FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2018/06/11/03:01:55

米国株式市場は上昇:底堅さを確認するとじわりと買い優勢に

NYダウは75.12ドル高の25316.53、ナスダックは10.44ポイント高の7645.51で取引は終了した。小安く始まったものの、下値の堅さを確認すると次第に下げ幅を縮小した。割安感に着目した買いが生活必需品などに入り、指数を押し上げた。ただ、米朝首脳会談や米FOMC結果を見極めたいとの思惑から、上値の重い展開となった。VIX指数は12.13から12.18へわずかに上昇した。

 

NY外国為替市場:G7首脳会議の結果待ちで引けにかけては様子見

ドル/円は、欧州時間からの流れを引き継いで、一時109.20円近辺まで下落したが、その後は株価の買戻しや米長期金利が上昇に転じたことなどを支えに109.60円付近まで反発した。引けにかけてはG7首脳会議の結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードが広がる中、109円台半ばでのもみ合いとなった。ユーロ/ドルは、一時1.1727ドルまで値を下げたが、その後はユーロ/円が買い戻された影響もあって下げ渋り、週末を前に持ち高調整の動きも進み、1.1770ドル台まで下値を切り上げた。

 

NY原油先物市場は小幅安:中国の原油輸入減少などが嫌気され売り優勢

NY原油先物市場は一時65.15ドルまで下落した。中国の5月原油輸入減少の報道が嫌気された。ただ、ベネズエラの供給懸念やOPEC加盟国やロシアによる原油増産の有無を見極める必要がるとの見方は残されていることから、短期筋のポジション調整的な売買が主体となった。米ベーカー・ヒューズ社が発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数が前週比1基増の862基となったことが分かると売りが優勢となった。

 

NY金・銀先物市場は下落:翌週のイベント控えポジション調整売買

NY金先物市場は一時1296.00ドルまで売られる場面があった。翌週(11-15日週)に重要イベントがいくつか予定されていることから、ポジション調整に絡んだ売買が主体となった。米長期金利が下げ渋ったことも反発を抑える一因となった。

 

米国債券市場は反落:週末を控えて持ち高調整の売り

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い(価格は下落)2.94%で終了した。米国株が持ち直して上昇したほか、週末を控えた持ち高調整売りも出た。

 

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2018/06/08/07:51:49

米国株式市場はまちまち:ハイテク株への利益確定売り優勢

NYダウは95.02ドル高の25241.41、ナスダックは54.17ポイント安の7635.07で取引を終了した。原油高を背景に石油株が買われたほか、トランプ政権が中国の通信機器企業への制裁解除で合意し、米中の通商問題をめぐる緊張緩和が好感され、買いが先行した。しかし、週末のG7首脳会議や来週の米朝首脳会談、FOMC結果を見極めたいとの思惑から、上昇が続いていたハイテク株を中心に利益確定売りの動きが広がり、小動きとなった。VIX指数は11.64から12.13へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利大幅低下でドル売り優勢に

ドル/円は、しばらく110.00円を挟んだもみ合いとなっていたが、日経先物が220円安まで下げたことを受けてリスク回避の売りが出た。日米・米朝首脳会談に対する警戒感が意識されたほか、米長期金利の大幅低下もドル売りも誘い、一時109.48円まで下押しした。米長期金利の低下が一服すると109.700円台まで下げ渋る場面もあったが、総じて戻りは鈍かった。なお、トランプ米大統領は『北朝鮮が核プログラムを放棄しなければ合意はない』『日本との貿易を改善するべき』『北朝鮮への最大限の圧力はまだ有効』などの見解を示したこともドルの重石となった。ユーロ/ドルは、欧州時間からの流れを引き継いで一時1.1840ドルまで上昇したが、その後はユーロ/ポンドなど一部ユーロクロスの下落につれて次第に上値も重くなった。

 

NY原油先物市場は反発:原油増産の思惑がやや後退

NY原油先物市場は一時66.07ドルまで買われた。政治・経済危機の影響で減産が続くベネズエラの原油輸出が1ヵ月近く遅れているほか、OPEC加盟国やロシアによる原油増産のウムを見極める必要があるとの見方が広がり、短期筋などの買いが入った。6月22日に開催されるOPEC総会で原油増産について議論される見込みだが、小幅な増産にとどまるとの見方が出ている。

 

