FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2018/03/01/08:22:05

米国株式市場は下落:米経済指標悪化を嫌気した売り優勢

NYダウは380.83ドル安の25029.30、ナスダックは57.35ポイント安の7273.01で取引を終了した。前日の株価下落を受けて、買戻しが先行し一時160ドル超上げた。しかし、原油価格の下落に加えて米10-12月GDP改定値が速報値から下方修正されたほか、米2月シカゴ購買部協会指数も市場予想を下振れ、午後にかけて上げ幅を縮小し下落に転じた。キャタピラーやユナイテッドヘルス・グループなどが指数を押し下げた。VIX指数は18.59から19.85へ上昇した。

 

NY外国為替市場:ドルと円買い強い展開の中ドル/円では円買い優勢

ドル/円は、ロンドンのフィキシング(日本時間1時)にかけて月末絡みのドル売りが持ち込まれると、昨日安値106.79円を下抜けて下げが加速した。NYダウが160ドル超高から380ドル超安まで一転下落したことも売りを誘い106.57円まで弱含んだ。ユーロ/ドルは、メイ英首相が『EU発表の離脱文書草案、同意する英首相はいない』と発言したことでポンド/円が急落したことでユーロ/円でも売られる展開となった。そのため、ユーロ/ドルでもユーロが売られ1.2188ドルと1月18日以来の安値を更新し、その後の戻りも鈍かった。

 

原油先物市場は大幅続落:原油供給増加への警戒感

NY原油先物市場では、一時61.53ドルまで売られた。供給増加への警戒感が再び高まった。米エネルギー情報局(EIA)が公表した週次原油在庫統計で、原油在庫とガソリン在庫がいずれも市場予想を上回る増加となったことが売り材料となった。また、EIAは昨年11月の米国の原油生産量は過去最高だったと発表したことや、イラクのアバディ首相がトルコ首相がトルコ経由でキルクーク産の原油輸出を近く再開すると述べたことも売り材料視された。

 

 

NY金・銀先物市場は下落:ドルがユーロに対して強含んだことを嫌気

NY金先物市場は一時1323.70ドルまで買われたが、ユーロ安・ドル高の相場展開や米国金利の先高観が意識され安全資産としての金買いが後退した。また、パウエル米FRB議長の議会証言内容を意識した売りも観測された。ただ、NYダウが引けにかけて大幅下落となったことで、金は下げ渋る展開となった。

 

米国債券市場は反発:米国大幅安やポジション調整の買い

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%低い(価格は上昇)2.86%で終了した。米国株が大幅安となったことをながめ、安全資産としての債券需要が高まった。市場では『月末での保有債券の年限長期化に絡んだ買いが入った』との指摘があった。

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2018/02/28/08:55:47

米国株式市場は下落:長期金利上昇を嫌気した売り優勢

NYダウは299.24ドル安の25410.03、ナスダックは91.11ポイント安の7330.35で取引を終了した。事前に公表されたパウエル議長の議会証言用の原稿が、概ね想定通りの内容であったことから買いが先行した。議会証言では、議員らとの質疑応答で米経済の力強さとインフレ見通しへの自信にうちて言及し長期金利が上昇した。金利上昇への懸念から引けにかけて300ドルを超す下げ幅となった。VIX指数は15.80から18.59へ上昇した。

 

NY外国為替市場:パウエル議長発言で全般的にドル買い優勢に

ドル/円は、パウエルFRB議長が証言原稿のなかで『さらなる漸進的な利上げ想定、見通し依然強い』『米経済への向かい風、一部追い風になった』『財政政策の刺激効果が高まっている。国外需要はより堅調』などの見解を示したほか、質疑応答で『12月FOMC以降のデータ、経済の強化を示唆』『インフレに対する信頼は強くなっている』などと発言した。米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となった。2月米消費者信頼感指数や2月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回ったこともドル買いを後押し。昨日高値の107.27円を上抜け107.68円まで上値を伸ばした。ただ、NYダウが300ドルを超す下げ幅となったことで107.20円台まで失速した。ユーロ/ドルは、パウエルFRB議長が景気やインフレに強気な見通しを示し、全般ドル高が加速した流れに沿った。昨日安値の1.2278ドルを下抜け1.2222ドルまで急落。その後の戻りも限られた。

 

