FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 リスク回避の動き強まる!

2018/12/25/07:34:36

 

★欧州市場朝方の取引では、市場参加者が乏しい中、ドル/円は戻り売りに押されて111.00円割れ付近で推移した。米国のつなぎ予算執行による政府機関の一部閉鎖、トランプ大統領のFRB議長解任を検討との報道、対日通商交渉の基本方針に為替操作の予防が含まれることなどを受けて、上値の重い展開となった。米長期金利が2.78%台へ低下したことで、ドルはじり安となった。NYダウが伸び悩み、米長期金利も再軟化となったが、200日MAがサポートとして意識されたことで、ドルが下げ渋る展開となった。米長期金利が2.76%台まで低下し、NYダウ先物が下落したことでドル売りが優勢となった。

 

NYダウが一時220ドル超下落したため、投資家リスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが加速した。NYダウが一時350ドル超下落したことで、投資家がリスク回避姿勢を強め、一時110.24円と8月22日以来約4ヵ月ぶりの安値を付けた。NYダウが140ドル安程度まで下げ幅を縮小し、ナスダックがプラス圏に浮上する中、ドル買い戻しが入った。トランプ大統領の『FRBが経済にとって唯一問題』などのツイッターをきっかけに、NYダウは300ドル安となり、ドル売りが再燃した。NYダウが653ドル安などリスクオフの動きが強まったが、下攻めの勢いは盛り上がらず、日通し安値付近では下げ渋った。

 

★欧米主要経済指標

・米・11月シカゴ連銀全米活動指数:0.22(予想:0.2、10月:0.24)

 

★欧米市場のポイント

・110.24-111.14円のレンジ相場

・米FRB議長解任論議

・米政府機関の一部閉鎖の長期化懸念

・米財務長官は米金融大手6社首脳と電話会談

・NYダウは653ドルの下落

・VIX指数は30.11から36.07へ上昇

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保護中: 東京金60分足では上値切り下げ・下値切り上げ!

2018/12/24/03:03:56

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イールドスプレッドで12月24日の米国株市場を先取り!

2018/12/24/03:02:26

 

12月21日(金)の米国3市場は、NYダウ:414.23ドル安の22,445.37ドル、S&P500:50.80ポイント安の2,416.62ポイント、NASDAQ:195.41ポイント安の6,333.00と、3株価指数とも連日の大幅下落となった。また、米長期金利は前日比上昇し2.782%と再び2.80%割れとなった。『20日付けPERと株価から逆算』して21日付け予想PER計算すると、NYダウ:14.52倍、S&P500:15.24倍、NASDAQ:20.69倍と3株価指数ともに低下した。このPERを基に21日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲4.104%、S&P500:▲3.780%、NASDAQ:▲2.051%とイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)となった。株価指数が大幅下落し、米長期金利が低下したことでイールドスプレッドが大幅に拡大した。

 

NYダウの年初来底値時のイールドスプレッドを参考にする。4月2日に付けた年初来安値時のNYダウ:▲3.579%、S&P500:▲3.145%、NASDAQ:▲1.640%や、2月9日の反転時となったNYダウ:▲3.300%、S&P500:▲2.756%、NASDAQ:▲1.313%である。NYダウは4%台、NASDAQは2%台と大台替わりとなった。

 

21日(金)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.954%⇒▲4.104%となり、2月9日と4月2日のイールドスプレッドを上回り連日相当割安感が出ている。4%台は2016年11月8日以来となる。

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.620%⇒▲3.780%となり、連日4月2日及び2月9日のイールドスプレッドを上回っていることから、S&P500も相当割安感が出ている。

NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.881%⇒▲2.051%となり、連日2月9日と4月2日のイールドスプレッドを上回ってきたことで相当割安感が出ている。2%台は2017年4月19日以来となる。

3株価指数ともかなりイールドスプレッドが拡大してきたことで、米10年物国債金利に対して株価に割安感は出ている。そのため、好材料が出た場合は急上昇する可能性も残る。しかし、世界的な景気減速懸念が根強く、原油価格が下げ止まらないことや、NY市場では、政府機関閉鎖が長期化する可能性が強まったことも警戒された。そのため、割安感だけで一旦下げ止まったとしても、戻り売りに押されやすい地合いが続きやすい。VIX指数が30.11まで上昇するなどボラティリティが高まることで、ファンド筋のポジション調整売りも入りやすい。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.555%、S&P500:3.743%、ナスダック:2.160%には届いていないことから、平均値に近づくまで拡大する株価下落と米長期金利の低下の可能性も残る。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 リスクオフでも下値堅い展開!

