FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2020/08/25/07:29:50

米国株式市場は上昇:ウイルスの新たな治療法やワクチンへの期待

NYダウは378.13ドル高の28308.46ドル、ナスダックは67.92ポイント高の11379.72ポイントで取引を終了した。米食品医薬品局(FDA)が新たな新型コロナウイルスの治療法を特別に認可したほか、『米政権は英製薬アストラゼネカなどが開発中のワクチンの緊急使用許可を検討している』と伝わると、コロナの感染拡大が早期に落ち着き、経済活動の再開が進むとの期待から買いが優勢となった。また、フロリダ州の感染件数も6月中旬以来の低水準に改善するなどウイルス感染に鎮静化の傾向が見られることも好感された。アップルが連日で上場来高値を更新し、相場上昇をけん引した。VIX指数は22.54から22.37へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇からドルじり高

ドル/円は、欧州市場で全般ドル売りが進んだ流れに沿って一時105.68円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値105.69円を下抜けることは出来なかった。米10年債利回りが一時0.6558%前後まで上昇すると円売り・ドル買いが優勢となり、一時106.00円と日通し高値を更新した。米株式市場でダウ平均が半年ぶり高値を更新し、S&P500種とナスダック総合が連日で史上最高値を更新したこともドルの支援材料となった。もっとも、ドル円の上昇スピードは緩やかだった。『オンライン形式で開かれる米ジャクソンホール経済シンポジウムを週後半に控えて、様子見ムードが強まっている』との声が聞かれる中、前週末の高値106.07円や一目均衡表転換線が位置する106.08円がレジスタンスとして意識された面があった。 

 

ユーロ/ドルは、欧州時間に全般ドル売りが進んだ流れを引き継いでNY市場でもドル売りが先行し、一時1.1850ドルと日通し高値を付けた。ただ、米長期金利が上昇に転じ、上昇幅を広げると全般ドル買い戻しが強まりアジア時間の安値1.1785ドルを下抜けて一時1.1784ドルまで値を下げた。

 

NY原油先物市場は反発:メキシコ湾沿海部の熱帯低気圧を意識した買い

NY原油先物市場は42.23ドル-42.89ドルのレンジ相場となった。米南部のメキシコ湾沿岸部に2つの熱帯低気圧が接近し、発達規模次第では製油所への被害や石油製品精製の遅れが懸念された。エネルギーの先物市場は全般買いが先行し、ガソリン先物などは前週末比で約7%高まで上げ幅を拡大した。原油先物も一時42.89ドルまで上昇後、42ドル台半ばで下げ渋った。もっとも、熱帯低気圧の1つが勢力を緩めたと伝わると、引け後には上値を切り下げている。 

 

NY金先物市場は下落:米国株高と米長期金利上昇を嫌気した売り

NY金先物市場は1930.80-1970.20ドルのレンジ相場となった。為替市場でドルがユーロなどに対して弱含むと、割安感がでたドル建ての金先物は1970ドル台まで買いが先行した。もっとも、堅調なままの米国株市場は安全資産とされる金にとっては重しとなり、為替のドル買い戻しにも引きずられて、前週末比マイナス圏まで売り押された。NY市場の序盤にかけて1970.30ドルまで買われたが、株高や米長期金利の反発を意識して伸び悩み、一時1930.80ドルまで反落した。

 

米国債券市場は反落:米国株堅調推移でリスク選好の売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)0.65%で終了した。新型コロナウイルスの新たな治療法やワクチンへの期待感から米国株が堅調に推移すると、安全資産とされる米国債に売りが出た。 

 

カテゴリー: 朝の市場コメント

朝の市場コメント!

2020/08/24/03:01:48

米国株式市場は上昇:米景気の先行き懸念が和らぎ買い優勢

NYダウは190.60ドル高の27930.33ドル、ナスダックは46.85ポイント高の11311.80ポイントで取引を終了した。7月米中古住宅販売件数などこの日発表された米経済指標が良好な内容となったため、米景気の先行きを巡る過度な懸念が和らぎ買いが広がった。また、米中対立懸念の緩和や新型ウイルスのワクチン開発を巡り良好な報道にも助けられ引けにかけては一段高となった。前日に時価総額が初めて2兆ドル(210兆円)を超えたアップルへの買いが続いたことで、この日も相場全体が押し上げられた。同社株は5%超の上昇となり、1銘柄でNYダウを175ドルほど押し上げた。VIX指数は22.72から22.54へわずかに低下した。

 

