FITS エコノミックレポート

欧米タイム直前市場コメント!

2023/10/05/15:16:02

日経平均株価:米国株高につれた買い優勢に

日米の長期金利の上昇一服に加え、前日の米国株式市場での主要3株価指数の上昇を好感した。日経平均は前日までの5営業日で大幅に下落したため、自立反発を期待した買いも優勢になった。4日の米債券市場で長期金利の上昇が一服していたほか、時間外取引でも米長期金利が低下したことで日本株の買いを後押しした。JPXが5日発表した9月4週(25日~29日)の投資部門別株式売買動向(東証・名証の合計)によると、海外投資家(外国人)は776億円の売り越しとなり、売り越しは4週連続となった。個人投資家は5734億円の買い越しとなり、買い越しは2週連続となった。信託銀行は3678億円の売り越しとなり、売り越しは4週連続となった。

 

東京外国為替市場:米長期金利低下でドルの上値が重い展開

ドル/円は、仲値に向けて国内輸出勢のドル売り・円買いが通常より多く持ち込まれ、148.70円台へ下落した。3日に政府・日銀が為替介入を実施したとの見方が浮上しているため、海外短期筋による持ち高調整のドル売り・円買いも観測された。仲値発表後も軟調地合いは続き、米長期金利が低下すると、さらにドル売り・円買いが進んで一時148.27円付近まで下落した。その後は、値ごろ感からドルを買い戻す動きも見られ、148円台半ばへ値を切り返した。午後は、米長期金利や日経平均株価を睨みながら、148.50円台を中心とする狭いレンジで推移した。明日、発表される9月米雇用統計のイベントを前に、様子見ムードが広がっている。ユーロ/ドルは、米長期金利低下を手掛かりとしたユーロ買い・ドル売りが一巡すると、1.052ドルを挟んで方向感に欠ける値動きとなった。

 

3日のNY外国為替市場で、ドル/円が一時150.16円と2022年10月下旬以来の円安水準を付けた後、数分で147円台前半まで急落した。介入の可能性も指摘されたが、日銀が発表した当座預金残高予想によると、財政等要因が100億円の余剰であったことから政府による介入はなかったとみられる。ただ、日銀が主要行に為替水準を照会するレートチェック自体はあったようである。1ドル150円で介入可能性との認識が広がる中、銀行も夜通しでスタンバイしている。

 

南アのエネルギー価格の上昇が経済の重しに

昨日第1水曜日だったということもあり、南アの基準エネルギー価格が更新された。今月も無鉛ガソリンからディーゼルまで全て値上がりとなったが、通貨安も重しになっていることもあり、市場では再び南アのインフレ率が5%に戻るとの予想が高まっている。今後の南ア経済にとって、また1つ景気に悪影響を与えることになる。

 

米MBA住宅購入申請は1996年以来の低水準

米抵当銀行協会(MBA)が4日に発表した9月29日までの週の米住宅ローン申請件数は前週比で6.0%減少した。借り換え指数は同7.0%低下し、新規購入申請指数も同6.0%低下した。購入申請指数は1996年以来の低水準に落ち込んだ。30年固定の住宅ローン金利は前週の7.341%から7.53%へと4週連続で上昇し、2000年以来の高水準となった。急速なローン金利の上昇で、潜在的な購入希望者は市場から追い出されたと分析された。

 

米ISM非製造業景況感は低下:US Dashboard

米サプライマネジメント協会(ISM)が4日に発表した9月の米非製造業(サービス業)景況感指数は前月比0.9ポイント低下の53.6と市場予想の53.7とほぼ一致した。「企業活動」は58.8と前月比で1.5ポイント上昇したが、「新規受注」が51.8と同5.7ポイント低下したことが響いた。拡大と縮小の境目である50を上回ったままだが、2022年12月以来の水準へ低下した。「雇用」も53.4と同1.3ポイント低下した。一方、「価格」は58.9と同横ばいで、高止まったままだった。

 

『株も債券も敬遠』米金利低下を見込まず:グロス氏

債券運用大手ピムコで最高投資責任者(CIO)を務め、かつて『債券王』とも呼ばれたビル・グロス氏は4日、自身のウェブサイトのブログで「将来的なトータルリターンの観点からみて、株式も債券も(投資は)敬遠したい」と語った。長引く高インフレを背景に米連邦準備理事会(FRB)は利下げ転換が遅れて米国債券利回りの低下(価格の上昇)が見込みづらいうえ、米株式相場も買われすぎとみているためだ。「今後の3%台のインフレと向かうなかで、個人的にはパウエルFRB議長が積極的に短期金利を引き下げるとは思わない」と主張。これまで米株式相場が堅調さを保っていた背景には人工知能(AI)ブームやFRBによる来年の利下げ期待があったとして、新たなブル(強気)相場に入っているかについては「疑わしいと思っている」と述べた。最も確実な投資としては米マイクロソフトによるゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの買収など大型のM&Aに絡んだ裁定取引だと指摘。税制上の優遇もあって、パイプラインなどインフラ利用料を主な収益源とするMLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)への投資も推奨した。株価の割高感が解消されるには米長期金利の低下が必要だとしつつも「それは起こらないかもしれない」と説明した。

