FITS エコノミックレポート

豪ドル/円は短期的には下落リスク継続!

2019/03/11/07:15:27

 

★豪ドル/円の日足では、75日SMA(緑線)100日SMA(黒線)に上値を抑えられ、徐々に下押し圧力が強まっている。

5日SMA(赤線)から260日SMA(茶線)まで緩やかに低下傾向となっている。また、1月4日の安値と2月8日安値を結んだトレンドラインを下抜けしてきている。

さらに、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も%K:31.06、%D:40.20とかい離幅を広げながら過熱感なく下落基調となっている。

 

5日SMAを下抜け下向きとなっていることから、短期的にも下落基調となっていることから、買い方は注意する必要がある。

ただ、下値もレンジの下限となる2月8日安値77.42円が下値目処として意識されやすい。この下限を下抜けするようなら、もう一段の下落となりやすい。

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イールドスプレッドで3月11日の米国株市場を先取り!

2019/03/11/03:03:10

 

3月8日(金)の米国3市場は、NYダウ:22.99ドル安の25,450.24ドル、S&P500:5.86ポイント安の2,7843.07ポイント、NASDAQ:13.32ポイント安の7,408.14と3指数ともに下落した。一方、米長期金利は、引き続き2.70%割れの2.632%に低下(価格は上昇)した。『7日付けPERと株価から逆算』して3月8日付け予想PER計算すると、NYダウ:16.41倍、S&P500:16.99倍、NASDAQ:23.62倍と、3指数ともに低下(割安)した。2011年4月21日以降の平均値は、NYダウ:14.98倍、S&P500:16.59倍、NASDAQ:21.75倍で現在3指数とも大幅に上回っている。このPERを基に8日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.462%、S&P500:▲3.254%、NASDAQ:▲1.602%と、3指数ともにイールドスプレッドは前日比で拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)となった。米長期国債金利は、2月米雇用統計で景気動向を示す非農業部門雇用者数が大幅に予想を下回り、米景気の先行きに不安が広がると安全資産とされる米国債に買い(金利は低下)が入った。利回りは一時2.6051%前後と1月4日以来およそ2カ月ぶりの水準に低下した。

 

昨年12月3日の高値時のイールドスプレッドを参考にする。12月3日に戻り天井となり下落基調となった。NYダウ:▲3.069%、S&P500:▲2.731%、NASDAQ:▲1.198%だった。

 

8日(金)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.449%⇒▲3.462%となり拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。1月3日の直近割安となったイールドスプレッドの▲4.226%から0.764%に拡大(米国株に割高感)している。また、12月3日の戻り天井となった12月3日の▲3.069から0.393%へ縮小してきている。NYダウは、米2月雇用統計で、景気動向を示す非農業部門雇用者数が大幅に予想を下回り、米景気の先行きに不安が広がった。前日のECBの年内利上げ断念や本日の低調な中国貿易収支などを受けて、世界的に景気が減速していると懸念されており、米株の重石となった面もある。指数は一時220ドル超下げた。ただ、引けにかけては下げ幅を縮めた。足もとで相場下落が続いたあとだけに短期的な戻りを期待した買いが入り相場を支えた。 VIX指数は16.33から16.05へ低下した。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.231%⇒▲3.254%となり、イールドスプレッドは拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。S&P500も連日の下落で割高感が徐々に払拭されてきている。1月3日のイールドスプレッド▲3.869%から0.615%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の2.731%から▲0.523%へ縮小してきている。

 

 NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.586%⇒▲1.602%となり、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。1月3日のイールドスプレッド▲2.179%から0.577%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の▲1.198%から▲0.404%へ縮小してきている。

 

