FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2018/01/25/08:13:43

米国株式市場はまちまち:ハイテク株関連の売りに上値重い

NYダウは41.31ドル高の26252.12、ナスダックは45.23ポイント安の7415.06で取引を終了した。複数の主要企業決算が市場予想を上振れたことで買いが先行した。外国為替市場でドルが主要通貨に対して弱含んだことに伴い輸出関連株が買われたほか、米長期金利上昇を支えに金融株が物色され180ドル超上昇した。その後、ハイテク株中心に売りが進み100ドル超下げたが、引けにかけてはプラス圏を回復した。NYダウは最高値を更新した。VIX指数は11.10から11.47へ上昇した。

 

NY外国為替市場:ドルは米財務長官発言受け失速

ドル/円は、ムニューシン米財務長官が『ドル安は貿易にとって良いことだ』と発言し、欧州市場からドル安が加速した流れを引き継いだ。日経先物やNYダウが一転下落したことも嫌気され、108.96円と9月11日来の安値を付けた。しかし、109円台割れではドル買いが入ったほか、米国株価の反発も支えにやや下げ渋った。ユーロ/ドルは、全般ドル安の地合いに沿って上値を試す展開となった。節目の1.2400ドルを上抜け1.2415ドルと2014年12月17日以来の高値を更新した。また、サンダース米大統領報道官は『我々は非常に安定したドルを持っている』『ドルは引き続き力強く、安定』と発言したが影響は限定的だった。

 

NY原油は続伸:ドル下落で買いが優勢

NY原油先物市場は一時65.92ドルまで買われた。世界経済の持続的な成長への期待が高まっており、原油需要増大の思惑が広がっていることや、ドルが主要通貨に対して弱含んだことが買い材料視された。ただ、米国の原油在庫の減少幅は市場予想を下回ったことやガソリン在庫が予想以上に増加していたことから、利益確定売りも観測された。

 

NY金・銀先物市場は上昇:米ドル安とリスク回避の買い優勢

NY金先物市場は一時1360.90ドルまで買われた。為替市場でドルが主要通貨に対して弱含んだことが材料となり買いが入った。欧州株が全面安となったことや米政治不安が払拭されていないことも材料視され、リスク回避の金買いとなった。

 

米国債券市場は反落:米財務長官のドル安容認発言を嫌気した売り

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落92.64%)で終了した。ムニューシン米財務長官のドル安容認発言を受けて、海外投資家の米国債需要が減るとの思惑から売りが進んだ。

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2018/01/24/08:13:48

米国株式市場はまちまち:ダボス会議や決算待ちで様子見

NYダウは3.79ドル安の26210.81、ナスダックは52.26ポイント高の7460.29で取引を終了した。連邦政府機関の閉鎖が回避され先行き不透明感が後退し、NYダウを除いて買いが先行した。主要企業決算の発表に乏しいなか、本日より開幕したダボス会議の動向や主要決算を見極めたいとの思惑が広がった。決算内容が嫌気されたJ&JやP&Gなどが売り込まれた半面、トラベラーズやIBMなどは堅調だった。S&P500とナスダック総合指数は最高値を更新した。VIX指数は11.03から11.10へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下で全般ドル安傾向

ドル/円は、米長期金利の低下や日経先物の190円安を横目に、欧州時間からのドル売りの流れが続いた。ユーロ/ドル中心にドル安も進み110.25円まで弱含んだ。17日の安値110.19円が目先の下値目処として意識されると一旦下げ止まったが、戻りも上値は限られた。市場予想を下回った米国の1月リッチモンド連銀製造業指数や米国政府が本格的に貿易規制に踏み切ったため保護主義貿易への警戒感が強まり、ドル売りに拍車がかかった。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下などを支えに昨日高値の1.2280ドルを上抜けると買いが加速した。1月ユーロ圏消費者信頼感指数速報値が市場予想を上回り、米1月りっとモンド連銀製造業景気指数が予想を下回ったことが分かると1.2306ドルまで値を伸ばした。

 

NY原油先物市場は続伸:原油需要増大の思惑とドル安を好感

NY原油先物市場は一時64.88ドルまで買われた。国際通貨基金(IMF)が世界経済成長見通しを引き上げたことで、原油重要増大の思惑が広がっていることや、原油在庫の継続的な減少が予想されていることが原油価格を押し上げた。さらに為替市場でドルが主要通貨に対して弱含んだことも買い材料となった。

