FITS エコノミックレポート

ドル/円240分足のMACDとEMAの組み合わせ!

2020/01/31/10:11:22

 

★ドル/円の240分足に12EMA(赤線)26EMA(青線)で分析する。基本的な分析方法は、ロウソク足が12EMAの上にあるのか、それとも下にあるのかがポイントとなる。ロウソク足が下抜けしたら売り、上抜けしたら買いとなる。ただ、それだけでは、ダマシが多いので26EMAを使用する。12日EMAが26EMAより上に位置しているのなら買い目線、下に位置しているのなら売り目線となる。さらに、12EMAと26EMAの方向が転換すると反転の兆しとなる。両線が共に上昇しているなら上昇基調が続き、両線が共に下落しているのなら、下落基調が継続しやすい。ただ、12EMAが上向きから横ばいになったり、下向きから横ばいになると相場の転換の可能性が高まる。

さらにMACD(パラメータ:12、26、9)を使用することで、さらに精度を高められる。

現在のドル/円動向を分析しると、12EMAが26EMAの下に位置していることから、ドル安基調となっている。しかし、12EMAがわずかに上向きとなっており、ロウソク足が12EMAを上抜けしてきていることから反転の兆しとなっている。また、26EMAもわずかに上向きとなってきている。さらに、MACDは、シグナルをわずかに上抜けしてきており、さらに下値を切り上げてきていることから戻り基調を示して生きている。

まとめると、円高基調から反転の兆しが出始めている。そのため、円買いよりも円売り目線で見ていきたい。

シンプルな分析方法ではあるが、MACDを単独で使用するよりもダマシが減少する。

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東京金の日足では急速にスクイーズの動き!

2020/01/31/09:39:18

 

★東京金のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)日足では、5,500円台の高値圏でもみ合い相場が継続していることもあり、±3σが急速に縮小するスクイーズの様相を強めている。そのため、先行き上下に大きく振れやすいフォーメーションとなってきた。

プラス1σがサポートラインとして意識されていたが、下抜けすると一転してレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。

下値では21日SMAの5,476円がサポートして意識されやすい。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%Dが19年12月27日の98.01%がピークとなり上値を切り下げるダイバージェンスの展開となっている。

来週には雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすいので、上下どちらかに放れる可能性がある。

 

まとめると、もみ合いが継続しているが、近い将来どちらかに振れる展開が予想される。ボリンジャーバンドではもみ合いながらも徐々に上値を抑える展開となっていることや、ストキャスティクスでも上値を切り下げる展開が継続している。そのため、一旦の下押し材料が増えてきている。

基本的には、市場のリスク回避モードが落ち着かない状態が続いていることから、押し目狙い目線で見ていきたい。

カテゴリー: ホットニュース

イールドスプレッドで1月31日の米国株市場を先取り!

2020/01/31/09:07:53

 

★NY株式市場では、三指数が上昇したうえ、米長期金利がわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で三指数ともに縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。株価の下げ止まりや上値追いとなるには米長期金利の低下が重要ポイントとなる。また、新型コロナウイルスの感染者拡大が続いており、ネガティブな報道には十分注意する必要がある。ウイルスのワクチン完成や感染者が縮小するような動きになるまでは、リスク回避の動きが継続しやすい。

 

NYダウは、5日SMAの28,768ドルと25日SMAの28,840ドルがレジスタンスとして意識され上値が重くなっていたが、わずかに上抜けしてきた。ただ、5日SMAが下向きとなっており、10日SMAとデッドクロスし両線とも下向きとなっていることから、短期的には下落基調が継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も、買われ過ぎ過熱感から%DがSlow%Dを下抜け、両線とも下向きとなっていることで下向きバイアスが強いことを示している。さらに、欧米貿易協議の行方と米企業決算結果やコロナウイルスの感染拡大報道などで上下に振れやすくなっている。米国株には、下落調整色が強まっているので警戒する必要がある。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.278%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

               20/01/17‐▲3.018%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・1月29日:▲3.402%⇒1月30日予想▲3.373%

