FITS エコノミックレポート

日米長期金利差から見るとドル/円底堅い!

2018/12/18/15:56:23

 

★日米長期金利差だけが直接ドル/円の動向を左右するわけではないが、金利差が拡大すれば円安になりやすく、縮小すれば円高になりやすいことはチャートからも伺える。

11月8日には、日米金利差は3.115%まで拡大したところが直近の円安となった。しかし、17日終値の日米長期金利差は2.823%まで縮小した。

日米金利差の同水準では、8月9日の110.67-111.18円や9月7日の110.35-111.24円レベルだった。

現在やや円高傾向となっているものの、112円台半ばを維持していることからドル/円の底堅さが伺える。

要因としては、年末に向けたドルの実需の根強さが考えられる。そのため、ドル資金の手当てが一巡すると今までの11.35-111.24レベルまで円高が進行しやすい。

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イールドスプレッドで12月18日の米国株市場を先取り!

2018/12/18/12:50:00

 

12月17日(月)の米国3市場は、NYダウ:507.53安の24,592.ドル、S&P500:54.01ポイント安の2,545.94ポイント、NASDAQ:156.93ポイント安の6753.73と、3株価指数とも連日の全面安となった。また、米長期金利は前日比低下し2.855%となった。『14日付けPERと株価から逆算』して17日付け予想PER計算すると、NYダウ:15.23倍、S&P500:15.98倍、NASDAQ:22.32倍と3株価指数とも大幅下落したことや米長期金利が低下したこともあり、予想PERは大幅に低下した。このPERを基に17日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.710%、S&P500:▲3.402%、NASDAQ:▲1.729%と大幅にイールドスプレッドは拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)となった。

 

NYダウの年初来底値時のイールドスプレッドを参考にする。4月2日に付けた年初来安値時のNYダウ:▲3.579%、S&P500:▲3.145%、NASDAQ:▲1.640%や、2月9日の反転時となったNYダウ:▲3.300%、S&P500:▲2.756%、NASDAQ:▲1.313%である。

 

14日(金)のNYダウの予想イールドスプレッドは▲3.710%となったことで、2月9日と4月2日のイールドスプレッドを上回ったことで、相当割安感は出ている。S&P500の予想イールドスプレッドは▲3.402%となったことで、連日4月2日及び2月9日のイールドスプレッドを上回っていることから、S&P500も相当割安感が出ている。NASDAQの予想イールドスプレッドは、▲1.729%となったことで、2月9日と4月2日のイールドスプレッドを上回ってきたことで割安感が出始めている。3株価指数ともかなりイールドスプレッドが拡大してきたことで、米10年物国債金利に対して割安感はでていることから、好材料が出た場合は急上昇する可能性もある。

 

ただ、2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値は、NYダウ:4.343%、S&P500:3.550%、ナスダック:2.012%には届いていないことから、平均値に近づくまで拡大する可能性も残る。

 

※毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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東京金60分足では240時間SMAがサポート!

2018/12/18/08:40:30

 

★12月10日以降の東京金60分足では、240時間SMA(茶線)が長い時間サポートとなりじり高となった。ただ、雲の上限がレジスタントして意識され上値も重かった。再び雲の下限を上抜けしてきたことで、上限を上抜け出来るかが注目される。

 

 

NY金先物市場は一時1252.20ドルまで買われた。米株が大幅続落し、投資家のリスクオフ志向が高まったことや、さえない米経済指標も手がかりにドル売りが優勢となり、金に買いが入った。18-19日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まるなか、トランプ米大統領やナバロ米国家通商会議(NTC)委員長が今週のFOMCでの利上げをけん制したことも金の買いを後押しした。 1250ドル近辺でストップロスの買いが執行されたとの見方も出ていた。

 

価格帯別出来高では、4520円から上値に出来高が集中しており、戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく、上値の重石となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインに向かって上昇基調となっているが、ゼロラインがレジスタンスとして意識されるかが注目される。ゼロラインを上抜けすると12時間EMAと26時間EMAがゴールデンクロスしたことになる。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、上げ下げしながらも徐々に上昇していることから、もみ合い相場ながら上昇基調となっている。

 

東京金日足では、260日SMAの4498円がサポートとして意識されている一方で、5日SMAの4515円が下向きとなっており、レジスタントして意識されやすい。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%Kが%Dを下抜け緩やかに下落基調となってきている。NY金は米国株の大幅下落や米長期金利低下によりリスク回避の金買いにつながりやすい地合いとなっている。為替市場では、トランプ大統領やナバロNTC委員長がFOMCによる利上げけん制発言が出るなど、ドル売りにつながりやすい地合いとなっている。そのため、円高進行しやすく東京金の重石となりやすい。

本日は5日SMAを上抜けするのか、260日SAMを下抜けするのかが注目点となる。

 

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 リスク回避の動き強まる!

2018/12/18/07:26:58

 

★欧州市場朝方の取引では、主要通貨のクロス円は小幅反発となったが、NYダウ先物が伸び悩む中上値も限定的となった。なお、欧州株は小幅安で取引を開始した。米ドルインデックス指数が先週末年初来高値を更新した後だけに、前週末比小幅安となりドルは主要通貨に対して弱含みとなった。ただ、米FOMCの結果を見極めたいとの見方から、値幅は限定的だった。欧州市場中盤の取引では欧州通貨を中心にドル売り戻しの動きが進展した。

 

米12月NY連銀製造業景気指数が10.9となり、市場予想の20.6を下回ったことが分かると円買い・ドル売りが先行した。米国株の大幅続落や米長期金利の低下幅拡大を背景にリスクオフの円買いが優勢となった。一時300ドル超安まで下落したNYダウが30ドル安水準まで下げ幅を大きく縮小したことでドル売りが一服となった。その後、持ち直し気味だった米国株が再び下げ幅を拡大する動きになるとドル売りが再燃した。利上げけん制発言もドル/円の重石となった。

 

★欧米主要経済指標

・ユーロ圏・11月消費者物価指数改定値:前年比+1.9%(予想:+2.0%、速報値:+2.0%)
・ユーロ圏・11月消費者物価コア指数改定値:前年比+1.0%(予想:+1.0%、速報値:+1.0%)
・ユーロ圏・10月貿易収支:+140億ユーロ(9月:+131億ユーロ)

・米・12月NY連銀製造業景気指数:10・9(予想:20.0、11月:23.3)
・米・12月NAHB住宅市場指数:56(予想:60、11月:60)
・米・10月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く):+313億ドル(9月:+308億ドル)

★欧米イベント

・112.65-113.42円のレンジ相場

・EU・スイス間の関係懸念が後退しユーロ買い

・世界的な経緯減速懸念から欧米株が大幅下落

・米12月NY連銀製造業景気指数が大幅に予想下回る

・トランプ大統領とナバロNTC委員長が利上げけん制

・NYダウ507ドル安、VIX指数は21.63から24.52へ上昇

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保護中: 東京ゴムRSS3の日足では戻り基調が鮮明に!

2018/12/17/13:49:27

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