 

NY金は上昇・銀先物市場は続落:米長期金利低下とドル安を好感

NY金先物市場は一時1341.50ドルまで買われた。米長期金利の低下や為替市場でドル安に振れたことを意識した買いが入った。米政府機関の閉鎖は解除されたが、米政府不安は解消されていないとの見方が多く、リスク回避の金買いは後退していない。

 

米国債券市場は続伸:日本国債買いにつれた買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国際利回りは前日比0.04%低い(価格は上昇)2.61%で終了した。黒田日銀総裁が定例記者会見で『出口を検討する段階に至っていない』との発言し、日本国債が買われた影響を受けた。

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2018/01/23/08:21:22

米国株式市場は上昇:米暫定予算合意を好感した買い優勢

NYダウは142.88ドル高の26214.60ドル、ナスダックは71.65ポイント高の7408.03で取引を終了した。米政府機関の閉鎖が3日目に入ったことを嫌気して小幅下落して寄り付いたものの、株式市場への影響は限定的との見方から緩やかに上昇する展開となった。上院で移民政策を一時棚上げすることを条件に民主党が2月8日までの暫定予算に合意したことが報じられると上げ幅を拡大する展開となった。主要株価指数は過去最高値を更新した。VIX指数は11.27から11.03へ低下した。

 

NY外国為替市場:ドル戻りでも上値が重い

ドル/円は、米上院での暫定予算案可決期待から次第に下値を切り上がった。民主党のマンチン上院議員が『政府閉鎖問題はこの日のうちに解決と予想』などと延べたことも買いを後押しした。NYダウの一転上昇や日経先物の上げ幅拡大も相場を支えた。米民主党のシューマー上院院内総務が『米上院は政府閉鎖の解消で合意した』と述べると、一時111.22円まで上値を伸ばしたが、一巡すると利食い売りが進み110.90円台まで失速した。米上院では暫定予算を可決した。ユーロ/ドルは、しばらく1.2224ドル前後で方向感が定まらない展開だったが、米長期金利やドル/円が上昇すると1.2224ドルまで下押しした。その後はドル/円が失速すると1.2260ドル台まで持ち直した。

 

NY原油先物市場は反発:米政府機関の閉鎖終了を好感

NY原油先物市場は一時64.13ドルまで上昇した。時間外取引では売りが優勢となったが、米政府機関の閉鎖は短期間にとどまるとの見方が浮上し、原油価格は反転した。米上下両院で22日中に2月8日までの暫定予算が合意、成立する公算が高まったことで原油先物は一時64ドル台まで上昇した。また、OPEC加盟国など産油国の協調減産が継続されたことも買い材料となった。

 

NY金・銀先物市場は反落:リスク回避の買いが縮小

NY金先物市場は一時1328.00ドルまで売られた。米政府期間の閉鎖は解消されるとの見方が広がり、リスク回避の金買いは縮小した。また、米長期金利の上昇を警戒して短期筋のポジション調整的な売りも観測され、全般上値が重くなった。

 

米国債券市場は反発:買い先行後可決期待で売られる

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)2.65%で終了した。米政府機関の一部閉鎖を受けた債券買いが先行した。しかし、米暫定予算案可決期待から次第に上値が切り下がった。

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2018/01/22/03:01:50

米国株式市場は上昇:米企業決算への期待強く引けにかけて買い優勢

NYダウは53.91ドル高の26071.72、ナスダックは40.33ポイント高の7336.38で取引を終了した。米下院議会で2月16日までの暫定予算が可決されたことから朝方は小幅上昇して寄り付いたものの、上院での採決が難航するとの見方から一時70ドル超下げる場面もあった。政府機関閉鎖への警戒感は残るものの、閉鎖された場面でも短期で株式市場に直接的な影響はほとんどないとの楽観的な見方から、米企業決算への期待が強く引けにかけてやや上げ幅を拡大する展開となった。VIX指数は12.22から11.27へ低下した。

 

