FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 上値・下値を切り下げる展開!

2019/03/26/07:23:11

 

★欧州市場の朝方の取引では、米長期金利が上昇したことをながめ、ドル買いが先行し底堅く推移した。なお、欧州株は軟調に開始した。欧州株が持ち直し、日経先物も120円高に反発幅を広げる中、ドル/円も上値を伸ばした。ドイツ3月IFO企業景況感指数が横ばい予想に反して上昇したことで、ユーロ買いにつれドル/円も連高となった。その後、上値追いが一巡し、利益確定売りに押される展開となった。米長期金利の上昇幅が低下したことに伴って、上値を切り下げる展開となった。

 

NYダウが反落転換のあと、100ドル超に下げ幅を拡大したことで、リスク回避の円買いが再燃した。NYダウが上げに転じると徐々に下値を切り上げて110円台を回復した。米国株が再びマイナス圏へ沈み、米長期金利が一時2.40%台へ低下するとドル売りが再開した。アジア時間に付けた日通し安値109.71円が目先サポートとして意識されると買い戻しが進んだ。NYダウが再び上げに転じたことも下支え要因となった。

 

★欧米主要経済指標

・独・3月IFO企業景況感指数:99.6(予想:98.5、2月:98.7←98.5)

 

・米・2月シカゴ連銀全米活動指数:-0.29(予想:-0.38、1月:-0.25←-0.43)
・米・3月ダラス連銀製造業活動指数:8.3(予想:8.9、2月:13.1)

 

★欧米市場のポイント

・109.75-110.24円のレンジ相場

・英EU離脱を巡りメイ政権が混迷

・3月IFO企業景況感指数が予想を上回る

・米長期金利の動向に為替相場が振れる展開

・NYダウが引けにかけて持ち直しが相場の支え

・VIX指数が16.48から16.33へ低下

カテゴリー: ホットニュース

ポンド/円は絵に描いたようなダブルトップ!

2019/03/25/11:16:39

 

★ポンド/円の日足では、200日SMA(紫線)144.66円がサポートとなり下げ止まる展開となっているが、上値では5日SMA(赤線)145.86円260日SMA(茶線)145.66円がレジスタンスとなり上値を抑える展開となっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%Kが%Dを下抜けかい離幅を広げながら両線とも下向きとなっており、下落の勢いが強いことを示している。

そのため、ダブルトップのネックラインとなる3月11日安値143.69円を下抜けすると大きな下落になりやすい。ちょうど100日SMA(黒線)143.65円近辺となる。

ダブルトップのネックライン143.69円を下抜けすると、3月14日高値148.87円とネックラインの値幅5.18円となり、ネックラインから同値幅の138.51円が下値目処として意識される。

ネックラインを下抜けするようなら、相当下値も深いので警戒する必要がある。

カテゴリー: ホットニュース

保護中: 東京金の日足ではネックライン割れに注意!

2019/03/25/09:44:03

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

カテゴリー: ホットニュース

ドル/円は雲の上限での攻防!

2019/03/25/07:35:14

 

★ドル/円の一目均衡表日足では、週末に下落幅を広げ円高が進行した。ただ、雲の上限109.93円近辺で下げ止まる展開となっている。雲の上限を維持出来ないと、雲の下限となる109.20円が視界に入る。

もう一点重要なのが、中長期的な損益分岐点となる52期間高低の中心値となる先行スパン2の当日線(灰線)110.05円である。レジスタンスとして意識されやすい。また、戻り基調では転換線5日(茶線:オリジナル線)110.70円転換線9日(赤線)110.86円基準線(青線)110.92円もレジスタンスとして意識される。

遅行線(緑線)がロウソク足を下抜けする逆転となっており、下落基調を示している。

一方で、転換線が基準線を下抜ける逆転となっているものの、両線とも横ばいとなっていることから、下落基調ではあるが下落トレンド入りしたと判断するには時期尚早と言える。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%Kと%Dがかい離幅を広げながら下落基調となっていることで、下押し圧力が強いことを示している。

ドル/円は、3月8日安値110.74円のダブルトップネックラインを下抜けしている。そのため、3月5日高値112.13円とネックラインとの値幅1.39円となり、ネックラインから同値幅となる109.35円が下値目処となりやすい。ちょうど雲の下限近辺にあたる。

 

カテゴリー: ホットニュース

イールドスプレッドで3月25日の米国株市場を先取り!