 

米株式・債券センチメント指標から米株相場の27%高を示唆

ネット・デイビス・リサーチは4日付リポートで米株式相場が直近に大幅調整したのを踏まえ、同社の投資家センチメント指標に関して「株式センチメント指標が3月以来初めて、極度の悲観ゾーンに入った」と指摘した。1994年以降で同指標が極度の悲観ゾーンに入りした後に、S&P500種株価指数は年間で26.7%上昇した。翌月は80%の確率で上昇に転じたという。債券センチメント指標は株式センチメント指標以上に悲観に振れており、今後については「株式と債券の両方に対する不安が完全なリスクオフ環境に変わり、米国債が上昇する一方で株式は修正を続けるというものである。おそらくそれは、株式市場の年末の上昇につながる降伏の一部であろう」との見解を示した。

 

欧米市場イベント

○15:00   8月独貿易収支(予想:150億ユーロの黒字)
○15:45   8月仏鉱工業生産(予想:前月比▲0.4%)
○17:30   9月英建設業購買担当者景気指数(PMI、予想:49.9)
○18:45   ブロードベント英中銀(BOE)副総裁、レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト、パネルディスカッションに参加
○20:30   9月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ)
○21:30   8月カナダ貿易収支(予想:15.0億カナダドルの赤字)
○21:30   8月米貿易収支(予想:623億ドルの赤字)
○21:30   前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:21.0万件/167.5万人)
○22:00   メスター米クリーブランド連銀総裁、講演
22:00   ナーゲル独連銀総裁、講演
○22:45   デギンドスECB副総裁、講演
○23:00   9月カナダIvey購買部協会景気指数
○23:30   ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
○23:40   カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
○6日00:30   バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演
○6日01:00   デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、講演
○6日01:15   バー米連邦準備理事会(FRB)副議長、講演
○中国(国慶節)、休場

カテゴリー: 欧州タイム市場コメント

欧米タイム直前市場コメント!

2023/10/04/15:18:37

日経平均株価:米長期金利の高止まり警戒感から売り優勢に

米金利高止まりへの警戒感が根強く、3日の米国株式市場で主要3指数が急落した流れを引き継いだ。日経平均は6月1日以来、約4カ月ぶりに心理的節目の3万1000円を割り込んだ。米株先物3指数やアジア株はともにマイナス圏を推移し、投資家心理の重しとなった。結局、前営業日比711円安の3万0526円と5日続落して終了した。QUICKが評価損益率を計算した、信用評価損益率は9月29日申し込み時点でマイナス8.84%と、前の週のマイナス8.93%からマイナス幅が0.09ポイント縮小した。改善は2週ぶりとなった。

 

東京外国為替市場:日米金融政策の違いが鮮明のため149円台前半で推移

ドル/円は、日経平均株価の大幅安リスク回避の円買いを誘い、149.05円付近へ下落した。しかし、日米金融政策の違いが鮮明になっていることもあり、下値を追う動きは限られた。その後、米長期金利上昇を眺めたドル買い・円売りが入り、149.30円付近へじり高となった。ただ、政府・日銀による為替介入に対する警戒感が根強く、積極的な上値追いは手控えられた。鈴木財務相が記者団に対して「為替介入の有無については答えない」「過度な変動にあらゆる対応を排除しない」などと発言したが、市場の反応は限られた。午後は、東京債券市場で新発10年債国債利回りが上昇基調を強めたことが円買い要因となり、小幅に値を下げて149.20円前後で推移した。今晩発表される9月ADP全米雇用報告や9月米ISM非製造業景況感指数などの指標を前に、様子見ムードが広がっている。ユーロ/ドルは、米長期金利上昇を眺めたユーロ売り・ドル買いに押され、1.04ドル台後半から1.045ドル台へ下落する場面があった。しかし、下値では値ごろ感からユーロ買い戻す動きも見られ、1.0470ドル付近へ値を切り返した。

 

