FITS エコノミックレポート

東京金60分足では雲の上限から上放れ!

2019/04/03/08:17:52

 

★3月26日以降の東京金60分足では、雲の上限がサポートとして意識されていたが、雲ネジレ近辺から上昇基調が強まった。上値では120時間SMA(赤線)4,621円や29日夜間取引の高値4,620円がレジスタンスとして意識される。

 

NY金先物市場は、手がかりが乏しいなか、小動きに始終した。為替相場でユーロ安・ドル高が進んだことを背景に、ドル建ての金はやや売りが先行したが、NYダウが反落したことも材料視され、買い戻しが入った。

 

価格帯別出来高では、低位でもみ合いながらも出来高増加を伴う上昇基調となってきた。そのため、底堅い展開となりやすい。

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン近辺でもみ合っていたが、MACDとシグナルが上向きとなってきた。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は%K:95.24、%D:93.53と短期的に過熱感が出ていることから、調整的な動きになりやすい。

 

東京金日足では、75日SMA4,592円がサポートとなり、5日SMA4,607円を上抜けしてきた。ただ、5日SMAは下向きとなっており、上向きになるまでは上ヒゲで終わる可能性もある。また、上値では10日SMA4,633円や25日SMA4,641円がレジスタンスとして意識されやすい。NY金は節目の1,300ドルを下回っており、1,300ドル台では戻り売りが重石となりやすい。外国為替市場では、新規材料難から小幅なレンジ内での展開となっている。

上値の25日SMAは3月13日以降強いレジスタンスとなり、上値を抜けずに下落基調となった。そのため、戻り基調では再び上値を抑える可能性が高い。一方、下値では75日SMA4,592円や三尊天井ネックライン4,591円がサポートとして意識されている。

 

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 全般様子見ムードで狭いレンジ相場!

2019/04/03/07:12:46

 

★欧州市場朝方の取引では、米長期金利上昇が一服となる中、ドルの上値も限定的となった。英国の3月建設業PMIの予想以上の悪化でポンド/円などクロス円が下げ、ドル/円をやや下押しした。ロンドン市場では、米2月耐久財受注速報値の発表待ちムードで、全体的に小動きとなった。

米2月耐久財受注額が市場予想を上回ったが、輸送用機器を除く前月比では市場予想を若干下回り、まちまちの結果となったことで為替市場は反応薄となった。NYダウが130ドル超安となり、米長期金利も低下したことから、リスク回避の動きが加速した。全般ドル買いが優勢となる中、111円台前半で方向感の欠ける動きになった。全般新規の手掛かりが乏しい中、111.30円台で動意に欠ける動きとなった。

 

★欧米主要経済指標

・英・3月建設業PMI:49.7(予想:49.8、2月:49.5)
・ユーロ圏・2月生産者物価指数:前年比+3.0%(予想:+3.1%、1月:+2.9%←+3.0%)

・米・2月耐久財受注速報値:前月比-1.6%(予想:-1.8%、1月:+0.1%←+0.3%)
・米・2月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比+0.1%(予想:+0.1%、1月:-0.1%←-0.2%)
・米・2月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比0.0%(予想:-0.1%、1月:+1.0%←+0.8%)

 

★欧米市場のポイント

・111.42-42円の狭いレンジ相場

・英国のEU離脱問題は引き続き混迷

・NYダウが130ドル超下落したタイミングでドル売り

・新規材料難から様子見ムード広がり動意薄

・VIX指数は13.40から13.36へ低下

カテゴリー: ホットニュース

日経225の価格帯別を見ると上値が重そう!

2019/04/02/15:59:12

 

★2018年1月以降の日経225の価格帯別出来高を見ると、徐々に出来高の多い価格帯に突入しており、買い方からの『やれやれ売り』が入りやすく上値の重石となってきている。

現在は、この期間で2番目に多い価格帯前後で推移していることから、寄付きは高くても徐々に『やれやれ売り』や『利益確定売り』に押され上値の重い展開が続いている。

2万3000円超えまでは上値の重い『茨の道』のように過去の売買のシコリが残っている。

特に昨年5月から毎月のように2万3000円上抜けを狙い、昨年9月18日に一気に上抜けして10月2日に天井を付けたあと、相場が崩れた。そのため、よりシコリ玉が増えた。

ここからの上昇には、シコリ玉を吸収出来るほどの好材料と出来高を伴う必要がありそうだ。

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東京金日足ではMACDがゼロライン下抜け!

