FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2017/02/17/07:56:58

★米国株式市場はまちまち:トランプ政権の減税策の期待継続

NYダウは7.91ドル高の20619.77、ナスダックは4.54ポイント安の5814.90で取引を終了した。米1月住宅着工・建設許可件数が予想を上回ったほか、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことが好感され買いが先行した。足もとの相場上昇に対する利益確定売りが出た半面、トランプ政権の減税策への期待を背景にした買いも根強く、下値は堅かった。主要株価指数は5営業日連続で過去最高値を更新した。VIX指数は11.97から11.74へ低下した。

 

★NY外国為替市場:ドルは米長期金利の低下で弱含み

ドル/円は、前週分の米新規失業保険申請件数や2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、1月米住宅着工件数などが軒並み予想より強い内容となったことで米長期金利が低下幅を縮めると113.84円まで値を上げたが、上値は限られた。その後に米長期金利が急低下したほか、日経平均先物が170円下落すると売りが進み、一時113.05円まで値を下げた。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下を手掛かりに買いが強まった。ユーロクロスの上昇も支えとなり、一時1.0679ドルまで上値を伸ばした。

 

★NY原油先物市場は反発:減産延長報道を好感

一部メディアで、産油国が減産を当初予定の半年から円超するか、もしくは減産幅を拡大する可能性あると報じた。原油は一時マイナス圏に下落したが、減産延長に伴う需給面が下支えとなり、引けにかけてプラス圏を回復した。

 

★NY金・銀先物市場は上昇:現政権に対する警戒感の高まりで買い優勢

NY金先物市場は、1233.30ドルから1243.70ドルのレンジで推移した。トランプ大統領から労働長官に指名されていたパズダー氏が指名を辞退したことで、トランプ政権の政策運営に対する警戒感が高まった。閣僚の指名承認が大幅に遅れていることが嫌気され、金が買われた。

 

★米国債券市場は反発:ポジション調整による買い戻し

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.05%低い(価格は上昇)2.44%で終了した。2月フィラデルフィア連儀製造業景気指数など良好な米経済指標を受けて売りが出る場面もあったが、反応は限定的だった。その後は持ち高調整による買い戻しが優勢となった。

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2017/02/16/08:07:09

★米国株式市場は上昇:良好な経済指標受け買い優勢

NYダウは107.45ドル高の20611.86、ナスダックは36.87ポイント高の5819.44で取引を終了した。米1月消費者物価指数や小売売上高が市場予想を上回ったほか、堅調な2月NAHB住宅市場指数が好感され、米景気先行き期待から買いが広がった。また、トランプ大統領が小売業界幹部との会談で、そう遠くない将来に大規模な税制案を発表すると発言したことも支えに終日堅調推移となった。連日で、主要株価指数は揃って過去最高値を更新した。VIX指数は10.74から11.97へ上昇した。

 

★NY外国為替市場:ドル高から一転失速

ドル/円は、米1月小売売上高や米1月消費者物価指数(CPI)、2月NY連銀製造業景気指数が軒並み強い結果だったことを受けて米長期金利の上昇とともに買いが強まり、一時114.95円まで値を上げた。ただ、115.00円に設定されているまとまった規模のオプションに絡んだ売りに上値を抑えられると失速した。米長期金利が上昇幅を縮めたうえ、米1月鉱工業生産指数や2月NAHB住宅指数が予想より弱い内容だったことが嫌気された。一時113.85円まで売り込まれたが、113円台後半では押し目買いで底堅い展開だったことから、買い戻しが入り114円台を回復した。ユーロ/ドルは、ドル高が進むと一時1.0521ドルの安値を付けた。ただ、その後は米長期金利の上昇幅縮小やドル/円の失速から買い戻され1.060ドルまで上げた。その後は引けにかけて底堅く推移した。

 

★NY原油先物市場は反落:米原油在庫が過去最大を嫌気

米エネルギー上昇局(EIA)が発表した週間の在庫統計は、原油在庫が前週比で950万バレル増加となり、市場予想を上回った。在庫量は1982年のデータ以降では最大となった。ただ、一部で『一時的な増加に過ぎない』との指摘があったほか、OPEC加盟国による減産傾向が改めて意識されたため下値は限られた。

 

