FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2020/08/04/07:40:46

米国株式市場は上昇:米追加経済対策への期待から買い優勢

NYダウは236.08ドル高の26664.40、ナスダックは157.52ポイント高の10902.80ポイントで取引を終了した。新型コロナウイルスの2兆ドル規模の追加経済対策を巡る米与野党の協議が最終的に妥結するとの期待から買いが優勢となった。「マイクロソフトは中国の動画投稿アプリ『TickTok(ティックトック)』の米国事業の買収交渉を進めている」と伝わり、マイクロソフト株が5%超上昇したことも相場の押し上げ要因となった。 ナスダック総合指数は過去最高値を更新した。VIX指数は24.46から24.28へ低下した。

 

NY外国為替市場:M&A絡みのドル買いとリスク選好のドル売り

ドル/円は、NYダウが270ドル超上昇し、ナスダック総合が史上最高値を更新すると円売り・ドル買いが先行し、一時106.47円と日通し高値を付けた。市場では『すでに資金調達を終えている可能性はあるものの、セブン&アイ・ホールディングスによる米コンビニ買収案件が円売り・ドル買いの材料として意識されやすかった』との声も聞かれた。もっとも、買い一巡後は伸び悩む展開になった。米10年債利回りが上昇幅を縮めたことで円買い・ドル売りがじわりと強まり、一時105.91円付近まで下押しした。 

 

ユーロ/ドルは、独シーメンスの上場子会社で医療機器大手の独シーメンス・ヘルシニアーズは2日、放射線治療機器大手の米バリアン・メディカル・システムズを164億ドル(約1兆7300億円)で買収すると発表した。M&A(合併・買収)絡みのユーロ売り・ドル買いを期待している向きは多く、一時1.1696ドルの本日安値までユーロ安・ドル高が進んだ。ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げて、NY終盤には1.1768ドル付近まで下げ渋った。米長期金利が上昇幅を縮めたことや米国株相場の上昇に伴うリスク選好のドル売りが出た。なお、7月米ISM製造業景気指数は54.2と予想の53.6を上回ったものの、相場の反応は限られた。

 

NY原油先物市場は続伸:経済再開やエネルギー需要増への期待

NY原油先物市場は39.58ドル-41.24ドルのレンジ相場となった。時間外では39ドル台に沈む場面もあったが、NY勢の本格参入とともに買い優勢となった。新型コロナウイルス感染拡大が懸念された米南部や西部の州では、新規感染者数が減少傾向に転じてきている。経済再開・エネルギー需要増への期待感が高まり、原油先物は41ドル前半まで上値を伸ばした。 

 

NY金先物市場は小幅続伸:ドル高でも底堅い展開

NY金先物市場は1975.20-2009.50ドルのレンジ相場となった。週明けの時間外取引では買いが先行し、流動性の薄い中で最高値となる2009.5ドルまで上昇した。もっともその後、為替相場でドル高の流れが強まるとドル建ての金先物も売り戻しに傾き、NY午前には1970ドル台まで水準を下げた。ただ、引けにかけては再び下値を切り上げ、わずかながら前週終値を上回った。

 

米国債券市場は反落:リスク選好の動きから売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは5営業日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)0.55%で終了した。7月米ISM製造業景気指数が予想を上回ったことや米国株の上昇を背景に、安全資産とされる米国債に売りが出た。ただ、新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感は根強く下値は限定的だった。 

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2020/08/03/03:01:00

米国株式市場は上昇:アップルが米国株をけん引

NYダウは114.67ドル高の26428.32ドル、ナスダックは157.46ポイント高の10745.27ポイントで取引を終了した。新型コロナウイルスを受けた追加経済対策をめぐる米議会与野党の協議が難航していることから、しばらくはマイナス圏での推移が続き一時300ドル超下げる場面があった。ただ、引けにかけては買いが優勢となり上げに転じた。前日引け後に予想を上回る決算と株式分割を発表したアップルが10%超上昇し、1銘柄でNYダウを300ドルほど押し上げた。また、7月シカゴ購買部協会景気指数が予想外の改善を示したほか、米IT大手4社『GAFA』の決算は、グーグル親会社アルファベットを除く3社が増収増益。時価総額が大きいこれらの銘柄が買われ、相場を下支えした。VIX指数は24.76から24.46へ低下した。 

 