NY金・銀先物市場は上昇:米朝首脳会談への過度な期待後退

NY金先物市場は一時1307.80ドルまで買われた。米朝首脳会談への過剰な期待が後退したほか、米長期金利が大幅に低下したことから、リスク回避の金買いが観測された。トランプ大統領は米朝首脳会談について『北朝鮮が核プログラムを放棄しなければ合意しない』との見方を示したことが買い材料視された。

 

米国債券市場は反発:米国による通商問題に対する懸念から買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.05%低い(価格は上昇)2.92%で終了した。米国と主要国の通商問題に対する懸念が広がる中、G7 首脳会談への不透明感から安全資産とされる債券需要が高まった。

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2018/06/07/07:42:29

米国株式市場は上昇:貿易摩擦巡る先行き不安後退を好感

NYダウは346.41ドル高の25146.39、ナスダックは51.38ポイント高の7689.24で取引を終了した。ムニューシン米財務長官が、トランプ大統領にカナダに対する鉄鋼及びアルミニウムの輸入関税の適用免除を進言していることが報じられたほか、昨日の中国政府による700億ドル相当の米農産物・エネルギー購入の提案など貿易摩擦を巡る先行き不安が後退し、買いが先行した。米長期金利の上昇を受けた利ざや改善期待から金融株が上昇した。また、ボーイングなど値がさ株にも買いが広がり、この日の高値圏で引けた。VIX指数は12.40から11.64へ低下した。

 

NY外国為替市場:米金利上昇と米株高で総じてドル買い優勢

ドル/円は、欧州時間からの買いの流れを引き継いで一時110.23円まで上昇した。200日移動平均線が位置する110.19円が意識されたことで一旦は109.90円付近まで伸び悩む場面もあったが、米長期金利が上昇幅を拡大すると買いが再開した。NYダウが340ドル超まで上げたことなども相場の支えとなり一時110.27円まで上げた。ユーロ/ドルは、ECBの緩和縮小への期待から一時1.1796ドルまで値を上げた。もっとも、節目となる1.1800ドル手前では上値の重さが意識されると、米長期金利が上昇したこともありやや伸び悩んだ。

 

NY原油先物市場は下落:原油在庫増を嫌気した売り優勢

NY原油先物市場は一時64.27ドルまで売られた。米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した週間在庫統計で原油在庫は減少予想に反して200万バレル超の増加だったことやガソリン在庫が予想以上に増加したことが嫌気された。しかし、米国株が大幅上昇したことで、下げ幅はやや縮小した。

 

NY金先物市場は小幅下落:ドル高進行などが意識され売り優勢

NY金先物市場は一時1297.70ドルまで売られた。外国為替市場でドル高が進行したことや米長期金利の上昇を意識して安全資産としての金需要が後退した。ただ、、1300ドル割れでは売買が交錯しており、押し目買いの需要も散見されたが、積極的に上値を追う展開にはならなかった。

 

米国債券市場は反落:欧州債券売りにつれた売り

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%高い(価格は下落)2.97%で終了した。ECBによる緩和縮小観測を背景に欧州国債相場が下落(利回りは上昇)し、米国債にもつれて売りが広がった

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2018/06/06/07:46:56

米国株式市場はまちまち:手掛かり材料乏しく小動きの展開

NYダウは13.71ドル安の24799.98、ナスダックは31.40ポイント高の7637.86で取引を終了した。昨年の株価上昇を受けて利益確定の動きが広がる一方で、最高値を更新したソフトウェアのマイクロソフトや携帯端末のアップルを中心にハイテク株への買いが続き、小幅な値動きに終始する展開となった。総じて手掛かり材料には乏しかったものの、中国政府が、米政府が関税方針を撤回する見返りに700億ドル相当の米農産物・エネルギー購入を提案するなど、貿易摩擦問題を巡る米中間の緊張緩和が好感された。VIX指数は12.74から12.40へ低下した。

 

