FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2020/07/17/07:55:10

米国株式市場は反落:中国株安と雇用回復の遅れを嫌気した売り優勢

NYダウは135.39ドル安の26734.71ドル、ナスダックは76.66ポイント安の10473.83ポイントで取引を終了した。中国株の大幅下落が投資家心理を冷やしたほか、先週分の新規失業保険申請件数が予想を上回り17週連続で100万件以上のペースを保っており労働市場の遅い回復が嫌気され下落で寄り付いた。一時280ドル超下げた。朝方発表の6月米小売売上高や7月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想を上回ったものの、相場の支えとはならなかった。米国では、南部や西部を中心に新型コロナウイルスの感染が再び急増した。経済活動を再規制する動きが広がっており、雇用回復が遅れるとの懸念も強まっている。VIX指数は27.76から28.00へ上昇した。

 

NY外国為替市場:全般リスク回避のドル買い優勢

ドル/円は、中国や欧州の株式相場が下落したことでリスク回避のドル買いが先行した。米国株が持ち直すと107.05円付近まで伸び悩んだものの、米国株が再び下落するとドル買いがじわりと強まり一時107.40円と日通し高値を付けた。

 

ユーロ/ドルは、欧州中央銀行(ECB)の金融政策イベントを無難に通過したほか、安く始まった現物のNYダウがプラス圏を回復するとリスク回避のドル買いが後退し、一時1.1442ドルの本日高値まで持ち直した。ただ、NYダウが再び下げ280ドル超下落すると、全般ドル買い戻しが優勢となり一時1.1371ドルと日通し安値を更新した。
 なお、ECBは市場予想通り政策金利を据え置き、パンデミック緊急資産購入プログラム(PEPP)を1.35兆ユーロで維持した。また、ラガルド総裁は理事会後の記者会見で『業務の範囲内で必要なことは何でもする』『全ての政策手段を必要に応じて調整する用意』など述べたが、特段のサプライズはなく、ユーロがわずかに買われた程度だった。

 

NY原油先物市場は反落:新型ウイルス感染状況が改善しなことが重石

NY原油先物市場は40.69ドル-41.38ドルのレンジ相場となった。良好な米経済指標を背景にエネルギー需要増が期待され、朝方は底堅い展開が続いた。ただ、41ドル台では利益確定の売りに上値を抑えられた。米南部を中心に新型コロナウイルス感染状況が改善しないことが重しとなり、NY午後には40ドル後半で伸び悩んだ。アジア市場で41.38ドルまで買われたが、中期的な需給関係のひっ迫の可能性はやや低下していることや米国株安を意識して、時間取引で40.69ドルまで下げる場面があった。

 

NY金先物市場は反落:換金目的の売りが優勢

NY金先物市場は1794.10-1816.20ドルのレンジ相場となった。6月米小売売上高や7月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったことを受け、安全資産とされる金は売りが先行した。軟調な米株を眺めて買い戻される場面もあったが、利益確定の売りに上値を抑えられた。為替相場でドル買い戻しが進むと、引けにかけてドル建ての金先物は水準を下げた。アジア市場で1816.20ドルまで買われたが、その後は換金目的の売りが増えたことから、伸び悩んだ。通常取引の終了時点にかけて節目の1800ドルを下回る展開となった。

 

米国債券市場は上昇:経済活動停滞への懸念から買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)0.61%で終了した。新型コロナウイルスの感染状況が改善せず、経済活動停滞への懸念が残るなかで、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。

 

 

 

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2020/07/16/07:44:09

米国株式市場は上昇:経済活動の政情か期待の高まりから買い優勢

NYダウは227.51ドル高の26870.10ドル、ナスダックは61.92ポイント高の10550.49ポイントで取引を終了した。米バイオ製薬のモデルナは「開発中の新型コロナウイルスワクチンの臨床検査で参加者全員にウイルスの抗体の生成が確認できた」と発表したほか、「英アストラゼネカと英オクスフォード大学が開発中のワクチン試験では前向きな結果が出た」との報道が伝わった。また、投資銀行ゴールドマンサックスの好決算や、予想を上回った米国経済指標が好感材料となり上昇で寄り付いた。ハイテク株には依然利益確定売りが散見され一時上げ幅を縮小したが米国政府の追加財政策やFRBの追加緩和期待に底堅い展開となった。経済活動の正常化期待の高まりで株式市場には買い安心感が広がり、一時420ドル超上昇した。 VIX指数は29.52から27.76へ低下した。

 

