FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 引けにかけて110.00円がレジスタンス!

2018/06/22/07:18:00

 

★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物と米長期金利が伸び悩む中、円は下げ幅を縮小し、110.50円台で推移した。米長期金利の低下や日経先物の下落をながめドルは一時失速した。欧州株が全面安、NYダウ先物が100ドル安に続落し、米長期金利も低下幅を広げたが、ドル/円の下押しは限定的だった。一方で、イタリア上院財務委員会委員長にユーロ懐疑派のバニャイ議員が指名され、イタリア国債や株式が下落するとユーロ売りが強まった。BOE据え置き後のポンド/円買いを材料に110.55円付近へ小幅値を戻した。しかし、米新規失業保険申請件数、米6月フィラデルフィア連銀景況指数共に市場予想を下回りドル売りが強まった。米経済指標発表後、110.45-50円を割り込むと、短期筋からのポジション調整の売りが継続的に持ち込まれた。110.20-30円台が戻り売りで上値を抑えられると、110.00円近辺の買い注文を突破し、109.80円台へ続落した。米長期金利が大幅に低下し、NYダウが200ドル近く、日経先物が240円下落したためリスク回避のドル売りが重なった。しかし、米長期金利の低下が一服したほか、米国株の下げ渋りでドルはやや持ち直した。米国株が大幅下落したことで弱い展開が継続したが、NY午後になると新規材料に乏しく小動きの展開となったが、110.00円がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となった。

 

米国の経済指標が軒並み市場予想を下回る結果からNYダウが7営業日続落するなど、リスク回避の動きが強まった。また、米国とその他の国との貿易摩擦を警戒したドル売りも入りやすくドルの重石となった。

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保護中: 東京金週足で下値目処を探る!

2018/06/21/12:35:19

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トランプ政権がドル安にしたくない事情!

2018/06/21/11:40:00

 

★トランプ政権では貿易不均衡是正に向けて他国との貿易協議を繰り広げている。ただ、トランプ大統領流の過激な言動による交渉となっており、相手国の輸出品に対して制裁関税を賦課する方法となっている。そたのめ、米国内の輸入品は関税賦課分が値上がりすることとなり、物価高を招くことになる。また、原油高から米国内のレギュラーガソリンが1ガロン=2.879ドルと一時期よりは低下したが、2ドル台後半で推移している。米国では、自動車社会のため、ガソリンの値上がりは家計に負担増を強いる。レギュラーガソリンが1セント上昇すると10億ドルの消費が減少すると言われている。過去において、1ガロン=3ドルを超えてくると米国の景気減速感が出始める。さらに1ドル=4ドルまで上昇すると米景気は失速するというのが過去の経験則である。

 

米国消費者物価コア指数(除く食品・エネルギー価格)では、11月30日に前年同月比+1.7%だったものが、5月31日には同比+2.2%と半年で+0.5%も上昇した。

 

国内インフレが上昇基調にあるなか、どうすればインフレを抑えることができるのか?

現状で唯一出来ることはドル高誘導である。

そのため、各国との貿易協議が終了するまでは、ドル高に維持する必要性がある。

 

ポルトガルでの経済フォーラムでパウエル米FRB議長が緩やかな利上げの継続を示唆したことも、ドル高に誘導・維持するための発言ととれる。

そして、貿易協議が一巡した後は、トランプ大統領がドル高けん制発言をすれば、再びドル安に戻るというシナリオである。そのため、ドル高の賞味期限は貿易協議終了時となるのか、長くても米中間選挙までとなる。トランプ大統領からドル高けん制発言が出たら、中国との貿易協議に何らかの進展があったと見ることもできる。

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保護中: 東京金60分足ではトレンドレス状態!

2018/06/21/08:19:06

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 FRBの利上げ継続観測からドル買い!

2018/06/21/07:17:19

 

★欧州市場朝方の取引では、ドルは主要通貨に対して概ね前日比小幅高で推移し、欧州株はやや反発気味だった。欧州時間に予定されているドラギECB総裁やパウエル米FRB議長、黒田日銀総裁などのパネル討議を控えて様子見ムードが強まり110.20円を挟んだもみ合いとなった。オーストリア中銀のノボトニー総裁がユーロの値動きについて、対ドルで弱含むとの見方を示すと、ユーロはドルや円に対して売りが強まった。ドル/円はユーロ・円につれ安となった。欧州株は全面高、NYダウ先物も堅調地合いとなり、前日のリスク回避的な円買いは後退した。ただ、株高にも米長期金利が2.90%台付近から伸び悩んだことからややドル売りが優勢となった。『中国は米関税に強い対抗措置を講じると表明した』との一部報道が伝わると109.95円まで下押ししたが、反応は一時的だった。その後、パウエル米FRB議長がパネル討議で『段階的な利上げを継続する根拠が強い』『雇用市場は一段と強く、賃金成長を後押ししている』と述べると、米長期金利の上昇とともに110.20円台まで切り返した。一旦下落したものの、NYダウが上げに転じたことで円売り・ドル買いがじわりと強まった。パウエルFRB議長がECBフォーラムで、米国経済が非常に良好で、インフレもFRBの目標である2%に近づいたとし、『緩やかな利上げ継続の根拠が強い』とさらなる利上げを示唆したことから、米長期金利の上昇などを手掛かりに円売り・ドル買いが強まった。

 

パウエル米FRB議長の発言から、米国は引き続き利上げ継続されるとの観測から米長期金利が上昇したことを受け、ドル高・円安が継続した。昨晩の欧米市場でのレンジは109.95円~110.45円となった。上下限を抜けると、短期筋などのストップロスが入りやすくなり、加速的な動きとなりやすいので注意。米長期金利が再び上昇してきたことから、ドルは底堅い展開となりやすい。

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