 

1月30日のNYダウが上昇したうえ、米長期金利も小幅に上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲4.278%から▲0.905%と平均値よりかい離していることで割高になっている。18年12月3日の天井となった▲3.069%まで▲0.304%に接近した。19年4月25日の天井となった3.048%まで▲0.325%に縮小した。20年1月17日の天井となった▲3.018%まで▲0.355%まで接近した。米長期金利が大幅低下した一方でNYダウはわずかな上昇だったことで、イールドスプレッドは拡大し徐々に割高感も緩和してきた。

 

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。また、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小した。米国債券に対してNYダウが前日比で割高となった。前日比ではNYダウを買うよりも米国債券を買う方が良いことになる。新型肺炎の感染拡大に懸念が広がり、投資家のリスク回避姿勢が強まると一時240ドル超下げた。ただ、そのあとは業績期待の高い銘柄に買いが入りプラス圏を回復した。また、世界保健機関(WHO)が新型肺炎について『国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態』を宣言すると、早期収束への期待が高まり買いが加速した。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.633%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%、19/4/25-▲2.966%

                20/01/17-▲2.990%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・1月29日:▲3.399%⇒1月30日予想▲3.378%

 

S&P500が上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.633%から▲0.255%とかい離していることで割高になっている。また、18年12月3日の天井となった▲2.731%まで▲0.647%に接近した。19年4月25日の天井となった▲2.966%まで▲0.412%に接近した。20年1月17日の天井となった2.990%まで▲0.388%に接近した。S&P500のイールドスプレッドは3.3%台まで回復しており、過度な過熱感は緩和しているが割安感は出ていない。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.300%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%、19/4/25-1.468%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・1月29日:▲2.162%⇒1月30日予想▲2.146%

 

NASDAQが上昇したうえ、米長期金利もわずかに上昇したことからイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.300%から▲0.154%と平均値より縮小した。また、18年12月3日の天井となった▲1.198%まで▲0.948%に接近した。19年4月25日の天井となった▲1.468%まで▲0.678%に接近した。イールドスプレッドは2.0%台となっていることから、割高感は払しょくされているものの、S&P500同様に割安感はない。

 

NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。特に米中通商協議の行方に左右されやすく、報道に振れやすい地合いとなっている。『第2段階合意』に向けて米中間で協議される。そのため、今後も米中貿易摩擦に関する報道に振られる展開が予想される。また、中国発の新型コロナウイルスの感染が拡大してきた。2003年に発生したSARS発生後では、中国GDP第1四半期は11.1%だったが、第2四半期のGDPは9.1%に低下した。そのため、感染拡大の規模が大きくなると中国経済に悪影響を与え、NASDAQの上値も抑えられる。

 

三指数のイールドスプレッドは、三指数とも上昇したことや、米長期金利がわずかに上昇したことで三指数ともに前日比で縮小した。新型コロナウイルスの感染急速に拡大していることから、リスク回避の債券買いになりやすく米長期金利が低下しやすい。そのため、今後リスク回避の株価下落と米長期金利が低下するようなら、イールドスプレッドはより拡大しやすく米国株の割高感が払しょくされる。ただ、三指数とも割安感が出るには至っておらず、下落の余地は残っている。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

※毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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東京金60分足ではやれやれ売りで上値の重い展開!

2020/01/31/08:21:54

 

★1月24日以降の東京金60分足では、戻り基調が継続して雲の上限を上抜けしたものの、高値圏でもみ合う展開となっている。本日引けにかけて雲のネジレがあることからトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすいので注意が必要となる。

 

NY金先物市場は1576.80-1590.70ドルのレンジ相場となった。新型のコロナウイルスによる肺炎患者は増加しており、死者も増えていることから、安全逃避的な金買いは継続した。世界保健機関(WHO)は30日、『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』(PHEIC)を宣言したことも買い材料視された。市場のリスク回避モードが落ち着かない状態が続いている。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯まで戻り基調となったものの、一旦含み損を抱えた買い方からの『やれやれ売り』が出やすく上値の重い展開となっている。やれやれ売りが一巡するまでは上値が重い。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方からシグナルを下抜けしたことで、一旦上値の重い展開となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなってきていることから、下押しバイアスが強まっている。

