FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2018/04/19/07:45:25

米国株式市場はまちまち:IBMが指数を押し下げる

NYダウは38.56ドル安の24748.07、ナスダックは14.14ポイント高の7295.24で取引は終了した。前日を挟んで方向感が定まらなかった。原油高を背景に石油株などは買われたものの、決算内容が嫌気されたIBMが大幅安となり、指数全体を押し下げた。VIX指数は15.25から15.60へ上昇した。

 

NY外国為替市場:小幅レンジ内での方向感を欠いた動き

ドル/円は、カナダドルなどの取引が中心となり、107.20円前後でのもみ合いに終始した。日米主の追う会談への警戒感がくすぶりドル売り・円買いが優勢となったが、FRBが公表した米地区連銀経済報告書(ベージュブック)で全米の経済活動の成長持続や物価の上昇が確認されたため、追加利上げを織り込むドル買いに底堅い展開となった。ユーロ/ドルは、対オセアニア通貨などでドル安が進んだ影響から1.2397ドルまで上げたが、総じて1.2380ドル前後で方向感を欠いた。米連銀総裁らの発言が相次いだほか、ベージュブックが公表されたが、影響は限定的だった。

 

NY原油先物市場は続伸:原油在庫の予想外の減少で買い優勢

米エネルギー省が発表した週間在庫統計で予想外に原油やガソリンが減少したほか、中東情勢の緊張がくすぶり供給不安が買い材料となった。

 

NY金先物市場は小幅高:米露関係悪化懸念で買い優勢

NY金先物市場は一時1359.00ドルまで買われた。米国株が伸び悩んだことや、一部米露関係の悪化が懸念されており、安全逃避的な買いが入った。ただ、米国は北朝鮮とハイレベルでの直接対話を開始したことによって、北東アジアにおける地政学的リスク増大に対する警戒感は一段と低下しており、金価格の重石となった。

 

米国債券市場は続落:インフレ懸念から売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%高い(価格は下落)2.87%で終了した。メタル相場や原油相場が上昇しインフレ圧力につながるとの見方から債券売りが優勢となった。

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2018/04/18/07:45:35

米国株式市場は上昇:米企業決算を好感した買い優勢

NYダウは213.59ドル高の24786.63、ナスダックは124.81ポイント高の7281.10で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、今後の決算発表への期待から買いが先行した。米3月住宅着工件数や建設許可件数も市場予想を上振れ、終日堅調推移となった。一時280ドルを超す上げ幅となった。VIX指数は16.56から15.25へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利の低下でドルの上値重い

ドル/円は、対欧州通貨に中心にドル買いが進んだほか、NYダウの280ドル超高を支えに107.21円まで上げた。ただ、欧州通貨のクロス円が売り込まれると伸び悩む展開となった。米長期金利の低下も重石となり106.90円まで失速した。もっとも、日通し安値106.88円の下抜けに失敗すると107円台を回復した。市場では『106.80円から本邦実需勢のドル買いが観測されている』との指摘もあった。ユーロ/ドルは、欧州時間から欧州通貨が全面安となった地合いが続き、1.2336ドルまで下げ足を速めた。ただ、前日安値1.2322ドルが目先のサポートとして意識されると、米長期金利の低下に1.2370ドル台までショートカバーが進んだ。

 

NY原油先物市場は反発:米国株高や良好な経済指標を好感した買い

NY原油先物市場は一時66.75ドルまで買われた。序盤はポジション調整目的の売りが先行したものの、米国株の続伸や米3月鉱工業生産が市場予想上回ったことが買い材料となった。OPECなどの原油生産は減少していることから、足元の需給悪化に対する警戒感は一段と低下している。

 

NY金先物市場は小幅安:ユーロ安と米国株高を嫌気した売り

NY金先物市場は一時1340.20ドルまで売られた。米国株高を受けて安全資産とされる金に売りが出た。また、ユーロ高が一服したことも意識された。また、トランプ大統領は『米国は北朝鮮とハイレベルでの直接対話を開始した』と述べており、北東アジアにおける地政学リスク増大に対する警戒感は一段と低下するとの見方が浮上している。

 

米国債券市場は下落:米国株高で債券需要後退

米国債券市場で長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.83%で終了した。一時債券買いが進む場面もあったが、米国株が底堅く推移するなかで上値は限定的となった。また、エバンス米シカゴ連銀総裁が『2%インフレの達成に楽観的』などと語ったことも重石となった面がある。

