ムニューシン米財務長官が現職に留まる意向を再確認したほか税制改革実施を公約した。さらに、マッコーネル共和党上院内務総務が米国の債務上限引き上げで自信を表明したため政府機関封鎖の懸念が後退しドル売りも一服した。ユーロ/ドルは、全般にドル安が進んだ流れに沿ったほか、ユーロ/ポンドなどユーロクロスの上昇につれた買いが入った。一時1.1828ドルまで上昇した。ただ、その後は持ち高調整売りに押されて買いも一服した。

 

NY原油先物市場は反落:利益確定売りが優勢

短期筋などの利食い売りに押される展開となった。米7月シカゴ連銀全米活動指数が悪化したことや、地政学リスクの存続が嫌気された。米国内の原油生産が直ちに減少するとの見方は増えていいないことから、需給関係の大幅な改善は当面期待出来ないとの見方。また、前週末に大幅上昇したあとだけに利益確定売りが優勢となった。

 

NY金・銀先物市場は反発:米政権不安や地政学リスク懸念で買い優勢

NY金先物市場は、1286.20ドルから1299.70ドルのレンジで推移した。トランプ政権の先行き不透明感が高まっているほか、米韓の合同軍事演習が開催されたことから北朝鮮情勢を巡る地政学リスクが懸念されて、米国株は方向感に乏しい展開になった。そのため、リスク回避の流れがやや先行したことで金は底堅い展開となった。1300ドル手前でのもみ合い商状となっている。

 

米国債券市場は反発:リスク回避の動きから買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)2.18%で終了した。米政権の先行き不透明感や北朝鮮などの地政学リスクが嫌気され、安全資産とされる債券需要が高まった。

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2017/08/21/03:01:52

米国株式市場は下落:バノン氏解任でも相場を押し上げるには至らず

NYダウは76.22ドル安の21674.51、ナスダックは5.39ポイント安の6216.53で取引を終了した。トランプ大統領の発言を巡る問題で、米政権運営への先行き不透明感からアジア・欧州株が概ね全面安となったことで、米国株も売りが先行した。また、バルセロナで発生したテロ事件による地政学リスクへの警戒感も重なり軟調な展開となった。その後、トランプ米大統領の上級顧問・主席戦略官を務めるバノン氏の解任が伝わると一時プラス圏を回復する場面もあったが、引けにかけては持ち高調整売りに押されて再び失速した。VIX指数は15.55から14.26へ低下した。

 

NY外国為替市場:バノン氏解任でドル買い戻しも長続きせず

ドル/円は、欧州時間では欧州株安を受けてドル売りが先行した。米長期金利の低下も重しとなり、一時108.56円まで下げた。その後、トランプ米大統領の上級顧問・首席戦略官を務めるスティーブ・バノン氏の解任の噂が伝わると、市場では『バノン氏の解任は株価やドルにとってプラスとの見方が広がった』との指摘もあり、ダウ平均が100ドル超安からプラス圏に浮上したほか、米長期金利も上昇に転じた。ドル/円も急ピッチで買い戻しが進み、一時109.60円の高値まで反発した。一方で、引けにかけてはダウ平均が再び失速した影響もあり、週末前の持ち高調整売りに押されて109.10円台まで弱含んだ。ユーロ/ドルは、円絡みの取引が中心となったこともあってしばらくは1.17ドル台半ばでの神経質な動きとなっていたが、ドル/円の伸び悩みや一部ユーロクロスの上昇につれて、欧州時間につけた高値の1.1774ドルに迫る水準まで値を上げた。

 

NY原油先物市場は大幅続伸:リグ稼働数減少を好感

米8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値の大幅な改善や米国株の下げ幅縮小が好感され、短期筋などの買い戻しが入った。また、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米国内石油掘削設備(リグ)稼働数が前週比5基減の763基となり、米国内での増産傾向に歯止めがかかるとの見方から買い優勢となった。

 

NY金・銀先物市場は小反落:トランプ政権への懸念がやや後退

NY金先物市場は、1289.10ドルから1306.90ドルのレンジで推移した。序盤は米政治を巡る不透明感の高まりや、バルセロナで発生したテロ事件による地政学リスクへの警戒感などから買いが先行した。一時1306.9ドルと昨年11月9日以来の高値を付ける場面があった。その後、バノン氏の更迭が発表され、トランプ政権への懸念がやや後退し、米国株が下げ幅を縮小したことで金は前日終値付近でもみ合い相場となった。

 

米国債券市場は反落:米政権の不透明感の後退で売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.19%で終了した。バノン氏の解任報道が伝わり、政権の先行き不透明感がやや後退し、NYダウが一時持ち直したことも相場の重しとなった。

 

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