FITS エコノミックレポート

ドル/円欧米市場動向!

2017/01/04/07:01:56

 

★ドル/円は、アジア市場で、中国の12月財新製造業PMIが上振れで上昇したことを好感して、上海株が上昇、欧米株高への期待も広がり、円売りが強まった。欧州市場序盤では、米長期金利上昇を受け、ドルは対円を中心に堅調推移した。目先の上値目処として意識されていた昨年12月28日高値の117.81円を上抜けると買いが加速した。米長期金利が上昇幅を伸ばしドル買いが継続した。米長期金利上昇で、日米金利差拡大を見越した買いの流れが続き、118.30円台に上昇した。株高も相場の支えとなった。ドルは堅調地合い継続も、118.30円台からは伸び悩んだ。米12月ISM製造業景気指数が54.7となり、市場予想の53.7を上回ったほか、米11月建設支出も前月比0.9%増と、市場予想の前月比0.5%増より強かったことでドル買いが優勢となった。米長期金利が再び上昇したことも支えに118.61円と昨年12月15日高値の118.66円に接近した。12月15日の高値が上値抵抗ラインとして意識されると一転下落した。市場ではロンドンフィキシングに絡んだ円買い・ドル売りが出たとの指摘もあった。一時117.23円付近まで下押ししたものの、アジア時間に付けた日通し安値117.22円が目先サポートとして意識されるとやや下値を切り上げた。

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投機筋のドル買い・円売りは継続中!

2017/01/03/07:57:02

 

★2017年明けましておめでとうございます!

本年も宜しくお願い致します。

 

★ドル/円は、2016年12月15日の高値118.66円を付けて以来、上値を切り下げながら上値が重くなっていた。しかし12月27日付シカゴIMM投機筋ん対米ドルでの差し引き持ち高では、20日付の▲78,449から▲87,009へとドル買い・円売りのポジションが積み上がっていた。投機筋は一旦ポジショントレンドを決めると、不測の事態が起きる以外は一定期間ポジションを維持しやすいという特徴がある。そのため、現状は円安基調が維持されている。

反転する際の注目点では月足の20カ月移動平均線(紫線)の113.921円(3日現在)がキーポイントとなる。このラインを下回るようなら、ポジションの手仕舞いと円ショートポジションに反転する可能性が高い。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%K:94.16、%D:78.66とかい離が大きい。%Kと%Dのかい離が大きい時は、%Dが追いついてくるまで上昇基調を維持するか、もみ合い相場になりやすい。

 

1月20日にトランプ大統領が就任され、新政権がスタートする。相場格言に『ウワサで買って・事実で売る』というものがある。もし、円高調整となった場合は、月足20カ月線を維持できるのか、それとも下抜けするのか注視。

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