 

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2018/04/17/07:24:15

米国株式市場は上昇:中東の地政学リスク一服で買い優勢

NYダウは212.90ドル高の24573.04、ナスダックは49.63ポイント高の7156.28で取引を終了した。前週末に米英仏がシリアに軍事攻撃を実施したものの、同国を巡る情勢悪化懸念が一服し、買いが先行した。米3月小売売上高が市場予想を上振れたほか、主要企業決算も好感され、終日堅調推移となった。VIX指数は17.41から16.56へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利が上昇幅縮小でドル売り

ドル/円は、米3月小売売上高が市場予想を上回ったことで、米長期金利の上昇を支えに107.39円まで小幅に買われたが、総じて107.25円前後での持ち高調整が続いた。その後、米長期金利が上昇幅を縮めるとアジア時間安値の107.13円を下抜け、107.04円まで弱含んだ。ユーロ/ドルは、トランプ大統領がツイッターで『米国が利上げを続ける中、ロシアと中国は通貨切り下げゲームに興じている。受け入れられない』と述べた後に全般ドル安が進み、1.2395ドルまで買いが先行した。1.2400ドル手前で上値の重さを確認すると1.2363ドルまで伸び悩んだ。しかし、米長期金利の上昇幅縮小を支えに底堅く推移した。

 

NY原油先物市場は反落:中東の地政学リスク一服で利益確定売り

NY原油先物市場は一時66.13ドルまで売られた。米国などによるシリアミサイル攻撃が終了し、中東情勢の不透明感を受けた買いが後退した。市場では『前週までに5日続伸したあとだけに利益確定売りが出やすかった』との指摘もあった。ただし、OPECなどの原油生産は減少していることから、需給関係の悪化に対する警戒感は低下しており、66ドル近辺で押し目買いが散見された。

 

NY金先物市場は小幅高:米ドル安で底堅い展開

NY金先物市場は一時1353.50ドルまで買われた。米ドルが主要通貨に対して伸び悩んだことが意識された。米英仏によるシリア攻撃はひとまず終了したが、中東地域における地政学リスク増大に対する警戒感は消えていないことから、金先物は底堅い動きとなった。

 

米国債券市場は横ばい:地政学リスク買いは一服

米国債券市場で長期ゾーンは横ばい。米10年物国債利回りは前営業日と同じ2.82%で終了した。米英仏シリア攻撃が終わり、中東情勢への警戒感が和らいだことで安全資産とされる債券売りが先行した。ただ、売りが一巡すると米国株の伸び悩みなどをながめ下値が切りあがった。

 

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2018/04/16/06:07:07

米国株式市場は下落:シリアへの軍事攻撃の懸念を嫌気

NYダウは122.91ドル安の24360.14、ナスダックは33.60ポイント安の7106.65で取引を終了した。複数の大手行決算が好感され、買いが先行し160ドル超高となったものの、マイナス圏に沈み、引けにかけて240ドル近い下げ幅となった。ボーイングが大幅安となったほか、好決算を発表したJPモルガン・チェースが材料出尽くし感から売りに押され、指数全体を押し下げた。また、米国によるシリアへの軍事攻撃の懸念から上げ幅を縮小し、引けにかけて下落に転じた。VIX指数は20.24から17.41へ低下した。



NY外国為替市場:米国株安と米長期金利低下でドル売り優勢

ドル/円は、NYダウ先物や日経先物の上昇をながめ、107.78円と2月22日来の高値を更新した。しかし、2月21日高値107.90円が目先の上値目処として意識されると伸び悩んだ。米4月ミシガン大学消費者態度指数速報値が97.8となり、市場予想の100.5を下回ったうえ、NYダウが160ドル超高から240ドル近く下落したことが嫌気された。また、根室地方北部で震度5弱の地震が発生したこともドル売りを誘い、一時107.26円まで下げた。ユーロ/ドルは、ユーロ/ポンドやユーロ/豪ドルなどの下げにつれて1.2307ドルまで売られたが、前日安値の1.2300ドル手前で下値の堅さを確認すると買い戻された。ドル/円の失速や米長期金利低下も下支えとなり1.2344ドルまで持ち直した。