トルコの実質金利のマイナスの改善が必要

9月トルコ消費者物価指数(CPI)は若干ながら市場予想を下回ったものの、前年比61%台と高い水準を記録した。また前年比コアは68.9%まで加速するなど、インフレの深刻さが裏付けられた。エルカン・トルコ中銀総裁は昨日、「金融引き締めと外貨準備高の拡大が為替相場の支えている」と述べたが、対ドルでのリラ売り圧力が収まる気配は全くない。実質金利がプラス圏で高止まりしている米国と大幅マイナスのままのトルコでは、リラからドルに向かう流れは簡単に止まりそうにない。ドル/リラが反転とならない限り、今のところリラ/円が上値を伸ばすのは難しい。なおトルコのエネルギー・天然資源相は先日、同国を通るイラク産原油を運ぶ石油パイプラインの操業再開を発表した。これにより需給ひっ迫が和らぐと期待する声も出ている。原油相場が落ち着くようであれば、石油を輸入に頼るトルコ経済にとってもプラス材料となる。

 

南アの基準エネルギー価格が更新:価格は上昇基調

本日は第1水曜日ということもあり、南アの基準エネルギー価格が更新される。今月も無鉛ガソリンからディーゼルまで全て値上がりとなっている。自動車協会(AA)は最近、価格高騰に対し「値上げはすべての消費者に大きな打撃を与えるだろうし、ほとんどの南アフリカ国民が極度の経済的プレッシャーを感じている時期に行われる」と懸念を表明している。11月の中期予算でも緊縮財政となる確率が高く、今後の南アの景気低迷が懸念される。

 

米長期金利「5%超えるリスクあり」:レイ・ダリオ氏

世界最大級のヘッジファンド、米ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者レイ・ダリオ氏は3日、米10年物国債利回りが5%に達し「さらに上昇するリスクもある」との見解を示した。米インフレ率が米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%を上回り続ける可能性があるためという。米コネティカット州グリニッジ市で開かれた経済イベントでの発言を米CNBCテレビが伝えた。3日のニューヨーク債券市場で長期金利の指標となる10年物国債利回りは一時4.81%と2007年8月以来の高水準となった。ダリオ氏はインフレについて「多くの痛みなくして2%への低下はあり得ない」と主張。米国債増発による債券需給の不均衡も金利上昇を促していると語った。債券運用大手ピムコで最高投資責任者(CIO)を務めたビル・グロス氏も3日、米CNBCのインタビューで、米長期金利の一段の上昇を見込み「短期的に5%が上限とみているが、インフレや経済成長の動向次第だ」と述べた。

 

JOLTSは市場予想を上回り米労働市場の堅調さを示す:US Dashboard

3日に発表された8月の米雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業部門の求人件数は961万件と前月892万件から増加し、市場予想の890万件を上回った。求人件数は2022年3月をピークに減少傾向にある。しかし、新型コロナウイルス禍前の水準を大きく上回り、採用者数とのかい離も開いたままだ。米労働需給の引き締まりを示す結果を受け、市場では米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め長期化観測が広がり、米10年債利回りは一時4.8%台に乗せた。6日に発表される9月の米雇用統計も上振れすれば、bリ金利は一段と上昇する可能性が高い。

 

米国市場で9月ISM非製造業景況指数:予想は53.6

8月実績は54.5で2月以来の水準となった。新規受注は増加し、価格指数は上昇した。9月については、新規受注がまずまず堅調と見られており、8月実績と同水準となる可能性がある。

 

欧米市場イベント

○16:50   9月仏サービス部門PMI改定値(予想:43.9)
○16:55   9月独サービス部門PMI改定値(予想:49.8)
○17:00   9月ユーロ圏サービス部門PMI改定値(予想:48.4)
○17:00   ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、講演
○17:30   9月英サービス部門PMI改定値(予想:47.2)
○18:00   8月ユーロ圏小売売上高(予想:前月比▲0.3%/前年比▲1.2%)
○18:00   8月ユーロ圏卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.6%/前年比▲11.6%)
○19:00   センテノ・ポルトガル中銀総裁、あいさつ
○20:00   MBA住宅ローン申請指数
○20:40   デギンドスECB副総裁、講演
○未定   ポーランド中銀、政策金利発表(予想:5.75%に引き下げ)
○21:15   9月ADP全米雇用報告(予想:15.3万人)
○22:45   9月米サービス部門PMI改定値(予想:50.2)
○22:45   9月米総合PMI改定値(予想:50.1)
○23:00   9月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数(予想:53.6)
○23:00   8月米製造業新規受注(予想:前月比0.2%)
○23:00   パネッタECB専務理事、講演
○23:25   ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事、講演
○23:30   グールズビー米シカゴ連銀総裁、講演
○23:30   EIA週間在庫統計
○5日01:00  4-6月期ロシア国内総生産(GDP)確報値(予想:前年比4.9%)
○中国(国慶節)、休場

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欧米タイム直前市場コメント!