NY外国為替市場:ロンドンフィキシングでドル買い戻し

ドル/円は、欧米株高を背景にリスク選好のドル売りが先行し一時106.67円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は下げ渋る展開になった。米国株式市場でナスダックがマイナス圏に沈むなど株価が伸び悩むなか、10日の安値106.65円がサポートとして意識されるとドル/円を買い戻す動きが出た。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングにかけては『ポジション調整的なドル買い戻しが入った』との声も聞かれ、106.97円付近まで持ち直した。米連邦準備理事会(FRB)はこの日公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、『経済活動はほぼ全ての地区で上向いたが、新型コロナ感染症がパンデミック(世界的大流行)となる前の水準はなお大きく下回った』と指摘した。 

 

ユーロ/ドルは、新型コロナウイルスのワクチン実用化期待から欧米株価が上昇するとリスク選好のドル売りが先行し、一時1.1452ドルと3月10日以来約4カ月ぶりの高値を付けた。ただ、ユーロ/豪ドルなど一部ユーロクロスの下落につれた売りが出ると1.1402ドル付近まで下押しした。一時は420ドル超上昇したNYダウが49ドル高まで急速に伸び悩んだことで、リスク選好のドル売りが後退した面もあった。 

 

NY原油先物市場は反発:協調減産と原油在庫減少から買い優勢

NY原油先物市場は40.08ドル-41.26ドルのレンジ相場となった。新型コロナウイルスのワクチン開発が進展したことで経済活動の正常化期待が高まり、原油相場は買いが先行した。石油輸出国機構(OPEC)プラスによる協調減産の縮小方針が伝わると前日比マイナスまで一時下落するも、8月からの減産規模縮小は予定通りとされ売りは続かなかった。米エネルギー省の週間在庫統計で原油の取り崩し幅が予想以上となったことを支えに買いが強まり、WTI8月限は6月23日以来の高値を更新した。ニューヨーク市場の序盤で40.08ドルまで下げたが、原油とガソリン在庫の減少を意識した買いが入ったことで41.26まで上昇した。 

 

NY金先物市場は小幅反発:押し目買いで1800ドル台は維持

NY金先物市場は1804.00-1819.50ドルのレンジ相場となった。『新型コロナウイルスのワクチン開発が進展』との報道を受け、安全資産の金は売り戻しが先行した。ただ、為替相場でドルが対ユーロで約4カ月ぶりの安値を更新すると、ドル建て金先物は下値を切り上げた。香港を巡る米中対立の激化懸念も相場の支えに底堅いまま引けている。ロンドン市場で1819.50ドルまで買われた後、欧米株高を意識して1804.00ドルまで反落した。ただ、押し目買いの興味は残されており、時間外取引では1810ドル台で底堅い動きを見せた。

 

米国債券市場は横ばい:好悪材料交錯で方向感出ず

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前営業日と同じ0.63%で終了した。新型コロナウイルスのワクチン実用化期待から安全資産とされる米国債に売りが出たものの、新型コロナウイルス感染再拡大への懸念も根強く下値は限定的だった。 

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2020/07/15/07:54:43

米国株式市場:米企業決算への期待や出遅れ株に買い

NYダウは556.79ドル高の26642.59ドル、ナスダックは97.73ポイント高の10488.58ポイントで取引は終了した。カリフォルニア州などウイルス感染再燃により経済活動の再開を数段階戻す動きが見られ景気回復が遅れるとの懸念や米中関係の悪化懸念から下落で寄り付いた。しかし、引き続きウイルスワクチン開発期待が下支えとなり上昇に転じた。今週から本格化する米主要企業の4-6月期決算を前に、業績期待から買いが入り相場を押し上げた。なお、本日発表のJPモルガン・チェースの決算は好調なトレーディング収益を頼りに市場予想を上回る結果となった。これまで出遅れていた資本財や石油など景気敏感株にも買いが入り、一時600ドル超上昇した。VIX指数は32.19から29.52へ低下した。

 

NY外国為替市場:ドル/円は様子見ムード強く小動き

ドル/円は、NYダウ先物や欧州株の下落を背景にリスク回避のドル買いが先行すると一時107.43円と日通し高値を付けたものの、米国株の持ち直しとともに徐々にドル売りが強まると107.13円付近まで下押しした。もっとも、翌日の日銀金融政策決定会合の結果発表を控えて様子見ムードも強く、NY時間の値幅は小さかった。

 

ユーロ/ドルは、欧州時間に一時1.1325ドルと日通し安値を付けたものの、NY市場に入ると一転上昇した。小安く始まったNYダウが持ち直し、一時600ドル超上昇するとリスク選好のドル売りが優勢となり、1.1409ドルと6月10日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。ポンドやスイスフランに対してユーロ高が進んだ影響も受けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時96.18まで低下した。

