FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2018/05/21/03:01:00

米国株式市場はまちまち:米中通商交渉控え全般様子見

NYダウは1.11ドル高の24715.09、ナスダックは28.13ポイント安の7354.34で取引を終了した。週末までに開かれる貿易摩擦を巡る米中交渉の結果を見極めたいとの思惑から、寄り付き後からもみ合う展開となった。米長期金利が高止まりしていることも嫌気され、ハイテク株を中心に上値の重い展開となった。VIX指数は13.43から13.42へわずかに低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下でドル売り再燃

ドル/円は、対ユーロを中心にドル高が進んだ流れに沿って買いが強まり、一時111.08円と高値を付けた。ただ、その後は次第に利食い売りに押されるなど111円台での滞空時間は短かった。イタリア政局不安がくすぶる中、米国債に投資資金が向かい米長期金利が低下したうえ、日経先物が下落したことを嫌気され、一時110.61円付近まで下げた。一方、引けにかけてはドルの買い戻しが入り110.70円台まで持ち直した。ユーロ/ドルは、イタリア新政権の先行き不透明感から同国の国債や株式が売られたためユーロ売りが進んだ。16日安値の1.1764ドルを下抜けて12月18日以来の安値1.1750ドル前後まで下げた。売り一巡後は米長期金利の低下を手掛かりに1.1780ドル台までショートカバーが入ったが、戻りは鈍かった。

 

NY原油先物市場は小幅下落:ポジション調整的な売り優勢

NY原油先物市場は一時71.09ドルまで下落した。イラン核合意から米国が離脱したことによって地政学リスクは増大し、原油供給不足に陥るとの懸念が消えていないが、週末を前にポジション調整的な売りが増えたことや、米国内でのシェール生産の増大を意識して、原油価格の上昇は一服した。米ベーカー・ヒューズ社が発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数は前週末比変わらず844基となった。

 

NY金は小幅高・銀先物市場は小幅安:ポジション調整の買い戻し

NY金先物市場は一時1292.50ドルまで買われた。地政学リスク増大に対する懸念は消えていないがことやポジション調整に絡んだ買いが入ったことで底堅い展開だった。米長期金利の低下や米国株の伸び悩みも下支えした。

 

米国債券市場は反発:持ち高調整の買戻しが広がる

米国債券市場で長期ゾーンは6営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.06%低い(価格は上昇)3.05%で終了した。イタリア新政権に対する不安から、リスク回避の米国債へ資金が向かった。また、米中通商交渉の結果を控えるなか、足元で相場下落が続いていたこともあり、持ち高調整の買戻しが広がった。

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2018/05/18/07:35:56

米国株式市場は下落:ハイテク株の下落が重石に

NYダウは54.95ドル安の24713.98、ナスダックは15.82ポイント安の7382.47で取引を終了した。ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズの決算内容が嫌気され、ハイテク株を中心に売りが先行した。貿易摩擦を巡る米中交渉や北朝鮮情勢を巡る先行き不透明感に加えて、米長期金利の上昇が嫌気され軟調な展開となった。VIX指数は13.42から13.43へわずかに上昇した。

 

NY外国為替市場:良好な米経済指標を受けドル買い優勢

ドル/円は、欧州時間からのドル買いの流れが継続した。米国の失業保険継続受給者が45年ぶりの低水準となり労働市場のひっ迫が確認されたほか、5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も1年ぶり高水準となるなど順調な成長が明らかになると、米長期金利の上昇に伴うドル買いが一段と強まった。その後は、トランプ米大統領の発言で、米朝首脳会談実施や米中貿易協議の成功に懐疑的な見方も浮上し、ドルは伸び悩んだ。ユーロ/ドルは、イタリアの国債や株価が下落するにつれる形でユーロ安が進み、いちじ1.1777ドルまで値を下げた。その後は1.1800ドルを挟んで方向感を欠いた。なお、イタリアのポピュリスト政党『五つ星運動』と極右『同盟』は政策プログラムで最終合意したと伝わったが、相場への影響は限定的だった。

 

NY原油先物市場は横ばい:米長期金利上昇と米株安を嫌気して伸び悩み

NY原油先物市場は2014年11月下旬以来の72.30ドルまで買われた後に71.09ドルまで下げ渋る展開となった。中東情勢の悪化に対する警戒感は消えていないが、米長期金利の上昇や株安を受けて原油価格は上げ渋った。

