FITS エコノミックレポート

トルコリラ/円はダイバージェンスからの下げの可能性も!

2019/08/16/16:34:21

 

★トルコリラ/円の日足では、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では7月5日に%D:93.20%のピークを付けたあと下落調整局面となり、2番目のピークは7月31日の%D:85.65%と上値を切り下げる展開となった。一方で、価格は7月5日高値19.34円を付けたあと、一旦下落調整局面となったが、反転後に7月31日に19.70円の高値を付け前回の高値を上抜けした。

要するに価格は前回高値を上抜する上昇となったにもかかわらず、ストキャスティクスでは上値を切り下げる展開となった。いわゆるダイバージェンスの発生を確認したことになり、下落の兆しとしてのサインとなる可能性が高まった。

その後に、トルコリラ/円は上値を切り下げる下落基調となっていることから、このダイバージェンスが下落の予兆だったといえる。

移動平均線(SMA)では、75日SMA(緑線)100日SMA(黒線)がサポートとなり下げ止まる展開となっている一方で、10日SMA(黄線)25日SMA(青線がレジスタンスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。

トルコリラ/円は徐々に回復基調にあるものの、ダイバージェンスの発生や上値を切り下げる展開となっており、相場の節目にきている。そのため、投資判断は『様子見』となる。下値では100日SMAと75日SMAを下抜けすると、5月9日安値17.50円と7月31日高値19.70円の半値押し18.60円、61.8%押し18.34円、76.4%押し18.02円が下値目処となりやすい。一方で、10日SMAや25日SMAを上抜けすると再び260日SMA(茶線)19.56円200日SMA(紫線)19.80が上値目処となりやすい。

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東京金の週足値幅観測論による計算値!

2019/08/16/11:57:41

 

★東京金の一目均衡表週足では、転換線が基準線を上抜ける好転となっているほか、相場の方向性を示す基準線が上向きとなっていることで、上昇基調は継続している。

8月2日週に雲のネジレがあったが翌週から反転する展開となった。

26期間先の先行スパン1、2は切り上がっている。また、26期間遅行する遅行スパンも真上に上昇しており、上値追い相場となっている。

一目均衡表の形成された波動から見てバランスの良い均衡点である値幅観測論から分析する。値幅観測論の計算方法にはV、N、E、NTの4種類がある。

2018年8月17日週の安値4,112円を起点を(A)として、第1波の2019年2月22日週高値4,789円を(B)とする。次の押し目2019年5月31日週の安値4,487円を(C)とする。

V=5,091円 VとNの仲値=5,127.5円 N=5,164円 NとEの仲値=5,315円

E=5,466円 2E計算値(三層倍)=6,143円 3E計算値(四層倍)=6,820円

NT=4,862円

次々と計算値を上抜けNとEの仲値5,315とE計算値の5,466円が残るのみ

それも上抜けするようなら、2E計算値(三層倍)=6,143円や3E計算値(四層倍)=6,820円が視界に入る。一目均衡表では大相場は4倍が目標となる。

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イールドスプレッドで8月16日の米国株市場を先取り!

2019/08/16/09:26:55

 

★NY株式市場は三指数とも米長期金利が大幅低下したことからイールドスプレッドは拡大した。そのため、何か好材料が出てくると大きく反発しやすい。NYダウは200日SMAがサポートとして意識されていたが、下抜けしたことで下落基調が進みやすい。前日NYダウは上昇して終了したが、200日SMAがレジスタンスとして意識され戻りきれなかった。そう言ったことからも、今晩もトランプ大統領やトランプ政権内から株式相場を下支えするような発言が出やすいので注意が必要となる。また、今後の米長期金利の動向が重要ポイントとなる。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.687%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・8月14日:▲4.218%⇒8月16日予想▲4.248%(直近では最大のスプレッド幅)

 

8月15日はNYダウは上昇したものの、米長期金利が大幅に低下したことで、イールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.687%から▲0.439%スプレッドがかい離した。19年1月3日の大底▲4.226%から+0.022%、19年6月3日の大底4.038%から+0.210%、19年8月5日の大底▲4.102%から+0.146%スプレッドが上回った。NYダウは上昇したものの、米長期金利が大幅低下したことで、イールドスプレッドは前日比で拡大して、直近ではイールドスプレッド拡大が最大となった。

 

NYダウが上昇したことで株式益利回りは低下した。一方、米長期金利が大幅低下したことで、イールドスプレッドは前日比では拡大した。米国債に対してNYダウが前日比で割安となった。前日比では米国債を買うよりもNYダウを買った方が良いということになる。イールドスプレッドが再び4.2%を上回ったことで、NYダウに割安感が強まっている。今後も、米長期金利の動向が重要ポイントとなる。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲4.006%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、19/8/5-▲4.002%

・8月14日:▲4.145%⇒8月15日予想▲4.185%

 

S&P500が小幅上昇したものの、米長期金利が大幅に低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.006%から+0.179%と平均値のイールドスプレッドを上回った。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して+0.316%、19年6月3日の大底となった3.881%から+0.304%とイールドスプレッドを上回った。さらに、19年8月5日の大底となった▲4.002%も+0.183%とイールドスプレッドを上回った。直近のイールドスプレッドを上回ったことからS&P500は割安感が強まっている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.438%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、19/8/5-▲2.383%

・8月14日:▲2.437%⇒8月15日予想▲2.493%

 

NASDAQは小幅下落したうえ、米長期金利も大幅低下したことで、イールドスプレッドが前日比で大幅に拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲2.438%から+0.055%とかい離を上回った。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては+0.314%上回った。さらに、19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して+0.165%、19年8月5日の大底となった▲2.383%から+0.110%と上回り、直近のイールドスプレッドを上回っている。

NASDAQは、イールドスプレッドは大幅に拡大したことで、かなり割安感が出ている。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。

 

三指数のイールドスプレッドは、前日比で拡大し、直近のイールドスプレッドも上回る状況となっており、かなり割安感が出てきている。そのため、市場が落ち着いていくると、一気に買い戻しが出る地合いとなっている。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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東京金60分足ではじり高継続!

