FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 投資家心理回復でドル持ち直し!

2019/03/27/07:27:23

 

★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物や日経先物が堅調に推移したことを背景に、リスク選好回復による円安の流れが持続した。なお、欧州株は小幅反発して取引を開始した。欧州時間ではドル/円を動かす材料に不足していたこともあり、レンジもわずかで動意薄の状態が続いた。NYダウが小幅高で、米長期金利が2.43%台に上昇し、ユーロ/ドルが安値圏に軟化したことでドル買いが優勢となった。欧州株がほぼ全面高でNYダウ先物も上昇幅を拡大したことで、ポンド/円の反発を受けて円売りが優勢となった。株高や米長期金利上昇を手掛かりにした買いが継続した。

 

米2月の住宅指標や米1月住宅価格指数がいずれも予想を下回ったが、相場の反応は限定的だった。ただ、米3月消費者信頼感指数が予想を下回ったことでドルは伸び悩んだ。米国株や米長期金利の上昇幅縮小に連動してドルがじり安となった。米下院司法委員会が、司法省にトランプ大統領に関するFBIの全記録提出を求めたとの報道が伝わり、市場は警戒感をやや高めた。ドルインデックス指数が浄書したことを支えにドルの下値は限定的となった。

 

★欧米主要経済指標

・英・2月銀行協会住宅ローン承認件数:35299件(予想:39800件、1月:39555件←40634

 

・米・2月住宅着工件数:116.2万戸(予想:121.0万戸、1月:127.3万戸←123.0万戸)
・米・2月住宅建設許可件数:129.6万戸(予想:130.5万戸、1月:131.7万戸)
・米・1月FHFA住宅価格指数:前月比+0.6%(予想:+0.4%、12月:+0.3%)
・米・1月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+3.58%(予想:+3.80%、12月:+4.14%←+4.18%)
・米・3月リッチモンド連銀製造業景況指数:10(予想:10、2月:16)
・米・3月消費者信頼感指数:124.1(予想:132.5、2月:131.4)

 

★欧米市場のポイント

・110.08-69円のレンジ相場

・メイ英首相への辞任圧力が高まりポンドの重石

・米長期金利上昇と米国株の上昇がドルの支援材料

・米3月消費者信頼感指数が予想を下回るとドル伸び悩み

・VIX指数は16.33から14.68へ低下

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日経225の日足ではレンジ相場の様相!

2019/03/26/16:34:10

 

★日経225の日足では、下限が20,900円と上限が21,860円のレンジ相場となっている。これは、上値を200日(紫線)21,957円260日SMA(茶線)21,960円がレジスタンスとして意識されている一方で、下値を75日SMA(緑線)21,023円がサポートとして意識されている。

 

その大きなレンジの中で5日SMA(赤線)10日SMA(黄線)25日SMA(青線)100日SMA(黒線)がレジスタンスになったり、サポートとなったりして推移している。

今日は大幅な戻り基調となったものの、5日SMAの21,442円、10日SMAの21,432円、25日SMAの21,449円がレジスタンスとなり上抜け出来なかった。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%Kが%Dを下抜けしているものの、%Kが横ばいとなってきていることから、下落の勢いは鈍化している。

ただ、明日は権利落ちとなり、日経平均株価を180円押し下げることになる。そのため、今晩の欧米株価の動向が大きく影響しそうだ。世界経済減速懸念が広がっていることから、株価にとっては最悪の材料であることで、上値追いの展開は難しそうである。また、米国の金利が低下傾向にあり、日米金利差縮小から円安にもなりにくい状況となっている。

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トルコリラ/円は半値戻しまで戻るか?

2019/03/26/12:40:35

 

★トルコリラ/円は、2月5日の高値を付けた後200日SMA(青線)がレジスタンスとして意識され、1ヵ月以上上抜け出来なかったことで、上値の重さに耐え切れず下落基調となりその後失速した。

トルコリラ/円の2月5日の直近高値21.21円と3月22日の直近安値18.74円を結ぶフィボナッチリトレースメントでは、38.2%戻し19.68円を回復した。次の目標値は半値戻しとなる19.98円となる。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:42、3、3、20、80)は、売られ過ぎから%Kが%Dを上抜けしてきたことから、戻り基調は継続している。パラメータを長めにすることで、ゆっくりとしたトレンドを表す。

 

今後は半値戻しが目標値となるが、200日SMA20.51円が緩やかに下落基調となっており、徐々にレジスタンスを引き下げていることになる。ただ、38.2%戻し19.68円で上ヒゲとなり、押し戻されることになると、再び下押しの勢いが強まる可能性があるので注意が必要となる。

 

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イールドスプレッドで3月26日の米国株市場を先取り!