 

NY原油先物市場は反発:協調減産の順守率高く買い優勢

NY原油先物市場は39.07ドル-40.57ドルのレンジ相場となった。米南部州やカリフォルニア州で新型コロナウイルスの感染状況は改善せず、経済活動の停滞によるエネルギー需要減少への懸念が高まった。原油先物は時間外から売り優勢となり、一時約2.5%安まで下げ幅を拡大した。しかしながら、石油輸出国機構(OPEC)月報で先月のOPEC産油量が7.8%減と発表され、協調減産の順守率が110%を超えるとの見方も伝わると一転買い戻しが優勢となった。20年の石油需要減少幅の見通しがやや縮小したことも支えに、WTI8月限は40ドル台で底堅いまま引けた。ただ、通常取引終了後の時間外取引では40ドル台前半でやや上げ渋る展開となった。

 

NY金先物市場は反落:米国株高を意識した売り優勢

NY金先物市場は1791.10-1815.00ドルのレンジ相場となった。強含む米株を眺めながら安全資産の金は売り戻しが先行した。もっとも、新型コロナウイルス感染拡大への懸念は強く、下げたところでは拾いたい投資家はまだ多い。為替相場でドルが対ユーロで約1カ月ぶりの安値を更新したこともドル建て金先物の支えとなり、前日終値あたりまで下値を切り上げた。ロンドン市場で1791.10ドルまで下げた後、ユーロ高を受けてニューヨーク市場で1815.00ドルまで戻した。しかしながら、米国株式の上げ幅拡大を意識した売りが観測され伸び悩んだ。

 

米国債券市場は小反落:米国株高から売りが優勢

米国債券市場で長期ゾーンは小反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)0.63%で終了した。新型コロナウイルス感染再拡大への懸念から買いが先行したものの、米国株が底堅く推移すると徐々に売りが優勢となった。 

 

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2020/07/14/07:34:03

米国株式市場はまちまち:大幅上昇後に利益確定売り優勢で失速

NYダウは10.50ドル高の26085.80ドル、ナスダックは226.60ポイント安の10390.84ポイントで取引が終了した。新型コロナウイルスのワクチン開発への期待から買いが先行し一時560ドル超上昇したものの、NY午後に入るとハイテク株を中心に利益確定目的の売りが優勢となったほか、ウイルス感染の拡大を受け、カリフォルニア州が劇場や室内のレストラン、バー、ジムの営業を再び閉鎖する指示を出し、景気低迷への懸念から失速した。取引終了間際にマイナス圏に沈む場面もあった。VIX指数は27.29から32.19へ上昇した。

 

NY外国為替市場:107.30円近辺で上値の重い展開

ドル/円は、欧米株価の上昇を背景に投資家のリスク志向が高まり円売り・ドル買いが先行し、一時本日高値となる107.32円を付けた。ただ、対ユーロなどでドル売りが強まった影響を受けたため上値は限定的だった。米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重石となったほか、9日の高値107.40円や一目均衡表転換線が位置する107.41円がレジスタンスとして意識された面もあった。

 

ユーロ/ドルは、新型コロナウイルスの治療薬やワクチン開発への期待から欧米株価が上昇すると、リスク選好のドル売りが優勢となり一時1.1375ドルと6月11日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品企業バイオンテックは13日、共同開発中の新型コロナワクチン候補2種類が、米食品医薬品局(FDA)から優先審査の指定を受けたと発表した。ただ、引けにかけては米国株相場が失速したためリスク選好のドル売りが後退し、一時1.1342ドル付近まで伸び悩んだ。 

 

NY原油先物市場は反落:経済活動停滞への懸念から売り優勢

NY原油先物市場は39.47ドル-40.72ドルのレンジ相場となった。時間外では売りが先行したが、バルキンド石油輸出国機構(OPEC)事務局長の見解『市場は均衡に近づいている』や、サウジ・イラク共同声明『OPECプラスの減産合意を完全に順守する』が伝わると前週末比プラス圏まで戻した。もっとも、米国では新型コロナ感染状況が改善せず、経済活動停滞への懸念が残るなかで上値は重いままだった。引け後にはカリフォルニア州で屋内施設の閉鎖が伝わり、原油先物は下げ幅を拡大した。40ドル台で利食い売りが観測されており、原油先物は伸び悩んだ。株高を意識した買いが入る場面もあったが、時間外取引で失速し、39.47ドルまで売られている。

 