 

東京金の日足では、高値圏でのもみ合い相場が続いている。ちょうど5日SMAの5,519円上に位置しており、維持出来るかが焦点となる。25日SAMが緩やかに上昇基調が続いており、5日SMAや10日SMAに接近していることからサポートラインとして意識される。NY金先物市場は、新型コロナウイルスによるリスク回避の動きが継続していることや、米長期金利が低下基調にあることから、底堅い展開が予想される。為替市場では、リスク回避の動きにも関わらず、過度な円買いにはつながず108円台後半で下げ止まる展開となっている。そのため、東京金の下支えとなりやすい。

 

本日の注目点は連日同様に5日SMAや10日SMAを維持出来るかが焦点となる。徐々に25日SMAが上向きで近づいてきていることから、サポートラインとして意識されやすい。新型コロナウイルスの感染者の数が減少するような動きになるまでは、リスク回避モードが継続しやすい。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 WHOが緊急事態宣言したことを受けドル買い戻し!

2020/01/31/07:37:18

 

★欧州市場朝方の取引では、新型肺炎の感染拡大に対する懸念が強まる中、世界的な株安が進展、リスク回避による円高・スイス高が優勢の展開となった。なお、欧州株は全面安で取引を開始した。欧州株の下落が一服、日経先物も下げ幅を縮小する中、リスク回避による円買いは一巡し、108.88円付近でもみ合いとなった。NYダウ先物売りが一服したほか、米長期金利が低下幅を縮小したこともドル買い材料となった。欧米株安を背景にリスク回避の円買いが根強く、上値の重い値動きが続いた。

 

米国10-12月期個人消費や米国の10-12月期実質GDP(速報)、米新規失業保険申請件数などの結果を受けて小幅推移となった。その後、NYダウが一時240ドル超下落し、米長期金利が1.54%台まで低下したことでドル売りが再開した。米国で新型肺炎が人から人への感染が確認されると報じられるとドル売りが優勢になった。しかし、世界保健機関(WHO)が緊急事態宣言したものの、『想定の範囲内』との見方からドルのショートカバーが優勢になった。また、NYダウがプラス圏を回復したこともドル買いにつながった。

 

★欧米主要経済指標

・独・1月失業率:5.0%(予想:5.0%、12月:5.0%)
・独・1月失業者数:-0.2万人(予想:+0.5万人、12月:+0.8万人)
・ユーロ圏・12月失業率:7.4%(予想:7.5%、11月:7.5%)
・ユーロ圏・1月景況感指数:102.8(予想:101.8、12月:101.3←101.5)

・独・1月消費者物価指数速報値:前年比+1.7%(予想:+1.7%、12月:+1.5%)

 

・米・先週分新規失業保険申請件数:21.6万件(予想:21.5万件、前回:22.3万件←21.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:170.3万人(予想:173万人、前回:174.7万人←173.1万人)
・米・10-12月期GDP速報値:前期比年率+2.1%(予想:+2.0%、7-9月期:+2.1%)
・米・10-12月期個人消費速報値:前期比年率+1.8%(予想:+2.0%、7-9月期:+3.2%)
・米・10-12月期コアPCE速報値:前期比+1.3%(予想:+1.6%、7-9月期:+2.1%)

 

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円は108.53∸99円のレンジ相場

・英MPCは予想通り金融政策の据え置きを決定

・10-12月期米GDPの速報値は予想通りの結果

・10-12月期米個人消費とコアPCEは予想を下回る結果

・世界保健機関(WHO)は緊急事態宣言したが想定内

・米長期金利は1.5343%前後と昨年10月9日以来の水準

・NYダウは一時240ドル超下落後にプラス圏を回復

・VIX指数は16.39から15.49へ低下

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