FITS エコノミックレポート

東京ゴムRSS3の日足では38.2%押しを意識!

2020/01/22/12:00:17

 

★東京ゴムRSS3の日足で、フィボナッチ数列を使用した38日EMA(指数平滑線:赤線)62日EMA(青線)で分析する。ロウソク足が38日EMAと62日EMAを下抜けたことや、38日EMAが下向きとなってきたことで、下落基調が強まる可能性がある。ただ、19年10月3日安値154.3円以降押し目らしい押し目を付けずに20年1月17日の高値まで上昇基調が継続した。

下げ止まる目安として、19年10月3日安値154.3円と20年1月17日高値208.7円の38.2%押しの189.9円が下値目処として意識されている。そのため、187.2円の安値から下ヒゲを付けて戻り基調となっている。

MACD(パラメータ:38、62、9)は、ゼロラインの上方からシグナルを下抜け下落基調となってきた。パラメータを長くしていることで、相場の大きな流れをつかみやすい。そういう面からすると、このまま下落基調となる可能性もある。

 

まとめると、長く続いていた上昇トレンドが一旦ピーク打ちとなり調整場面に入っている。勢いよく62日EMAを下抜けしたものの、天井から38.2%押しで下げ渋る展開となった。そのため、一旦の戻り基調となるのか、それとも下落トレンド入りするのか注目される。今まで押しらしい押しがなかったことから、押し目買い狙いによりダブルトップを形成する可能性がある。そのため、一旦下げ止まったことから、次の動向を見極めるまでは『様子見』としたい。

 

カテゴリー: ホットニュース

イールドスプレッドで1月22日の米国株市場を先取り!

2020/01/22/09:51:43

 

★NY株式市場では、三指数は下落したうえ、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。そのため、NYダウとS&P500に割高感が若干緩和される結果となった。株価が上値追いとなるには米長期金利の低下がポイントとなる。また、市場の注目は米国企業の10-12月期決算結果や欧米の貿易協議に移ってきている。そのため、欧米タイムで株価指数が動きやすい展開となっている。米国株への過熱感が残っていることから、十分注意する必要がありそうだ。NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。三指数とも割高危険水位までスプレッドが縮小してきているので注意。

 

NYダウは、5日SMAの29,105ドルがサポートラインとして意識されており、上昇基調は継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜けしていることで、上昇基調が続いている。ただ、史上最高値圏で推移しており、欧米貿易協議の行方や米企業決算次第で上下に振れる展開が予想される。NYダウは過熱感が出ており、いつ下振れしても不思議ではない状況となっていることには警戒が必要である。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.086%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

               20/01/17‐▲3.018%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、

               19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・1月17日:▲3.018%⇒1月21日予想▲3.095%

 

1月21日のNYダウが下落したうえ、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.086%から▲0.991%と平均値よりかい離していることで割高になっている。18年12月3日の天井となった▲3.069%まで▲0.026%に接近した。19年4月25日の天井となった3.048%まで▲0.047%に縮小した。20年1月17日の天井となった▲3.018%まで▲0.077まで接近した。米長期金利が低下したうえ株価も下落したことで、イールドスプレッドは拡大したが、未だ割高感は残っている。。

 

NYダウ下落したことで株式益利回りは上昇した。また、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大した。米国債券に対してNYダウが前日比で割安となった。前日比では米国債券を買うよりもNYダウを買う方が良いことになる。米疫病予防管理センター(CDC)が中国で感染が拡大している新型コロナウイルスによる肺炎について、米国内で初の患者を確認したと発表すると、リスク回避目的の売りが優勢となり一時200ドル超下げた。2度の墜落事故を起こした小型機『737MAX』の運行再開が『今年半ばになる見通し』と発表したボーイングが3%超下落し、1銘柄でNYダウを70ドルほど押し下げた。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.428%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%、19/4/25-▲2.966%