NY金先物市場は反発:ウイルス感染拡大と米中対立激化懸念から買い優勢

NY金先物市場は1802.10-1818.80ドルのレンジ相場となった。米国の複数州では新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、金先物は時間外から買いが先行した。香港を巡る中国と欧米の対立激化への懸念も、安全資産の金に資金を向かわせた。米国株が大きく上昇し一時伸び悩むも、為替相場でのドル安・ユーロ高がドル建ての金先物の支えとなった。アジア市場で反転し、ニューヨーク市場の序盤にかけて1818.80ドルまで買われた。株高を意識して一時伸び悩んだが、通常取引終了後の時間外取引で底堅い動きを見せた。 

 

米国債券市場は反発:ウイルス感染拡大と経済活動停滞懸念から買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)0.62%で終了した。新型コロナウイルスの感染状況が改善せず、経済活動停滞への懸念が残るなかで、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。 

 

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2020/07/13/03:01:40

米国株式市場は上昇:リスク選好のドル安・円安の展開

NYダウは369.21ドル高の26075.30ドル、ナスダックは69.70ポイント高の10617.45ポイントで取引を終了した。全米でウイルス感染が引き続き拡大する中、ウイルス治療薬に期待が広がったほか原油高で投資家心理が改善し寄り付きから買いが先行し、一時NYダウは390ドル超上げた。しかし、トランプ大統領が『中国との信頼関係が毀損しており、現時点で、米中第2段階貿易協定は考えられない』と発言すると米中関係悪化懸念がひろがり一時上げ幅を縮める局面もあったが、引けにかけては再び上げ幅を拡大した。VIX指数は29.26から27.29へ低下した。

 

NY外国為替市場:ドル/円は107.00円を目前に上値の重い展開

ドル/円は、米国株相場の上昇を背景にリスク選好のドル売りが出たほか、低調な米インフレ指標を受けたドル売りで一時106.61円と6月24日以来の安値を付けた。ただ、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングにかけては『ポジション調整的なドル買い戻しが入った』との声も聞かれ、106.95円付近まで下げ渋った。一時は0.5678%前後と4月22日以来の低水準を付けた米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の下支え要因となった。トランプ米大統領はこの日、現時点で中国との『第2段階』の通商交渉は検討していないとの見解を示したものの、金融市場への影響は限られた。 

 

ユーロ/ドルは、新型コロナウイルスの治療薬開発に関する前向きな発表が相次いだことで、NYダウが一時400ドル近く上昇した。リスク選好のドル売りが優勢となり、一時1.1325ドルと日通し高値を付けた。6月米卸売物価指数(PPI)が予想を下回ったこともドル売りを誘った。市場では『株高を背景に有事のドル買いが巻き戻された』との声が聞かれた。もっとも、引けにかけては週末を控えたポジション調整目的の売りが出たため、やや伸び悩んだ。
 なお、米製薬大手のギリアド・サイエンシズは10日、同社のコロナ治療薬『レムデシビル』を重症のコロナ感染者に投与したところ、通常の治療法に比べ死亡率が62%低下したと発表した。また、米製薬大手ファイザーとワクチン開発で提携するドイツのバイオ企業も「ワクチンを年内に承認申請する」との見通しを示した。 

 

NY原油先物市場は反発:世界石油需要が上方修正されたことを好感

NY原油先物市場は38.54ドル-40.77ドルのレンジ相場となった。国際エネルギー機関(IEA)が2020年の世界石油需要を従来予想から上方修正したことを背景に買いが入った。また、米国の石油掘削装置(リグ)稼働数は、前週比4基減少の181基となった。2009年6月以来の低水準になったことが判明したことも買いを後押しした。アジア市場からロンドン市場で38.54ドルまで売られたが、ニューヨーク市場では株高を意識して反転し、通常取引終了後の時間外取引で40.77ドルまで上げ幅は拡大した。

 

NY金先物市場は続落:米国株高で利益確定売り優勢

NY金先物市場は1796.50-1817.00ドルのレンジ相場となった。米国でのコロナ感染の再拡大や、為替相場でのドル安・ユーロ高などを背景に買いが先行したが、米国株が上昇に転じ、上げ幅を拡大すると安全資産の金は利益確定売りに押された。NY市場の序盤で1817.00ドルまで買われたが、株高を意識して伸び悩み、一時1796.50ドルまで下落。その後は下げ渋り、1800ドル台を回復したが、通常取引終了後の時間外取引でも上値の重い状態が続いた。

 

米国債券市場は反落:治療薬開発に関する報道で売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は下落)0.65%で終了した。新型コロナウイルス感染再拡大への懸念から買いが先行し、利回りは一時0.5678%前後と4月22日以来の低水準を付ける場面があった。しかし、コロナ治療薬開発に関する前向きな報道が相次ぐと一転売りが優勢となった。

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