NY外国為替市場:ドル買い戻しも上値の重い展開

ドル/円は、欧州序盤に一時105.40円と日通し安値を付けたものの、そのあとはユーロやポンドに対してドル買いが強まったため円に対してもドル買いが優勢になった。良好な米経済指標の結果が伝わると、米株高・債券安(金利は上昇)・ドル高が進み、一時106.07円と日通し高値を付けた。ただ、米金利が低下に転じるとドル買いの勢いが後退したため、ドル円も105.80円付近まで押し戻された。 

 

ユーロ/ドルは、欧州時間に発表された仏・ユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値がさえない結果となったことを受けて、NY市場でも欧州景気の先行きに警戒感が強まりユーロ売りが先行した。8月米製造業・サービス部門PMI速報値や7月米中古住宅販売件数が予想を上回ったことが分かると、全般ドル買いが活発化し一時1.1754ドルと日通し安値を更新した。ただ、米10年債利回りが0.63%台まで再び低下するとユーロ買い・ドル売りがじわりと強まり、1.1799ドル付近まで下げ渋った。 

 

NY原油先物市場は続落:上値の重さが払しょくされず

NY原油先物市場は41.46ドル-42.96ドルのレンジ相場となった。為替相場で市場予想を上回った米経済指標を受けてドル買いが優勢となり、ドル建ての原油に割高感が生じ、売りに押された。また、米追加経済対策をめぐる協議の不透明感や、リビアの政府系石油会社が石油輸出の再開の可能性を表明したことなども、原油の上値を圧迫した。アジア市場で42.96ドルまで買われたが、その後は伸び悩んだ。ニューヨーク市場で41.46ドルまで下落した。ポジション調整的な売りが前日に続いて観測されており、米国株式はしっかりとなったが、原油先物の上値の重さは払しょくされなかった。米国の石油掘削装置(リグ)稼働数は、前週末比11基増加の183基となった。

 

NY金先物市場は横ばい:安値圏では押し目買い入り底堅い展開

NY金先物市場は1916.60-1963.10ドルのレンジ相場となった。良好な米経済指標も支えにドル高が進み、ドル建ての金は割高感から売りが先行し、12月限は一時1916.60ドルまで下落した。ただ、先行き景気の懸念や米金融緩和策の長期化観測を背景に金の先高観は根強く、下押し局面では安値拾いの買いが入り、下げ幅を取り戻して取引を終えた。

 

米国債券市場は続伸:ユーロ圏の経済表悪化で買い先行

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)0.63%で終了した。ユーロ圏経済指標の悪化で世界景気の先行き不透明感が高まり、安全資産とされる米国債が買われた。ただ、良好な米経済指標を受けて債券売りが強まる場面もあった。 

 

カテゴリー: 朝の市場コメント

朝の市場コメント!

2020/08/21/07:43:12

米国株式市場は上昇:主力ハイテク株が買われ上昇に転じた

NYダウは46.85ドル高の27739.73ドル、ナスダックは118.49ポイント高の11264.95ポイントで取引を終了した。前週分の米新規失業保険申請件数や8月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が予想より弱い内容となったことを受けて、労働市場や景気の回復に警戒感が広がり売りが先行し、一時160ドル超下げた。ただ、アップルが上場来高値を更新し、マイクロソフトが堅調に推移するなど、主力ハイテク株が買われると指数は上昇に転じた。 VIX指数は22.54から22.72へわずかに上昇した。

 

NY外国為替市場:米国景気回復への懸念からドルの戻りは鈍く

ドル/円は、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて、米連邦準備理事会(FRB)が追加の金融緩和策に積極的ではないとの見方が広がり、アジア市場では一時106.22円まで円安・ドル高が進んだ。ただ、ドル買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず長続きしなかった。NY市場では、前週分の米新規失業保険申請件数が110.6万件と予想の92.5万件より弱い内容となったほか、8月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が17.2と予想の21.0を下回ったことが相場の重しとなり、一時105.74円まで下落した。その後、まとまった規模のドル買いのフローが観測されると106.03円付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍く一時105.71円の本日安値まで押し戻された。

 

ユーロ/ドルは、NYの取引時間帯に入り、まとまった規模のドル買いが持ち込まれたことで一時1.1802ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。米10年債利回りが一時0.63%台まで低下したことを受けてユーロ買い・ドル売りが優勢となり、1.1865ドル付近まで持ち直した。ただ、日本時間夕刻に付けた日通し高値1.1869ドルを上抜けることは出来なかった。 

 

