FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2018/01/10/08:02:13

米国株式市場は上昇:米企業業績への期待と世界株高を好感

NYダウは102.80ドル高の25385.80、ナスダックは6.19ポイント高の7163.58で取引を終了した。欧州株が全面高となり、米国株にも買いが先行した。米企業業績への期待や世界的な株高基調を背景に買い安心感が広がり、主要3指数は過去最高値を更新した。しかし、主要経済指標が予想を下振れしたことで、高値警戒感から上値も限られた。VIX指数は9.52から10.08へ上昇した。

 

NY外国為替市場:ポジション調整から全般ユーロ安の展開

ドル/円は、欧州序盤に112.97円まで値を上げたあとはユーロ/円などクロス円の下落につれる形でドル売りが進み112.49円まで下げた。ただ、その後米長期金利が上昇したため、いったんは112.70円台まで持ち直す場面があったが、クロス円が一段安となるとドル売りが再開し、一時112.36円まで下げ足を速めた。一方で、米国株高や米長期金利が上昇幅を広げると112.60円台まで下げ渋るなど底堅かった。ユーロ/ドルは全般ドル高が進んだ影響から一時1.1916ドルまで下落した。米長期金利の大幅上昇なども重しとなり、その後の戻りも鈍かった。

 

NY原油先物市場は続伸:在庫減少予想を好感

NY原油先物市場は61.86ドルから2014年12月以来の63.24ドルまで上昇した。翌日発表される米エネルギー情報局(EIA)の週報について、国内全体の原油在庫が8週連続伸び減少と予想されていることや、先物の受け渡し拠点の在庫も減少との見方から、思惑的な買いが優勢になった。また、本日のNY通常取引終了後に発表される全米石油協会(API)の週間統計への思惑も買いにつながった。

 

NY金・銀先物市場は続落:リスク選好の動きを嫌気した売り

NY金先物市場は1316.20ドルから1309.50ドルまで下落した。NY市場では、原油の大幅高となり、米国株価が高値を更新し米長期金利が2.54%台まで上昇したことを受けて、リスク選好の状況に金は売り圧力がかかった。また、ユーロが対ドルに対して弱含んだことを受け金に割高感が出たことが重しとなった。

 

米国債券市場は続落:リスク選好の動きと日本国債売りを嫌気

米国債券市場で長期ゾーンは4日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.07%高い(価格は下落)2.55%で終了した。2017年3月15日以来、約10ヶ月ぶりの水準を付けた。日銀による長期債の買い入れ減額を受けて日本国債が売られた影響を受けた。世界的な株高を背景に安全資産としての債券需要が低下した面もあった。

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2018/01/09/08:07:02

米国株式市場はまちまち:利益確定売りが優勢

NYダウは12.87ドル安の25283.00、ナスダックは20.83ポイント高の7157.39で取引を終了した。連日で過去最高値を更新したこともあって、利益確定売りが先行した。しかし、米景気への楽観的な見方が根強いほか、今週から始まる10-12月期決算発表への期待が広がり、下げ幅を縮小する展開となった。ウォルト・ディズニーやゴールドマン・サックスの下げが目立った。VIX指数は9.22から9.52へ上昇した。

 

NY外国為替市場:ユーロ売りにつれ円高基調

ドル/円は、ユーロ/円の下落につれて一時112.88円まで値を下げた。しかし、50日移動平均線の112.88円が目先のサポートとして意識されると下げ渋った。その後は引けにかけて113.10円前後でのもみ合い商状となった。今年FOMC投票権を有するボステック米アトランタ連銀総裁が『年3、4回の利上げは必要ない可能性』などと述べたが、目だった反応は見られなかった。ユーロ/ドルは、低調な独経済指標を受けた応酬時間からのユーロ売りの流れが継続し、一時1.9562ドルまで下押しし、その後の戻りも鈍かった。

 

NY原油先物市場は反発:米リグ稼動数減少を好感

NY原油先物市場は61.34ドルから61.77ドルで推移した。前週末発表された米国内石油掘削装置(リグ)稼動数が前週比5基減少したことで、シェールオイル生産後退の思惑が原油先物の下支えになった。一方、利益確定とみられるユーロ売りに、対ドルに対してユーロが弱含んだこともあり、割高感が相場の重しとなった。

 

