★トルコリラ/円の戻り節目を9月18日の直近高値32.41円と11月28日の直近安値28.00円を結ぶ、フィボナッチリトレースメントと白銀比率で分析する。23.6%戻し29.04円と白銀比率29.8%戻し29.31円でもみ合った後、上抜けしたことで38.2%戻しの29.68円が視界に入ってきた。
38.2%戻しを上抜けすると、いよいよ50.0%戻しの30.20円が視界に入る。
ただ、ストストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:91.40、%D:91.87と買われ過ぎ過熱感があるなか、%Kが横ばいとなってきており、上昇の勢い鈍化となってきている。
これらの状況から、一旦は38.2%戻しが上値抵抗ラインとなりやすい状況となっている。ただ、ストキャスティクスの場合、現状のようなトレンド発生時では押したところが押し目買い場となりやすいことには注意が必要となる。下値では、白銀比率の29.8%が下値支持するかも注目されるところである。
★ユーロ/ドルの月足でフィボナッチとレースと白銀比率で分析する。ユーロ/ドルの2000年10月安値0.8228ドルと2008年7月の高値1.6039ドルを結ぶ。白銀比率70.7%押しが下値支持ラインとなり戻り基調を継続しているが、50.0%押しの1.2134ドルが上値抵抗ラインとなりもみ合い相場が続いている。下値では逆三尊底のネックライン1.1714ドルもサポートラインとして意識されている。
今後も50.0%押しを上抜けてくるのか、それとも逆三尊底のネックラインを下抜け再びユーロ安となるかが注目される。
50.0%押しを上抜けると38.2%押しの1.3055ドルが視界に入る。一方で、ネックラインを下抜けすると、61.8%押しの1.1212ドルが視界に入ってくる。
米国は早々金融政策の正常化に向け動いている一方で、ECBは量的緩和を縮小したものの、なお金融緩和政策は継続している。そのため、直ぐに50.0%押しを突破するには至っていない。
ユーロ/ドルは、もみ合い相場の場面が少なく常に上昇・下降トレンドを形成する動きとなっていた。しかし、2015年3月以降は現在のようにもみ合い相場となることが多くなっている。そのため、相場が難しくなっているとも言える。
★欧州市場朝方の取引では、英国とEUが離脱条件で大筋合意したことを好感したことを好感しポンドが大幅続伸した。ドル/円でも113円台半ば付近で堅調に取引された。米長期金利が再上昇となったことを背景に、ドルは主要通貨に対して堅調地合いを維持した。押収市場中盤の取引では、米11月雇用統計の発表を控え、ドルは主要通貨に対して堅調地合いを維持してもみ合い商状となった。米11月雇用統計で、非農業部門雇用者数は前月比22万8000人増となり、市場予想の前月比19万5000人増を上回った。また、失業率は4.1%と市場予想平均の4.1%と同じだったほか、平均時給は前月比0.2%上昇と予想の前月比0.3%増を下回った。強弱入り混じる内容を受けて発表直後は神経質な動きとなったが、次第にドル売りが進み113.13円まで弱含んだ。 米国株相場の上昇などを背景に投資家のリスク志向が改善し円売り・ドル買いが出た。新規材料難のなか、NY時間午後に入り、次第に値動きが細った。
米雇用統計で賃金の伸びが予想を下回ったことで、来年の利上げペースが鈍化するとの見方も浮上し、一時ドルが失速した。しかし、米国が政府機関閉鎖を回避したことや、12月の利上げを織り込むドル買いも強かった。12月ミシガン大学消費者信頼感指数の期待インフレ率が上昇したこともドル買いにつながった。
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