FITS エコノミックレポート

東京金60分足では4,500円の節目下抜けもみ合い!

2019/05/29/08:31:09

 

★5月22日以降の東京金60分足では、大陰線を伴って節目とされていた4,500円を下抜けした後もみ合い相場となり一旦下げ止まる展開となっている。24時間SMA(緑線)が下向きとなっており、ロウソク足とのかい離がある。そのため、ロウソク足が24時間SMAに近づくまではもみ合い相場が続く可能性がある。

 

NY金先物市場は1275.10-1285.80ドルのレンジ相場となった。昨日はNY市場がメモリアルデーだったことで、3連休明けとなったが、この連休中に米中貿易戦争などに関しては小康状態を保てたことで金先物市場は利食い売りが優勢だった。また欧州通貨を中心にドルが強含んだことも、金の頭を抑えた。 米中貿易摩擦の早期解消への期待は広がっていないが、リスク回避の金買いは拡大しなかった。

 

価格帯別出来高では、下値でもみ合いながらも出来高が増加してきており、押し目買いが入っていることを示している。上値には出来高が多く戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』で上値の重石となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方でMACDがシグナルに向かって上昇基調になっていることから、ゴールデンクロス出来るかが注目される。ストキャスティクス(パラメータ:14、3、3、20、80)は、底這いの様相が続いているものの、価格は下落が続いていることからダマシに注意が必要となる。

 

東京金の日足では、5日SMAと10日SMAに上値を抑えられ上抜け出来ず下落基調となった。ただ、260日SMAの4,490円や200日SMAの4,481円がサポートラインとして意識され下げ止まる展開となっている。NY金はイタリアの財政赤字を巡り、欧州委との間の軋轢が再び高まるとの懸念がありユーロが対米ドルに対して売られたことが嫌気された。ただ、この問題はリスク回避の買いにつながる要因であることから、ユーロが下げ止まると買われやすくなる。為替市場では、109円台前半にはドル買いが根強くあるものの、109円台後半ではドル売りが控えており、しばらくは109円台でのレンジ相場となりそうだ。

本日の注目点は、200日SMAと260日SMAまで下落したことで、両線がサポートラインとして下げ止まることが出来るかに集中する。5日SMAと10日SMAは下向きでレジスタンスとなり押し下げる展開となっている。5日SMAと10日SMAを上抜けることが出来るかも重要ポイントとなる。

カテゴリー: ホットニュース

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 上値重く・下値も底堅い展開!

2019/05/29/07:21:10

 

★欧州市場朝方の取引では、ドルは欧州通貨で堅調地合いを維持する一方、ドル/円を中心に資源国通貨に対しては軟調に推移した。なお、欧州株は軟調な展開となった。米長期金利が2.27%台まで低下し、NYダウ先物や独DAXが軟調に推移する中、リスク回避の円買い・ドル売りが優勢となった。その後、欧州株の下落が一服、NYダウ先物と米長期金利も下げ渋るに連れ、リスク回避の円買いは一巡した。モスコビシ欧州委員が財政規律に懸念のあるイタリアに対し制裁を指示しないと述べたことで、さらにリスク回避の動きは後退した。中国はレアアースの対米輸出制限を真剣に検討しているとの一部報道が伝わるとNYダウ先物は上げ幅を縮小し、ドル/円も上値が重くなった。

 

米5月消費者信頼感指数が、市場予想を上回ったことが支援材料となりドルの買い戻しが入った。アジア時間に付けた日通し高値109.63円を上抜け出来なかったことで伸び悩む展開となった。欧州通過に対してドルが強含んだことで、ドル/円も109円台半ばで堅調に推移した。米主要株式3指数が軒並みマイナス圏に入ったことで、リスク回避の円買いが優勢になった。

 

★欧米主要経済指標

・英・4月銀行協会住宅ローン承認件数:42989件(予想:39525件、3月:40564件←39980件)
・ユーロ圏・5月景況感指数:105.1(予想:104.0、4月:103.9←104.0)

・米・3月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+2.68%(予想+2.5%、2月:2.95%←+3.0%)
・米・3月FHFA住宅価格指数:前月比+0.1%(予想:+0.2%、2月:+0.4%←+0.3%)
・米・5月消費者信頼感指数:134.1(予想:130.0、4月:129.2)
・米・5月ダラス連銀製造業活動指数:-5.3(予想:6.0、4月:2.0)

 

★欧米市場のポイント

・109.17-60円のレンジ相場

・伊政府と欧州委との間の軋轢が再び高まる懸念

・109円台前半では本邦長期資金のドル買い

・中国はレアアースの対米輸出制限を検討報道

・米消費者信頼感指数は予想上回る

・VIX指数は15.85から17.50へ上昇

 

 

カテゴリー: ホットニュース

日経225の日足では第一関門上抜け!

