FITS エコノミックレポート

東京金60分足では節目の5,200円を上抜け!

2019/12/24/08:12:54

 

★12月18日以降の東京金60分足では、心理的節目になっていた5,200円を上抜け、高値引けとなった。24時間SMA(緑線)がサポートとして意識され上昇するかが次に焦点となる。26期間先の先行スパン1、2とも緩やかに上昇していることから、抵抗体とされる雲の上下限も上昇していることになり、先行きの下値目処となりやすい。

 

NY金先物市場は1481.20-1490.10ドルのレンジ相場となった。この日発表された米国の11月耐久財受注と11月新築住宅販売件数は市場予想を下回ったことから、安全逃避の金買いが優勢となった。また、欧米のクリスマス休場を前に、リスクヘッジで安全資産としての金先物に買いが集まっていたとの声も聞こえた。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯が下方に位置してることから、上値が重くなると買い方からの利食い売りが入りやすい。また、高値圏で出来高が少ないことから、出来高が膨らむかが今後の焦点となる。

 

MACD(パラメータ:14、3、3、20、80)は、ゼロラインの上方でMACDがシグナルを上抜けかい離幅を広げ始めていることや、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)が%DとSlow%Dの両線が上向きとなっていることで、上昇基調が継続している。

 

東京金の日足では、5日SAMの5,200円を上抜けしたことで、短期的な上昇基調となってきた。NY金先物市場も弱い米経済指標を受け買いが強まったが、米長期金利の上昇や米国株の史上最高値更新など、金の売り材料も多い。そのため、1500ドルが心理的な上値目処となりやすい。為替市場では、典型的なクリスマス休場前の相場展開となり、狭いレンジ相場となっている。これから年末まで市場参加者が少なく、為替相場も動きにくい展開となる。一方で突発的な出来事があると、流動性に乏しい市場となっていることから、上下にボラティリティが高まりやすい。

本日の注目点は、心理的な節目の5,200円である5日SMAを維持出来るかにある。再び押し戻されると上値の重さが意識される。

 

カテゴリー: ホットニュース

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 典型的なクリスマス休場前相場!

2019/12/24/07:30:15

 

★欧州市場朝方の取引では、米長期金利の低下を背景にドルが弱含みとなり小幅安で取引を開始した。アジア市場終盤から小幅に値を下げる展開となった。NYダウ先物はプラス圏を維持したものの、米長期金利の低下でドル売りに押された。米長期金利の低下が一服すると、欧州序盤の安値から戻り歩調が観測されるも勢いが出なかった。ポンドなど対欧州通貨を中心にドル買いが進んだ影響を受けたほか、米長期近位が低下幅を縮小したこともあり、109.45円付近まで下値を切り上げた。

 

11月米耐久財受注額が市場予想を下回ったほか、11月米新築住宅販売件数も予想を下回ったことで、ドル売りがじわりと強まった。米長期金利が1.92%台まで上昇したことで大きく崩れる勢いもなく109.40円付近で推移した。典型的なクリスマス休場前の相場展開となった。多くの通貨がこう着状態となった。なお、米長期金利が1.93%まで上昇したが、金利上昇に対するドル/円の動きは限定的だった。

 

★欧米主要経済指標

・米・11月シカゴ連銀全米活動指数:0.56(予想‐0.33、10月:-0.76←-0.71)
・米・11月耐久財受注速報値:前月比‐2%(予想:+1.5%、10月:+0.2%←+0.5%)
・米・11月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比0%(予想:+0.2%、10月:+0.3%←+0.5%)
・米・11月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-0.3%(予想0、10月:+0.7%←+0.8%)
・米・11月新築住宅販売件数:71.9万戸(予想:73.2万戸、10月:71万戸←73.3万戸)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円は109.30-44円の狭いレジ相場

・英国の円滑なEU離脱は困難との見方からポンド売り継続

・典型的なクリスマス休場前の相場展開

・米国株は連日で史上最高値を更新

・11月米耐久財受注額と11月米新築住宅販売件数は予想下回る

・VIX指数は12.51から12.61へ上昇

カテゴリー: ホットニュース

東京ゴムRSS3は25日SMAがサポートとして意識!

