FITS エコノミックレポート

東京ゴムRSS3の日足ではコンバージェンスの兆しに注意!

2019/08/07/10:15:29

 

★東京ゴムRSS3 のストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)の日足では、価格は下落したものの、ストキャスティクスでは下値を切り上げるコンバージェンスの兆しが出ている。%D:12.35%がSlow%D:12.23%をわずかに上抜けしてきている。コンバージェンスの発生は、底を打って反転の前兆として相場の節目としての重要ポイントとなる。

5日SMA(赤線)10日SMA(黄線)が下向きとなっており、5日SMAがレジスタンスとして意識され上値を抑えていることから、短期的には下落基調が継続している。

前日のロウソク足では、下ヒゲの長い『下十字(トンボ)』となっており底値で発生した場合は相場の転換を暗示する。

まとめると、現在は下落途中にあるものの、相場の展開を暗示するサインが出始めてきた。そのため、5日SMAを上抜け出来るかが焦点となる。上抜け出来ずに再び前日安値160.7円を下抜けするようなら下落基調が継続していることになる。

相場の節目にあることから、しばらくは目が離せない。

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イールドスプレッドで8月7日の米国株市場を先取り!

2019/08/07/09:43:35

 

★NY株式市場は昨日反発したものの、米長期金利が小幅に低下したことで、イールドスプレッドの縮小幅は小さく引き続き割安感が残っている。S&P500とNASDAQ指数は直近の大底となったイールドスプレッドを上回る展開となっており、何か好材料が出てくると大きく反転しやすい。現在時間外のNYダウ先物が低下(AM9:35現在)しており、米長期金利先物も低下していることで再びイールドスプレッドが拡大して割安感が強まる可能性が高い。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲4.629%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲3.069%、19/4/25-▲3.048%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/6/3-▲4.038%、19/8/5-▲4.102%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・8月5日:▲4.102%⇒8月6日予想▲4.037%

 

8月6日はNYダウは大幅反発した一方で、米長期金利は小幅に低下したが、イールドスプレッドは前日比でに拡大(米国10年債金利に対して米国株は割安)した。平均値の▲4.629%から▲0.592%スプレッドがかい離していることや、19年1月3日の大底▲4.226%から▲0.189%、19年6月3日の大底4.038%から▲0.001%、19年8月5日の大底▲4.102%から▲0.065%になった。前日NYダウが大幅に反発したことで、イールドスプレッドは前日比で拡大したが。それでも4.0%台でのかい離があることから割安感が残っている。

 

NYダウが大幅上昇したことで株式益利回りは低下した。一方、米長期金利は小幅低下したもの、イールドスプレッドは前日比では拡大した。米国債に対してNYダウが前日比で割高となった。前日比ではNYダウを買うより米国債を買った方が良いということになる。ただ、イールドスプレッドから見ると、NYダウは割安となっているので続騰しても不思議ではない。今後も、米長期金利の動向が重要ポイント。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲3.934%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲2.731%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/6/3-▲3.881%、19/8/5-▲4.002%

・8月5日:▲4.002%⇒8月6日予想▲3.933%

 

S&P500が大幅上昇した一方で、米長期金利は小幅に低下したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.934%から▲0.001%とスプレッドがほぼ平均値となっている。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%に対して+0.064%とスプレッドを上回った。また、19年6月3日の大底となった3.881%から+0.052%とイールドスプレッドを上回った。19年8月5日の大底となった▲4.002%から▲0.069%となった。S&P500は前日上昇したものの、未だ割安感は残っている。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲2.411%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/6/3-▲2.328%、19/8/5-▲2.383%

・8月5日:▲2.383%⇒8月6日予想▲2.332%

 

NASDAQは大幅上昇した一方で、米長期金利は小幅に低下したことで、イールドスプレッドが前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.411%から▲0.079%かい離している。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては+0.153%とスプレッドを上回った。また、19年6月3日の大底となった▲2.328%に対して+0.004%とスプレッドを上回った。19年8月5日の大底となった▲2.383%から▲0.063%のかい離となった。

NASDAQの戻りは大きかったがイールドスプレッドが直近大底となったイールドスプレッドを若干上回っており、引き続き割安感が出てくる。NASDAQはハイテク関連銘柄が多く米中貿易摩擦の影響が大きく、三指数の中で上下に振れるボラティリティが最も高くなっている。

 

三指数ともイールドスプレッドは、連日前日比で縮小する動きとなった。しかし、現在は三指数とも直近のイールドスプレッドを近辺まで拡大しており、引き続き割安感が出ている。そのため、一旦下げ止まる材料が出ると、一気に買い戻される展開となりやすい。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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東京金60分足ではじり高継続!