2018/12/24/03:00:37

 

★欧州市場朝方の取引では、ドルは全般にもみ合い商状となったが、12月FOMCの結果発表を受けた市場の混乱が続く中、ドルの上値は依然重い展開となった。なお。欧州株は概ね軟調に取引を開始した。NYダウ先物が続落、日経先物も節目の2万円台を割り込んだことを受け、リスク回避の動きが再開した。前日大きく買われたユーロの利益確定売りが強まりドルをサポートした。欧州市場では、欧州株安を背景としたリスクオフの動きが強まったが、円買いの動き一服後は111.10-30円のレンジ内でもみ合いとなった。クリスマス休暇を前に各々の通貨がポジション調整の動きをする中、111円前半で動意の乏しい展開となった。

 

米政府機関の一部が閉鎖される可能性が高まっていることが相場の重石になった。ウィリアムズ米NY連銀総裁がインタビューで、『市場のリスクへの懸念を認識しており、非常に注意深く市場に耳を傾けている』と強調したことでリスク回避の動きが一時後退した。ただ、米政府機関閉鎖の確率が高まりリスクオフの動きが再燃した。その後、特段の手掛かりは見当たらなかったがドル買いが優勢となった。対ユーロなどでドル買いが強まったことを手掛かりに、ドルが切り返した。

 

★欧米主要経済指標

・英・7-9月期GDP改定値:前年比+1.5%(予想:+1.5%、速報値:+1.5%)
・英・7-9月期経常収支:-265億ポンド(予想:-220億ポンド、4-6月期:-200億ポンド←-203億ポンド)
・英・11月公的部門純借入額(銀行部門除く):+72億ポンド(予想:+77億ポンド、10月:+64億ポンド←+88億ポンド)

・米・7-9月期GDP確定値:前期比年率+3.4%(予想:+3.5%、改定値:+3.5%)
・米・7-9月期個人消費確定値:前期比年率+3.5%(予想:+3.6%、改定値:+3.6%)
・米・11月耐久財受注速報値:前月比+0.8%(予想:+1.6%、10月:-4.3%)
・米・11月耐久財受注(輸送用機除く):前月比―0.3%(予想:+0.3%、10月:+0.4%←+0.2%)
・米・11月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防):前月比―0.1%(予想:+0.2%、10月:+0.8%←+0.3%)
・カナダ・10月小売売上高:前月比+0.3%(予想:+0.5%、9月:+0.1%←+0.2
・米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:98.3(予想:97.5、速報値:97.5)
・米・12月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:2.7%(速報値:2.7%)
・米・11月コアPCE価格指数:前年比+1.9%(予想:+1.9%、10月:+1.8%)
・米・11月個人所得:前月比0.2%(予想:+0.3%、10月:+0.5%)
・米・11月個人消費支出:前月比0.4%(予想:+0.3%、10月:+0.6%)

 

★欧米市場のポイント

・110.19-11.44円のレンジ相場

・クリスマス休暇控えポジション調整の動き

・米NY連銀総裁のハト派発言

・米政府機関の一部が閉鎖される可能性

・VIX指数は28.38から30.11へ上昇

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ドル/円は今年に入って2度目の100日SMA割れ!

2018/12/21/16:00:53

 

★ドル/円の日足では、今年は100日SMA(赤線)がサポートとして機能していたが、昨日今年2度目の100日SMA割れとなった。

今年1回目の100日SMA割れは1月10日だったが、その時は260日SMA(緑線)200日SMA(青線)も含めて一気に下抜けした。

今回の100日SMA割れでは、200日SMAがサポートとなり下げ止まる展開となっている。欧米市場で200日SMAの110.90円や260日SMAの110.50円を維持できるかが注目点となる。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%K:22.27、%D:32.19と過熱感なく両線とも下向きとなっていることから、下押し圧力が強いことを示している。また、上値を切り下げる展開となっていることも、下押しのリスクが高いことを示している。

 

今晩の欧米市場では200日SMAや260日SMAを維持出来るかが注目されるが、3月26日安値105.59円と10月4日高値114.55円の半値押しとなる109.57円も重要ポイントとなる。

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