FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の上限がサポート!

2019/05/28/08:00:20

 

★5月21日以降の東京金60分足では、概ねレンジ内での値動きに終始する展開となった。一目均衡表の雲の上限を上抜けすると、雲の上限がサポートとなりもみ合い相場となった。ただ、レンジの上限として意識される4,524円が視界に入ると上値の重い展開となった。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を徐々に上抜けしてきていることから、買い方からの『やれやれ売り』を吸収して買い進まれている。ただ、最も多い価格帯で急速に上値が重くなった。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインを上抜けしていることから上昇基調は継続している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、売られ過ぎ域まで下落後に%Dが上向きとなりSlow%Dとわずかにゴールデンクロスしたことから、短期的には戻り基調となっている。

 

東京金日足では、5日SMAの4,515円がサポートとなる一方で、10日SMAの4,522円がレジスタンスとなり狭いレンジ内で推移している。ロウソク足も『十字線』となっており、方向感を欠いた動きで売買材料待ちの様相となっている。為替市場では、昨日は英米市場が休場で、市場の動きをかく乱するトランプ大統領が訪日ということもあり、大統領のツイッターの更新もなく低調な値動きとなった。

本日は10日SMAを上抜け出来るのか、それとも5日SMAを下抜けするのかが注目点となる。25日SMAの4,548円が緩やかに下落基調にあることから、10日SMAを上抜けした局面では25日SMAがレジスタンスとして意識されやすい。一方で、5日SMAを下抜けした局面では260日SMA4,490円と200日SMAの4,481円がサポートとして意識される。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 英米市場休場で小動きの展開!

2019/05/28/07:06:47

 

★欧州市場の朝方の取引では、上海株の大幅続伸に続いて欧州株も全面高で推移する中、リスク許容度の改善を受け、109.50円台で推移した。欧州株の上昇が一服、日経先物も10円安に小幅反落となるに連れ、円買い戻しがやや優勢になった。ポンド/円の下落に主導されて円買い戻しの流れが持続した。下値追いで109.42円付近まで小緩んだ後は、揺り返しの商状となった。米国はメモリアルデーで株債券市場が休場であり、欧州も午後になると為替相場も徐々に同意が薄くなった。方向感のない相場つきが展開され、109円台半ばでの動きに終始した。様子見ムードが漂い、市場参加者の動きが鈍かった。

 

ロンドン時間の17時を過ぎると、欧州ディーラーが不在となり、NY市場もメモリアルデーで休場のため109円半ばでこう着商状となった。商いが極端に低調で同意薄だった。また、市場の動きをかく乱するトランプ米大統領が訪日中ということで、大統領のツイッターの更新もなくこう着相場となった。

 

★欧米市場のポイント

・109.42-57円のレンジ相場

・英米市場休場で市場参加者少なく商いは低調

・英首相候補が乱立の様相となり不透明感高まる

・イタリアの予算案は財政規律に違反しており罰金

・独10年債金利が約2年8ヵ月ぶりの低水準

・トランプ大統領のツイッターの更新なく静か

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微妙ばかりの豪ドル/円の動き!

2019/05/27/11:47:29

 

★豪ドル/円の日足では、4月17日高値を起点として5月7日高値を結んだトレンドライン(R1)を微妙に上抜けてきた。また、5日SMA(赤線)の75.83円10日SMA(黄線)の75.84円を微妙に上抜けしてきている。

また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も微妙%DとSlow%Dが上向きとなってきている。

微妙ばかりの豪ドル/円の動きとなっており、下落トレンドが一旦後退している。ここから再び下落基調となるのか、それとも一旦戻り基調となるのか微妙である。

相場の節目となっていることは確かなことから、しばらくは様子見がベストな戦略かもしれない。

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日経225日足ではレンジ相場入りか!

2019/05/27/09:59:27

 

★日経225の日足では、18年12月26日安値と19年3月25日安値を結んだトレンドライン(S1)を窓を空けて下抜けアイランドリバーサルを形成し下落基調が強まった。

しかし、下値・上値の抵抗帯となっている19年3月25日安値の20,911円がサポートして意識されているようだ。

一旦5月14日が底値となり戻り基調となったが、5月24日に再び下落した際にサポートとして意識され、下値を切り上げる展開となっている。

ただ、上値には5日SMA(赤線)の21,211円10日SMA(黄線)の21,192円100日SMA(黒線)の21,172円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。また、75日SMA(緑線)の21,454円がレジスタンスして意識され、75日SMA近辺では機関投資家などからの利益確定売りが入りやすい。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、緩やかに上向きは維持しているものの、%DとSlow%Dが重なりあっていることから、弱い戻り基調となっている。

 

まとめると、下値の節目は20,911円前後となっているものの、上値も各SMAが上値を抑える展開となっており、もみ合いレンジ相場となりやすくトレンドの出にくい基調となっている。明確な売り買い材料が出てくるまでは、狭いレンジ内の展開となりやすく、今年の3月の相場のようにもみ合いが続く可能性が高い。そのため、トレンドが出にくいことから短期売買が良さそうだ。

日米金利差が縮小傾向にあることから、ドル/円の上値も重い。そのため、米国の債券金利の上昇が日本株の支援材料となる一方で、引き続き日米金利差が縮小するようなら円高による日本株安につながりやすい。米国債券金利が注目ポイントとなる。

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日米金利差とドル/円相場  日米金利差は縮小傾向にありドルは戻売り目線!

2019/05/27/07:56:34

 

★日米2年債金利差(青線)日米10年債金利差(赤線)からドル/円相場を見てみると、基本的には日米金利差拡大は円安、日米金利差縮小は円高基調となりやすい。4月22日が日米金利差拡大がピークとなり、その後は縮小傾向となり先週末には2年債金利差2.315%、10年債金利差2.398%まで縮小している。フラッシュ・クラッシュが起きた1月3日では2年債金利差2.522%、10年債金利差2.557%だった。それよりも日米金利差は縮小傾向にある。

リスクは、日米金利差が上下を繰り返しながらも上値・下値を切り下げて縮小傾向となっていることである。

日本の国債金利は日銀による長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)によって狭いレンジ内での動きとなっている。そのため、米国の金利動向が日米金利差を決定する要因となっている。今後のドル/円相場を予測するには米国債金利の動向が重要なポイントとなる。

要するに、日米金利差が拡大基調に戻らない限り、円安進行も限界があるということである。注意点としては、週末に日米金利差が急速に縮小・拡大した場合、参加者の少ない週明けのオセアニア市場で、波乱含みの為替相場となりやすい。そのため、週末NY市場の米国債の金利は重要ポイントとなる。

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