★ドル/円の中期トレンドを示す週足では、前週13週線(赤線)がサポートとなり『たぐり線』で持ち直したことから、今週に入って上値トライなった。しかし、52週線(緑線)110.30円がレジスタンスとして意識され、急速に上値が重くなっている。また、その上には見えないレジスタンスとしてダブルトップネックラインとなる昨年12月1日週安値110.82円がある。5月18日週と5月25日週では、このネックラインがレジスタンスとなり押し戻される展開となった。
13週線は上向きとなっているものの、26週線(青線)や52週線は緩やかに低下していることから、上値も重い状況となっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、買われ過ぎ域から%Kが%Dを下抜け、両線とも緩やかに下向きとなっていることから、下落調整場面となっている。
『行け行けドンドン』の円安相場ではなさそうで、レジスタンスが上値を抑えている相場状況となっている。そのため、中期的には下落基調となる可能性もあるので注意が必要となる。
★豪ドル/円は、3月以降から81.00-84半ば円近辺でのレンジ相場の上限まで上昇してきた。そのため、レンジ上限上抜けするのか、それとも再び下落基調となるのか注目される。
今までのパターンでは、上ヒゲロウソク足となる『トンカチ』のようなロウソク足が出現すると反転しやすい。そして、下落トレンド入りとなってきた。
また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%K:91.06、%D:83.04とやや過熱感が出てきており、やや%Kの上昇基調が鈍化し始めている。
もし、レンジ上限を上抜けすると、200日線(紫線)85.42円や260日線(茶線)85.68円まで上昇する可能性も高まる。
豪ドル/円は相場の節目にきていることから、しばらくは注視する必要がある。本日は節目にあることから、朝から上下に値動きの激しい展開となっている。
★日経225の日足では、しっかり25日線(青線)を上抜け窓を空けて寄り付いた。次に上値節目は5月21日高値23,050円となる。
下向きだった10日線(黄線)も上向きとなってきたことから、全ての平均線で上向きとなった。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%Kと%Dは過熱感なく、両線ともかい離幅を広げながら上向きとなっていることから、上昇の勢いが強いことを示している。
明日はメジャーSQの算定日となる。そのため、本日の終値で6月限の商いは終了することから重要なポイントとなる。
また、このところの円安進行が日経225を支えている部分が高い。そのため、今後も円安が持続するかが注目される。昨日欧米市場では200日線の110.19円近辺がレジスタンスとして意識され上値を抑えている。さらに、トランプ政権がどこまで円安を容認するかも注目される。トランプ政権内から円安けん制発言が出ると円安にキャップがかかり、そのレベルが天井となりやすい。
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