FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2017/12/22/08:02:25

米国株市場は上昇:原油高と米長期金利高止まりを好感

NYダウは55.64ドル高の24782.29、ナスダックは4.40ポイント高の6965.36で取引は終了した。税制改革による業績拡大が見込まれる主要企業が、相次いで従業員に還元する方針を発表したことが好感された。また、原油価格の上昇を支えに石油関連株が買われたほか、米長期金利の高止まりを受け金融株も上昇して、指数を押し上げた。ただ、ボーイングの下げが重しとなり、上値を切り下げた。クリスマスの連休を控えて閑散取引となった。VIX指数は9.72から9.62へ低下した。

 

NY外国為替市場:弱い米経済指標を受けじわりとドル売り

ドル/円は、欧州時間に12日高値の113.75円手前で上値の重さを核にすると、7-9月期GDP確報値などの経済指標が市場予想より弱い結果となったこともあり、次第に上値が重くなった。引けにかけてNYダウが失速したほか、米長期金利の低下も相場の重しとなった。ユーロ/ドルは、ユーロクロスの下げにつれて売りが進み、一時1.1849ドルまで下押しした。ただ、ユーロクロスの下げが一服すると1.1880ドル付近まで下げ渋った。また、スペイン・カタルーニャ州の議会選挙では独立派が過半数を確保する見通しとの報道が伝わると若干上値が重くなった。

 

NY原油先物市場は続伸:引き続き原油在庫減が買い材料

NY原油先物市場は一時58.38ドルまで買われた。前日公表された週間在庫統計で、原油在庫が予想以上に減少したことや、米国高が買い材料となった。OPEC加盟国と非加盟国による協調減産体制期限の延長によって供給超過の状態がある程度解消されるとの見方が継続しているため、好材料に反応しやすい状況となっている。

 

NY金上昇・銀先物市場は反落:引き続きETF残高増加思惑が買い材料

NY金先物市場では一時1271.90ドルまで上昇した。『SPDRゴールド・シェアーズ』を通じた金投資増加の思惑が引き続き金相場を下支えした。米長期金利の上昇が一服したことや、主要通貨に対して米ドルが弱含んだことも買い材料となった。

 

米国債券市場は反発:売りの反動と弱い米経済指標受け買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.48%で終了した。前日までの債券売りの反動から、自立反発を見込んだ買いが入った。また、7-9月期GDP確報値や雇用関連の経済指標が市場予想より弱い結果となったことも買い材料となった。

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2017/12/21/08:02:11

米国株式市場は下落:米税制改革案可決で利益確定売り

NYダウは28.10ドル安の24726.65、ナスダックは2.89ポイント安の6960.96で取引を終了した。米税制改革案の実現性期待から買いが先行した。その後、上院で内容の一部が修正された税制改革案が下院で再可決された。トランプ大統領の署名により同法案は正式に成立する。事前に期待で買われていた金融株などが材料出尽くしから利益確定売りに押された。そのため、前日終値を挟んでもみ合う展開となった。VIX指数は10.03から9.72へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇からドル買い優勢

ドル/円は、米上下両院が共和党の税制改革案を可決したことを受けて、米長期金利の上昇に伴って、日米金利差拡大を見越したドル買いが徐々に強まった。高く始まったNYダウが下げに転じたものの、株安を受けたドル売りは限定的となり、113.40円台まで上げた。ユーロ/ドルは、しばらくは1.1840ドルを挟んだもみ合いとなっていたが、ロンドンのふぃ来寝具にかけて全般にユーロ買いが強まり、一時1.1901ドルまで上げた。フィキシングを通過するとユーロ買いも一服したものの、独長期金利の上昇などを葉池に1.18ドル台後半で底堅く推移した。

 

NY原油先物市場は上昇:予想以上の在庫の減少で買い優勢

NY原油先物市場は一時58.12ドルまで買われた。米エネルギー情報局(EIA)が20日に習字原油在庫統計で原油在庫は予想以上に減少していたことや、ガソリンの在庫水準が市場予想を下回ったことが材料視された。また、ユーロ高・ドル安になったことも、原油価格の下支えとなった。

 