NY原油先物市場は反落:需要増加につながる材料不足

NY原油先物市場は41.63ドル-42.98ドルのレンジ相場となった。NY序盤のドル高がドル建ての原油の重石となった。また、石油輸出機構(OPEC)加盟・非加盟国で構成する『OPECプラス』がコロナ感染の拡大が長引くリスクを指摘し、石油市場の回復ペースが想定より遅れる可能性を指摘したのも、原油の上値を圧迫した。ニューヨーク市場の序盤で41.63ドルまで下落。ポジション調整的な売りが観測されており、原油先物は一段安となった。 

 

NY金先物市場は続落:利食い売り優勢で上値の重さを意識

NY金先物市場は1928.90-1963.10ドルのレンジ相場となった。昨日に公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加緩和を急いでいないとの思惑が強まり、利食いの売りが優勢となった。ロンドン市場で1928.90ドルまで下落。ニューヨーク市場では、米長期金利の反落を意識した買いが入ったことで下げ幅は縮小し、通常取引終了後の時間外取引で1963.10ドルまで戻したが、上値の重さは消えていない。

 

米国債券市場は反発:米景気回復の遅れを懸念した買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)0.65%で終了した。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことで、米景気回復の遅れに対する懸念が広がり安全資産とされる米国債が買われた。 
 

カテゴリー: 朝の市場コメント

朝の市場コメント!

2020/08/20/07:45:51

米国株式市場は下落:FOMC議事要旨の内容を受け売り優勢に

NYダウは85.19ドル安の27692.88ドル、ナスダックは64.38ポイント安の11146.46ポイントで取引を終了した。新型コロナウイルス追加経済救済策を巡り共和党・民主党指導者は交渉を再開する見通しで、当初の計画よりも規模を削減し5000億ドル前後の規模での合意の可能性が報じられ、上昇して寄り付いた。また、新型コロナウイルスのワクチン早期開発への期待や米小売り大手の決算を好感した買いが先行した。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で『回復してきた個人消費が新型コロナ感染拡大で再び減速している』との見解が示され、景気への懸念が表明されたほか、イールドカーブ・コントロール(YCC)には前向きでないことが明らかになると、株式への売りが優勢となった。VIX指数は21.51から22.54へ上昇した。

 

NY外国為替市場:FOMC議事要旨の内容受けドル買い加速

ドル/円は、一時105.17円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値105.10円の下抜けに失敗するとショートカバーが優勢になった。NY勢の本格参入後は足もとのドル安を調整する動きが加速し、一時106.15円と日通し高値を更新した。米20年債入札で『低調な需要』が示され、FOMC議事要旨で『YCCなどのハト派的な政策の導入に現時点で否定的な見解』が示されたことを受けて米長期金利が上昇し、ドル買い戻しを後押しした。 

 

ユーロ/ドルは、前日に付けた約2年3カ月ぶりの高値1.1966ドルの上抜けをアジア市場、欧州市場、NY市場序盤に試したもののいずれも失敗した。上値の重さを嫌気した市場参加者が利食いに動き、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。投機筋のユーロロングが過去最大を記録し、ポジションの偏りを警戒する向きが増えていることも持ち高調整目的のユーロ売り・ドル買いを誘った。米連邦準備理事会(FRB)が公表した7月28-29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では『金融政策を微調整し、積極的な刺激策を従来の見通しよりも長期間堅持する可能性が検討されていた』ことが分かったものの、イールドカーブ・コントロール(YCC)については『現時点ではメリットが小さく、バランスシートを大幅に拡大する可能性を懸念している』との認識が示され、YCCなど新たな緩和策には前向きでないことが明らかになった。この結果を受けて米長期金利が上昇したためドルを買い戻す動きが加速し、前日の安値1.1866ドルを下抜けて一時1.1831ドルまで下げ足を速めた。 

 

NY原油先物市場は横ばい:ガソリン在庫の大幅減少で買い優勢

NY原油先物市場は42.55ドル-43.21ドルのレンジ相場となった。為替相場でドル高が進み、ドル建ての原油に割高感が生じたこともあり、売りが先行した。しかし、米エネルギー情報局(EIA)在庫統計で原油在庫は163.2万バレルの取り崩しと市場予想ほど減少しなかったも。ただ、ガソリン在庫が332.2万バレルの取り崩しと、予想より大幅に減少したことを受けて、原油に買い戻しが入った。また、追加経済支援を巡る協議で進展が期待されていることも買い材料となった。

 

NY金先物市場は大幅反落:米金融政策を巡る思惑から売り優勢に

NY金先物市場は1931.50-2015.60ドルのレンジ相場となった。アジア市場で節目の2000ドルを下回り、上値は重くなった。ニューヨーク市場の序盤に2004.10ドルまで戻したが、利食い売りが増えたことで上げ渋った。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表された後は一段安となっており、通常取引終了後の時間外取引で1931.50ドルまで下落した。

 

米国債券市場は反落:低調な入札とFOMC議事要旨受け売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)0.68%で終了した。米20年債入札で『低調な需要』が示されたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で『イールドカーブ・コントロール(YCC)などのハト派的な政策の導入に現時点で否定的な見解』が示されたことを受けて債券売りが強まった。 

カテゴリー: 朝の市場コメント

朝の市場コメント!

