★日経225の月足では、隠れた支持ラインが存在している。2007年6月高値18297.00円から2008年10月安値6994.90円まで下落したリーマン破綻時の下落にある。当時は下落幅11302.10円、下落率61.77%と『百年に一度の金融危機』らしく凄まじい下落となった。
その後株価は持ち直し、リーマン破綻時の高値を上抜けした。リーマン破綻時の下げ幅に対して2007年6月の高値から25%上昇が21122.53円となっている。このときは上値抵抗ラインとなり、中国ショックや上海ショックを乗り越え2017年10月に上抜け達成した。
その後50%アップの23948.05円まで達成したが、『VIXショック』もあり下落基調となった。しかし、25%上昇の21122.53円が下値支持ラインとして意識されやすい。本日もこのラインを一旦下抜けしたものの、引けにかけて戻り基調となり上抜けして終了した。
今後も隠れた支持ラインとなりやすいので、注意して見ておく必要がありそうだ。
★ドル/円の月足である長期トレンドでは、240ヵ月線(茶線)107.66円の節目でのもみ合いとなっている。240ヵ月線は2017年4月以降何度も下値支持ラインとなり下抜けを阻止した重要ポイントとなる。
240ヵ月線を下抜けると、極端な話しになるが120ヶ月線(緑線)の99.03円まで円高進行しても不思議ではない。
長期的なストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも2017年2月以降横ばいとなっていたが、%Kと%Dは下向けへとなってきた。そのため、長期的には下落基調を示している。
240ヵ月線を下抜けしてしまうのか、それとも反転するのか非常に重要なタイミングとなってきている。政府とすれば、円高進行は企業の先行き業績を悪化させることから、企業側も春闘による十分な賃上げに躊躇する可能性も出てくる。そのため、春闘が終了するまではこれ以上の円高は阻止させたいとの思惑も出てくる。
★日経平均株価指数(日経225)のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1、±2、±3)は、スクイーズ(バンド幅縮小)から±3σのバンド幅が拡大するエクスパンション(バンド幅拡大)しながら下落基調となっている。プラス3σがまだ外側に広がっていることから、下落の勢いは強いことをしめしている。また、バンド幅の伸縮を示現するボリンジャー%B(パラメータ:21、3、5)も、ボリンジャー%Bとシグナルがかい離幅を広げながら上昇していることから、バンド幅が拡大していることを示している。
21000円を目前に一旦下げ止まっているが、下落の勢いはまだ鈍化していないことを示している。
プラス3σが内側に入ってくるほか、ボリンジャー%Bが横ばいから下落してくるようなら、下落の勢いが鈍化し始めたことを示す。そのため、現状では下落基調が続いていることとなる。
もし、プラス3σが内側に入り、マイナス3σも内側に入ってくるほか、ボリンジャー%Bも低下傾向になると、反転上昇のシグナルとなる。
そのため、現状では戻り売り目線となる一方で、買いはプラス3σが内側に入るまでは様子見となる。
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