2023/10/03/15:13:55

日経平均株価:米景気の先行きを警戒する動きによる売りが優勢

米長期金利が高止まりし、米景気の先行きを警戒する動きが先行して幅広い業種で売りが優勢となった。また、米長期金利が4.67%台で推移するなど高止まりしているほか、米先物が軟調だったことも嫌気された。市場では、外為市場でドル/円が一時149.89円まで上昇し11カ月ぶりの高値を付けたが、円安の背景にある米金利上昇の方が悪材料視され、日本株の重しとなっているとの声もあった。午後には日経平均の下げ幅は一時600円を超えた。結局、前営業日比521円安の3万1237円と4日続落して終了した。

 

東京外国為替市場:米国の金融引き締め長期化観測からドル底堅い

ドル/円は、日経平均株価の大幅安がリスク回避の円買いを誘い、149.79円付近まで小幅に値を下げた。しかし、日米金融政策の違いが鮮明になっていることもあり、下値を追う動きは限られた。その後は、仲値にかけて本邦輸入勢などがドル買い・円売りに動き、149.85円付近へ値を戻した。仲値発表後は、日経平均株価や米長期金利を睨みながら、149.85円を挟んでもみ合いとなった。午後は、米国の金融引き締め長期化するとの観測から海外短期筋などがドル買い・円売りに動き、一時149.93円付近まで値を上げて年初来高値を更新した。ただ、鈴木財務相が「引き続き高い緊張感をもって万全の対応をしていく」と連日で円安をけん制しており、政府、日銀による為替介入への警戒感から心理的節目の150.00円手前で上げ一服となっている。ユーロ/ドルは、1.0460ドル台を中心とする狭いレンジで取引された。欧州勢待ちの様相となっている。

 

トルコの観光セクターが好調

トルコメディアによれば、昨年のトルコ観光収益は前年比で53.4%増加し、464億ドルに達した。これはパンデミックの影響が和らいだというだけでなく、ロシアからの訪問者数が大きく増えたことが寄与した。トルコ文化観光省によれば2023年1月から8月までの間、同国を訪れた外国人観光客は約1100万人にも上った。前年同時期に比べると2割弱の増加率となる。その多くがトルコ南部、地中海沿岸の有名リゾート地であるアンタルヤに向かっている。そのアンタルヤが受け入れた海外からの観光客で最も多いのがロシアからであり、237万9000人強と前年比32%程度の増加率だった。2番目に多いドイツからは210万9000人弱と約17%増。ドイツはトルコ移民が多いため分かるが、ロシア人の多さについては、やはりウクライナ侵攻が関係している。戦闘が始まって以降、欧州連合(EU)はロシア人への欧州渡航に制限を設けており、ロシア人が近場で観光できる先が限られたからということである。経常収支の改善を目指すトルコ政府にとっても、観光セクターは重要な外貨獲得手段である。このままの調子でいけば、今年も観光収益が前年を上回るのは確実である。観光業の好調さの背景には、やはりリラ安も関係していると思われる。ただ観光客が増えるからリラ安もOK、という水準ではなくなってきているのも確かである。

 

南アランドにとって2つの重し

ランドにとって昨日は2つ重しとなることがあった。1つ目は9月のアブサ購買担当者景気指数(PMI)が8月の49.8ポイントから9月は45.4ポイントに低下したこと。中でも9月の新規受注指数は、8月の45.7から9月には35.3に低下し、2021年半ば以来の最低水準となっている。この傾向が他部門でも顕著になれば、第3四半期(7-9月期)の国内総生産(GDP)がかなり落ち込むのではとの声がある。2点目は米国の政府閉鎖が回避されたことにもかかわらず、NYダウ平均が続落するなど軟調な株価が新興国通貨のランドに悪影響を与えていることである。昨日は中小企業を中心としたラッセル2000は1.7%超下落し、今年に入り前年比で初めてマイナスとなった。リスク回避の動きが続いた場合は、ランドにとってはネガティブ要因となる。

 

メキシコ中銀はインフレ警戒姿勢を緩めず

メキシコ銀行(中央銀行)は9月28日に金融政策を公表。政策金利は過去最高水準の11.25%で据え置きとなった。声明文では「インフレの鈍化は以前に予測されたよりも緩やかである」「インフレ軌道に対するリスクのバランスは上方に傾いている」としたほか、2023年10-12月期および2024年の全期間に渡って物価上昇率予想(総合ベースおよびコア)を上方修正した。中銀のインフレ目標(3%±1.0%)中央値に収束する時期は2025年4-6月期としている。現在、市場ではメキシコ中銀が利下げに動くのは2024年前半との見方が中心となるが、一部では「来年6月の大統領選まで金利変更がされない可能性がある」との声も聞かれた。また、原油価格の上昇などによって一部主要国ではインフレ再加速の芽も見られ始めており、今後のインフレ動向次第ではメキシコ中銀の利下げ転換がさらに先延ばしされる可能性もある。なお、メキシコ中銀の次回会合は11月9日に予定されている。

 