2019/03/26/10:25:35

 

3月25日(月)の米国3市場は、NYダウ:14.51ドル高の25,516.83ドル、S&P500:2.35ポイント安の2,798.36ポイント、NASDAQ:5.13ポイント安の7,637.54とNYダウは反発したものの、S&P500とNASDAQは小幅に下落した。一方、米長期金利は、世界的な景気減速懸念から2.40%割れとなる2.395%に大幅低下(価格は上昇)した。『22日付けPERと株価から逆算』して3月25日付け予想PER計算すると、NYダウ:16.93倍、S&P500:17.33倍、NASDAQ:24.20倍と、NYダウはわずかに前日比でPERは上昇したが、S&P500とNASDAQは前日比でPERは低下した。2011年4月21日以降の平均値は、NYダウ:14.99倍、S&P500:16.59倍、NASDAQ:21.76倍で現在3指数とも大幅に上回っている。このPERを基に25日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.511%、S&P500:▲3.374%、NASDAQ:▲1.736%と、3指数ともにイールドスプレッドは前日比で大幅に拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)となった。

米長期国債金利は、利回りは一時2.3754%前後と2017年12月中旬以来約1年3カ月ぶりの低水準を付けた。世界景気の減速懸念を背景に安全資産とされる債券を買う(金利は低下)動きが継続した。米国株はほぼ横ばいの動きであったが、米長期金利が低下したことで、イールドスプレッドは大幅に拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。

 

昨年12月3日の高値時のイールドスプレッドを参考にする。12月3日に戻り天井となり下落基調となった。NYダウ:▲3.069%、S&P500:▲2.731%、NASDAQ:▲1.198%だった。

 

25日(月)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.469%⇒▲3.511%となり拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。1月3日の直近割安となったイールドスプレッドの▲4.226%から0.715%に拡大(米国株に割高感)している。また、12月3日の戻り天井となった12月3日の▲3.069から0.442%へ縮小してきている。NYダウは、世界景気の減速懸念からアジア、欧州株が下落した流れを引き継いで売りが先行した。アップルやインテル、JPモルガン・チェースなどが売られ、指数は一時130ドル超下げた。ただ、前週末に急落した反動で押し目買いなどが入ると引けにかけて持ち直した。ボーイングやキャタピラー、マイクロソフトなどが買われ、指数の下支え要因となった。 ロバート・ムラ―特別検察官が2016年の大統領選へのロシア政府の関与について証拠不十分として一連の捜査を終了したものの、株式相場への影響は限定的だった。VIX指数は16.48から16.33へ低下した。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.326%⇒▲3.374%となり、イールドスプレッドは拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。S&P500も割安感が徐々に払拭されていたが、大幅下落で修正されてきている。1月3日のイールドスプレッド▲3.869%から0.495%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の2.731%から▲0.643%へ縮小してきている。

 

NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.688%⇒▲1.736%となり、イールドスプレッドは拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。1月3日のイールドスプレッド▲2.179%から0.443%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の▲1.198%から▲0.538%へ縮小してきている。

 

テクニカル的には、NYダウは、気迷いの『十字線』となっており、一旦下げ止まったものの気迷いムードが残っている。下値ではダブルトップネックラインとなる3月11日安値25,208ドルや200日SMA25,182ドルが意識されやすい。3月11日安値のネックラインを下抜けするとさらに下落調整基調が続きやすいので注意が必要となる。S&P500は、25日SMA2,796ポイントを挟んだ攻防となっており、下抜けると200日SMAの2,756ポイントが視界に入る。NASDAQは、25日SMAの7,585ポイントがサポートとして意識されている。ただ、上値では10日SMAの7,684ポイントや5日SMAの7,714ポイントがレジスタンスとして意識される。

ストキャスティクス(パラメータ:14、5、3、20、80)では、買われ過ぎ過熱感があるところから、三指数ともに%Kが%Dを下抜けたことで、下落調整局面が継続している。週末に大幅に下落した反動から一旦押し目買いで下げ止まっているが、世界的な景気減速懸念が残っていることで、基調的には下押しバイアスとなっている。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.312%、S&P500:3.596%、NASDAQ:2.063%も下落時の節目となりやすい。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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保護中: 東京金60分足では出来高の多い価格帯まで回復!

2019/03/26/08:23:21

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