NY外国為替市場:ロンドンフィキシングにかけてドル買い優勢

ドル/円は、東京市場では一時104.19円と3月12日以来の安値を付けたものの、欧米市場に入ると底堅く推移した。月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングを控えた持ち高調整目的の円売り・ドル買いが先行し、105円台にしっかりと乗せると短期勢のストップロスを誘発した。前日の高値105.29円や28日の高値105.69円を上抜けて一時106.05円まで上値を伸ばした。市場では『ここのところ急速にドル安が進んだ反動でドルが大きく買い戻された』との声が聞かれた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドル指数の7月の下落率は前月末比4.2%となり、2010年9月以来9年10カ月ぶりの月間下落率となった。なお、財務省と日銀、金融庁は日本時間夕刻に国際金融資本市場に関する情報交換会合を開催した。岡村健司財務官は会合後、記者団に対して『市場の安定は重要であり、引き続き注視していく』『今朝の麻生財務大臣の発言は円高を容認しているわけではない』などと語った。 

 

ユーロ/ドルは、アジア市場では一時1.1909ドルと18年5月以来約2年2カ月ぶりの高値を付けたものの、NY市場では一転下落した。週末・月末を控えたポジション調整目的のユーロ売り・ドル買いが優勢となり、一時1.1762ドルと日通し安値を付けた。なお、格付け会社フィッチ・レーティングスは米国の格付け『AAA』の見通しを『安定的』から『ネガティブ』に引き下げたと発表したものの、取引終了間際に発表されたこともあって相場の反応は限られた。 

 

NY原油先物市場は反発:米原油生産の減少で買い優勢

NY原油先物市場は39.66ドル-40.55ドルのレンジ相場となった。米国株の下落を眺めながら前日比マイナスに沈む場面もあったが、米エネルギー情報局(EIA)が発表した月報で米原油生産が減少したことが明らかになり、買いが入った。アジア市場で40.55ドルから39.96ドルまで下落し、その後は40ドルを挟む水準で推移した。ニューヨーク市場で一時40.53ドルまで戻したが、ポジション調整的な売りが観測されており、上げ幅はやや縮小した。米国の石油掘削装置(リグ)稼働数は、前週末1基減少の180基となった。

 

NY金先物市場は反発:ユーロ圏の経済減速懸念から買い優勢

NY金先物市場は1971.40-2005.40ドルのレンジ相場となった。前日は調整で反落し、10連騰にはならなかったが、金の先高観は根強く、この日は時間外取引から買いが先行した。心理的節目の2000ドルの大台を突破し、一時2005.4ドルの最高値をつけた。米国に続いてこの日発表したユーロ圏の4-6月期GDPが過去最大の下げを記録し、安全資産の金の買いを後押しした。ロンドン市場(通常取引開始前の時間外取引)において2005.40ドルまで一段高となったが、ニューヨーク市場では利益確定を狙った売りが優勢となり、一時1975.80ドルまで売られる場面があった。ただ、押し目買い興味は残されており、1995.00ドルまで戻している。

 

米国債券市場は続伸:米議会で追加経済対策の協議難航から買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは4日続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)0.53%で終了した。新型コロナウイルスを受けた追加経済対策をめぐる米議会与野党の協議が難航していることから、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。利回りは時間外取引で一時0.5185%と過去最低を付けた3月9日以来約4カ月半ぶりの低水準を付ける場面があった。 

 

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2020/07/22/07:52:08

米国株式市場はまちまち:ハイテク株売りで引けにかけては上げ幅縮小

NYダウは159.53ドル高の26840.40ドル、ナスダックは86.73ポイント安の10680.36ポイントで取引を終了した。企業の良好な決算や欧州連合(EU)首脳が7500億ユーロの新型コロナ復興基金創設で合意したことを受けて、投資家心理が改善した。米主要企業の決算が良好だったことも買いを促し、一時340ドル超上げた。ただ、今週後半に主要ハイテク株の決算が控えており、内容を見極めたいとの思惑から高値警戒感が根強いハイテク株に売りが出たため、取引終了にかけては上げ幅を縮めた。VIX指数は24.46から24.84へわずかに上昇した。

 

NY外国為替市場:NY市場からリスク選好によるドル売りが優勢

ドル/円は、EU復興基金案の合意や新型コロナワクチン開発の進捗を受けて投資家のリスク選好姿勢が強まりドルを売る動きが広がった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りも入り一時106.69円と15日以来の安値を付けた。なお、米上院銀行委員会はこの日、米連邦準備理事会(FRB)理事候補として金融緩和に前向きな『ハト派』で知られるジュディ・シェルトン氏とクリストファー・ウォラー氏を承認した。上院本会議で承認されれば、理事就任が決まる。

 