                20/01/17-▲2.990%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、

                19/8/5-▲4.002%、19/8月15日-4.179%

・1月17日:▲2.990%⇒1月21日予想▲3.055%

 

S&P500が下落したうえ、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲3.428%から▲0.373%とかい離していることで割高になっている。また、18年12月3日の天井となった▲2.731%まで▲0.324%に接近した。19年4月25日の天井となった2.966%まで▲0.089%に接近した。20年1月17日の天井となった2.990%まで▲0.065%に接近した。S&P500のイールドスプレッドは再び3.0%台に戻ったが、買われ過ぎ過熱感は残っている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.079%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%、19/4/25-1.468%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、

              19/8/5-▲2.383%、 19/8/15-▲2.498%

・1月17日:▲1.719%⇒1月21日予想▲1.776%

 

NASDAQが下落したうえ、米長期金利も低下したことでイールドスプレッドが前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲2.079%から▲0.303%と平均値より縮小した。また、18年12月3日の天井となった▲1.198%まで▲0.578%に接近した。19年4月25日の天井となった▲1.468%まで▲0.308%に接近した。NASDAQは15日のPERが29倍台後半から27倍台後半に急低下したことで、割高感が修正されたこともあり、さらに上昇する可能性もある。

 

NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。特に米中通商協議の行方に左右されやすく、報道に振れやすい地合いとなっている。米中貿易交渉の進展期待が高まると買われやすい。一方で、米中関係悪化の報道では、売られやすい展開になりやすい。米中間で『第1段階合意』は署名されたが、次は『第2段階合意』に向けて米中間で協議される。そのため、今後も米中貿易摩擦に関する報道に振られる展開が予想される。

 

三指数のイールドスプレッドは、三指数とも下落したうえ、米長期金利も低下したことで拡大した。新型コロナウイルスの感染が拡大するようなら、リスク回避の債券買いになりやすく米長期金利が低下しやすい。そのため、今後も金利が低下するようなら、イールドスプレッドはさらに拡大しやすく米国株の割高感が払しょくされる。NYダウやS&P500は割高感が残っていることから、上値の重い展開が続きやすい。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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東京金60分足では雲の下限がレジスタンスとして意識!

2020/01/22/08:38:44

 

★1月15日以降の東京金60分足では、240時間SMA(茶線)がサポートとして意識され反発したものの、雲の下限がレジスタンスとして意識され上値の重い展開となっている。本日夜間取引では、雲のネジレがありトレンドの加速や反転など相場の節目になりやすいので注意が必要となる。

 

連休明けの金先物は利益確定の売りが優勢となった。ただ、中国での新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大に対する懸念で投資家のリスク回避姿勢が強く、安全資産の金の下値は堅い展開となった。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯前後での動きとなっており、売り方と買い方の損益分岐点前後での動きとなっている。そのため、売買材料が強まると上下に大きく振れやすい状況となっている。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)はゼロラインの下方で横ばいから緩やかに上昇してきていることから、戻りの前兆となっている。ただ、しっかりシグナルとゴールデンクロスするまでは、ダマシになる可能性もあるので注意。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、戻り基調となっていたものの、再び%DがSlow%Dをわずかに下抜けしてきた。戻り基調が一服する可能性もある。

 

東京金日足では、5日SMAの5,507円は下抜けしたものの、10日SMA5,489円がサポートラインとなり下げ止まる展開となっている。本日は10日SMAを維持出来るかが注目される。NY金は利益確定売りで下落したものの、米国株安や米長期金利の低下など金買いの材料となっているほか、新型コロナウイルスの感染拡大なども金買いにつながりやすい。為替市場ではリスク回避の円買いが強まり109円台後半で推移している。東京金はNY金の下落と円高進行により、下落調整となっている。ウイルス感染拡大が報道され間もないことから、本日もリスク回避の動きが継続しやすい。そのため、ドル/円の上値の重い展開が続きそうである。

 

本日の注目点は10日SMAを維持出来るのか、それとも下抜けしてしまうのかにある。10日SMAを下抜けると、5日SMAが下向きになり10日SMAとデッドクロスする可能性が高まる。高値圏で推移していることから、上値が重くなると利益確定売りも入りやすい。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 新型コロナウイルスの感染拡大でリスク回避!