★NY金・銀先物市場は上昇:ドル失速で買い優勢に

NY金先物市場は、1217.50ドルから1234.40ドルのレンジで推移した。為替市場でドルが主要通貨に対して強含む展開となったが、ドル買い一巡後にドルが失速した。そのため、金は売りが先行した後、その後はじりじりと上昇する展開となった。

 

★米国債券市場は続落:良好な米経済指標を受け売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い(価格は下落)2.49%で終了した。米経済市場が良好な結果となったことで売りが先行し、一時2.52%まで上昇した。ただ、足もとで下落が続いていることもあり、一巡後は持ち高調整の買い戻しが入った。

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2017/02/15/08:17:16

★米国株式市場は上昇:金利上昇で金融セクター中心に買い優勢

NYダウは92.25ドル高の20504.41、ナスダックは18.62ポイント高の5782.57で取引を終了した。朝方はイエレン米FRB議長の議会証言を見極めたいとの思惑から小動きの展開だった。イエレン米FRB議長が追加利上げに積極的な姿勢を示したことで、米長期金利が上昇したことから金融株が堅調推移したことで上げ幅が拡大した。また好業績が期待されるアップルなどの上昇も相場を支えた。主要株価指数は揃って史上最高値を更新した。VIX指数は11.07から10.74へ低下した。

 

★NY外国為替市場:イエレン米FRB議長発言でドル全面高

ドル/円は、113.40円を挟んでもみ合い商状となっていたが、イエレン米FRB議長の議会証言を前に思惑的な買いが入った。イエレン米FRB議長が『(3月を含め)今後数回の会合で利上げすることは適切』、『FOMCはバランスシート戦略を今後数カ月で協議するだろう』と述べると米長期金利が急上昇となったことでドル買いが加速した。その後も『全てのFOMC会合がライブ』と利上げに対して積極的な姿勢を示したことが支えとなり、一時114.50円まで上げた。一旦上値が重くなったが下値は堅かった。ユーロ/ドルは、イエレンFRB議長のタカ派的な発言を受けてドル高が進むと売りが優勢となった。一時1.056ドルまで下げ足を速めた。その後は次第に1.05ドル台後半で値動きが細った。

 

★NY原油先物市場は上昇:改めてOPEC減産実施を好感

相場の材料が乏しいなか、OPECによる減産実施が、改めて材料視され堅調推移となった。ただ、イエレン米FRB議長のタカ派的な発言を受けて、早期の米利上げ観測が浮上し、ドルが主要通貨に対して強含んだことが影響して上値が重くなった。

 

★NY金は続落・銀先物市場は反発:ドル高を嫌気した売りが優勢

NY金先物市場は、1222.70ドルから1236.00ドルのレンジ推移となった。イエレン米FRB議長のタカ派的な発言を受けて、ドルが主要通貨に対して強含みとなったことから冴えない展開となった。しかし、トランプ政権への不透明感が下支えとなり下げは限定的だった。欧州政治リスクへの警戒感を下支えに金は堅調推移するとの声が多い。

 

★米国債券市場は続落:米利上げ観測高まり下落

米国債券市場で長期ゾーンは4日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%高い(価格は下落)2.47%で終了した。イエレン米FRB議長が利上げに前向きな姿勢を示したことで債券売りが活発化した。一時利回りは2.50%まで上昇した。

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2017/02/14/08:06:49

★米国株式市場は上昇:トランプ政権に対する期待から買い優勢

NYダウは142.79ドル高の20412.16、ナスダックは29.83ポイント高の5763.96で取引を終了した。トランプ政権による減税策や規制緩和が具体的に進展するとの期待から買いが先行した。米景気の楽観的な見方もあり、米長期金利が上昇したことで金融株に買いが集中し、終日堅調推移となった。主要株価指数は連日で過去最高値を更新した。VIX指数は10.84から11.07へ上昇した。

 

★NY外国為替市場:ドル/円は材料乏しく方向感に欠ける動き

ドル/円は、米長期金利が上昇したことを背景に買いが強まり、一時114.06円まで値を上げた。ただ、トランプ大統領がカナダのトルドー首相との会合で、『近い将来、貿易に関して綿密に取り組む』、『貿易に関して新たなことが起こる』との発言を受けて、保護貿易主義、また、日本・中国・ドイツなどに対して通貨安誘導を非難するとの警戒感が再燃し円売りが後退した。一方で、引けにかけては下値を切り上げるなど、全般手掛かり材料に乏しく方向感に欠ける動きが続いた。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇に伴う売りが出たほか、欧州政局不安も引き続き嫌気され前週末安値の1.0607ドルを下抜けた。一時1.0592ドルまで下げ足を速め、その後の戻りも鈍かった。