2019/04/02/11:24:06

 

★東京金の日足では、MACD(パラメータ:12、26、9)ではゼロラインを下抜けした。よって、12日EMA(指数平滑線:赤線)26日EMA(青線)がデッドクロスしたことになる。昨年9月20日以降26日EMAをロウソク足が下抜けしても、12日EMAと26日EMAは一度もデッドクロスせずに上昇基調を継続してきた。そういう意味では、市場の変化の兆しが出ている。

3月8日の安値4,591円が三尊天井のネックラインとなっており、現状はこのネックラインを挟んでもみ合い相場となっている。

直ぐに12日EMA4,630円や26日EMA4,637円を回復するようなら、再び上昇基調となる。しかし、ネックラインをしっかり下抜けると、大きな下落基調となりやすいので注意が必要となる。

昨年9月以降MACDはゼロラインの上方でデッドクロス・ゴールデンクロスを繰り返しつつ上昇してきた。MACDで分析する際は、パラメータの12日EMAと26日EMAをチャート上に設定して分析すると分かりやすくなる。

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イールドスプレッドで4月2日の米国株市場を先取り!

2019/04/02/09:56:13

 

4月1日(月)の米国3市場は、NYダウ:329.74ドル高の26,258.42ドル、S&P500:32.79ポイント高の2,867.19ポイント、NASDAQ:99.59ポイント高の7,828.91と三指数ともに上昇した。一方、米長期金利は、大幅な上昇となり2.500%へ上昇(価格は下落)した。『29日付けPERと株価から逆算』して4月1日付け予想PER計算すると、NYダウ:17.32倍、S&P500:17.75倍、NASDAQ:23.82倍と、三指数ともに前日比でPERは上昇した。2011年4月21日以降の平均値は、NYダウ:15.00倍、S&P500:16.59倍、NASDAQ:21.77倍で現在3指数とも大幅に上回っている。このPERを基に1日付けのイールドスプレッドを算出すると、NYダウ:▲3.274%、S&P500:▲3.134%、NASDAQ:▲1.698%と、3指数ともにイールドスプレッドは前日比で大幅縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)となった。

米長期国債金利は、3月米ISM製造業景気指数が予想より強い内容となったうえ、米国株相場の大幅上昇で安全資産とされる米国債に売りが膨らんだ。

米長期金利の大幅上昇に加え、米国株も上昇したことでイールドスプレッドは大幅に縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。

 

昨年12月3日の高値時のイールドスプレッドを参考にする。12月3日に戻り天井となり下落基調となった。NYダウ:▲3.069%、S&P500:▲2.731%、NASDAQ:▲1.198%だった。

 

1日(月)のNYダウの予想イールドスプレッドは前日▲3.442%⇒▲3.274%となり縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。1月3日の直近割安となったイールドスプレッドの▲4.226%から0.952%に拡大(米国株に割高感)している。また、12月3日の戻り天井となった12月3日の▲3.069から0.205%へ縮小してきている。NYダウは、3月Caixin中国製造業PMIが景気判断の分岐点とされる50を上回り、中国の景気減速懸念が後退した。アジア株や欧州株が上昇した流れを引き継いで、米国株にも買いが波及した。3月米ISM製造業景気指数が予想より強い内容となったことや、米中貿易交渉の進展に楽観的な見方も広がったことも投資家心理を上向かせた。取引終了間際に一時350ドル超上げる場面があった。VIX指数は13.71から13.40へ低下した。

 

S&P500の予想イールドスプレッドは前日▲3.292%⇒▲3.134%となり、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。S&P500も割安感が徐々に払拭されていたが、大幅下落で修正されてきている。1月3日のイールドスプレッド▲3.869%から0.735%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の2.731%から▲0.403%へ縮小してきている。

 

NASDAQの予想イールドスプレッドは、前日▲1.846%⇒▲1.698%となり、イールドスプレッドは縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。1月3日のイールドスプレッド▲2.179%から0.481%に拡大してきている。また、12月3日の戻り天井の▲1.198%から▲0.500%へ縮小してきている。

 

テクニカル的には、NYダウは、5日SMAが10日SMAと25日SMAを上抜けゴールデンクロスした。また、年初来高値26,241ドルを上抜けてきたことから上昇基調が強まっている。

S&P500も5日SMAが10日SMAを上抜けてきており、短期的には強い相場となっている。また、3月21日の年初来高値2,860ポイントを上抜けした。

NASDAQは、5日SMAは10日SMAを上抜けする寸前まで上昇してきている。3月21日の年初来7,850ポイント目前まで上昇してきており、今晩上抜けするか注目される。

ストキャスティクス(パラメータ:14、5、3、20、80)では、3指数とも過熱感なく%Kが%Dを上抜けしてきており、上向きバイアスが強まってきている。米長期金利再び上昇基調となってきたことで、イールドスプレッドの割高感が高まりやすくなっている。

 

2011年4月21日以降のイールドスプレッドの平均値のNYダウ:4.299%、S&P500:3.579%、NASDAQ:2.142%も下落時の節目となりやすい。

 

※毎日イールドスプレッドを掲載していきますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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