FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2023/08/24/07:11:58

米国株式市場は上昇:米追加利上げ観測の後退を好感した買い

NYダウは184.15ドル高の34472.98ドル、ナスダックは215.16ポイント高の13721.03ポイントで取引を終了した。8月PMIが予想を下回ったため連邦準備制度理事会(FRB)の年内の追加利上げ観測が後退し、寄り付き後は上昇した。長期金利の低下で、ハイテクも買われ、相場全体をさらに押し上げた。終日堅調に推移して終了した。VIX指数は16.97から15.98へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利の低下とともに全般ドル売り優勢に

ドル/円は、8月米製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ったことが伝わると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが先行した。節目の145.00円を下抜けて、一時144.54円と日通し安値を更新した。米長期金利の指標である米10年債利回りは一時4.18%台まで急低下した。ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げ、144.92円付近まで下げ渋った。

 

ユーロ/ドルは、欧州時間に発表されたユーロ圏各国のPMI速報値が低調な内容となったことで、欧州の景気減速懸念が高まった。NYの取引時間帯に入ってもユーロ売りが継続し、一時1.0803ドルと6月14日以来約2カ月ぶりの安値を更新した。ただ、米国のPMI速報値がさえない結果だったことが伝わると一転買い戻しが優勢になり、1.0870ドル付近まで上昇し、日本時間夕刻に付けた日通し高値1.0871ドルに迫った。

 

オセアニア通貨はしっかりとなった。全般ドル安が進んだ流れに沿ったほか、米国株相場の上昇を受けてリスクに敏感なオセアニア通貨に買いが入った。豪ドル/米ドルは0.6482米ドル、NZドル/米ドルは0.5985米ドルまで値を上げた。

 

NY原油先物市場は3日続落:世界経済の減速を警戒した売り優勢に

NY原油先物市場は77.62ドル‐79.91ドルのレンジ相場となった。時間外から弱含んでいたところに8月米PMI速報値がさえない結果となると、エネルギー需要の先細りが懸念されて77ドル台まで売り圧力が強まった。もっともその後、米エネルギー省(EIA)が発表した週間在庫統計で、原油の取り崩し幅が一部予想より大きいことが分かると下値を切り上げる展開になり、一時79ドル台まで持ち直す場面もあった。アジア市場で79.91ドルまで買われたが、世界経済の減速を警戒した売りが再び強まり、米国市場の前半にかけて77.62ドルまで反落した。ただ、米長期金利の低下を好感した買いが入ったことで一時79.45ドルまで戻した。通常取引終了後の時間外取引では主に78ドル台で推移した。

 

NY金先物市場は4日続伸:米長期金利低下を好感した買い

NY金先物市場は1926.20‐1949.70ドルのレンジ相場となった。米国の8月PMI速報値が予想を下回ったことが分かると、米金利の低下とともに金を買う動きが強まった。為替相場でドルが対ユーロで売り戻されたことにも支えられ、一時1950ドルに迫る場面もあった。アジア市場の序盤に1926.20ドルまで下げたが、米長期金利の低下を意識した買いが入ったことで米国市場の前半にかけて1949.70ドルまで買われた。その後は上げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に1946ドルを挟んだ水準で推移した。

 

米国債券市場は上昇:米金融引き締め長期化観測が後退で買い

米国債券市場で中長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米2年債利回りは前営業日比0.11%低い(価格は上昇)4.94%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.13%低い4.19%で終了した。8月米PMI速報値が低調な結果となり、米金融引き締め長期化観測が後退すると、債券買いが優勢となった。

 

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2023/08/23/06:58:32

米国株式市場はまちまち:米銀行の格下げや消費動向の懸念から売り優勢に

NYダウは174.86ドル安の34288.83ドル、ナスダックは8.29ポイント高の13505.88ポイントで取引を終了した。ジャクソンホール会合を控えた調整が続き、まちまちで寄り付いた。その後、格付け会社S&Pグローバル・レーティングによる複数銀行の格下げ発表を受け金融システムへの不安が再燃して下落した。また、一部小売企業の冴えない決算を受けて消費動向にも懸念が広がり、一段安となった。NYダウは終盤にかけて下げ幅を拡大した。一方、ハイテクは引きつづき押し目買い意欲が強く底堅く推移しナスダックはプラス圏を維持し、まちまちで終了した。VIX指数は17.13から16.97へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下がドルの重しに