テクニカル的には、NYダウは、サポートラインとして意識されていた25日SMA25,612ドルも下抜けした。25日SMAを下抜けたことで、200日SMAの25,128ドルが視界に入ってきている。米2月非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回ったことを受け、世界的景気減速懸念が広がり押し下げ要因となった。この問題は長引きそうな様相である。ただ、4日から5日続落となったことで、週末を控えて買い戻しも入った。イールドスプレッドから徐々に過熱感は緩和されてきているが、割安とはなっていない。S&P500は、200日SMAの2,751ポイントを下抜けしてきており、辛うじて260日SMAの2,736ポイントがサポートとなり下げ止まっている。一方、NASDAQも200日SMAの7,480ポイントを下抜け、260日SMAの2,422ポイントをわずかに下抜けてきていることから260日SMAがレジスタンスとなり調整が続く可能性がある。 

3指数ともにストキャスティクス(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%Kが%Dを下抜け両線ともかい離幅を広げながら下向きとなっていることから、下押しの勢いが強いことを示している。そのため、下落基調が継続する可能性がある。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.302%、S&P500:3.549%、ナスダック:2.012%も下落時の節目となりやすい。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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保護中: 東京金60分足では雲上限上抜け!

2019/03/11/03:02:37

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 結局は行って来い相場!

2019/03/11/03:00:33

 

★欧州市場朝方の取引では、ドル売りの流れが続き、節目の111.00円を割れるとストップロスを誘発し、下攻めの動きが見られたが一段安とならず111.00円を挟んだもみ合う展開となった。なお、欧州株は全面安で取引を開始した。米長期金利が持ち直すに連れてドルの下げも一服となったが、ドルの戻りは弱い展開となった。その後、欧米株は軟調だったが、米2月雇用統計を控えてアジア時間に傾けた円買いポジションの調整の動きとなった。クロス円の巻き戻しにつれたドル買い戻しも111.21円付近までに留まり、その後は値動きが鈍くなった。

 

米2月非農業部門雇用者数が市場予想を下回ったことでドル売りとなったが、失業率改善、平均時給の伸びを好感したドル買いで下げも一服した。米長期金利が上昇に転じたほか、220ドル超下げていたNYダウが下げ幅を縮めたことでドル買いが優勢となった。ただ、NYダウがマイナス圏で取引されたことや、米長期金利が再び低下傾向となったことでドルはじり安となったが、下値も限定的でもみ合う展開となった。週末を控えて新規材料難からもみ合い相場となったが、引けにかけてNYダウの下げ幅縮小からドル買い戻しが入った。

 

★欧米主要経済指標

・米・2月失業率3.8%(予想:3.9%、1月:4.0%)
・米・2月非農業部門雇用者数:前月比+2万人(予想:+18.0万人、1月:+31.1万人←+30.4万人)
・米・2月平均時給:前月比+0.4%、前年比+3.4%(予想:+0.3%、+3.3%、1月:+0.1%、+3.1%←+3.2%)
・米・2月不完全雇用率(U6):7.3%(1月8.1%)
・米・2月労働参加率:63.2%(予想63.2%、1月63.2%)
・米・1月住宅建設許可件数:134.5万戸(予想:128.7万戸、12月:132.6万戸)
・米・1月住宅着工件数:123万戸(予想:119.5万戸、12月:103.7万戸←107.8万戸)

 

★欧米市場のポイント

・110.71-111.21円のレンジ相場

・離脱案では英政府とEUの協議では進展見られず

・ユーロ圏の景気懸念が意識されユーロの重石

・米非農業部門雇用者数が前月比2万人増と予想下回る

・失業率と平均時給が予想を上回りドル買い戻し

・VIX指数は16.33から16.05へ低下

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日経225はトレンドラインと75日SMAを下抜け!

2019/03/08/15:57:47

 

★日経225の日足では、寄り付きに100日SMA(黒線)がレジスタンスとなり、25日SMA(青線)75日SMA(緑線)を下抜けた。また、昨年12月26日安値と2月8日安値を結んだトレンドラインをも下抜けてきたことで、トレンドが転換した可能性が高い。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、買われ過ぎ域から%K:63.25、%D:77.55とかい離幅を広げながら両線とも下向きとなっており、下押し圧力が強まっている。高値圏からの下向きとなっていることから、深押しの可能性もある。

 

下値の重要ポイントは2月8日の安値20,315円となり、この価格を下抜けるとトレンドで下値切り下げとなり下値模索の動きとなりやすい。

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