NY外国為替市場:全般ドルは引けにかけ持ち直す展開に

ドル/円は、市場ではWSJが『日銀は2%のインフレ目標達成に楽観的』と報じたことも円買いの材料となったとの指摘があり、欧州時間に110.49円まで下げた。しかし、底堅かったことから買戻しが強まり110.78円まで戻した。その後は110.60円前後で方向感が出なくなった。引けにかけては米長期金利の上昇幅拡大やNYダウの50ドル超高を支えに110.80円台まで買い戻しが入った。ユーロ/ドルは、欧州時間に1.2295ドルまで上げたが、1.2300ドル手前で上値の重さを確認すると失速した。ユーロ/円の下落につれたうえ、米長期金利の上昇も重しとなり、1.2214ドルまで弱含んだ。

 

NY原油先物市場は下落:米国の原油増産基調を嫌気

NY原油先物市場は一時62.78ドルまで売られた。原油価格の大幅上昇を受けて、国債エネルギー期間(IEA)が米国での原油生産量は爆発的に増加するとの観測が材料視された。米国内の原油在庫は減少しているものの、生産量の急増が予想されており、需給関係のひっ迫した状態は次第に解消される可能性があるとみられている。一方で、2018年の世界経済は順調な成長が予想されており、これに伴い、原油需要は増加するとの見方もあることから、生産量の増加によって原油が供給超過の状態に陥る可能性は低いとの見方が一部にある。米ベーカー・ヒューズ社が発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数が前週比5基減少となり747基となった。

 

NY金・銀先物市場は上昇:米政府機関閉鎖の警戒感から買い優勢

NY金先物市場は一時1338.20ドルまで買われた。米議会下院は2月16日までのつなぎ予算案を可決し、予算案は上院に送られたが、19日までに上院で可決されるかどうか微妙な情勢。そのため、19日の取引ではリスク回避的な金買いが優勢となった。また、当日発表された米1月ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)は94.4となり、市場予想の97.0を下回ったことも金の買い材料となった。

 

米国債券市場は続落:NYダウが底堅く推移で売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%高い(価格は下落)2.66%で終了した。米政府機関閉鎖への懸念から安全資産としての債券は買われる場面もあった。しかし、NYダウが底堅く推移すると引けにかけて売りが優勢となった。

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2018/01/19/08:17:57

米国株式市場:前日大幅高による利益確定売り優勢

NYダウは97.84ドル安の26017.81、ナスダックは2.23ポイント安の7296.05で取引を終了した。前日の大幅上昇に対する利益確定売りが広がったほか、債務上限問題による米国政府機関の閉鎖への警戒感から軟調推移となった。また、住宅や製造業関連指標が市場予想を下回ったことも嫌気された。VIX指数は11.91から12.22へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米政府機関閉鎖の警戒感から一時ドル失速

ドル/円は、米国の経済指標が市場予想を下待ったほか、日経先物が80円高から70円7安まで失速し、NYダウが170ドル近く下落するとリスク回避のドル売りに押された。また、米共和党のマコネル上院院内総務が『政府機関閉鎖に備えている』と伝わると110.69円まで急落した。その後、暫定予算案で合意するとの期待が広がりドル売りが一段落した。ユーロ/ドルは、欧州時間から欧州通貨高・ドル安が進み1.2264ドルまで上げたが、一巡すると1.2240ドルを挟んだ神経質な動きが続いた。

 

NY原油先物市場は下落:米国内の生産量増加予測を嫌気

NY原油先物市場は、この日より中心限月は3月限に移行した。3月限は一時63.44ドルまで売られた。OPECが非加盟国の原油供給見通しを引き上げたことが要因となった。原油価格の上昇で、米国内の生産量増加が予測されており、需給関係に一定の影響を与える可能性があるとみられている。この日発表された国内在庫統計で原油在庫は予想以上に減少していたが、米長期金利の上昇や米国株安を意識したことで上げ渋った。

 

NY金・銀先物市場は下落:米長期金利上昇を嫌気

NY金先物市場は一時1324.30ドルまで売られた。ユーロ安・ドル高は一服したが、短期筋のポジション調整的な売りが観測され、金先物の上値が重くなった。米長期金利の上昇も嫌気された。ただ、米政府機関閉鎖の可能性の警戒感もあり、安全資産逃避的な買いも散見された。

 

米国債券市場は続落:世界経済拡大見通しで売り優勢

米国債市場で長期ゾーンは続落(金利は上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.62%で終了した。中国10-12月期GDPが市場予想を上回り、世界経済の拡大が続くとして時間外取引から債券売りが進んだ。また、12月住宅着工件数や1月フィリー指数は予想を下回ったものの、前週分の新規失業保険申請件数が市場予想より強かったことも重しとなった。

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