FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の下限がサポートとなり戻り基調!

2020/02/27/08:24:06

 

★2月18日以降の東京金60分足では、窓を開けて下落し雲の上限を下抜けしたものの、72時間SMA(青線)がサポートとなりもみ合い展開となった。しかし、72時間SMAを下抜けたことで下押しバイアスが強まったが、雲の下限がサポートとなり持ち直す展開となっている。ただ、72時間SMAが一転してレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。夜間取引には雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目となりやすい。

 

NY金先物市場は1626.60-1657.10ドルのレンジ相場となった。24日まで8営業日の続伸となり、中心限月として7年1カ月ぶりの高値1691.7ドルまで上昇が続いたことに対する反動が続いた。NY序盤までドル相場が強含んでいたことも、ドル建て金価格の圧迫要因となり、利食いの動きを先行させた。ただ、米国株式はまちまちの動きとなったが、NYダウとS&P500種は続落しており、株安を意識して金先物はやや下げ渋った。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けしていることから、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』で上値が重くなりやすい。また、もう一段下落すると買い方らの手仕舞い売りで下落基調が強まる可能性もある。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを下抜けしたものの、MACDがシグナルをわずかに上抜けしてきていることから、持ち直す展開となっている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなっている。

 

東京金の日足では、5日SMAの5,825円がサポートラインとして意識されており、下げ止まる展開となっている。本日も5日SMAを維持出来るかが焦点となる。もし、下抜けした場合は、上向きとなっている10日SMAの5,708円や25日SMAの5,588円がサポートラインとして意識される。NY金は利益確定売りが続いていることで、上値の重い展開が続いている。ただ、新型コロナウイルスの感染が世界的に広がってきていることから、金が暴落するような地合いではなく、押し目では買いが入ってくる。為替市場では、米長期金利の低下が続いていることから、日米金利差の縮小から円安基調になりにくい展開となっている。ただ、過度に円買いが強まる可能性も低い状況となっている。

本日の注目点は、5日SMAを維持出来るかが焦点となる。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 新型コロナウイルス報道に反応する市場環境!

2020/02/27/07:20:25

 

★欧州市場朝方の取引では、米長期金利の低下が一服となる中、ドルがやや反発となり110.48円前後でのもみ合い商状となった。なお、欧州株は軟調に取引を開始した。韓国保険福祉省が26日、新型コロナウイルスよる感染者数が累計で前日比115人増の1261人になったと発表する中、日経先物が50円安に再下落したことで戻り売りに押される展開となった。米長期金利が1.31%台まで一時低下し、弱い欧州株とともにNYダウ先物が一時150ドル超安まで下げるのを眺めてドル売りが優勢になった。その後、NYダウ先物が下げ幅を縮めたほか、米長期金利も低下幅を縮小したことを眺め、徐々に下値を切り上げる展開となった。

 

欧州株が持ち直すとリスク回避の動きも後退し、NYダウが360ドル超上昇する中、一時110.70円付近までドルは上昇した。新型コロナウイルスの感染が世界的にまん延し、景気を冷やすとの警戒感が根強いほか、米長期金利が低下に転じたことが相場の重石となった。一時460ドル高ほどの上昇となったNYダウが上げ幅を縮小するなど上値の重さが嫌気されドル売りとなった。その後、米国で新たに15件目の感染者が確認されたとの発表を受け、米国での感染拡大が警戒されドル売りとなった。

 

★欧米主要経済指標

・米・1月新築住宅販売件数:76.4万戸(予想:71.8万戸、12月:70.8万戸←69.4

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は110.12-70円のレンジ相場

・来週にも始まる英国とEUの貿易交渉への懸念が広がりポンド売り

・世界的な感染拡大への懸念が広がるなか神経質な展開

・米食品医薬品局がバンデミックに警戒を鳴らすと米国株失速

・NY市近郊で新型コロナウイルスの感染の可能性との報道

・トランプ大統領の新型肺炎に関する会見への期待からドル買い戻し

・VIX指数は27.85から27.56へわずかに低下

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NYダウは史上最高値から10%超える下落に接近!

2020/02/26/16:19:42

 

★NYダウは2020年2月12日に付けた史上最高値29,568.57ドルから下落基調が続いている。トランプ政権になってから、高値から10%超下落するとトランプ政権内から株式市場に優しいコメントが出てくる。

そのため、10%の下落となる26,611.71ドルを下抜けてくると、トランプ政権内から何か動きが出てくる可能性が高く注視する必要がある。

相場は高値から20%超下落すると、トレンド転換となり下落トレンド入りとなる。そのため、トランプ大統領も今年11月の大統領選を控えて株価の下落トレンド入りは避けたいところである。

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東京金は5日SMAがサポートとなり下げ止まる!

2020/02/26/13:25:46

 

東京基の日足では、前日終値から窓を開けて下落したものの、上向きの5日SMA(赤線)の5,792円がサポートラインとなり下げ止まる展開となっている。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は買われ過ぎ域から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなってきたことで、下押しの勢いが強くなっている。もし、5日SMAを下抜けするようなら、上向きとなっている10日SMA(黄線)の5,676円や緩やかに上向きの25日SMA(青線)の5,576円がサポートラインとして意識される。

昨日のNY時間帯では、米国株の大幅続落や米長期金利の大幅低下などリスク回避の動きが強まった。しかし、買われても不思議ではないNY金も大幅に下落する展開となった。これは、リーマンブラザーズの破綻時に米国株とともにNY金も売られる展開となった。要するにリスクが急速に高まると、利益が出ているものは全て利益確定売りの動きになるということである。そして、利益確定売りが一巡すると、再び金が買い戻される展開となる。

ほとんど押し目もなく上昇してきたことから、相場の節目となる下値では金の買い戻しが入りやすい。ただし、新型コロナウイルスの感染が一巡したり、ワクチンが開発されるなどの動きがあると一旦は大きな下落調整となりやすい。そのため、底堅い展開が続くのは春までとなる可能性がある。

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NYダウは260日SMAで下げ止まる!

2020/02/26/12:39:41

 

★NYダウの日足では、ダブルトップのネックラインとなる1月31日安値28,170ドルを下抜けると加速的な下落基調となった。そして、100日SMA(黒線)を下抜けるとさらに加速して200日SMA(紫線)の27,230ドルも下抜ける展開となった。しかし、260日SMA(茶線)の26,957ドルがサポートラインとして意識され下げ止まっている。

この260日SMAは1年間=365日から土曜日の52日、日曜日の52日そしてお正月の1日を引いた日数になる。いわゆる主要国市場の1年間の営業日数に相当する。

実は19年10月3日の下落時でも260日SMAで下げ止まり、その後は上昇基調となった。

ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜けており、かい離幅を広げながら両線とも下向きとなっていることで、下落の勢いが強いことを示している。

まとめると、260日SMAで一旦は下げ止まっているものの、ストキャスティクスでは下落の勢いが強いことを示している。そのため、今晩の米国市場が相場の節目となる。260日SMAを維持出来るようなら、買い方にとっては強気になる切っ掛けとなる。しかし、260日SMAを維持出来なければ、さらにストップロス的な売りが入りやすくなり下落基調が継続する可能性がある。

トランプ大統領とすれば、11月の大統領選を控えてこのまま米国株の下落を指をくわえて見ているわけにはいかない。そのため、株式市場を下支えするような優しい発言などが出てきそうである。

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