ドル/円は、欧州時間に一時145.50円と日通し安値を付けたものの、前日の安値145.15円がサポートとして働くと買い戻しが優勢になった。対ユーロなどでドル買いが強まった影響も受けて一時146.13円付近まで値を戻した。ただ、アジア時間に付けた日通し高値146.40円が目先戻りの目処として意識されると上値が重くなった。アジア時間に一時4.3618%前後と2007年11月以来の高水準を記録した米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重しとなり、145.71円付近まで下押しした。なお、市場では「25日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のジャクソンホール会議での講演を控えて、大きな方向感は出なかった」との声が聞かれた。

 

ユーロ/ドルは、ドイツやイタリアなど欧州債利回りが低下したことを受けて全般ユーロ売りが進行した。前日の安値1.0870ドルや18日の安値1.0845ドル、7月6日の安値1.0834ドルを下抜けて一時1.0833ドルと6月15日以来約2カ月ぶりの安値を更新した。その後の戻りも1.0856ドル付近にとどまった。

 

NY原油先物市場は続落:世界経済の減速を警戒した売り優勢に

NY原油先物市場は79.46ドル‐80.37ドルのレンジ相場となった。経済規模で世界第2位の中国では景気先行きに不透明感が深まっており、同国のエネルギー需要減に対する懸念が相場の重しとなった。イラク北部から石油輸出が再開される可能性が高まっていることも買いづらさに繋がった。米国市場の序盤にかけて80.37ドルまで買われたが、世界経済の減速を警戒した売りが強まり、通常取引終了後の時間外取引で79.46ドルまで反落。その後は79ドル台後半で推移した。

 

NY金先物市場は3日続伸:米長期金利が低下に転じたことが下支え

NY金先物市場は1917.50‐1933.20ドルのレンジ相場となった。為替相場でドルが対ユーロで強含むと、ドル建て金に割高感が生じて序盤は売りが先行した。もっとも1910ドル台の底堅さを確認するとプラス圏まで切り返す動きになった。米長期金利が低下に転じたことも支えとなった。ロンドン市場で1933.20ドルまで買われた後、米国市場の前半にかけて1917.50ドルまで売られたが、押し目買いが入ったことで一時1928.00ドルまで戻した。通常取引終了後の時間外取引では主に1926ドルを挟んだ水準で推移した。

 

米国債券市場はまちまち:持ち高調整の売買が中心

米国債券市場で中期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米2年債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は下落)5.05%で終了した。また、長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)4.32%で終了した。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。バーキン米リッチモンド連銀総裁が「インフレが高止まりし、減速の兆候が見られない場合、追加の引き締めが必要となるだろう」と発言すると、長期債は売られる場面もあったが、反応は一時的だった。

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2023/08/22/06:59:58

米国株式市場はまちまち:ハイテクの好決算を期待した買いが下支え

NYダウは36.97ドル安の34463.69ドル、ナスダックは206.81ポイント高の13497.59ポイントで取引を終了した。値ごろ感からの買いに寄り付き後は上昇した。カンザスシティ連銀が主催するジャクソンホール会合を控え、金利が上昇するとNYダウは下落に転じた。しかし、ハイテクは好決算を期待した半導体エヌビディア(NVDA)の上昇が押し上げた。さらに、ナスダック総合指数は3週連続で下げた反動もあり買いが先行し、相場全体を支援した。終盤にかけて、NYダウも下げ幅を縮小しまちまちで終了した。VIX指数は17.30から17.13へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇でドル買い優勢に

ドル/円は、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの観測が高まる中、米10年債利回りが一時4.3518%前後と2007年11月以来の高水準を記録すると、日米金利差拡大への思惑から円売り・ドル買いが進行し、一時146.40円と日通し高値を更新した。ただ、17日に付けた年初来高値146.56円がレジスタンスとして意識されると、若干伸び悩んだ。なお、市場では「パウエルFRB議長が今週25日に行うジャクソンホール会議での講演で、景気の現状や追加の利上げについてどのような見解を示すかに関心が集まっている」との声が聞かれた。

 

ユーロ/ドルは、独長期金利の上昇などを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行すると、一時1.0914ドルと日通し高値を付けた。ただ、17日の高値1.0918ドルが目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも出て、1.0875ドル付近まで下押しした。もっとも、アジア時間に付けた日通し安値1.0870ドルがサポートとして働くと買い戻しが進み、1.0904ドル付近まで持ち直した。

 