NY原油先物市場は小幅続伸:シリア攻撃の可能性高まり買い優勢

NY原油先物市場は一時67.76ドルまで買われた。国際エネルギー機関(IEA)が『OPEC加盟国などの減産で原油在庫の縮小傾向が強まっている』との月報を公表したことで、原油の需給改善を期待した買いが優勢となった。また、米国務省は、シリアの東グータ地区のドゥーマで化学兵器が使用された疑いがあることについて、シリア政権が攻撃を実施した信頼性の高い証拠を入手したことを明らかにした。なお、米仏英3カ国は、国連安全保障理事会で化学兵器使用の疑いが出ているシリアに対する軍事行動の必要性を主張したと報じられており、米国などによるシリア攻撃が実行された場合、原油供給に強い不安が生じる恐れがある。米ベーカー・ヒューズ社が発表した米国内の石油掘削措置(リグ)稼動数は前週末比7基増の815基となった。



NY金・銀先物市場は反発:中東の緊迫化で安全資産逃避

NY金先物市場は一時1356.70ドルまで買われた。シリア情勢の緊迫化を意識して安全資産とされる金買いが活発化した。また、ドルが主要通貨に対して弱含んだことも材料視された。



米国債券市場は反発:中東の緊迫化や米国株安を受けた買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.82%で終了した。米国株安をながめ安全資産とされる債券需要が高まった。ただ、週末を控えて総じて様子見ムードも強かった。

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朝の市場コメント!

2018/04/13/07:38:16

米国株式市場は上昇:リスク回避の動きが後退し決算期待の買い優勢

NYダウ293.60ドル高の24483.05、ナスダックは71.22ポイント高の7140.25で取引を終了した。米国によるシリアに対する軍事攻撃への警戒感が後退したことで買いが先行した。米主要企業の好決算を期待した買いや、週間新規失業保険申請件数が前週から減少したことも好感された。トランプ大統領がTPPへの復帰を検討するよう指示したほか、大手行決算への期待感から金融各社が買われ、終日堅調推移となった。一時400ドルを超す上げ幅となる場面もあった。VIX指数は20.24から18.49へ低下した。

 

NY外国為替市場:米国株高・長期金利上昇でドル買い優勢

ドル/円は、シリア情勢への懸念が和らぐ中、NYダウの大幅高や米長期金利の急上昇とともにドル買いが強まった。前日高値の107.26円を上抜け107.43円まで値を伸ばした。5日高値107.49円が目先の上値目処として意識されると、107.08円まで利益確定売りに押された。しかし、NYダウや米長期金利がさらに上昇したことで底堅く推移した。ユーロ/ドルは、ECB理事会議事要旨で『緩和バイアスの削除は誤解されるべきではない』『インフレが持続的だとの証拠が不十分だと幅広く合意』と伝わったことがユーロ売り材料視された。また、米長期金利の上昇も重石となり、1.2300ドルまで下げ足を速めた。ただ、1.23ドル割れに失敗すると、下値が堅いと見た向きが買戻しに動き1.2340ドルまで反発した。

 

NY原油先物市場は続伸:シリアへの軍事介入の可能性残る

NY原油先物市場は居t時67.33ドルまで買われた。米国主導によるシリアへの軍事介入の可能性が残されていることや、OPECの原油生産が減少したこと、米国株高が買い材料となった。ただ、原油価格の上昇によって米国のシェールオイルの生産量が大幅に増える可能性があり、OPEC加盟国やロシアなどによる協調減産体制は将来的にゆらぐ可能性あるとの指摘もある。

 

NY金先物市場は反落:利益確定売りに押される展開

NY金先物市場は一時1336.70ドルまで売られた。米国などによるシリアへの軍事介入の可能性は残されているものの、米国株高を受けて安全資産としての金買いが後退した。また、米長期金利の反発やドルの下げ渋りも売り材料となった。前日に約1年8ヵ月ぶりの高値を付けたあとだけに利益確定売りが広がった。

 

米国債券市場は反落:リスク回避の需要後退

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.05%高い(価格は下落)2.83%で終了した。シリアを巡る地政学リスクが後退し、安全資産としての債券需要が後退した。米30年債入札が順調だったと受け止められたことで一時買戻しが入ったが、一巡すると売りが再開した。

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