米ISM製造業景況感は3ヵ月連続で改善:US Dashboard

米サプライマネジメント協会(ISM)が2日に発表した9月の米製造業景況指数は49.0と市場予想の47.9を上回った景況感の『拡大』と『縮小』の境目である50を11カ月連続で下回ったままだが3ヵ月連続で改善し、2022年11月以来の高水準となった。米製造業の景況感は最悪期を脱し、『拡大』へと向けた回復がさらに前進した印象だ。「新規受注」も49.2と50を割り込んだままだが、前月比え2.4ポイント改善し、22年8月以来の高水準となった。「生産」は52.5に上昇して22年7月以来の高水準へ、「雇用」は51.2と5月以来4カ月ぶりに「拡大」(50超え)に転じた。一方、「仕入価格」(価格指数)は43.8と前月比マイナス4.6ポイントと大幅に低下した。「新規受注」の鈍さから先行きに対して慎重な見方を残すものの、「生産」と「雇用」の堅調さは米景気の減速懸念をさらに退けることになりそうだ。

 

10~12月に米経済は大幅減速するも景気後退いりは回避:ゴールドマン

ゴールドマン・サックスのヤン・ハチウス氏は2日付リポートで、米実質国内総生産(GDP)成長率について、7~9月期が年率換算3.5%と堅調な伸びを予想した一方、10~12月期は同0.7%まで大幅に減速すると予想した。学生ローンの返済再開、全米自動車労組(UAW)のストライキ、原油価格の上昇、米連邦準備理事会(FRB)による長期金融引き締め、個人消費が非常に好調だった夏から足もとで明らかに鈍化している点を挙げている。それでも、米経済は景気後退入りまでは落ち込まないとも予想した。10~12月期の減速的であり、長期的な成長ファンダメンタルズは引き続き好調だと見込んでいる。背景に、堅調な雇用・賃金、金利収入の継続的な伸びにより、個人の実質可処分所得が底打ちしたように見えること。また、FRBによる利上げの影響が軽微になっている点を挙げている。米個人消費支出(PCE)物価指数は今後1年間において緩やかな減速が予想され、24年10~12月に前年比2.4%まで鈍化すると予想。FRBの利上げサイクルはすでに終わっているとも見込んだ。

 

欧米市場イベント

○15:00   シムカス・リトアニア中銀総裁、講演
○15:10   レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
○15:30   9月スイス消費者物価指数(CPI、予想:前月比横ばい)
○16:00   9月トルコCPI(予想:前月比4.88%/前年比61.70%)
○21:00   ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
○21:45   ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
○23:00   8月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数(予想:880.0万件)
○中国(国慶節)、韓国(建国記念日)、休場

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欧米タイム直前市場コメント!

2023/10/02/15:20:02

日経平均株価:米政府閉鎖回避でも買いは続かず

警戒された米政府機関平さんをひとまず回避し、安心感が広がった。日銀が朝方に発表した9月短観の改善も追い風になった。ただ、米政府機関閉鎖は11月半ばまでのつなぎ予算が成立して回避したが、期日が近づくと今回と同様の事態になるリスクはくすぶり目配りが必要となる。一方、日銀が2日発表した9月短観は、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス9と2期連続で改善し、買い安心感につながった。午前は上げ幅を一時500円強に広げたが、買いの勢いは続かなかった。結局、前営業日比97円安の3万1759円と3日続落して終了した。

 

東京外国為替市場:リスク選好の円売りも介入警戒感で上値重い展開

ドル/円は、本邦輸入勢などのドル買い・円売りや米長期金利上昇に支えられ、149.70円台へ上昇した。米政府機関の一部閉鎖が回避されたことや日経平均株価の大幅高で、リスク選好が高まったことも円売りを誘った。午後は、一時149.82円付近まで値を上げて年初来高値を更新した。しかし、政府・日銀による為替介入への警戒感から積極的な上値追いは手控えられた。その後、日経平均株価が急速に伸び悩むと、利益確定や持ち高調整のドル売り・円買いも見られ、149.60円台へ押し戻した。ユーロ/ドルは、1.0560ドル台中心とする狭いレンジで推移した。欧州勢待ちの様相となっている。

 