 

NY金先物市場は小幅安:米長期金利の上昇とユーロ安を嫌気

NY金先物市場は一時1284.00ドルまで売られた。米長期金利の上昇やユーロ安を嫌気した売りが入り上値が重くなった。ただ、米朝首脳会談の開催が危ぶまれていることから、安全資産としての金買いが観測されており、金先物の下げ幅は縮小した。

 

米国債券市場続落:金利先高観が強くなり売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い(価格は下落)3.11%で終了した。金利の先高観から債券売りが進み、一時3.12%と2011年7月以来の高水準を付けた。一時米中通商交渉への警戒感から買戻しが入ったが、戻りは限定的だった。

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2018/05/17/07:48:48

米国株式市場は上昇:米長期金利の上昇一服を好感

NYダウは62.52ドル高の24768.93、ナスダック46.67ポイント高の7398.30で取引を終了した。北朝鮮情勢を巡る警戒感や米長期金利の上昇が一服し、前日の株価下落を受けた買戻しが先行した。しかし、午後にかけて米長期金利が再び上昇すると、株価も上値の重い展開となった。VIX指数は14.63から114.42へ低下した。

 

NY外国為替市場:米中貿易戦争懸念後退でドル買い優勢

ドル/円は、足もとで急速に進んだドル高に対する調整の動きが広がるなどさえない値動きとなり、一時110.04円まで下落した。ただ、米長期金利が上昇したため下値も限定的だった。中国副首相は米中貿易協定が合意することに楽観的との一部報道も支えとなり、引け間際には一時110.41円まで上げた。ユーロ/ドルは、イタリアのポピュリスト政党『五つ星運動』と極右『同盟』がECBに債務免除を申請する方針と伝わると、債務問題への懸念から同国の債券や株式が売られ、ユーロ安が広がった。一時1.1764ドルと昨年12月18日以来の高値を付けた。ただ、一巡後は対資源国通貨を中心に持ち高調整のドル安が進んだ影響からショートカバーが優勢に。イタリアの極右『同盟』のボルギ報道官が『政策プログラムに債務免除は含まれていない』との見解を示したことも支えとなり1.1820ドルまで反発した。米長期金利が上昇すると1.1770ドル台まで押し戻されたが、下値は堅かった。『五つ星運動・同盟両党が共同の政策プログラムを完成させた』ことが一部報道で伝わると再びユーロ買いが強まった。

 

NY原油先物市場は続伸:在庫減少を意識した買い優勢

NY原油先物市場は一時70.66ドルまで売られたが、EIA週間在庫統計で原油、ガソリン在庫の減少を意識して原油価格は反発した。中東情勢の悪化に対する警戒感は消えていないことや、米国株の反発を受けて底堅い展開となった。

 

NY金・銀先物市場は反発:リスク回避の買い優勢

NY金先物市場は、昨年12月下旬以来の一時1285.70ドルまで売られたが、米朝首脳会談の開催が危ぶまれていることから、安全資産としての金買いが入り下げ渋る展開となった。

 

米国債券市場は続落:良好な経済指標を受け売りが優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い(価格は下落)3.09%で終了した。米4月鉱工業生産指数が予想を上回る結果となったことを受けて債券売りにつながったほか、金利先行観も相場の重石となった。利回りは一時3.10%と2011年7月以来の高水準を付けた。

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2018/05/16/07:43:52

米国株式市場は下落:米長期金利上昇などを嫌気した売り

NYダウは193.00ドル安の24706.41、ナスダックは59.69ポイント安の7351.63で取引を終了した。米5月NY連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったことや、4月小売売上高が前月から増加したことを受け、米長期金利が2011年以来の高水準に到達した。企業収益や景気への悪影響が懸念されたほか、米長期金利の大幅上昇が株価の割高感につあんがるとの見方から終日軟調推移となった。また、本日より開始される米中通商会議の動向を見極めたいとの思惑や、北朝鮮が米軍の軍事演習を理由に韓国との会合を欠席する旨が伝わった。さらに、ガザ地区でのイスラエル軍の攻撃に対して各国から非難が相次いだことも相場の重石となった。VIX指数は12.93から14.63へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇で総じてドル買い優勢

