FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2017/01/27/08:29:29

★米国株式市場はまちまち:経済対策期待や良好な米企業決算受け

NYダウは32.40ドル高の20100.91、ナスダックは1.16ポイント安の5655.18で取引を終了した。トランプ新政権への経済対策の期待や発表が本格化している米企業決算が総じて良好なことから買いが先行した。前日に主要株価指数が揃って史上最高値を更新したことで利益確定の動きから上値は重かった。ただ、原油価格の上昇や12月景気先行指数が予想を上振れたこともリスク選好の動きにつながった。VIX指数は11.08から10.61へ低下した。

 

★NY外国為替市場は総じてドル高傾向

ドル/円は、米長期金利が上昇したことも相場の支えとなり、目先のストップロスを巻き込みながら、一時114.85円まで値を上げた。その後は米7年物国債入札後に米長期金利が低下に転じたことで114.20円台まで上値を切り下げる場面もあったが、総じて底堅く推移した。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇を受けて全般にドル高が進んだ流れに沿ったユーロ売りが進んだ。ただ、ユーロ売りが一巡すると米長期金利が低下に転じたことに伴って一意1.07ドル台を回復したが、引けにかけては再び安値圏まで押し戻した。

 

★NY原油先物市場は反発:リスク選好の動きに資金が流入

主要産油国による減産が順調に進んでいるとの観測を背景に買いが優勢となった。また、NYダウが20000ドル台に乗せた後も堅調推移していることを受けて、リスク選好の資金が原油に向かった。一時1月6日以来となる1バレル=54ドル台をつける場面も見られた。

 

★NY金・銀先物市場は続落:ドルインデックス指数・株高・ドル高上昇を嫌気

NY金先物市場は、1186.60ドルから1205.00ドルのレンジ推移した。ドルインデックスが大幅上昇したほか、ドルが主要通貨に対して強含んだことが嫌気された。また、米国株が20000ドル台乗せた後も堅調推移していることで、安全資産とされる金への資金が細った。足元1200ドルの攻防と、25日移動平均線が下値支持ラインとなるかが注目点となる。

 

★米国債券市場は反発:無難な入札結果を受け買いが優勢に

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.50%で終了した。世界的に株高基調となったことで安全資産とされる債券への売りが強まった。売り一巡後は株価の伸び悩みにつれて下値を切り上げた。米7年物国債入札は『無難な結果だった』と受け止められたことで、債券買いが優勢となった。

 

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2017/01/26/08:26:53

★米国株式市場は上昇:米企業好決算と新政権への期待から買い優勢

NYダウは155.80ドル高の20068.51、ナスダックは55.38ポイント高の5656.34で取引を終了した。米主要企業の業績が良好だったことから買いが先行し、NYダウは20000ドルの節目を突破した。トランプ米政権の経済政策に対する期待からアジア・欧州株がほぼ全面高となったことも追い風となり、終日堅調推移となった。S&P500 ,ナスダック総合指数、NYダウの主要株価指数は揃って最高値を更新した。VIX指数は11.07から10.66(5時26分時点)へ低下した。

 

★NY外国為替市場:ドルはリスク選好でも上値の重い展開

ドル/円は、NY勢の参入後に米長期金利が一時上昇幅を縮小すると、目先のストップロス注文を巻き込んで113.02円まで下落した。ただ、その後は米長期金利が再上昇したため買い戻しが優勢になった。NYダウが20000ドルの大台をつけるなど過去最高値を更新するんか、リスク選好の買戻しも強まり、一時113.92円まで上昇した。その後は113円台後半での神経質な値動きとなっていたが、頭の重さが嫌気されたことで113.20円台まで弱含んだ。ユーロ/ドルは、全般ドル売りが進んだ流れに沿って買いが先行した。ただ、買い一巡後は米長期金利の上昇につれて次第に上値が重くなり、1.0720ドル付近まで弱含んだ。引けにかけては1.07ドル台前半での神経質な値動きとなった。

 

★NY原油先物市場は反落:米原油在庫増を嫌気

米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の在庫統計で、、原油在庫は前週比で予想を上回る増加となった。また、ガソリン在庫も大きく増加するなど米国内の需給の緩みが嫌気され売りが出た。ただ、NYダウが節目となる20000ドル台に乗せるなど、世界的な株高持続を受けてリスク選好となり底堅い値動きとなった。