2019/08/16/08:38:49

 

★8月8日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)がサポートとなり、上昇基調は継続している。先行き徐々に雲の厚みが出てくることから、雲が抵抗帯となりやすくなる。各SMAも緩やかに上昇しており、上昇基調は継続している。

 

NY金先物市場は1518.30-1537.70ドルのレンジ相場となった。おおむね良好な米経済指標を受けて金相場は利益確定売りが先行したが、低下傾向を強めた欧米金利の動きは金利がつかない金にとっては支援要因となった。マイナス金利の独・仏10年債利回りは過去最低を更新し、米10年債利回りは一時約3年ぶりの水準まで低下した。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の上方に位置していることから、上値が重くなると利益確定売りが入りやすくなり、上値の重石となりやすい。そのため、高値圏で出来高が増えてくるかが注視される。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDがシグナルをわずかに上抜けしてきたことで、緩やかな上昇基調は継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DがSlow%Dを上抜け緩やかに上昇基調を維持している。

 

東京金日足では、5日SMAの5,142円がサポートラインとして意識され、上昇基調が継続している。10日SMAの5,075円や25日SMAの4,986円が上向きとなっており、短中期的には上昇基調が継続している。NY金先物も米中貿易摩擦や債券金利低下などが下値支持材料となっている。為替市場では、リスク回避の円買いになりやすいものの、106円台で推移しており底堅さが意識される。

本日の注目点は、5日SMAに支えられ上値追いの展開になるかが注目される。材料的には買い材料が多く上値追いの展開となりやすい。ただ、本日は週末というこもあり、高値圏に位置していることからポジション調整の売りも入りやすい。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 ドルは米金利低下で上値の重い展開!

2019/08/16/07:41:21

 

★欧州市場朝方の取引では、一時前日のドル下落幅を取り戻すなど荒い上下動となったが、マーケットは次第に落ち着きを取り戻し、106円台前半でもみ合い商状となった。なお、欧州株は高安まちまちの展開となった。中国が『米国は米中首脳会談の合意を守っていない』などの見解を示したことを受け、米中対立への懸念が再燃し、リスク回避の円買いが再開した。米中対立への懸念が再び強まる中、NYダウ先物と米長期金利が下げ幅を広げるに連れ105.70円前後で日中安値を更新した。

 

NY勢の参入後にNYダウ先物が大幅安から上昇に転じ、米長期金利が1.51%台まで低下後、1.55%台に戻したことを受けドルが買い戻された。米7月小売売上高と米8月NY連銀製造業景気指数とも強い結果となったものの、反応は限定的だった。良好な経済指標は好感されたが、米中貿易交渉の先行き不透明感から上値の重い展開となった。米10年債が1.47%台、同2年債も1.46%台へ低下傾向を強めたことでドル売りとなった。パニック的な債券買いが収束すると米10年債に1.53%台に急回復したことで、ドルの買い戻しが入った。

 

★欧米主要経済指標

・英・7月小売売上高(自動車燃料含む):前月比+0.2%(予想:-0.2%、6月:+0.9%←+1.0%)

・米・7月小売売上高:前月比+0.7%(予想:+0.3%、6月:+0.3%←+0.4%)
・米・7月小売売上高(自動車除く):前月比+1.0%(予想:+0.4%、6月:+0.3%←+0.4%)
・米・8月NY連銀製造業景気指数:4.8(予想:2.0、7月:4.3)
・米・8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:16.8(予想:9.5、7月:21.8)
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.0万件(予想:21.2万件、前回:21.1万件←20.9万件)
・米・失業保険継続受給者数:172.6万人(予想:168.5万人、前回:168.7万人←168.4万人)
・米・4-6月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率+2.3%(予想:+1.4%、1-3月期:+3.5%←+3.4%)
・米・4-6月期単位労働コスト速報値:前期比年率+2.4%(予想:+2.0%、1-3月期:+5.5%←-1.6%)
・米・6月企業在庫:前月比0%(予想:+0.1%、5月:+0.3%)
・米・8月NAHB住宅市場指数:66(予想:65、7月:65)
・米・7月設備稼働率:77.5%(予想:77.8%、6月:77.8%←77.9%)
・米・7月鉱工業生産:前月比-0.2%(予想:+0.1%、6月:+0.2%←0.0%)
・米・6月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く):+991億ドル((5月:ネット長期有価証券+46億ドル←+35億ドル)
・米・6月対米証券投資全体:+17億ドル(5月:+376億ドル←+329億ドル)

 

★欧米市場のポイント

・105.65-106.31円のレンジ相場

・ECBメンバー発言で緩和拡大の思惑からユーロ売り

・メキシコ中銀が政策金利を5年2ヵ月ぶりに0.25%利下げ

・米中貿易摩擦への懸念を意識したドル売り

・米経済指標は概ね良好な結果内容

・米10年債金利は一時2016年8月以来の1.4732%前後へ低下

・VIX指数は22.10から21.18へ低下

 

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