NY原油先物市場は3日ぶりに反落:米長期金利上昇やドル高を嫌気

NY原油先物市場は79.97ドル‐81.95ドルのレンジ相場となった。週明けは買いが先行し、82ドル半ばまで値を上げた。サウジアラビアが自主減産を継続することや、ロシアが輸出量削減の方針を示したことが相場を後押しした。もっとも中国経済に対する減速懸念が根強いなか、上昇に勢いがなくなると一転して売りが優勢になり、81ドルも割り込み、戻り鈍いまま引けた。米長期金利の上昇を受けてポジション調整的な売りが観測された。ドル高も嫌気された。

 

NY金先物市場は続伸:中国経済の先行き不安から買い継続

NY金先物市場は1913.60‐1927.9ドルのレンジ相場となった。先週末に10日ぶり反発した流れを引き継ぎ、週明けは買いが先行した。米長期金利が上昇幅を広げると金利が付かない金にとっては重しとなったものの、下押し幅は限定された。米長期債利回りは上昇したが、中国経済の先行き不安は消えていないため、安全逃避的な買いが入っている。

 

米国債券市場は下落:米金融引き締め長期化観測から売り優勢に

米国債券市場で中長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米2年債利回りは前営業日比0.07%高い(価格は下落)5.01%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.08%高い4.33%で終了した。米金融引き締め長期化観測が強まる中、債券売りが優勢となった。利回りは一時4.3518%前後と2007年11月以来の高水準を付けた。

 

 

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2023/08/21/03:42:15

米国株式市場はまちまち:テクニカルな動きに終始

NYダウは25.83ドル高の34500.66ドル、ナスダックは26.15ポイント安の13290.78ポイントで取引を終了した。金利先高観を受けた売りが継続し、寄り付き後は下落した。その後、長期金利が低下に転じたため下げ止まった。本日は主要経済指標や中銀関係者の発言もなく動意乏しい中、来週開催されるジャクソンホール会合を控えた調整や2兆ドル相当のオプション満期到来に関連したテクニカルな動きに終始した。終盤にかけて下げ幅を縮小し、NYダウはプラス圏を回復し終了した。VIX指数は17.89から17.30へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利動向に振れる展開

ドル/円は、今週は17日に一時146.56円と昨年11月以来約9カ月ぶりの高値を更新するなど、足もとで相場上昇が続いたあとだけに、週末を控えたポジション調整目的の売りが優勢となった。米金融引き締めの長期化や中国経済の減速による世界経済への悪影響を警戒し、世界的に株式相場が下落したこともリスク回避の円買いを促した。米長期金利の低下も相場の重しとなり、一時144.93円と日通し安値を更新した。もっとも、144円台では押し目を拾いたい向きも多く、引けにかけては下げ渋った。米長期金利が低下幅を縮めたことも相場を下支えした。

 

ユーロ/ドルは、中国不動産企業の経営不安や同国経済の低迷に対する不安から、アジアや欧州の株価指数が下落するとリスク回避のドル買いが先行した。欧州債利回りの低下に伴うユーロ売りも出て、一時1.0845ドルと7月6日以来の安値を付けた。ただ、NY勢が本格参入する時間帯に入ると、米10年債利回りの低下に伴うユーロ買い・ドル売りが優勢となり、1.0882ドル付近まで持ち直した。

 

NY原油先物市場は続伸:ドル高一服と需給改善の思惑から買い優勢

NY原油先物市場は79.02ドル‐80.97ドルのレンジ相場となった。中国の景気先行き不安を背景とした売りが先行するも、サウジアラビアの減産継続による需給ひっ迫観測や為替相場でのドル売りを支えに上昇に転じた。また、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した1週間の米国内の掘削リグ稼働数が減少したことも支えとなった。米国市場の序盤にかけて79.02ドルまで売られたが、ドル高が一服したことや需給改善の思惑が浮上したことから、米国市場の終盤までに80.97ドルまで反発した。通常取引終了後の時間外取引では80ドル台で推移した。

 

NY金先物市場は10日ぶりに小反発:ドル下げ渋りで上げ幅縮小

NY金先物市場は1915.90‐1926.00ドルのレンジ相場となった。前日まで9日続落した金先物は、米長期金利の上昇が一服したことや、為替相場でドル売りが優勢となったことも支えに買戻しが入るも、米引き締め長期化観測が強いなか上値は限られた。米国市場の序盤にかけて1926.00ドルまで買われたが、ドルが下げ渋ったことから1915.90ドルまで下げており、通常取引終了後の時間外取引では主に1918ドルを挟んだ水準で推移した。

 