 

★NY原油先物市場は反落:米産油量の増加傾向を嫌気

OPECは1月月報で、昨年11月の減産合意による加盟国の削減量は、目標の9割に達したと発表した。しかし、米国での産油量が増加傾向にあることから、世界的な需給の緩みに対する警戒感を嫌気した売りが出た。また、ドルが主要通貨に対して強含んだことも売り材料となった。

 

★NY金・銀先物市場は下落:リスク選好の動きから反発一服

NY金先物市場は、1220.30ドルから1234.40ドルのレンジで推移した。ドルインデックス指数が上昇したことや、ドルが主要通貨に対して強含んだことから、金に割高感が意識され売りが優勢となった。また、米国株が過去最高値を更新したこともリスク選好の金売りにつながった。ただ、欧米政治リスクへの警戒感を下支えに金は堅調に推移するとの声が多い。

 

★米国債券市場は続落:リスク選好の動き強まり売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日0.03%高い(価格は下落)2.43%で終了した。米国株が連日過去最高値を更新していることから、安全資産とされる債券に売りが広がった。利回りは一時2.45%まで上昇した。ただ、イエレン米FRB議長の議会証言を翌日に控え、売り一巡後は持ち高調整の買いが入った。

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2017/02/13/03:01:50

★米国株式市場は上昇:米国株は連日の過去最高値更新

NYダウは96.97ドル高の20269.37、ナスダックは18.95ポイント高の5734.13で取引を終了した。前日、トランプ大統領が数週間以内に減税策を発表すると発言したことが景気回復への期待から買いが先行した。また米1月輸入物価指数が予想を上回ったほか、原油価格の上昇も好感され終日堅調推移となった。米国の主要株価指数は連日で過去最高値を更新した。VIX指数は10.88から10.84へ低下した。

 

★NY外国為替市場:ドル/円は方向感の定まらない展開

ドル/円は、日米首脳会談を控え113.50円を挟んだもみ合い商状が続いていたが、米長期金利が上昇幅を縮小するとドル売りが強まった。日経先物も110円下げたこともあり、一時113.01円まで下落した。売り一巡後は113.60円台まで下値を切り上げた。しかし、日米首脳会談後の共同記者会見でトランプ米大統領が『通貨の切り下げについて、私は長い間不満を述べてきた』『通貨と貿易は公平でなければならない』と発言すると112.86円まで売り込まれた。ただ、中国に対する質問への回答だったこともあり、すぐに反発し113.50円台まで持ち直すなど総じて方向感が定まらなかった。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇やユーロクロスの下落を受け、欧州時間から売りの流れが続いた。その後は米長期金利の上昇幅縮小に伴って1.0650ドル台まで切り返したが上値も重かった。

 

★NY原油先物市場は続伸:OPECの減産量に買い優勢

国際エネルギー機関(IEA)が発表した月報で、OPECと非加盟国の協調減産によって、1月の世界の石油生産量が大幅に減少していることが確認された。OPEC減産量は日量100万バレルで、昨年合意した減産量の90%を達成した。この内容を受けて、買いが優勢となった。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米国の石油掘削装置(リグ)の稼働数が前週比で8基増の591基となったが影響は限定的だった。

 

★NY金は続落・銀先物市場は続伸:日米首脳会談では波乱なく

NY金先物市場は、1222.60ドルから1238.90ドルのレンジ推移となった。日米首脳会談では、懸念されていた応酬はみられず。終始和やかな会談となったもよう。共同記者会見で、トランプ大統領が改めて税制改革に関する発言を行ったことから、米国株式市場では連日で過去最高値を更新するなど、リスク選好の動きとなり安全資産とされる金需要が低下した。

 

★米国債券市場は続落:減税策の思惑や米国株高で売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.40%で終了した。トランプ政権の減税策への思惑や、米国株が上昇したことも重しとなり売りが優勢となった。ただ、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数が、弱い内容だったことを受け買い戻しが入る場面のあった。

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