2019/05/28/16:52:28

 

★日経225の日足では、5日SMA(赤線)21,199円10日SMA(黄線)21,207円100日SAM(黒線)21,174円がレジスタンスとなっていたが、上抜けして終了した。

明日もこの3SMAがサポートラインとなり下値を抑えるかが注目される。

ただ、上値には75日SMA(緑線)の21,460円が位置しており、レジスタンスとして意識される。市場では75日SMAで機関投資家の利食いが入るとの指摘もあり、上値の重さが意識されている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DとSlow%Dが緩やかに上昇基調となっており、戻り基調が継続している。

 

まとめると、レジスタンスを上抜けしてきたことから、戻り基調となっている。ただ、明日再び3SMAを下抜けすると、上値の重さが意識される。一方、サポートされても上値では75日SMAも非常に強いレジスタントなっており上抜けには強力な買い材料が必要となりそうだ。25日SMA(青線)も下向きとなっていることからレジスタンスとして意識されやすく、再び上昇トレンドに戻るには試練の道が待っている。

カテゴリー: ホットニュース

東京ガソリンの中期トレンドは下落基調!

2019/05/28/12:29:21

 

★東京ガソリンの中期トレンドを示す週足では、18年12月28日週安値43,000円と3月29日週安値54,820円結んだトレンドライン(S1)を19年5月10日週に下抜けしたことでトレンドの反転を確認した。19年4月26日週高値と5月10日週高値を結んだトレンドライン(R1)を下抜けしていることから、下落基調が継続している。

一目均衡表では、転換線9(赤線)を下抜けたものの横ばいとなっている。ただ、前週の安値52,810円を下抜けると再び下落基調になる。相場の方向性を示す基準線(青線)の51,660円も横ばいとなっており、サポートとして意識される。そのため、26期間先行する先行スパン1と先行スパン2も横ばいで推移している。26期間遅行する遅行スパン(緑線)はロウソク足がレジスタンスとして上抜け出来ない状態となっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線ともかい離幅を広げながら下向きとなっていることから、下押しバイアスが強いことを示している。

 

まとめると、下落基調が継続しており投資判断は『売り』または『持続』となる。下値では、基準線と12月28日週安値43,000円と4月26日週高値60,290円の50%押しとなる51,660円となる。下抜けすると61.8%押しの49,616円や76.4%押しの47,088円も視界に入る。リスクシナリオとしては、今週一目均衡表の雲のネジレがあり相場の節目に当たることから反転する可能性も残る。そのため、前週の大陰線の高低の中心値55,270円を上抜けするかが注目される。また、転換線や52期間の中心値となる先行スパン2の当日線(灰線)を上抜けしてくると再び上昇基調継続となり、雲の上抜けが意識される。

値幅観測論からの計算値では、V計算値:25,680円、N計算値:29,350円、E計算値:12,030円、NT計算値:46,670円となる。

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日経225は概ね38.2%戻りと61.8%戻りが節目!

2019/05/28/10:26:22

 

★日経225の日足に18年10月2日高値(24,448.07円)と18年12月26日安値(18,948.58円)をフィボナッチ・リトレースメントと白銀比率で結ぶ。

直近上値では61.8%戻り(22,347.26円)がレジスタンスとして意識されている。一方、下値では38.2%戻り(21,049.39円)がサポートラインとして意識されている。

さらに、相場の節目となる50.0%戻り(21,698.33円)も抵抗ラインとして意識される展開となっている。

現在は38.2%戻りがサポートとして戻る基調となっており、戻る基調が継続しているものの、50.0%戻りを下抜けしていることから、50.0%戻りがレジスタンスとして意識される。

また、直近高値となる5月20日高値21,430.06円も上抜け出来るかが注目される。

38.2%戻りから50.0%戻りの間では、もみ合い相場となっていたことから、上値では買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく上値を抑える展開となりやすい。

そのため、戻り上値が抑えられる展開も予想されることから、『様子見スタンス』シナリオとなる。

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