 

★NY金・銀先物市場は続落:欧米株高でリスク選好による売り優勢

NY金先物市場は、1195.30ドルから1212.20ドルのレンジで推移した。ドルインデックス指数が低下したことや、ドルが主要通貨に対して弱い動きとなり金買いの環境は揃っていた。しかし、NYダウが史上初の20000ドル台に乗せるなど欧米株が上昇したことで、リスク選好の流れが強まったことを受け売りが優勢となった。足元では1200ドルを挟んでの攻防となっている。

 

米国債券市場は続落:米国株高・入札低調で売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.05%高い(価格は下落)2.51%で終了した。米国株式市場の上昇を受けた売りが出たほか、5年債入札の結果が『低調だった』と受け止められたことで売りが出た。

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2017/01/25/08:06:51

★米国株式市場は上昇:インフラ投資拡大や雇用創出への期待で買い優勢

NYダウは112.86ドル高の19912.71、ナスダックは48.01ポイント高の5600.96で取引を終了した。2016年10-12月期の決算で業績が好調だった銘柄を中心に買いが先行した。自動車大手3社との会談でトランプ大統領が環境規制の緩和を表明したほか、複数のパイプライン建設の大統領令に署名したことでインフレ投資拡大や雇用創出への期待から上げ幅を拡大した。S&P500とナスダックは過去最高値を更新した。VIX指数は11.80から11.08へ低下した。

 

★NY外国為替市場:NY市場に入りドルが総じて強い展開

ドル/円は、米長期金利が上昇したことを受けて買いが先行した。米12月中古住宅販売件数が予想より弱い結果となったこともあり、一時113円台割れとなる場面もあった。その後、トランプ大統領がキーストーンXLおよびダコタ・アクセス両パイプラインの建設プロジェクトを推進させる2つの大統領令に署名したとの報道を受けて、雇用拡大への期待感か広がり米長期金利の上昇に伴うドル買いやリスク選好の円売りに拍車がかかった。ユーロ/ドルは、米住宅指標の発表後に一時1.0775ドルまで上昇する場面も見られた。ただ、その後は米長期金利が上昇幅を拡大するなかで売りが優勢となり、1.0720ドルと日通し安値をつけた。

 

★NY原油先物市場は反落:協調減産の順守発言を好感

OPECの加盟国であるイラクのルアイビ石油相が、OPEC加盟国と非加盟国が進めている減産方針を順守していると話したことが材料視された。しかし、トランプ米大統領が、カナダとテキサス州を結ぶパイプラインなどの建設を推進する大統領令に署名したことで、米国による供給増加懸念の高まりが上値を抑えた。

 

★NY金・銀先物市場は反落:ドル高・米国株高を嫌気した売り

NY金先物市場は、1209.10どるから1223.00ドルのレンジで推移した。ドルインデックス指数の低下やドルが主要通貨に対して軟調推移となっていたが、一転して米ドル高となったことが嫌気された。また、米国株高となりリスク選好の動きから金売りにつながった。

 

★米国債券市場は反落:リスク選好の動きから売りが優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.07%高い(価格は下落)2.46%で終了した。米国株高を背景にリスク選好の動きが強まり安全資産とされる債券売りにつながった。また、2年債入札は『無難な結果だった』と受け止められたが、入札後には利益確定目的に売りも散見された。

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朝の市場コメント!

2017/01/24/08:30:08

★米国株式市場は下落:欧州株安につれて売り優勢

NYダウは27.40ドル安の19799.85、ナスダックは2.39ポイント安の5552.94で取引を終了した。トランプ新政権の政策運営に対する警戒感が意識され、欧州株が全面安となり、米国株も小幅下落して寄り付いた。トランプ大統領が開催した企業幹部との朝食会で、出し規模な減税や規制緩和の方針が示されると、一時上昇に転じる場面もあったが、政策への先行き懸念からその後は軟調推移となった。VIX指数は11.55から11.80へ上昇した。

 

