FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2017/11/22/07:59:53

米国株式市場は上昇:アジア・欧州株高を好感した買い優勢

NYダウは160.50ドル高の23590.83、ナスダックは71.76ポイント高の6862.48で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、買いが先行した。アジア・欧州株が概ね高くなったほか、米10月シカゴ連銀全米活動指数や中古住宅販売件数が市場予想を上回ったことで、終日堅調推移となった。主要三指数揃って最高値を更新した。VIX指数は10.65から9.73へ低下した。

 

NY外国為替市場:株高を好感したドル買い

ドル/円は、米長期金利が低下したことを切っ掛けにドル売りが先行した。ただ、日経先物が210円、NYダウが180ドル超上昇するなど株価が堅調推移するなか、下値は限定的となった。また、米長期金利が一時上昇に転じたこともあり112.50円台まで持ち直した。ユーロ/ドルは、ユーロクロスの下落につれる形で、一時1.1713ドルまで値を下げた。一方で、売り意順後は1.1750ドル台までショートカバーが入るなど下値も限定的となった。

 

NY原油先物市場は反発:原油在庫減少するとの見方を好感

NY原油先物市場は、一時57.22ドルまで上昇した。米エネルギー省が22日に発表する原油在庫が大幅に減少するとの見方が広がったことが買い材料となった。また、今月末に開かれるOPEC総会で、協調減産の延長が決まるとの期待も買い材料となった。

 

NY金・銀先物市場は反発:祝日を控えたポジション調整の売買

NY先物市場は、一時1284.50ドルまで買われた。主要通貨に対してドルが弱含んだことを意識されリスク回避的な金買いが観測された。米税制改革法案の年内可決の可能性はある程度織り込まれており、市場参加者は新規材料待ちとなっている。また、23日に感謝祭の祝日となるため、ポジション調整的な売買が増えている。

 

米国債券市場は反発:持ち高調整の動きに方向感なし

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.35%で終了した。米感謝祭を控えて持ち高調整の動きが中心となったことで、明確な方向感は出なかった。

 

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2017/11/21/08:22:01

米国株式市場は上昇:欧州株が持ち直したことを好感

NYダウは72.09ドル高の23430.33、ナスダックは7.92ポイント高の6790.71で取引を終了した。独政局不安を背景に売られて始まった欧州株が持ち直したことを好感した買いが先行した。米10月景気先行指数が予想を上振れたほか、先週の株価下落を受けた買戻しが入り、堅調推移となり一時100ドル近く上昇する場面もあった。ただ、米税制改革を巡る不透明感も残っており、上値は限られた。VIX指数は11.43から10.65へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇と株高を好感したドル買い

ドル/円は、米10月景気先行指数が4年ぶり最大の伸びを示したことや、根強い税制改革実施期待に米長期金利が上昇したほか、米株高を背景にドル買いが強まる展開となった。日経平均株価が270円、NYダウが100ドル近く上昇するにつれてじり高が継続した。なお、トランプ大統領が『北朝鮮をテロ支援国家に指定』『北朝鮮はテロ支援をやめるべきだ』などと述べたが、為替市場への影響は限定的だった。ユーロ/ドルは、一時1.1808ドルまで上昇したが、米長期金利が上昇したことが嫌気され一時1.1728ドルまで下げ足を速めた。

 

NY原油先物市場は反落:OPEC総会前のポジション調整的な売り

NY原油先物市場は一時56ドルを下回った。OPEC主導の減産体制の期限延長への期待はあるものの、原油需要の増加に対する懐疑的な見方があることや減産体制の期限がいつまで延長されるのかははっきりしていないことから、ポジション調整的な売りが優勢となった。またドルが主要通貨に対して強含んだことも嫌気された。

 

NY金・銀先物市場は下落:米税制法案可決期待の売り優勢

NY金先物市場は、一時1274.10ドルまで売られた。米税制改革法案に反対していた一部議員が協議の進展を示唆していることから、クリスマスまでの法案可決への期待が高まったことが買い材料となった。また、米長期金利の上昇や米株高を意識してリスク回避の金買いは後退した。さらに、大手金融がリスク選好志向を強まるとの見方も浮上したことで、一部短期筋が金買いポジションを縮小するとの思惑売りも入った。

 

米国債券市場は反落:欧米株高を嫌気した売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)2.36%で終了した。欧米株式市場の上昇を背景に安全資産とされる債券需要が後退して売りが強まった。

 

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2017/11/20/03:01:18

米国株式市場は下落:年内の税制改革実現の不透明感から売り優勢

NYダウは100.12ドル安の23358.24、ナスダックは10.50ポイント安の6782.79で取引を終了した。小売大手のウォルマート・ストアーズなどに利益確定売りが持ち込まれ、指数の重しとなった。前日に米議会下院で税制改革案が可決されたことで同法案を巡る先行き不透明感が後退したものの、上院は議席数の優位が小さく下院と法案内容に相違があることから、改めて年内の税制改革実現に懐疑的な見方が広がり、軟調推移となった。VIX指数は11.76から11.43へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下で総じてドル売り

ドル/円は、NY勢の参入後に米長期金利が低下幅を拡大すると、日米金利差縮小を見越したドル売りが出た。また、NYダウが100ドル超下落したほか、日経先物も170円安まで売られたことも相場の重しとなり、一時111.91円と10月16日以来の安値を更新した。売り一巡後は112.20円付近まで下げ渋る場面もあったが、上値は重かった。ユーロ/ドルは、円絡みの取引が中心となったこともあり、1.1790ドルを挟んで一進一退の展開となった。米長期金利の低下を背景にしたユーロ買いが入った一方で、ユーロクロスの上昇が一服したことに伴う売りも出た。