NY金・銀先物市場は反落:ユーロ/ドル下落による売り優勢

NY金先物市場は、1321.80ドルから1316.80ドルまで下落した。利益確定売りとみられるユーと売りに、ユーロがドルに対してゲラうkしたことで、割高感から売りが優勢となった。ただ、NYダウが今年初めて前日比下落に転じたことを受けて、リスク回避的な買いも一部に見られ、金の下落は限定的となった。

 

米国債券市場は続落:材料難のなかわずかに売りが優勢に

米国債券市場で長期ゾーンは3日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)2.48%で終了した。週明けで手掛かり材料に乏しいなか、前週末終値を挟んで方向感のない展開となった。

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2018/01/08/03:01:56

米国株式市場は上昇:順調な労働市場の拡大を好感

NYダウは220.74ドル高の25295.87、ナスダックは58.64ポイント高の7136.56で取引を終了した。米12月雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を下振れしたものの、平均時給が前月比で増加するなど雇用情勢の改善が続き、買いが先行した。アジア・欧州株が概ね全面高となったほか、11月製造業受注がよそうを上回ったことも好感され、終日堅調推移となった。ボーイングやビザなどが大幅上昇し、指数を押し上げた。主要3指数は連日で過去最高値を更新した。VIX指数は9.22と前日と変わらずだった。

 

NY外国為替市場:週末の持ち高調整で戻りも限定的

ドル/円は、世界的な株高を支えにアジア時間からの買いの流れが続き、一時113.31円まで上げた。ただ、米12月雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比14万8000人増と市場予想を下回ったことが伝わると米長期金利の低下とともに113.02円まで値を下げた。前回分の雇用者数が上方修正されたほか、平均時給は予想通りの伸び率だったこともあり113.20円台まで持ち直したものの、週末を前に持ち高調整の売りが出るなど戻りも限られた。ユーロ/ドルは、米雇用統計発表直後には1.2083ドルまで上げたが、直ぐに戻り売りに押され、1.2020ドルまで下げた。前日安値の1.2004ドルが目先のサポートとして意識されると1.2050ドル付近まで下げ渋ったが、戻りは鈍かった。

 

NY原油先物市場は反落:利益確定売り優勢

NY原油先物市場は61.69ドルまで上昇後、61.09ドルまで下落した。米国株高を受けリスク選好の買いが先行した。その後、前日発表の米エネルギー情報局(EIA)の週報で、ガソリンや留出油の在庫が大きく増加していたことが改めて注目され、売りが優勢となった。前日に2年8ヶ月ぶりの高値を付けたあとだけに利益確定売りも出た。米ベーカー・ヒューズ社が発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数が前週比5基減少の742基となった。

 

NY金・銀先物市場は続伸:非製造業景況感の下振れで買い戻し

NY金先物市場は1323.90ドルまで上昇後、一旦1314.60ドルまで下落した。米12月雇用統計が予想を下回ったことや11月貿易赤字の拡大などからドル売りになったことで割安感から金が買われた。その後、FRB利上げ軌道は変わらないとの見方からドル売りが後退したことで、一旦売られた。その後発表された米12月ISM非製造業景況指数の下振れを切っ掛けに叙情に買い戻され、小幅ながらプラス圏を回復した。

 

米国債券市場は続落:米労働市場の改善から売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い(価格は下落)2.47%で終了した。米12月雇用統計が労働市場の改善を示したと受け止められ、債券を売り動きが強まった。米国株が連日最高値を行使したことも重しとなった。

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2018/01/05/08:12:44

米国株式市場は上昇:米企業業績への期待から買い優勢

NYダウは152.45ドル高の25075.13、ナスダックは12.38ポイント高の7077.91で取引を終了した。節目の2万5000ドルを上回り、連日で史上最高値を更新した。アジア・欧州株が概ね全面高となるなど世界的に投資家のリスク選好姿勢が強まり、買いが先行した。来週から始まる10-12月期決算を前に企業業績への期待も広がった。12月ADP全米雇用報告が予想を上回ったほか、原油価格やその他資源価格の上昇も好感され、終日堅調推移となった。VIX指数は9.15から9.22へ上昇した。

 

NY外国為替市場:リスク選好の円売り優勢

ドル/円は、12月ADP全米雇用報告が良好な内容となったことが伝わるとドル買いが先行した。また、NYダウが180ドル超上昇するなどリスク選好を背景にクロス円が全般買われたことにつれた面もあり、一時112.86円まで上げた。しかし、米長期金利が引けにかけて上昇幅を縮小したため、その後はやや上値が重くなった。ユーロ/ドルは、欧州時間からユーロ買いの流れが継続し、一時1.2089ドルと9月8日以来の高値を付けた。ただ、買いが一服すると引けにかけて1.2070ドルを挟んだもみ合い相場となった。