★NY外国為替市場:米長期金利低下で全般ドル売り

ドル/円は、トランプ米大統領が『極めて大規模な減税を実行する』『極めて大規模な規制緩和を実行する』などの見解を示すと、NYダウ先物が買い戻されたことで一時114円台を回復する場面も見られたが、その後は米長期金利が低下幅を拡大したことで売りが優勢となった。18日安値112.53円が意識されると一旦は下げ渋る場面も見られた。しかし、ムニューチン次期財務長官が『過度に強いドルは短期的にマイナスの可能性』との見解を示すと再び売りが優勢となった。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下で全般的にドル売りが進むなか、次第に下値を切り上げる展開になった。ムニューチン紙の発言後には1.0768ドルまで値を上げた。

 

★NY原油先物市場は下落:リグ数の増加を嫌気した売り

米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが前週末発表した米国の稼働リグ数が増加(前週比29基増の551基)したことで、米国の供給過剰を警戒する売りが優勢となった。一方、OPECの加盟国と一部非加盟国の主要閣僚が開催した監視委員会では、減産の順守を確認した。世界的な需給の緩みに対する警戒はさほど高まっていない様子。

 

★NY金・銀先物市場は続伸:インデックス指数低下やドル安で買い優勢

トランプ大統領の政策に対する不透明感が広がったことから、ドルインデックス指数が低下したほか、ドルが主要通貨に対して弱含む格好となった。また、世界的な株価上昇一服を受けて、金は堅調な動きが見られた。

 

★米国債券市場は続伸:先行き米経済政策への不透明感から買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.07%低い(価格は上昇)2.39%で終了した。トランプ政権の経済政策を巡る不透明感が意識され、安全資産とされる債券需要が高まった。また、世界的株価上昇一服も債券相場を支えた。

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2017/01/23/03:01:36

★米国株式市場は上昇:短期的な戻りを期待した買い優勢

NYダウは94.85ドル高の19827.25、ナスダックは15.25ポイント高の5555.33で取引を終了した。前日まで相場の下落が続いていた反動から、短期的な戻りを期待した買いが入った。トランプ米大統領の就任演説後には、具体的な政策等への言及がなく一時急速に伸び悩んだが、原油価格が緩やかに上昇したことで、その後はもみ合う展開となった。VIX指数は12.77から11.55へ低下した。

 

★NY外国為替市場:ドルは総じてじり安の展開に

ドル/円は、欧州市場で米長期金利が上昇したことを受けて115.38円まで上げたものの、その後は米長期金利の上昇が一服したことで伸び悩む展開になった。トランプ米大統領就任後の演説では『国家再建と約束回復を国民に表明』、『貿易・税制・移民・外交のあらゆる面で米国民に恩恵を与える政策を行う』などの見解を示したが、NYダウがやや荒い値動きとなったため神経質な値動きとなった。米長期金利が低下に転じ、日経先物が下落すると次第に売りが優勢になった。ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇につれた売りが先行し、一時1.0625ドルと日通し安値をつけた。ただ、その後は米長期金利が低下したことで下値を切り上げる展開になった。

 

★NY原油先物市場は続伸:産油国の減産方針の順守の見方で買い優勢

サウジアラビアが、OPECの加盟国と非加盟国は合意した減産方針を順守しているとの見方を示したことから、買いが優勢となった。また、OPECと主要産油国が近い段階で会合を開催し、現在の状況を確認するとの話が伝わっている。一方、米石油会社ベーカー・ヒューズが発表した米国での石油掘削装置(リグ)の稼働数は、前週比29基増の551基となった。トランプ新政権誕生でエネルギー規制の緩和がシェール開発の活発化につながるとの見方も浮上していることから、原油価格の上値を抑える可能性もある。

 

★NY金・銀先物市場は反発:総じてドル安を受け買い優勢

NY金先物市場は、1198.20ドルから1214.80ドルのレンジで推移した。トランプ大統領の就任演説で政策に対する具体的な言及がなかったことから、ドルインデックス指数が低下したほか、ドルが主要通貨に対して弱含んだことから、金の買い材料となった。節目となる1200ドルを回復しており、値固め出来るかが焦点となる。

 

★米国債券市場は反発:就任演説に新味なく買い戻し優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.46%で終了した。トランプ米大統領の就任演説で新味に乏しい内容だったことから、持ち高調整目的の買いが戻しが広がった。

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