NY金・銀先物市場は上昇:金ETFの残高減少で買い思惑

NY金先物市場は一時1271.40ドルまで上昇した。市場では金ETFのSPDRゴールド・シェアーズを通じた金の保有量が3ヶ月ぶりの水準まで減少したことが買い材料視された。ETFを通じた金投資が再び増えるとの思惑が浮上した。また、米国株が伸び悩んだことや、ユーロがドルに対して強含んだことも金の下支えとなった。

 

米国債券市場は続落:年末のポジション調整売り

米国債券市場で長期ゾーンは3日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.49%で終了した。米上下両院で税制改革法案が可決されたことを受けた売りが出たほか、年末を控えた持ち高調整的な売りも散見された。米長期金利は9ヶ月ぶりに一時2.50%台に達した。

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2017/12/20/08:06:58

米国株式市場は下落:利益確定売りに押される展開

NYダウは37.45ドル安の24754.75、ナスダックは30.91ポイント安の6963.85で取引を終了した。税制改革法案の成立に楽観的な見方が広がる一方で、連日で過去最高値を更新していたこともあり、利益確定の動きが広がり寄付き後から下落しもみ合う展開となった。また、米長期金利の上昇も相場の重しとなった面があった。VIX指数は9.53から10.03へ上昇した。

 

NY外国為替市場:全般ユーロ買いが優勢

ドル/円は、米長期金利の上昇につれて買いが先行した。米11月住宅着工件数や11月建設許可件数などが市場予想より強い結果となったこともドル買いを強めた。一時113.08円と13日以来の高値を更新した。ただ、引けにかけては利益確定売りに押されて上値が重くなった。ユーロ/ドルは、全般にユーロ高が進んだ流れに沿って、1.1831ドルまで値を上げた。前日高値の1.1834ドル手前では伸び悩む場面もみられたが、下値の堅さを確認すると買いが再開した。

 

NY原油先物市場は反発:需給悪化懸念後退で買い優勢

NY原油先物市場は一時57.64ドルまで買われた。NYダウが伸び悩んだものの、米下院で税制改革法案が可決されたと伝えられたことから、リスク回避的な取引が縮小したほか、ロシアが減産に積極的な姿勢を示したと伝わったことで買いが広がった。短期筋の押し目買いが入ったことで原油価格は下げ渋った。

 

NY金・銀先物市場は下落:米長期金利上昇を嫌気

NY金先物市場は一時1262.30ドルまで下落した。米下院で税制改革法案が可決されたことから、リスク回避的な取引は後退した。米税制改革法案の年内成立は織り込み済みだったが、米長期金利の上昇を嫌気した売りが優勢となり上値が重くなった。米国株は弱含んだが買い材料とはならなかった。

 

米国債券市場は続落:独国債下落につれた売り

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.07%高い(価格は下落)2.46%で終了した。独財務省が発表した2018年の国債発行計画で、30年物国債の発行額を増やすことが明らかになり、独国債相場が下落すると米国債にも売りが波及した。また、米税制改革が景気を刺激するとの見方も引き続き売りを誘った。

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2017/12/19/08:03:59

米国株式市場は上昇:米税制法案週内可決の思惑でリスク選好

NYダウは140.46ドル高の24792.20、ナスダックは58.18ポイント高の6994.76で取引を終了した。アジアや欧州株が概ね全面高のとなり、米国株にも買いが先行した。米12月NAHB住宅市場指数が市場予想を上回ったほか、米税制改革法案が週内にも上下両院で可決されるとの思惑からリスク選好の動きが強まり、終日堅調推移となった。米国株3指数は揃って過去最高値を更新した。VIX指数は9.42から9.53へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇でドルの買い戻し

ドル/円は、欧州時間からのドル売りの流れを引き継ぎ一時112.30円付近まで下落した。売り一巡後は、日経先物が上昇したほか、米長期金利も上昇幅を拡大したことをながめ、112.60円台まで下値を切り上げた。ユーロ/ドルは、対欧州通貨を中心にドル売りが進んだ流れに沿ってユーロ買いが先行した。一時1.1834ドルまで上昇したが、買い一巡後はユーロクロスが反落したことに伴って1.1770ドル台まで上値を切り下げた。