ユーロ/ドルは、欧州連合(EU)首脳が5日間に及んだ対面協議の末に新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の立て直しに向けた7500億ユーロ規模の復興基金案で合意したことを受けて、投資家のリスク志向が改善した。NY序盤に一時1.1425ドル付近まで下押ししたあとは、NYダウが340ドル超上昇したことを手掛かりにリスク選好のドル売りが優勢となった。これまでレジスタンスとして意識されていた3月9日の高値1.1495ドルや節目の1.1500ドルを上抜けると断続的にストップロスを誘発し、一時1.1540ドルと2019年1月以来約1年半ぶりの高値を更新した。米10年債利回りが一時0.5922%前後まで低下したこともユーロ買い・ドル売りを誘った。 

 

NY原油先物市場は続伸:リスク選好のドル全面安を受けて買い優勢

NY原油先物市場は40.74ドル-42.51ドルのレンジ相場となった。5日間にわたった欧州連合(EU)首脳会議での復興基金案の合意などを背景に、各国の株式市場が堅調に推移したことでリスク選好により原油先物価格は大幅に続伸した。またユーロや豪ドルを中心とした、ドル全面安も原油価格の押し上げ要因になり4カ月ぶりの水準まで上昇した。アジア市場で40.74ドルまで下げたが、その後は反転した。ユーロ高・米ドル安の進行を意識して21日のニューヨーク市場で42.51ドルまで一段高となった。

 

NY金先物市場は大幅続伸:ユーロ高・ドル安を意識した買い優勢

NY金先物市場は1817.20-1844.90ドルのレンジ相場となった。ユーロ/ドルが2019年1月、豪ドル/ドルが同年4月以来のドル安水準までドルが売られたことで、金先物価格は終始堅調な動きとなり、2011年9月以来の水準まで上昇した。市場では近々に過去最高値の1920ドル台をトライするのではとの声が多い。ニューヨーク市場で一段高となり、一時1844.90ドルまで買われた。米長期金利の低下も意識された。

 

米国債券市場は小幅続伸:ポジション調整目的の買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは小幅続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)0.60%で終了した。新型コロナウイルス感染拡大に対応する米追加経済対策を巡り、トランプ政権と議会共和党の協議が本格化するなか、持ち高調整目的の買いがやや優勢となった。 

 

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2020/07/21/07:52:52

米国株式市場は上昇:ウイルスのワクチン開発が進でいることを好感

NYダウは8.92ドル高の26680.87ドル、ナスダックは263.90ポイント高の10767.09で取引を終了した。米国では南部を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が続き、新規感染者数が高止まりしていることから売りが先行し、利益確定の売りで一時160ドル超下げた。ただ、世界で新型コロナワクチン開発が進み、経済活動の正常化が近づくとの観測が高まると買い戻しが優勢となり上げに転じた。また、米国政府・議会が追加財政策の協議を開始したことが好感され た。VIX指数は25.68から24.46へ低下した。

 

NY外国為替市場:欧州通貨中心の取引となりドル/円相場は方向感出ず

ドル/円は、ポンドやオセアニア通貨に対してドル売りが先行するとドル/円にも売りが出て一時107.01円まで下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値107.02円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。ポンド/円や豪ドル/円などクロス円の上昇につれた円売り・ドル買いも出て107.33円付近まで強含んだ。 

 

ユーロ/ドルは、欧州時間に『新型コロナウイルスで打撃を受けた経済を立て直すための復興基金案に関する協議が難航している欧州連合(EU)首脳会議が妥結に向けて前進を始めた』との報道を手掛かりに、一時1.1468ドルと3月9日以来約4カ月半ぶりの高値まで買われた影響が残った。NYの取引時間帯に入ると利食い売りが優勢となり一時1.1403ドルと日通し安値を付けたものの、一時は160ドル超下落したNYダウが上げに転じたことからユーロ/ドルの下値は限定的となった。一部報道でEU首脳会議では『復興基金』について、総額7500億ユーロのうち返済義務がない補助金3900億ユーロと低利の融資3600億ユーロとする新たな妥協案が提示されたと伝わったことも相場を下支えした。 

 

NY原油先物市場は反発:米国株堅調推移で買い優勢

NY原油先物市場は39.97ドル-41.02ドルのレンジ相場となった。NY午前には39ドル台まで弱含んでいた原油先物価格だったが、英製薬アストラゼネカと英オックスフォード大の新型コロナウイルスワクチンの初期臨床試験の結果が、良好な抗体結果を示したと報告されたことをきっかけに徐々に下げ幅を回復した。また、NYダウがプラス圏を回復し、ナスダック総合が2%以上上昇するなど米国株の堅調な動きにも下支えされ反発して引けた。 

 