ドル/円は、米長期金利の上昇を背景に買いが先行し、2日高値の110.04円を上抜けると目先のストップロスを誘発した。米5月NY連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったことが伝わり、米長期金利が2011年7月以来の高水準を付けると上昇に弾みが付いた。その後も総じて底堅く推移し、一時110.45円の高値を付けた。その後、『北朝鮮は軍事演習を巡り米朝首脳会談をキャンセルする可能性を示唆した。』との一部報道が伝わったこともあり、11020円台まで伸び悩んだが下値は限定的だった。ユーロ/ドルは、全般ドル買いが圧力が高まった影響からユーロ売りが強まった。米長期金利が大幅に上昇するとユーロ売りが加速し、一時1.1820ドルと咲く円12月22日以来の安値を更新した。一巡後は急ピッチで下落した反動からショートカバーが入り1.1870ドル台まで下値を切り上げたが戻りは鈍かった。

 

NY原油先物市場は続伸:中東情勢悪化により供給過剰解消への期待

NY原油先物市場は一時71.92ドルまで上昇した。中東情勢の悪化によって原油供給は停滞し、需給ひっ迫を招くとの見方が広がった。米ドル高や米長期金利上昇を意識して原油価格の上げ幅はやや縮小した。

 

NY金・銀先物市場は大幅続落:米長期金利上昇を嫌気した売り

NY金先物市場は一時昨年12月27日以来の1288.20ドルまで売られた。中東情勢の悪化を意識したリスク回避的な買いが観測されたが、米長期金利の上昇を受けて節目として意識されていた1300ドルを下回ると、ストップロスと見られる売りが執行され下げ幅は拡大した。

 

米国債券市場は続落:良好な経済指標を受け売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.07%高い(価格は下落)3.07%で終了した。米5月NY連銀製造業景気指数が良好な内容だったことを背景に売りが強まった。直近の安値を下抜けると売りに拍車がかかり、利回りは一時3.09%と2011年7月以来の高水準を付けた。

 

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2018/05/15/07:34:21

米国株式市場は上昇:中東の地政学リスクの高まりで上げ幅縮小

NYダウは68.24ドル高の24899.41、ナスダックは8.43ポイント高の7411.32で取引を終了した。トランプ大統領が中国通信機器大手ZTEへの経済制裁を緩和する可能性を示唆したことで、米中貿易摩擦への懸念が後退し、一時150ドル超上昇する場面があった。しかし、在イスラエル米大使館のエルサレム移転に伴う抗議活動で多数の死傷者が出るなど地政学リスクへの警戒感が重しとなり、上げ幅を縮小する展開となった。VIX指数は12.65から12.93へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇で引けにかけドル買い優勢

ドル/円は、NYダウが150ドル超上昇したほか、米長期金利が上昇したことを支えに一時109.64円まで値を上げた。NYダウが上げ幅を縮めるとやや上値が重くなり109.42円まで売りに押されたが、対オセアニア通貨などを中心にドル高が加速すると109.67円の本日高値まで再浮上した。米長期金利が3%台まで上昇幅を広げたため引けにかけても底堅く推移した。ユーロ/ドルは、フランス中銀のビルロワ・ドガロー総裁のタカ派発言を受けたユーロ買いが続いたが、その後、イタリアの連立政権樹立が遅れるとの思惑にユーロ買いが後退した。『五つ星運動』のディマイオ党首と反移民をうたう『同盟』のサルビーニ書記長がさらなる時間が必要と大統領に要請したことが背景にある。

 

NY原油先物市場は反発:中東情勢悪化に対する警戒感から買い優勢

NY原油先物市場は一時71.26ドルまで上昇した。イラン情勢悪化に対する警戒感は消えていないことや、米中通商協議の進展が期待されていることが買い材料となった。市場関係者の間では需給ひっ迫を背景に原油価格は1バレル=100ドル近辺まで上昇するとの見方が浮上しており。押し目買い需要も強い。

 

NY金・銀先物市場は下落:米国株高とユーロ安を嫌気した売り優勢

NY金先物市場は一時1312.80ドルまで売られた。中東情勢の悪化を意識したリスク回避の金買いが入ったが、ユーロがドルに対して弱含んだことや米国株高を嫌気され売りが優勢となった。

 

米国債券市場は続落:米社債発行増加懸念で売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)3.00%で終了した。市場では『米社債発行が増える見通しで需給が緩むとの見方が債券売りにつながった』との指摘があり軟調推移となった。

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