ドル買い比率は上昇:前週のFX概況

QUICKが2日算出した店頭の外国為替証拠金(FX)5社の建玉状況によると、「ドル/円」取引の総建玉に占めるドル買いの比率は9月29日時点で46.9%だった。前の週末から1.6ポイント上昇し、8月下旬以来およそ1カ月ぶりの高水準となった。円相場が節目の1ドル=150円に向けてじりじりと下落する局面で、相場の流れに逆らう「逆張り」戦略を取ることが多い個人投資家は円買い・ドル売りにを増やした。前週は9月27日に円は対ドルで149.71円まで下げ、昨年10月下旬以来の安値をつけた。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めは長引くとの見方から米長期金利が約16年ぶりの水準に上昇した。日米金利差の拡大が円相場を下押ししているものの、個人は逆張り戦略に傾いている。150円を割り込むと日本の通貨当局が円買いの為替介入を実施するとの思惑もFX勢の円買い・ドル売りを後押ししている。『豪ドル/円』取引での豪ドル買い比率は前の週末から2.9ポイント低い48.1%となった。豪ドルの売り越しが超過するのは6月中旬以来およそ3ヵ月ぶりとなる。『英ポンド/円』取引でポンド買いの比率は3.6ポイント低い57.0%となる一方、『ユーロ/円』取引ではユーロの買い比率が29.8%と0.8ポイント上昇した。

 

トルコのネット外貨準備高が拡大

トルコ中銀が先週公表したデータを元に算出されたネット外貨準備高は、240.3億ドルまで拡大していた。2月以来の水準であり、金融当局が無理やりリラを支える介入をしていないことが証明されている。ただドルリラは先週、米長期金利や原油価格の上昇も相まってドル買いリラ安が加速。利上げ効果も完全に剥落した今、中銀はエルドアン大統領の意のままに動いていた前総裁の負の遺産に悩まされている状態である。シムシェキ財務相は、自らが率いる経済対策チームは正しい路線を歩んでいるとし、忍耐が必要だと訴えている。その忍耐がエルドアン大統領にどれほどあるのか、それが大きな問題である。あくまでも一部から、政策効果が出なければエルカン・トルコ中銀総裁の早期解任もあり得るとの声も聞かれ始めた。もし中銀人事に大統領が再び介入してくるようであれば、リラへの印象はかなり悪いものと言える。

 

南ア国内のエネルギー基準価格に注目

明後日4日は第1水曜日と言うことで、南ア国内のエネルギー基準価格が公表されている。自動車協会(AA)は、中央エネルギー基金(CEF)の未監査燃料データについてコメントし、ディーゼル価格は4カ月続けての引き上げ、ガソリンと照明用パラフィンの価格も3カ月連続で上昇すると述べている。先月発表された8月の卸売物価指数(PPI)の上昇で南アのインフレ再燃が懸念されていますが、さらにインフレ圧力が高まりそうである。

 

メキシコでは自動車輸出が一段と拡大と燃料の自給自足も着実に

メキシコの自動車産業は、今年の1月から8月までの輸出額が前年比で16.1%増加し、自動車部門の輸出が2桁の伸びを示した。輸出総額も同じ期間で年間16.1%増加している。製造業の輸出が大部分を占め、なかでも自動車輸出は特に目覚ましく、8月には11%増加し、年初8カ月では16.1%増加した。農業輸出も成長し、年初8カ月で2.9%増の150億ドル以上に達した。非石油輸出収入の大部分は米国への製品出荷によるもので、メキシコは米国との貿易で大きな役割を果たしている。一方、石油輸出額は減少し、メキシコは燃料の自給自足を目指して国内での石油精製を強化している。輸入額は減少し、8月には年率換算で4.3%、年初8カ月では0.5%減少した。これにより、メキシコは両期間とも貿易赤字となったが、赤字は前年比で大幅に減少した。主力の自動車部門が好調なうえ、燃料の自給自足を進める中でも輸出の伸びが一段と拡大したことは今後のメキシコ経済にとっては期待が持てる材料となっている。

 

次のFOMCでの据え置き観測が強まる

10月31日~11月1日開催の次回の米連邦市場委員会(FOMC)まであと1カ月となった。米金利先物の値動きから米政策金利を予想する「Fedウオッチ」によると、次のFOMCは2会合連続の金利据え置きが決まるとの観測が強まっている。金融市場は「米連邦準備理事会(FRB)の利上げは打ち止め」との見方に傾いている。Fedウオッチによれば、11月のFOMC後の政策金利は現行の「5.25~5.50%」のままとの予想確率が9月29日時点で81.7%と、前の日より高まった。同日発表の8月の米個人消費支出(PCE)物価指数でエネルギーと食品を除くコア指数の上昇率が鈍化した。今年9月下旬の米経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」におけるFRBのパウエル議長の講演直後には一時的に追加利上げ予想が増えたが、その後は「据え置き」予想が盛り返している。いずれも金利据え置きだった今年6月と9月のFOMCについては、据え置き予想の1カ月前時点での確率がそれぞれ80%、86%だった。11月の会合を巡っても1カ月前の予想としては6、9月の会合と比べ「遜色のない確度」まで据え置き予想は高まっている。次々回である12月の会合後も政策金利が「5.25~5.50%」のままとの予想の確率は9月29日時点で64.8%まで上昇してきた。利上げ打ち止めの現実味は増しつつある。

 