2020/01/22/07:37:41

 

★欧州市場朝方の取引では、円相場は109.97円付近で小幅レンジでもみ合い商状となった。なお、欧州株は全面安で取引を開始した。欧州株式市場は主要指数が比較的大きく下げ、リスク回避的な円買いもあり、109.90円台でのもみ合いが続いた。トランプ米大統領はダボス会議で演説を開始したが、相変わらず自画自賛の内容だけということもあり、初動の為替市場は反応薄だった。しかし、トランプ米大統領が、米国経済について好調をアピールすると、米長期金利が上昇基調に振れドルを押し上げた。

 

連中明けのNY勢が本格的に加わる時間帯に入るとドルを買い戻す動きが優勢となったが、米長期金利が低下したためドルの上値も限られた。新型コロナウイルス蔓延が警戒され、米国株のさえない動きや、米長期金利が1.76%台まで低下幅を拡大した動きも重石となった。その後、CNNの『米疾病対策センターは中国発の新型コロナウイルスによる肺炎の症例がワシントン州で報告された』と発表するとの報道を受けてリスク回避の円買いが再燃した。米国株・米長期金利が一段と低下幅の拡大で弱含みとなった。

 

★欧米主要経済指標

・英・9-11月ILO失業率:3.8%(予想:3.8%、8-10月:3.8%)
・英・9-11月週平均賃金:前年比+3.2%(予想:+3.1%、8-10月:+3.2%)
・英・9-11月雇用者数増減:+20.8万人(予想:+10.9万人、8-10月:+2.4万人)
・英・12月失業率:3.5%(11月:3.4%←3.5%)
・英・12月失業保険申請件数推移:+1.49万件(11月:+1.49万件←+2.88万件)

・独・1月ZEW景気期待指数:26.7(予想:15.0、12月:10.7)

 

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円は109.72-110.11円のレンジ相場

・英国の良好な12月雇用統計を受けポンド買い優勢

・1月独・ユーロ圏ZEW景況感指数の改善でユーロ買い

・新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気

・米大統領がEU車への高関税発動を検討

・VIX指数は12.10から12.85へ上昇

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ドル/円は長期的には円高基調入りか?

2020/01/21/12:05:53

 

★ドル/円の月足にフィボナッチ比率に基づいた38ヵ月SMA(赤線)62ヵ月SMA(青線)を使用して分析する。2015年6月高値125.85円近辺が円安ピークとなった。その後は徐々に上値を切り下げる円高基調となった。ただ、2016年6月に62ヵ月SMAまで円高が進んだが、6か月間サポートラインとなると一旦反発する展開となった。一時38ヵ月SMAを上抜けしたものの、再び38ヵ月SMAを下抜けすると、一転してレジスタンスとして意識され上値の重い展開となった。2018年には38ヵ月SMAと62ヵ月SMAがデッドクロスすると徐々に上値が重くなった。62ヵ月SMAを下抜けるとレジスタンスとして意識され、そのまま38ヵ月SAMをも下抜けする結果となった。現在38ヵ月SMAの110.568円が上値目処として意識されている。

 

MACD(パラメータ:38、62、9)では、2016年4月にゼロラインの上方でシグナルとデッドクロスし、その後は緩やかに下落基調となっていることで、流れは円高基調となっている。

 

まとめると、長期的な円安基調は2015年6月がピークとなり終了した。過度な円高にはなっていないものの、流れ自体は円高基調となっている。上値では、38ヵ月SMAの110.569円や62ヵ月の112.355円が戻り目処として意識される。

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