★ユーロ/円の週足では、4週連続陰線となり中期トレンドで下落基調を強めている。ただ、200週線(紫線)129.61円は昨年7月中旬から9月上旬にかけて強力な上値抵抗ラインとなった。そのため、強力な下値支持ラインになる可能性がある。
また、徐々に52週線(緑線)128.98円も上昇してきており、200週線と合わせて下値支持ラインとなりやすい。
一方、ストキャスティクス・スロー(14、3、3、20、80)では、%K:6.90、%D:23.97と両線がかい離幅を広げながら下向きを維持していることから、下落圧力が強いことを示している。
ロウソク足でも2月9日週をピークとして上値・下値を切り下げる動きとなっている。そのため、下落基調を維持しており、上値または下値を切り上げる動きが出るまでは売り目線となる。
今後の展開では、ユーロ/円の下落基調が継続していることから、200週線や52週線近辺までの下落待ちとなる。反発するような動きとなるのか、それとも下抜けする動きとなるのかを見極めたい。
★日経225の日足では、二空した後も昨日25日線(青線)が上値抵抗ラインとなり小さな『十字星』で終了した。そのため、本日の動きが注目されていたが、連日25日線が上値抵抗ラインとなり300円超下落する結果となった。そのため、昨日の『十字星』は宵の明星となったことになる。
ロウソク足でも安値引けとなる『陰の大引け坊主』となるなど、相場的には下落圧力が強まっていることを示している。
ただ、5日線(赤線)22,048.19円や10日線(黄線)21,947.13円が下値支持ラインとして意識されやすい。
一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:83.44、%D:68.59とかい離幅を広げながら両線とも上昇基調を維持している。
明日は、5日線や10日線が下値支持ラインとなり25日線の上抜けへ三度目のトライとなるのか、それとも10日線を下抜ける下落となるのかが注目されるところである。一目均衡表でも転換線5日22,064円や転換線9日22,000円が下値支持ラインとなるかも注目点となる。
★欧州市場朝方の取引では、欧州株高を背景に、ユーロを中心に欧州通貨が対ドル・対円で堅調に取引された。ただ、107円台前半での戻り売り根強く、107円前後で売り買いが交錯した。パウエル米FRB議長の議会証言待ちムードは強く、小幅なレンジで推移した。ロンドン入り後は堅調地合いを保つもレンジ離脱とはならずもみ合いが継続した。米1月耐久財受注の結果を受けて一時ドル売りが優勢となった。パウエルFRB議長の証言原稿では、新味の内容に乏しかったものの、景気に前向きな見通しが示されたこともあり、全般ドル買いが優勢となった。また、米2月消費者信頼感指数や2月リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回ったこともドル買いを後押しした。その後、パウエル米FRB議長が米下院金融サービス委員会で『12月FOMC以降のデータ、経済の強化を示唆』『インフレに対する信頼は強くなっている』『経済は今年、堅調なペースで成長する』などと発言すると米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが強まった。米長期金利の上昇を嫌い、株式相場が下げ幅を拡大したためドル買いが後退した。NYダウが下げ幅を拡大したことなどが相場の重しとなった。
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