 

NY原油先物市場は反落:供給ひっ迫への懸念後退

NY原油先物市場は一時56.82ドルまで下落した。ナイジェリアでの石油労働者のストライキが中止になったことが材料視された。目先的な供給ひっ迫への懸念は後退し、上値が重くなった。OPECとロシアが主導する協調減産体制が延期されていることから、需給関係の改善につながる措置になるとの見方は残っている。

 

NY金・銀先物市場は上昇:ドルインデックス低下で買い優勢

NY金先物市場は一時1267.00ドルまで買われた。米税制改革法案の年内成立の可能性が高まっているほか、欧米株式市場が堅調推移となったにもかかわらず、金先物を買い戻す動きとなった。欧米市場でポジション調整的ドル売りが散見され、ドルインデックス指数が低下したことにより、金買いが強まった。そのため、年末に絡んだドルのポジション調整が終了すると、再び金は伸び悩む可能性があるとみられる。

 

米国債券市場は下落:リスク選好の動きから債券需要後退

米国債券市場で長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は安い)2.39%で終了した。米両院で税制改革法案が週内に可決するとの思惑が広がり、米国株が大幅上昇したことでリスク選好の動きが強まり債券需要が後退した。

 

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2017/12/18/03:01:51

米国株式市場は上昇:年内の米税制改革の法案成立期待

NYダウは143.08ドル高の24651.74、ナスダックは80.06ポイント高の6936.58で取引を終了した。オプションや先物の決算日が重なるクアドプル・ウィッチングで出来高が膨らんだほか、節税目的で年末まで含み損を確定しようとする動きも散見されたが、米税制改革案に反対を表明していたルビオ上院議員が法案の一部修正で賛成に転じたほか、コーカー上院議員も税制改革案に支持を表明したことで、年内の法案成立への楽観的な見方が広がり終日堅調推移となった。また、ハイテク株や銀行株が指数の上昇に寄与した。VIX指数は10.49から9.42へ低下した。

 

NY外国為替市場:税制改革案成立期待から全般ドル高

ドル/円は、米長期金利の上昇を支えにアジア時間高値112.40円を上抜けると買いが強まった。前日に米税制改革法案に反対を表明していたルビオ米上院議員が『税制法案を支持した』と報じられたほか、ブレディ米下院歳入委員長が『税制法案まとまる、上院で支持を得られる見通し』と述べたこともドル買いを後押しした。NYダウが180ドル超上昇したことも支えとなった。しかし、終盤にかけて米長期金利が低下に転じると112.50円台まで伸び悩んだ。ユーロ/ドルは、米長期金利が一時上昇したほか、米税制改革法案の成立期待から全般ドル高が進んだ流れに沿った。引けにかけても軟調地合いが続き1.1749ドルまで弱含んだ。

 

NY原油先物市場は上昇:供給減少を意識した買い優勢

NY原油先物市場は、北海のパイプラインの操業停止や主要産油国による減産で、供給ひっ迫懸念が引き続き買い材料となった。また、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した国内石油掘削装置(リグ)稼動数は前週末比4基減少の747基となり、稼動数が減少したことで資産減を見込んだ買いも入った。ただ、原油需要の増大に対する懐疑的な見方は残されており、OPECやロシアが主導する協調減産体制が2018年末まで延長されても需給関係の大幅な改善は期待できないとの悲観的な見方が浮上しており、原油価格の上値を抑える要因となった。

 

NY金・銀先物市場は上昇:リスク選好の動きから上値の重い展開

NY金先物市場は一時1264.50ドルまで買われたが、上げ渋る展開となった。米税制改革法案に反対を表明していた2名の共和党上院議員が賛成票を投じるとの意向を示したことから、同法案の上院通過はほぼ確実な状況となったことで、安全資産と金買いは後退した。米国株が堅調推移したことや、米長期金利の下げ渋りも金先物の上昇を抑えた。

 

米国債券市場は横ばい:ポジション調整の買戻し

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前日と同じ2.35%で終了した。米税制改革法案の成立期待から債券売りが先行したが、週末を控えてポジション調整の買戻しが進んだ。

 

 

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