2019/03/25/03:03:17

 

3月22日(金)の米国3市場は、NYダウ:460.19ドル安の25,502.32ドル、S&P500:54.17ポイント安の2,800.71ポイント、NASDAQ:196.29ポイント安の7,642.67と三指数ともに大幅に下落した。一方、米長期金利は、世界的な景気減速懸念から2.50%割れとなる2.441%に大幅低下(価格は上昇)した。『21日付けPERと株価から逆算』して3月22日付け予想PER計算すると、NYダウ:16.90倍、S&P500:17.34倍、NASDAQ:24.20倍と、三指数とも前日比でPERは低下した。2011年4月21日以降の平均値は、NYダウ:14.99倍、S&P500:16.59倍、NASDAQ:21.76倍で現在3指数とも大幅に上回っている。このPERを基に22日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.476%、S&P500:▲3.326%、NASDAQ:▲1.691%と、3指数ともにイールドスプレッドは前日比で大幅に拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)となった。

米長期国債金利は、欧米の経済指標が軒並み予想を下回り世界経済の減速懸念が強まると、安全資産とされる米国債に買いが集まった。利回りは一時2.416%前後と昨年1月上旬以来の低水準を付けた。なお、3カ月物財務省短期証券(TB)と10年債の利回りが約12年ぶりに逆転した(逆イールド)。『逆イールド』は先行きの景気後退を示唆するとして警戒感が高まった。米国株が大幅に下落したうえに米長期金利も大幅に低下したことで、イールドスプレッドは大幅に拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。

 

昨年12月3日の高値時のイールドスプレッドを参考にする。12月3日に戻り天井となり下落基調となった。NYダウ:▲3.069%、S&P500:▲2.731%、NASDAQ:▲1.198%だった。

 

22日(金)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.281%⇒▲3.476%となり縮小(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。1月3日の直近割安となったイールドスプレッドの▲4.226%から0.750%に拡大(米国株に割高感)している。また、12月3日の戻り天井となった12月3日の▲3.069から0.407%へ縮小してきている。NYダウは、欧米の経済指標が軒並み予想を下回り、世界経済の減速懸念が強まった。ボーイング(2.83%安)やナイキ(6.61%安)など個別に悪材料が出た銘柄が売られ、指数の重しとなった面もある。債券市場では長期金利が急低下した一方、短期金利はそれほど下がらず、一部で長期金利が短期金利の水準を下回る「逆イールド」が発生した。金利低下により銀行の収益が圧迫されるとの見方からゴールドマン・サックス(2.89%安)やJPモルガン・チェース(3.02%安)など金融株が下落し指数を押し下げた。NYダウは460ドル超安のほぼ安値引けとなった。 VIX指数は13.63から16.48へ上昇した。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.123%⇒▲3.326%となり、イールドスプレッドは拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。S&P500も割安感が徐々に払拭されていたが、大幅下落で修正されてきている。1月3日のイールドスプレッド▲3.869%から0.543%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の2.731%から▲0.595%へ縮小してきている。

 

NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.496%⇒▲1.691%となり、イールドスプレッドは拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。1月3日のイールドスプレッド▲2.179%から0.488%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の▲1.198%から▲0.493%へ縮小してきている。

 

テクニカル的には、NYダウは、サポートとして意識された5日SMA25,802ドル、10日SMA25,748ドル、25日SMAの25,816ドルを一気に下抜けする展開となった。そのため、3月11日安値25,208ドルや200日SMA25,1880ドルが意識されやすい。ダブルトップの様相となっており、3月11日安値のネックラインを下抜けするとさらに調整基調が続きやすいので注意が必要となる。S&P500も、5日SMA2,829ポイントと10日SMA2,816ポイントを一気に下抜けたものの、25日SMA2,795ポイントがサポートとして意識されている。下抜けると200日SMAの2,755ポイントが視界に入る。NASDAQも同様に5日SMAの7,730ポイント、10日SMA7,676 ポイントを一気に下抜けたことで、25日SMAの7,579ポイントがサポートとなるか注目される。

ストキャスティクス(パラメータ:14、5、3、20、80)では、買われ過ぎ過熱感があるところから、三指数ともに%Kが%Dを下抜けたことで、下落調整局面となっている。世界景気減速懸念が一気に浮上したことで、相場が崩れる展開となっている。世界景気減速懸念というやっかいな材料での下落調整となっている。そのため、しばらく調整局面が続く可能性があるので注意が必要となる。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.218%、S&P500:3.495%、ナスダック:1.967%も下落時の節目となりやすい。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

5月 2024
« 1月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ページの先頭へ