 

NY原油先物市場は反発:原油減産期待から買い優勢

サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源層が17日に『OPEC加盟国と非加盟国は30日のOPEC総会で減産延長を発表すべき』だとの見方を示したことが買い材料となった。また、原油流出が原因で、トランスカナダは日量59万バレルを輸送するキーストーンのパイプラインを閉鎖し、供給ひっ迫が懸念されたことも買い材料となった。

 

NY金・銀先物市場は上昇:リスク回避の金買い

NY金先物市場は一時1297.50ドルまで買われた。米上院議会の税制改革案可決は容易ではないとの懸念や、『モラー米特別警察官がトランプ大統領陣営のメンバー宛に召喚状を出した』との報道が材料視された。北朝鮮に関しては、米国政府がテロ支援国家に再指定する可能性が浮上していることもリスク回避の金買いを促す材料となった。

 

米国債券市場は反発:米税制改革の不透明感を意識した買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%低い(価格は上昇)2.34%で終了した。米税制改革法案について上院での審議が難航するとの思惑が広がり、米税制改革の先行き不透明感を意識した買いが入った。

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2017/11/17/08:10:21

米国株式市場は上昇:市場予想を上回る決算を好感

NYダウは187.08ドル高の23458.36、ナスダックは87.08ポイント高の6793.29で取引をを終了した。前日に大きく下げたアップルなどに押し目買いが入ったほか、市場予想を上回る決算を発表したウォルマート・ストアーズが急進し、1銘柄で70ドル近く指数を押し上げた。長期金利の上昇が好感されたほか、米議会下院で税制改革法案が可決されたことで投資家心理が改善した。ナスダックは最高値を更新した。VIX指数は13.13から11.76へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利と米国株上昇でドル買戻し

ドル/円は、日経平均先物が伸び悩んだほか、米長期金利の上昇が一服したことを受けたドル売りが先行し、一時112.73円近辺まで下押しした。しかし、売り一巡後はNYダウが220ドル超高まで上げるなど再び株高が進んだことで113円台を回復した。ユーロ/ドルは、欧州時間からの流れを引き継いで1.1757ドルまで下げたものの、その後は1.1770ドルを挟んだもみ合いとなった。

 

NY原油先物市場は続落:原油在庫の大幅減少期待薄が上値抑える

OPEC主導による減産期限延長への期待はやや低下しており、減産継続についてロシア側の態度が固まっていないことから伸び悩んだ。前日発表の週間在庫統計で、原油在庫が予想に反して増加したため、原油とガソリンの在庫が短期間で大幅に減少することは期待できないとの見方も上値を抑える要因となった。

 

NY金・銀先物市場は上昇:方向感のないもみ合い相場

NY金先物市場は、1280ドル前後でもみ合う展開となったが、米国株高が意識され伸び悩んだ。米共和党の税制改革案は、下院を通過したが、市場ではおおむね織り込み済みとなっており、下院通過を想定した売りは限定的だった。全般大きな方向感は出なかった。

 

米国債券市場は反落:米国大幅高が重しとなり売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは4営業日ぶりに反落した。米10年物国債利回りは前日比0.05%高い(価格は下落)2.37%で終了した。米国株式が大幅高となったことが重しとなったほか、米下院で共和党の税制改革法案が可決されたことも売り材料となった。

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2017/11/16/08:12:54

米国株式市場は下落:世界的な株安につれて売り優勢

NYダウは138.19ドル安の23271.28、ナスダックは31.66ポイント安の6706.21で取引を終了した。アジア・欧州株が全面安となり、米国株も売りが先行した。また、原油価格の下落が嫌気されたほか、米税制改革への懸念も引き続き相場の重しとなった。終日軟調に推移した。VIX指数は11.59から13.13へと上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下でドル全面安

ドル/円は、この日発表された米10月小売売上高や10月米消費者物価指数(CPI)は総じて強弱まちまちの結果となったが、指標発表後に米長期金利が低下幅を広げると一時112.41円と10月19日以来の安値を更新した。日経平均先物が210円安まで下げたことも相場の重しとなった。その後は日経平均先物が110円高まで持ち直し、米長期金利も低下幅を縮小したため、一時113.20円付近まで買い戻される場面も見られたが、引けにかけては再び上値が重くなった。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下を背景に一時1.1860ドルと10月13日以来の高値を更新したものの、一巡後は米長期金利の低下幅を受けて1.1780ドル台まで伸び悩んだ。

 

NY原油先物市場は続落:ロシア減産継続に消極的を嫌気

OPEC主導による減産期限延長への期待はあるものの、ロシアは減産継続の消極的との見方が広がっていることが原油価格の下落を促す要因となった。また、米エネルギー情報局(EIA)が公表する原油とガソリン在庫とが予想に反して増加したことが嫌気された。

 

NY金・銀先物市場は反落:中国が北朝鮮へ特使を派遣で売り優勢

ETFを通じた金の保有高は増加したものの、原油安を意識して金の上値が重くなった。金先物12月限は一時1276.50ドルまで下落した。欧米市場の株式相場が続落したものの、リスク回避の金買いにはつながらなかった。中国が北朝鮮に自制を促すために特使を送り、金氏側近との会談するとの報道で、アジアにおける地政学的リスク後退が売られる材料となった。

 

米国債券市場は続伸:米国株安・原油安でリスク回避の債券買い

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.05%低い(価格は上昇)2.32%で終了した。米国株式市場や原油価格が下落したことでリスク回避が強まり、安全資産としての債券需要が強まった。

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