 

NY原油先物市場は上昇:原油在庫の大幅減少を好感

NY原油先物市場は61.59ドルから62.14ドルまで上昇した。米エネルギー情報局(EIA)の週報で、国内全体の原油在庫が大きく減少し、原油先物の受け渡し拠点の在庫も減少幅を拡大したことを受けて買いが優勢となった。しかし、ガソリンや留出油の在庫が大きく増加し、原油生産量も拡大した。また、トランプ大統領が『沿岸の大半で石油掘削制限の解除を提案へ』との報道があり上値を抑えた。

 

NY金・銀先物市場は上昇:ユーロ高と米ドルインデックス低下を好感

NY金先物市場は1312.8ドルまで下落後は、1322.3ドルまで上昇した。12月ADP全米雇用報告が予想を大きく上回る増加となったことを受けて、FOMCの3月利上げ観測が強まり、売りが先行した。しかし、その後、NYダウが初の2万5000ドル台を突破して上昇するなか、押し目買いが見られた。また、欧州景況感の改善からドルがユーロに対して弱含んだことから割安感が維持され、徐々に買いが盛り返す展開となった。

 

米国債券市場は反落:良好な米雇用指標受け売りが優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.45%で終了した。良好な雇用指標を受けて売りが強まり、一時利回りは2.48%台まで上昇した。ただ、その後は持ち高調整の買戻しが入るなど下値は堅かった。

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2018/01/04/08:02:26

米国株式市場は上昇:米企業業績の先行き期待感から買い優勢

NYダウは98.67ドル高の24922.68、ナスダックは58.63ポイント高の7065.53で取引を終了した。アジア・欧州株が概ね全面高となるなか、米国株も買いが先行した。米企業業績の先行き期待感などから幅広い銘柄に買いが入った。特に証券会社による投資判断の引き上げを高官してIBMなどが相場をけん引した。FOMC議事録では、数人の委員が足元の低調なインフレ基調に懸念を示した一方で、減税による更なる経済成長が指摘された。大半が年内の緩やかな利上げ継続を支持する見方を示した。発表後の相場は上げ幅を拡大する展開となった。主要三指数が揃って最高値を更新した。VIX指数は9.77から9.15へ低下した。

 

NY外国為替市場:総じてドル買いでも上値重い展開

ドル/円は、米12月ISM製造業景気指数や米11月建設支出が市場予想を上回る結果となったことが伝わると絵画強まり、一時112.50円まで値を上げた。しかし、米長期金利が低下したことで、112.20円台まで伸び悩んだ。その後、FOMC議事録要旨が発表されるとドル買いが再開され、一時112.61円まで上昇する場面もあった。ユーロ/ドルは、良好な米経済指標やFOMC議事録要旨を受けてドル高が進んだ影響からさえない値動きとなり、一時1.2001ドルまで下押しした。

 

NY原油先物市場は反発:在庫減少予想や寒波、地政学リスクの買い優勢

NY原油先物市場は60.78ドルから61.67ドルまで上昇した。4日発表される米エネルギー情報局(EIA)の週報について、国内全体の原油在庫が7週連続で減少すると予想されていることが、思惑的な買いにつながった。また、米国東部における強烈な寒波襲来に絡み、需要増への連想も下支えとなった。さらに、イランの反政府デモが鎮静化せず、地政学リスクを背景とした買いも見られた。

 

NY金・銀先物市場は続伸:FOMC議事録でタカ派的ではないとの思惑買い

NY金先物市場は、1316.30ドルから1319.40ドルまで上昇した。通常取引終了後にFOMC議事要旨(12月12-13日分)が発表されることで、やや慎重な取引となった。ただ、昨年のFOMC終了後の声明や経済予測の発表時は、あまりタカ派的ではなかったことから金が上昇してきた。FOMC議事要旨の発表後は、3月利上げ観測が高まり、時間外取引のNY金先物は下落に転じている。

 

米国債券市場は反発:欧州債券買いに連れた買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%低い(価格は上昇)2.44%で終了した。欧州長期債の上昇につれる形で買いが強まった。良好な米経済指標を受けて売りで反応する場面もあったが、長続きしなかった。

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