★ポンド/円の日足では、ダブルトップネックラインとなる4月20-23日安値150.67円を下抜けると下落基調が鮮明となった。その後5月8日をボトムとなり戻り基調となっていた。ただ、フォーメーションでは下降フラッグの様相となってきたことで、再び下落基調となりやすい。
また、上値では5日線(赤線)、25日線(青線)、75日線(緑線)、200日線(紫線)が位置しており、強力なレジスタンスとして意識されやすい。一方、10日線(黄線)や260日線(茶線)や5月8日安値147.02円が下値の節目として意識されやすい。
ただ、トレンド的には、高値・安値を切り下げる下落トレンドとなっており、5月8日を下抜ける下落基調となりやすい。その際は、3月2日安値となる144.96円が意識される。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも%Kが横ばいとなってきており、戻り基調の勢いが減速していることを示している。
★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が上昇幅を縮小したが、ドル押し目買い根強くドル高の流れが持続した。米長期金利が一時3.08%まで上昇したが、その後3.07%台に失速し、一旦ドルは上げ渋った。米長期金利を手掛かりとしたドル買いはやや後退した。ただ、NYダウ先物は堅調推移した。欧州中盤では、NY勢参入を控え、ドル高基調を維持しながらもドル/円の動意は乏しく111.30円前後で小動きを継続した。市場では『1月18日高値の111.48円が目先の上値目処となる』との指摘があった。その後、ユーロ/ドルの持ち直しに伴って円買い・ドル売りが小幅ながらに入った。対資源国通貨などでドル安が進んだことに伴ってドル売りに押された。一方、NYダウの大幅上昇などが支えとなり、111.20円を挟んで方向感の欠いた動きとなった。米長期金利上昇幅を縮めたことなどが重石となり、調整の動きが意識され、ドルの上値が抑えられた。一時111.00円台割れとなったものの、節目の111.00円近辺では押し目買いが入った。
米4月シカゴ連銀全米活動指数が市場予想を下回り、米長期金利が伸び悩んだため、ドルも高値圏でのもみ合いに終始した。ただ、米中貿易戦争休戦で、警戒感が緩和したため、押し目でのドル買い・円売り意欲も根強く、底堅い展開が続いた。ドルは、原油高などを背景に対資源国通貨などでドル安が進んだ流れに沿った。右肩下がりの相場展開となったことで、アジア時間帯で111.00円台を維持出来るかが焦点となる。111.00円台を維持出来ると、サポートとして意識されやすく、NYダウが298ドル高となったことでリスク選好の円売り・日本株高になりやすい。
★日経225の日足では、5日線(赤線)22,861円、10日線(黄線)22,735円がサポートなり、上昇基調が継続している。また、75日線(緑線)以外は全て上向きとなっている。75日線が上向きとなってくると、本格的な上昇基調となりやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%K:93.44、%D:88.85とかなり買われ過ぎ過熱感が出ており、いつ下落調整となっても不思議ではない状況となっている。
下落調整した場合は、逆三尊底のネックラインとなる2月27日高値22,502円がサポートとして意識されやすい。
円安が継続しているうちは日経225の下落調整は押し目買いの場面となりやすい。一方で、円高回帰しているにもかかわらず日経225が上昇した場合は、天井打ちとなりやすいので注意が必要となる。
2月5日に窓を空けて下落した。そのため、明日は2月2日安値の窓埋めとなる23,122円が一旦上値の節目になるかが注目される。テクニカル的には一旦窓埋めすると達成感から調整下落しやすい。
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