2019/12/23/11:13:52

 

★東京ゴムRSS3の日足では、サポートラインとして意識されていた5日SMA(赤線)10日SMA(黄線)を下抜けたことで、上昇トレンドからの反転するのか注目されている。

10月3日の154.3円を底値として押しらしい押しもなく上昇トレンドが継続していた。しかし、5日SMAと10日SMAを下抜け両線とも下向きとなり、短期的には反落基調となってきている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)でも、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることで下押しバイアスが強まっている。

ただ、押し目買いが入り25日SMA(青線)で下げ止まる展開となっている。明確な売り材料があるなら、このまま下落基調が強まる。しかし、利食い売りなどで上値が重くなったのなら、ダブルトップやヘッド・アンド・ショルダーのようなフォーメーションを形成しやすい。

25日SMAを維持して5日SMAや10日SMAを上回るようなら、売り方からの手仕舞い買い戻しも入りやすく、上記のフォーメーションを形成する可能性が高まる。

一方で、明確に25日SMAを下抜けするようなら、10月3日安値154.3円と12月13日高値204.7円の38.2%押しの185.4円や200日SMA(紫線)の182.98円が下値目処として意識される。さらに、半値押しの179.5円を下抜けすると、下値模索の動きになりやすい。

カテゴリー: ホットニュース

トルコリラ/円では200日SMAを上抜け出来ずに下落基調!

2019/12/23/08:25:13

 

★トルコリラ/円の日足では、11月18日以降低下傾向のある200日SMA(紫線)がレジスタンスとなり、上値を抑えられ下落基調となった。

各SMAを下抜けると、その後は5日SMA(赤線)がレジスタンスとなり下押し傾向が強まっている。

ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20.80)では、売られ過ぎ域から%DがSlow%Dをわずかに上抜けしてきており、戻り基調を示している。

まとめると、トルコは利下げ傾向にあるうえ、米国との関係悪化も重石となり下落基調が続いている。また、5日SMAがレジスタンスとして意識されており、上値の重い展開となっている。下値では、10月10日の安値18.141円近辺が一旦の節目となりやすい。この安値を下抜けすると、心理的な節目となる18.00円近辺が下値目処となりやすい。

ただ、18.00円を下抜けすると、8月26日のフラッシュ・クラッシュの安値となった16.55円が意識される。

下落基調に変化がないことから、押し目買いはリスクが高まる。再び5日SMAや10日SMA(黄線)を畝受けするまでは下値模索の動きになりやすいので注意が必要となる。

カテゴリー: ホットニュース

東京金60分足では5,200円を目前に足踏み!

2019/12/23/07:35:10

 

★12月16日以降の東京金60分足では、5,200円を目前にもみ合い相場が続いている。一目均衡表の雲の厚みが薄くなっていることから、雲の抵抗体の機能が低下しており上抜け・下抜けしやすい地合いとなっている。本日お昼前後に雲のネジレがあることから、トレンドの反転や加速など相場に節目になりやすい。120時間SMA(赤線)がサポートラインとして意識されており、今後もサポートされるかが注目される。

 

NY金先物市場は1479.50-1484.80ドルのレンジ相場となった。この日発表された11月PCEコア価格指数は前年比+1.6%で市場予想を上回ったことや堅調な欧米株式市場を眺めながら安全資産の金は売りが先行した。為替相場でドルがユーロに対して上昇したことも、ドル建ての金先物に割高感を生じさせて重しとなった。

 

価格帯別出来高では、もみ合い相場が継続していることから5,190円前後での出来高が膨らんでいる。そのため、上下に振れやすい地合いとなってきた。

 

MACD(パラメター:12、26、9)は、ゼロライン近辺で横ばいとなっており、トレンドレスの状態でもみ合い相場を示している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DがSlow%Dを上抜けしているものの、両線とも横ばいとなっていることで、もみ合い相場となっている。

 

東京金の日足では、5,200円がレジスタンスとなっている一方で、5日SMAの5,193円がサポートラインとして意識されている。ロウソク足でも値幅が小さくなっていることから、上下に振れる力が溜まってきている。要するに売買の手掛かり材料が発生すると、上下どちらかに大きく動く可能性が高まっている。NY金も、米国株高や米長期金利が上昇してきていることから、上値の重い展開が続ている。米国株が軒並み史上高値を更新している割には、NY金は大崩れせずに底堅く推移している。為替市場では、109円台で底堅く推移していることから、東京金の下支えとなっている。

 

本日の注目点では、5,200円と5日SMAの値幅の小さい範囲内で推移しており、上下どちらかに放れる可能性が高まっている。米国株もかなり割高感が出てきていることから、何時下落調整しても不思議ではない状態となっている。また、本日雲のネジレがあり、相場の節目となりやすい。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

5月 2024
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ページの先頭へ