米国市場では9月ISM製造業景況指数:市場予想は47.7

8月実績は47.6だった。7月実績を上回ったが、節目の50を大幅に下回った。8月の新規受注指数は7月実績を下回っており、9月の景況指数は8月実績と差のない水準に留まる見込み。

 

欧米市場イベント

○15:00   9月英ネーションワイド住宅価格指数(予想:前月比▲0.4%)
○15:30   8月スイス小売売上高
○16:00   9月トルコ製造業購買担当者景気指数(PMI)
○16:30   9月スイス製造業PMI(予想:40.5)
○16:50   9月仏製造業PMI改定値(予想:43.6)
○16:55   9月独製造業PMI改定値(予想:39.8)
○17:00   センテノ・ポルトガル中銀総裁、デコス・スペイン中銀総裁、講演
○17:00   9月ユーロ圏製造業PMI改定値(予想:43.4)
○17:30   9月英製造業PMI改定値(予想:44.2)
○18:00   8月ユーロ圏失業率(予想:6.4%)
○22:45   9月米製造業PMI改定値(予想:48.9)
23:00   9月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数(予想:47.7)
○23:00   8月米建設支出(予想:前月比0.6%)
○24:00   9月メキシコ製造業PMI
○24:00   マン英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
○24:00   パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、討議に参加
○3日02:30   ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、討議に参加
○3日03:00   9月ブラジル貿易収支(予想:91.00億ドルの黒字)
○インド(マハトマ・ガンジー生誕日)、中国(国慶節)、香港(国慶節の翌日)、休場

カテゴリー: 欧州タイム市場コメント

欧米タイム直前市場コメント!

2023/09/29/15:20:38

日経平均株価:日本独自の要因から上値の重い展開

朝方は米国市場で長期金利や原油価格の高止まりへの過度な警戒感が和らいだことが好感され反発したが、その後は週末の手仕舞い売りや月末のリバランスに伴う売りでマイナス圏に転落した。また、米国市場で全米自動車労働組合(UAW)のストライキや米政府機関の閉鎖が警戒されたことも相場の重しになった。米株先物3指数はプラスに転じ、アジア株の香港ハンセン指数は2.5%超高となるなど、外部環境の改善がみられたものの、日本株独自の需給要因で上値が重かった。結局、前営業日比14.90円安の3万1857円と小幅に続落して終了した。

 

東京外国為替市場:利益確定や持ち高調整のドル売りも

ドル/円は、仲値にかけて本邦輸入企業などのドル買い・円売りが通常より多く持ち込まれ、149.45円付近へ値を上げた。米長期金利が小幅に上昇したことも、ドルの押し上げにつながった。しかし、東京債券市場で新発10年物国債利回りが10年ぶりの高水準となる0.77%へ上昇すると、円は買い戻されて149.30円台へ値を下げた。午後は、日銀が金利の上昇を抑え込むために臨時の国債買い入れオペを通知すると、海外短期筋などがドル買い・円売りに動き、一時149.50円付近まで上昇した。ただ、政府・日銀による為替介入に対する警戒感が根強く、積極的な上値追いは手控えられた。その後、米長期金利低下を眺めた利益確定や持ち高調整のドル売り・円買いが入り、149.15円付近へ下落した。ユーロ/ドルは、1.0580ドルを挟んで小動きに終始した。欧州勢待ちの様相となっている。

 

トルコ中銀の外貨準備高は回復傾向

トルコ中銀が公表した週間データを元に一部通信社が算出したネット外貨準備高は、22日時点で240.3億ドルと前週比で64.5億ドル増加した。市場予想より大きい拡大幅であり、2月以来の水準まで回復している。本日は期末・四半期末、本邦企業は中間期末のところも多く、末に絡んだ円のフローが多く持ち込まれるかもしれない。そのためリラ/円は神経質に上下しそうであるが、リラを積極的に買い上がる材料が不足しているため上値の重さは変わらないと予想される。

 

南アでは再びインフレ高進が懸念される:早急な利下げは考えにくい展開に

先週発表された8月の消費者物価指数(CPI)は市場予想に沿った結果だったが、その後に行われた南アフリカ準備銀行(SARB)の金融政策委員会(MPC)では5人中2名が利上げを主張した。そして、昨日発表されたPPIは再びインフレ高進が懸念される結果となっている。SARBのメンバーが危惧するように、エネルギー価格や食品価格が底を打っていることで、一時収まっていた南アのインフレ上昇圧力が再び高まっている。市場では早急な利上げは考えにくいが、政策金利の引き下げは当初よりも、かなり先になるのではないかとの声が出ている。

 