2020/08/19/07:47:01

米国株式市場はまちまち:主力ハイテク株が相場の支え

NYダウは66.84ドル安の27778.07ドル、ナスダックは81.12ポイント高の11210.84ポイントで取引を終了した。米国の追加経済対策を巡る与野党協議が停滞する中、第3四半期の消費鈍化懸念が広がった。また、米中対立への懸念から売りが優勢となった。ただ、7月住宅着工件数が予想を上回り経済封鎖前2月の水準を回復したほか、業績が景気の影響を受けにくい主力ハイテク株が軒並み買われ、相場を下支えした。VIX指数は21.35から21.51へわずかに上昇した。

 

NY外国為替市場:米ドルインデックス低下でドルは売られやすい地合い

ドル/円は、対ユーロ中心にドル売りが先行するとドル/円にも売りが出て一時105.25円と7月31日以来の安値を付けた。米10年債利回りが一時0.65%台まで低下したことも相場の重石となった。ただ、NY中盤以降は全般ドル売りの勢いが後退したため、次第に値動きが鈍った。新規の取引材料に乏しく、方向感が出にくい面もあった。なお、7月米住宅着工件数は前月比22.6%増の149.6万件と予想の123.7万件を上回った。新型コロナウイルス感染拡大前の水準に迫り、住宅市場の力強い回復が示されたが相場の反応は限られた。 

 

ユーロ/ドルは、米国の追加経済対策を巡る与野党協議が停滞する中、米景気の先行き不透明感や米中対立への警戒感を背景にドル売りが先行した。これまでレジスタンスとして意識されていた6日の高値1.1916ドルを上抜けると断続的にストップロスを誘発し、一時1.1966ドルと2018年5月以来約2年3カ月ぶりの高値を付けた。ただ、節目の1.2000ドルに接近した場面では利食い売りなどが出たためNY中盤以降は伸び悩んだ。
 米商品先物取引委員会(CFTC)が前週末発表した11日時点の建玉報告によると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物市場で非商業部門(投機筋)のユーロの対ドル持ち高は20万枚に迫り過去最大を記録。市場では『ドル安基調はしばらく変わらない。投機筋はドル売りを膨らませやすくなっている』との声が聞かれた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時92.13と18年5月以来約2年3カ月ぶりの低水準を付けた。 

 

NY原油先物市場は横ばい:需要増加の思惑後退

NY原油先物市場は42.40ドル-43.29ドルのレンジ相場となった。米追加経済対策で与野党の対立が続く中、米経済の早期回復への期待感が後退し、原油先物は売りが先行した。ただ、為替相場でドル安・ユーロ高が進み、ドル建ての原油に割安感が生じたことや、明日発表予定の米エネルギー情報局(EIA)在庫統計で原油在庫が減少するとの見方が強まっていることなどを支援材料に買い戻しが入った。ロンドン市場で43.29ドルまで買われたが、需要増加に対する期待は高まっていないことから、上値は重くなった。ただ、ユーロ高を意識した買いが入っており、42ドル台後半で下げ渋る状態が続いていた。

 

NY金先物市場は続伸:米長期金利低下でで2000ドル回復

NY金先物市場は1985.20-2024.60ドルのレンジ相場となった。為替市場でドル売りが止まらず、ドル建ての金は割安感から買いが優勢となった。また、米金融緩和策の長期化観測を背景に米長期金利が低下したことも、金利を生まない金の買いをあと押しした。アジア市場で2000ドル台を回復し、ニューヨーク市場の序盤に2024.60ドルまで買われた。利食い売りが増えたことで一時1985.20ドルまで反落したが、米長期金利の低下を意識して2000ドル台を回復し、金先物は底堅い動きを保っている。

 

米国債券市場は続伸:米追加経済対策の与野党協議難航で買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3日続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)0.67%で終了した。新型コロナウイルスを巡る米追加経済対策の与野党協議が難航する中、相対的に安全資産とされる米国債が買われた。米中対立激化への懸念も債券買いを誘った。 

カテゴリー: 朝の市場コメント

カテゴリー

カレンダー

5月 2024
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ページの先頭へ