FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 貿易摩擦再燃でドル失速!

2018/06/14/07:16:43

 

★欧州市場朝方の取引では、米FOMCを控え、ドルは主要通貨に対して堅調地合いを維持してもみ合いとなった。ポンド/ドル中心に全般的なドル高が進展する中、ドルが再上昇し日中高値を更新した。米長期金利が2.95%付近まで低下し、ドル買いは後退した。FOMCの声明文やパウエル米FRB議長の会見を控え、売り買いが交錯した。その後は、重要イベントを前にポジション調整のドル売りが優勢となった。FOMC結果公表を前にポジション調整の売り買いが交錯し110.40円を挟んでもみ合い相場となり方向感の欠いた動きとなった。

 

米FRBは12-13日にFOMCを開き、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.50-1.75%の範囲から1.75-2.00%の範囲に引き上げることを決めたと発表した。これは市場の予想通りの結果となった。また、経済・金利見通しで2018年の利上げ回数が前回の3回から4回に増えたことが分かるとドル買いで反応した。GDP・物価見通しが上方修正されたことも買いを後押しした。そして、声明では『経済活動が堅調に上昇している』などと伝わったうえ、『FF金利は相当の期間、長期的な水準を下回る状況が続くだろう』との文言が削除されたこともドル買いにつながった。その後、パウエル米FRB議長が定例記者会見で『来年1月から毎回のFOMC終了後に記者会見を行う意向』などと発言した。市場では、米利上げ機会拡大への思惑から110.85円と5月23日以来の高値を付けた。

WSJ紙が『米政府は早ければ15日にも中国製品への関税を準備』と報じると一転してドル売りが優勢になった。NYダウが引けにかけて130ドル近く下げたうえ、日経平均先物の110円安も嫌気され、110.27円まで下げ足を速めた。

 

FOMCではややタカ派的な結果となり、ドル買いが優勢となった。しかし、対中国との貿易摩擦懸念の高まりから一転してドルが失速した。FOMCに関しては事前に織り込まれていた部分があったが、中国への関税賦課については、市場に織り込まれていない報道であったことから、過度な反応となった。米国では、米朝首脳会談や米FOMCの重要イベントが終了したことで、貿易関税などの貿易戦争に市場の注目が移る可能性が高く、行方次第ではリスク回避の動きになりやすい。

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NYダウの上昇基調に微妙な変化!

2018/06/13/16:22:19

 

★NYダウ日足の6月12日ロウソク足では、前日ロウソク足に対して上値・下値を切り下げるロウソク足となった。また、徐々に小さなロウソク足となり、引けにかけて弱い陰線となっている。

昨晩のNYダウでは5日線(赤線)25,269ドルが下値支持ラインとなり下げ止まったことから、本日も5日線の攻防となりそうだ。

また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%K:94.92、%D:95.52とかなり過熱感がある位置からわずかに%Kが%Dを下抜けしてきている。そのため、短期的に下落調整となっても不思議ではない。

 

今晩は米FOMCの最終日となり、0.25ポイントの利上げは100%織り込まれている。注目はパウエル米FRB議長の会見と、FRBメンバーによる金利予測にある。年内3回の利上げは織り込まれているものの、年4回の利上げになると金利上昇を嫌気した米国株売りの調整が入る可能性がある。

トランプ米大統領は史上初の米朝首脳会談を終えたことで、再び貿易問題に着手する可能性がある。そのため、輸入自動車への25%関税の問題が浮上してくる。世界的な貿易戦争の火種となりやすく、短期的に荒れ相場となりやすい。また、短期的でも輸入自動車に貿易関税が賦課されると、米国内での自動車販売台数が減少し経済への影響も嫌気される。

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保護中: 東京ゴムは急騰・急落相場の繰り返し!

2018/06/13/12:31:28

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ユーロ/円日足と相性の良い一目均衡表!

2018/06/13/10:04:41

 

★ユーロ/円は一見しただけでも一目均衡表と相性が良い。特に相場の基準となる基準線(青線)を上抜けると上昇トレンドが継続し、下抜けると下落トレンドが継続する。

また抵抗帯となる雲の上下限では上値・下値抵抗帯として機能している。

5月28日の雲のネジレでは下落の勢いが加速するなど、相場の節目での反応も良い。本日雲のネジレが発生しており、やはり相場の節目となりやすい。もみ合い相場から加速するのか、それとも反転するのかの節目となりやすい。

 

現在は、基準線や先行スパン2(灰線:当日線)の上に位置していることから、強い相場となっている。ただし、基準線が横向きとなっていることから、上向きとならないと上昇基調が短命に終わることが多い。基準線と転換線9日(赤線)が『好転』したことから、短期的には強い相場環境となっている。

遅行線(緑線)が26期間手前でロウソク足と接触しており、上抜け出来ると強い相場が継続するが、ロウソク足で押し返されると下落トレンドに反転した可能性も出てくる。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:87.24、%D79.08 とやや過熱感が出始めているものの、両線がかい離幅を広げて上向きを維持していることから強い上昇相場となっている。%Kが横ばいとなってきたら、下落基調の兆候となるので注意が必要となる。

 

今のところ上昇基調は維持しているものの、相場の節目で転換する可能性があるので注意が必要となる。

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日経225日足では本日も5月21日高値を意識!

2018/06/13/09:16:30

 

★日経225の日足では、終値で23,000円を維持できるかと、5月21日高値23,050円を上抜け出来るかが焦点となる。5月21日の高値を上抜けすると、高値切り上げとなりもう一段の上値トライ期待が高まる。

 

5日線(赤線)22,705円は上向きとなっており、その5日線を上回っていることから短期的には強い相場となっている。

昨日は一旦23,000円を上抜けしたものの、引けにかけて利益確定売りに押されて陰線引けとなった。しかし、前日ロウソク足に対して上値・下値切り上げて終了していることから、上昇基調が継続している。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:80.74、%D:76.39と特に過熱感が出ていないことや、両線とも緩やかに上向きが継続している。%Kがやや横ばいになってきたことで、一時の勢いは鈍化しているものの、上昇基調は継続している。

 

日本時間14日午前3時に米FOMCの結果が公表されるとことから、様子見ムードが広がる可能性が高い。そのため、大きな動きにはつながりにくい展開となりそうだ。少なくとも5日線を上回って終了するかが本日の注目点となる。

 

下値では、25日線(青線)22,638円10日線(黄線)22,613円逆三尊底ネックラインとなる2月27日高値22,502円がサポートとして意識される。

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