NY外国為替市場:方向感を欠いた行って来い相場

ドル/円は、米5月サービス部門PMI改定値や5月ISM非製造業指数が市場予想より強い結果となったことで一時109.90円付近まで上昇する場面があった。ただ、その後は米長期金利の低下などを手掛かりにしたドル売りに押された。対ユーロなどでドル安が進んだ影響もあり、一時109.47円まで下押しした。もっとも、引けにかけては米長期金利の低下一服などを支えに109.80円台まで戻した。ユーロ/ドルは、イタリアのコンテ新首相が所信表明演説で『国民に急進的な変革をもたらす』などと発言し、イタリア国債が急落した影響からユーロ売りが先行し、一時1.1653ドルまで値を下げた。もっとも、昨日安値でもある同水準付近で下値の堅さを確認すると買い戻しが優勢になった。『ECBは14日の定例理事会で量的緩和政策(QE)からの出口戦略を議論する可能性がある』との一部報道が伝わると買い戻しが加速し、一時1.1732ドルまで反発した。 

 

NY原油先物市場は反発:短期筋の戻りを期待した買戻し

NY原油先物市場は一時65.56ドルまで買われた。米国はOPECの加盟国に対して日量100万バレルの増産を要請したことを受けて時間外取引で64.22どるまで下落する場面があったが、原油在庫の減少が市場予想されていたことから、売り一巡後は短期筋の買戻しが入った。

 

NY金先物市場は反発:米国株安と米長期金利低下で買い優勢

NY金先物市場は一時1304.80ドルまで買われた。発表された米4月JOLT求人数や5月ISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことから、上げ渋る場面もあったが米国株安を意識してリスク回避の金買いが入った。また、米長期金利が一時2.90%近辺まで低下したことも、金先物相場の反発を促す一因となった。

 

米国債券市場は反発:イタリア財政悪化懸念からリスク回避

米国債券市場で長期ゾーンは5営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.93%で終了した。イタリアのコンテ新首相が歳出拡大方針を示したことで、イタリアの財政悪化懸念が高まるなか、欧州債券相場が上昇(利回りは低下)したため、米国債にも買いが入った。

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2018/06/05/07:49:04

米国株式市場は上昇:アジアや欧州株の上昇につれた買い優勢

NYダウ178.48ドル高の24813.69、ナスダックは52.13ポイント高の7606.46で取引を終了した。アジアや欧州株式市場が総じて堅調に推移した流れを引き継いだ。先週末の雇用統計を受けた米長期金利上昇によって利ざや悪化への警戒感が和らいだ金融株の一角が買われた。また、トランプ政権による鉄鋼及びアルミニウムの輸入関税を巡る貿易戦争への懸念が一服したほか、IT関連株なども上昇し、終日堅調推移した。VIX指数は13.46から12.74へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利の上昇につれてドル買戻し

ドル/円は、欧州時間からの流れを引き継いで一時109.37円まで下落したが、その後は徐々に下値を切り上げた。米長期金利の上昇を背景にドルの買い戻しが進むなか、アジア時間につけた高値の109.77円を上抜けて一時109.85円まで値を上げた。米4月製造業新規受注は前月比0.8%減少となり、市場予想の前月比0.5%減を下回ったが、相場への影響は限られた。ユーロ/ドルは、欧州時間にドル売りが強まった場面で1.1745ドルの高値をつけたものの、その後は1.1670ドル台まで反落した。ドル買戻しの影響を受けたほか、ユーロクロスの下げにつれた売りも出た。引けにかけては1.1690ドル台で次第に方向感が乏しくなった。

 

NY原油先物市場は続落:協調減産を緩めるとの思惑から売り優勢

NY原油先物市場は65.95ドルから64.57ドルまで下落した。2日に開催された中東産油国による合同閣僚監視委員会の非公式会合で、一部産油国の生産減少を補い安定供給に対応する姿勢が示されたことを材料に売りが強まった。また、米長期金利上昇でドルが主要通貨に対して強含みになったことも売り材料となった。

 

NY金・銀先物市場は続落:米株高、米長期金利上昇、ドル高を嫌気

NY金先物市場は1302.30ドルまで上昇後、1296.90ドルまで下落した。米4月製造業受注が市場予想を下回ったことを受けて買いが先行した。その後、米国株が続伸し、米長期金利の上昇を受けてドルが主要通貨に対して強含んだことで、割高感による売りに押される展開となった。

 

米国債券市場は続落:FRBによる利上げ継続観測を嫌気

米国債券市場で長期ゾーンは4日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は下落)2.94%で終了した。前週末の強い米雇用統計を受けて利上げ継続観測を手掛かりにした売りが強まったほか、米国株が大幅上昇したことも売り材料となった。

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