ダリオ氏は「米国は債務危機に陥る」:CNBC報道

世界最大級のヘッジファンド、米ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者レイ・ダリオ氏は28日、米CNBCのインタビューで「米国は債務危機に陥るだろう」と語った。米政府債務の増加に伴う国債増発が続いており「それがどのくらいの速さで起こるかは需要と供給の問題に左右されるため非常に注視している」との認識を示した。米連邦政府の債務残高は33兆ドルを超え、足もとでは米議会で2023年10月1日から始まる24年会計年度予算案を巡る与野党の協議が難航している。協議の期限である10月1日までに合意に達しない場合には政府機関の一部が閉鎖(シャットダウン)され、米国の信用力に悪影響を及ぼす可能性がある。ダリオ氏は米国では政府の債務水準が高いだけでなく、経済への逆風が大きいことも懸念し、「景気はかなりの減速がみられるだろう」との見通しを示した。

 

米長期金利の見通しを上方修正:ゴールドマン

ゴールドマン・サックスは28日付リポートで直近の米長期金利の上昇を踏まえ、「主に投資家が長期的な均衡水準を再評価したことに起因しており、その主な原因は、米連邦準備理事会(FRB)が『より高くより長く』というメッセージを継続的に強化したことにある」と指摘した。米経済が堅調さを維持していることから、金利上昇の大部分が維持できると予想し、2023年の長期金利に通しを従来の3.9%⇒4.3%に、24年は3.75%⇒4.3%に上方修正した。米長期金利の上昇がG10(主要10ヵ国)の金利水準にも影響を与えるとして、会わせて一部の見通しも引き上げた。日本国債についてはフェアバリューの見積もりが上昇したといい、10年国債利回りが年末までに80bp、24年までに90bpに達するとの見通しに改めた。日本のゼロ金利政策(NIRP)について、ゴールドマンでは来年後半よりも前に撤廃される可能性は低いとみており、「フロントエンドでは、投資家がNIRPの早期撤退の可能性を過大評価していると考えている」と指摘した。

 

米仮契約住宅販売は2020年4月以来の低水準:US Dashboard

28日全米不動産協会(NAR)が発表した8月の仮契約住宅販売指数は71.8と市場予想77.2を大きく下回り、2020年4月以来の低水準を更新した。前月比でも7.1%減と市場予想0.2%減を上回る低下幅で、22年9月以来の大幅な低下だった。前年同月比では18.7%低下した27日に米抵当銀行協会(MBA)が公表した22日までの週の30年固定住宅ローン金利は7.41%と2000年以来の高水準となっており、高水準の住宅ローン金利が引き続き重要の重荷となっていることは明白である。また、高い価格や在庫不足も購入希望者の足を遠ざけている。

 

米国市場では8月コアPCE価格指数:予想は前年比+3.9%

8月実績は前年比+4.2%だった。8月については住居費などサービス価格の上昇率が鈍化しつつあることから、コアインフレ率は7月実績を下回る可能性がある。

 

欧米イベント

○15:00   8月独輸入物価指数(予想:前月比0.5%/前年比▲16.4%)
○15:00   8月独小売売上高(予想:前月比0.5%/前年比▲0.7%)
○15:00   4-6月期英国内総生産(GDP)改定値(予想:前期比0.2%/前年比0.4%)
○15:00   4-6月期英経常収支(予想:150億ポンドの赤字)
○15:45   9月仏CPI速報値(予想:前月比▲0.3%/前年比5.1%)
○15:45   8月仏消費支出(予想:前月比▲0.5%)
○15:45   8月仏卸売物価指数(PPI)
○16:00   9月スイスKOF景気先行指数(予想:90.5)
○16:00   8月トルコ貿易収支(予想:89億ドルの赤字)
○16:40   ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、講演
○16:55   9月独雇用統計(予想:失業率5.7%/失業者数変化1.50万人)
○17:30   8月英消費者信用残高(予想:13億ポンド)
○17:30   8月英マネーサプライM4
○17:45   バスレ・スロベニア中銀総裁、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演
○18:00   カザークス・ラトビア中銀総裁、講演
○18:00   ビスコ伊中銀総裁、講演
○18:00   9月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値(予想:前年比4.5%)
○18:00   9月ユーロ圏HICPコア速報値(予想:前年比4.8%)
○19:00   外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
○21:00   8月南アフリカ貿易収支(予想:70億ランドの黒字)
○21:30   7月カナダGDP(予想:前月比0.1%/前年比1.1%)
○21:30   8月米卸売在庫(予想:前月比▲0.2%)
○21:30   8月米個人消費支出(PCE、予想:前月比0.5%)
       8月米個人所得(予想:前月比0.4%)
       8月米PCEデフレーター(予想:前年比3.5%)
       8月米PCEコアデフレーター(予想:前月比0.2%/前年比3.9%)
○22:45   9月米シカゴ購買部協会景気指数(予想:47.6)
○23:00   9月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値、予想:67.7)
○30日01:45   ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
○中国(中秋節)、韓国(秋夕)、休場

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