2019/08/07/08:15:21

 

★7月31日以降の東京金60分足では、小幅にじり高を継続しており陰線のない強い相場となっている。24時間SMA(緑線)がサポートラインとして意識されつつ上昇基調を継続している。26期間先の先行スパン1、2とも上昇基調を継続していることも強い相場を示している。

 

NY金先物市場は1468.20-1486.80ドルのレンジ相場となった。米財務省が中国を制裁対象となる『為替操作国』と認定したと発表するなど、米中関係の悪化を背景とした世界経済の先行き不安が根強く、逃避資産の金の買いが継続した。しかし、人民元相場の下落に対する過剰な警戒感は低下したことや、米国株式の反発を意識して金先物は一時弱含みとなった。

 

価格帯別出来高では、出来高を伴いながら上昇基調を継続しており、今後も高値圏で出来高が膨らむかが焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方で緩やかに上昇基調が継続している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、過熱感が出ているものの、明確な上昇トレンドが発生していることで、上方かい離もしくは高水準が継続しやすいので注意が必要となる。

 

東京金日足では、5日SMAと10日SMAの上方に位置しており、両線とも上向きとなっていることから、短期的に上昇基調は継続している。NY金先物は、米国株が反発したことや米中通貨戦争激化懸念が緩和したことで、一旦売りが優勢となった。しかし、追加利下げ観測も出てきたことで、底堅い展開となっている。心理的な節目となる1,500ドルを目前に一旦上値が重くなる可能性もある。為替市場では、過度なリスク回避の動きが緩和したことから106円台前半で推移している。ただ、円高懸念が残っていることから上値の重い展開が続く可能性が高い。

本日の注目点では、節目の5,000円を上抜けしたことで、5,000円台で値固めできるかが焦点となる。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 過度なリスク回避の動きは一旦後退!

2019/08/07/07:16:39

 

★欧州市場朝方の取引では、欧州株が伸び悩み日経先物も100円安に続落となる中、売りに押され106.30円台にドルが再下落した。欧州時間では特にイベントが予定されておらず、全般新規材料待ちの様相となった。欧州市場ではドルの値幅は限定され、106.40円前後で小幅な値動きが続いた。中国人民銀行が外国企業に『人民元は下落し続けることはない』と発言したというウワサ出たことで、ドル買いが優勢となった。しかし、その後は次第に伸び悩むなど買いの反応も一時的となった。

 

米中貿易摩擦の激化懸念が根強い中、米国株やドル/円は神経質な値動きとなった。NYダウは伸び悩み、米長期金利も1.73%台まで上げ幅を縮小したことでドルの重石となった。その後、NYダウが持ち直すとドル/円も下値を切り上げた。NYダウが上げ幅を拡大したことで、ドル買いが優勢となるも、上値は106.62円近辺にとどまった。

 

★欧米主要経済指標

・米・6月JOLT求人件数:734.8万件(予想:732.6万件、5月:738.4万件←732.3万件)

 

★欧米市場のポイント

・106.24-64円のレンジ相場

・英首相は合意なき離脱が中心シナリオと報道

・中国人民銀行が為替操作を否定

・米中通貨戦争に対する警戒感がやや後退

・米10年物国債金利は5日続伸(金利は低下)で1.70%

・米国株主要三指数は軒並み上昇

・VIX指数は24.59から20.17へ低下

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東京白金は上値は重いがトレンドラインを維持!

2019/08/06/13:34:41

 

★東京白金の日足では、各SMAを下抜けしたことから、一転してレジスタンスとして意識され上値の重い展開となりそうだ。

また、5日SMA(赤線)10日SMA(黄線)を下抜けデッドクロスしたことで、短期的には下押しバイアスが強まっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、下落基調となっている。

一方で、6月18日安値を起点として7月8日安値を結ぶトレンドラインでは、昨日一旦下抜けしたものの、再びトレンドラインの上方に回復していることから上昇基調が継続していると判断できる。

 

まとめると、各SMAを下抜けして5日SMAが下向きとなっているほか、ストキャスティクスも%DとSlow%Dも下向きとなっていることで下落の兆しが出ている。しかし、トレンドライン(S1)を回復したことで、明確な下落トレンドにはなっていない。そのため、S1を再び下抜けするような動きになるまでは上昇基調は継続しており、投資判断は見極めるまでは『様子見』となる。ただ、各SMAがレジスタンスとして意識されやく上値も重そうだ。

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