米国債券市場はまちまち:ポジション調整目的の売買中心

米国債券市場で中期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米2年債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)4.94%で終了した。また、長期ゾーンは7営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)4.25%で終了した。前日まで6日続落した反動でポジション調整目的の買いが入った。市場では「短期的に売られ過ぎとの見方が出ており、週末で積み上がった売り持ちを解消するための買い戻しが入った」との声が聞かれた。

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2023/08/18/07:11:25

米国株式市場は3日続落:金利の上昇を警戒した売りが継続

NYダウは290.91ドル安の34474.83ドル、ナスダックは157.69ポイント安の13316.93ポイントで終了した。中国株式相場の反発で安心感から買われ、寄り付き後は上昇した。その後、製造業や雇用関連指標が強く30年債利回りが10年ぶりの高水準に達するなど、金利の上昇を警戒し売りに転じた。ハイテクも弱く、終盤にかけて株式相場は下げ幅を拡大して終了した。VIX指数は16.78から17.89へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米国株安からリスク回避の円買いが優勢に

ドル/円は、「中国当局は今週、人民元の急激な変動を防ぐため、国有銀行に対し外国為替市場への介入を強化するよう指示した」との一部報道をきっかけに、対人民元中心にドル安が進んだ欧州市場の流れを引き継いで始まった。アジア時間に一時146.56円と年初来高値を更新した反動で利益確定目的の売りが出やすい面もあり、一時145.62円と日通し安値を付けた。ただ、前日の安値145.31円がサポートとして働くと買い戻しが優勢になった。米10年債利回りが一時4.3256%前後と昨年10月21日以来の高水準を付けたことも相場の支援材料となり、146.30円付近まで値を戻した。もっとも、NYダウが一時320ドル超下落するなど、米国株相場が軟調に推移するとリスク回避の円買いが優勢となり、145.64円付近まで押し戻された。

 

ユーロ/ドルは、対人民元中心にドル売りが強まると、ユーロに対してもドル売りが先行した。欧州債利回りが上昇したことで、欧米金利差縮小への思惑からユーロ買い・ドル売りが入った面もあり、一時1.0918ドルと日通し高値を付けた。ただ、前日の高値1.0935ドルがレジスタンスとして意識されると失速した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月25-26日分)を受けて、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締め長期化観測が強まる中、米金利上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも出て、一時1.0857ドルと7月6日以来の安値を更新した。

 

NY原油先物市場は4日ぶりに反発:中国当局の景気強化期待から買い優勢に

NY原油先物市場は78.60ドル‐80.61ドルのレンジ相場となった。中国経済の先行き不透明感の高まりを背景に前日まで3日続落した原油に買戻しが入った。景気鈍化の深刻化を受けて中国当局が景気支援策を強化するとの期待感が支えとなった。アジア市場の序盤に78.60ドルまで売られたが、ドル高が一服したことや需給改善の思惑が浮上したことから、米国市場の前半までに80.61ドルまで反発した。ただ、その後は上げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に80ドルを下回る水準で推移した。

 

NY金先物市場は9日続落:米長期金利の上昇を意識した売り優勢に

NY金先物市場は1914.20‐1933.50ドルのレンジ相場となった。前日まで8日続落したこともあり、押し目買いが入る場面もあったが、米10年債利回りが昨年10月以来の高水準まで上昇するなど、米長期金利の上昇傾向が続いていることが重しとなり、金利を生じない金は結局9日続落して取引を終えた。米国市場の序盤にかけて1933.5ドルまで買われたが、米長期金利が上昇していることから、再び売りが強まる展開となった。一時1914.20ドルまで下げており、通常取引終了後の時間外取引では主に1915ドルを挟んだ水準で推移した。

 

米国債券市場はまちまち:米金融引き締めの長期化観測が継続で売り

米国債券市場で中期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米2年債利回りは前営業日比0.04%低い(価格は上昇)4.92%で終了した。また、長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)4.28%で終了した。堅調な米経済指標や前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月25-26日分)を受けて、米金融引き締め長期化観測が強まる中、債券売りが継続した。利回りは一時4.3256%前後と昨年10月21日以来の高水準を付けた。

 

米失業保険の申請が大幅減少:US Dashboard

17日発表された8月6~12日の週間の米新規失業保険申請件数は23万9000件と市場予想の24万件を下回った。前週比で1万1000件減少し、米労働市場のひっ迫が続いていることが示された。今回のデータは8月の米雇用統計が調査された週と重なる。季節調整前の申請件数も21万2850件と前週比で1万8067件減少した。一方、4週間移動平均は23万4250件と前週比で2750件増えた。7月30日~8月5日の週の総受給者数は171万6000人と前週比で3万2000人増えた。

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