NY金先物市場は続伸:ユーロ高を意識した買い優勢

NY金先物市場は1806.60-1823.40ドルのレンジ相場となった。週末も各国での新型コロナウイルス感染が拡大していることや、欧州通貨をはじめとしたドル安により金先物価格は底堅い動きで、一時2011年9月以来となる1820ドル台まで上昇した。アジア市場で1806.60ドルまで売られたが、まもなく反転した。ニューヨーク市場の序盤にかけて1823.40ドルまで買われた。そして、通常取引終了後もユーロ高を意識して1815ドルを上回る水準で推移した。

 

米国債券市場は反発:ウイルスの新規感染者高止まりで買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)0.61%で終了した。米国内での新型コロナウイルスの新規感染者数が高止まりする中、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。ただ、米国株が底堅く推移したことから上値は限定的だった。 

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2020/07/20/03:01:37

米国株式市場はまちまち:米国内のウイルス感染再拡大への警戒感

NYダウは62.76ドル安の26671.95ドル、ナスダックは29.36ポイント高の10503.19ポイントで取引は終了した。米国での新型コロナウイルス感染再拡大への警戒感が広がる中、7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が予想を下回ったことが嫌気されて売りが優勢となった。ただ、来週の決算発表の本格化を控えて、積極的に下値を探る展開にはならなかった。一方で、ハイテク株は底堅く推移するまちまちな展開となった。VIX指数は28.00から25.68へ低下した。

 

NY外国為替市場:米国の感染再拡大でリスク回避のドル売り

ドル/円は、米国の新型コロナ感染拡大の被害が再び深刻な事態となるなか、ユーロ/ドルの上昇に伴う円買い・ドル売りが入り一時106.90円と日通し安値を付けた。7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が73.2と予想の79.0を下回ったことも相場の重石となった。なお、ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、米国の新型コロナの1日当たりの新規感染者数は16日時点で7万7000人を超え過去最多に。流行が深刻な米南部や西部で経済活動再開を巻き戻す動きが広がっている。世界でも新型コロナの新規感染が増加しており、『世界景気の回復に時間がかる』との見方が広がっている。

 

ユーロ/ドルは、明日18日まで開かれる欧州連合(EU)首脳会議で、新型コロナウイルス危機対応の7500億ユーロ規模の復興基金案について合意できるとの期待感から全般ユーロ買いが優勢となった。前日の高値1.1442ドルを上抜けて一時1.1444ドルまで値を上げた。ただ、市場では『協議は難航しており、合意するかどうかは不透明な情勢』との指摘もあった。ドイツやフランス、イタリア、スペインなどは賛成しているものの、財政規律を重視するオーストリア、オランダ、スウェーデン、デンマークのいわゆる倹約4カ国は依然として反対しているという。

 

NY原油先物市場は小幅続落:景況感悪化懸念から売り優勢

NY原油先物市場は40.18ドル-41.05ドルのレンジ相場となった。米南部・西部の州で新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、経済活動の停滞懸念から原油先物は40ドル手前まで売りが先行した。米疾病予防管理センター(CDC)がクルーズ船の運航停止を9月末まで延長したことも相場の重石になった。もっとも、下落一巡後は40ドル台で下げ渋った。為替相場でドル安が進行し、ドル建ての原油先物に割安感が生じたことなどが支えとなった。ニューヨーク市場の序盤にかけて41.05ドルまで買われたが、この日発表されたミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想に反して悪化したことから、40.18ドルまで反落した。その後、40.95ドルまで戻す場面があったが、40ドル台後半でもみ合う状態が続いた。米国の石油掘削装置(リグ)稼働数は、前週比1基減少の180基と18週連続の減少となった。

 

NY金先物市場は反発:米国感染再拡大やドル安を意識した買い

NY金先物市場は1795.20-1813.90ドルのレンジ相場となった。米南部や西部では新型コロナウイルスの感染状況が改善せず、安全資産の金に資金が向かいやすい状況は変わらず。7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が市場予想を下回ったこと、為替相場でドル安が進行したことなども金先物の下値を支えた。アジア市場で1795.20ドルまで売られたが、アジア市場の終盤に安全逃避的な買いが入ったことで反転した。ニューヨーク市場ではドル安を意識した買いが入った。一時1813.90ドルまで上昇し、通常取引終了後も1810ドル台を維持した。

 

米国債券市場は反落:週末のポジション調整売り

米国債券市場で長期ゾーンは反落(金利は上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)0.62%で終了した。週末を控えたポジション調整目的の売りが出たものの、低調な7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値を理由に買いも入ったため下値は限られた。 

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