NY原油先物市場は反落:米長期金利上昇やドル高を嫌気

NY原油先物市場は一時62.75ドルまで売られた。パウエルFRB議長の議会証言で、追加利上げについて肯定的な見解を表明したことが売り材料となった。また、ドルが主要通貨に対して強含んだことや米長期金利の上昇も売り材料視された。

 

NY金・銀先物市場は下落:米長期金利上昇やドル高を嫌気

NY金先物市場は一時1314.40ドルまで売られた。パウエル米FRB議長の議会証言で、パウエル議長が追加利上げについて肯定的な見解を表明したことが売り材料となった。また、ドルが主要通貨に対して強含んだことや米長期金利の上昇も売り材料視された。

 

米国債券市場は下落:米利上げペース加速の思惑から売り

米国債券市場で長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.89%で終了した。パウエルFRB議長のタカ派的な議会証言を受けて、利上げペース加速への思惑から売りが優勢となった。ただ、米国株が大幅下落となったことで買い戻しも入った。

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保護中: 東京金は200日線と260日線に挟まれて!

2018/02/27/10:38:11

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朝の市場コメント!

2018/02/27/08:27:52

米国株式市場は上昇:VIX指数や米長期金利低下を好感

NYダウは399.28ドル高の25709.27、ナスダックは84.07ポイント高の7421.46で取引を終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行した。VIX指数や米長期金利の低下によりハイテク株が先行され終日堅調推移となった。NYダウは一時320ドルを超す上げ幅となった。一方で、翌日のパウエルFRB議長の議会証言を見極めたいとの思惑も広がった。VIX指数16.49から15.80へ低下した。

 

NY外国為替市場:全般ドル買い優勢に

ドル/円は、米1月新築住宅販売件数が予想外に減少したことで一時ドル売りが優勢となったが、2月ダラス連銀製造業活動指数が予想外に2005年以来の高水準に達したためドル売りが後退した。月末のドル買い、株高に連れたリスク選好の円売りも再燃した。ただ、107円台では滞空時間が短く、上値の重い展開となった。ユーロ/ドルは、全般ドル高の地合いに沿ったほか、市場では『ロンドンのフィキシングにかけて売りが出た』との声もあり、先週末安値の1.2279ドルを下抜け1.2278ドルまで弱含んだ。ただ、フィキシング通貨後は買い戻しが入った。

 

NY原油先物市場は続伸:株高と米長期金利低下を好感

NY原油先物市場は一時64.24ドルまで買われた。株高が続いていることや、米長期金利は上げ渋っていることが好感された。輸入関税が引き上げられた場合、米国内で鉄鋼などの生産量が増加する可能性があることも原油価格に対する支援材料となった。

 

 

NY金・銀先物市場は上昇:リスク回避の買いは一服

NY先物市場は、時間外取引で1342.90ドルまで買われたが、通常取引では米国株高を意識して上げ渋った。米長期金利はやや低下したが、翌日のパウエル米FRB議長の議会証言を控え、FRBは利上げ継続の方針を変更しないと予想されており、リスク回避的な買いは一服しつつあった。

 

米国債券市場は横ばい:米国株高で上げ渋り

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前営業日と同じ2.86%で終了した。米1月新築住宅販売件数が予想を下回り、安全資産とされる債券の需要が高まった。しかし、米国株式市場が大幅上昇となったことで上値が切り下がった。

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2018/02/26/03:01:17

米国株式市場は上昇:VIX指数や米長期金利の低下を好感

NYダウは347.51ドル高の25309.99、ナスダックは127.31ポイント高の7337.39で取引を終了した。セントルイス連銀総裁が年4回の利上げに懐疑的な見方を示したことを受けたほか、株式市場の予想変動率を示すVIX指数や米長期金利の低下を受けて投資家心理が改善し、買いが先行した。また、NY連銀総裁が米経済への影響を考える際に米長期金利のみに注目すべきではないと発言したことも買い材料となり、引けにかけて急速に上げ幅を広げ350ドル超上昇した。VIX指数は18.72から16.49へ低下した。

 

NY外国為替市場:米国株高でショートカバー入りドル持ち直し

ドル/円は、トランプ大統領の保護主義的な演説内容や、米長期金利低下を受けて一時ドル売りが優勢となり一時106.48円まで値を下げた。ただ、NYダウが引けにかけて350ドル超高まで上昇したことを背景にショートカバーが入り106.90円台まで持ち直した。ユーロ/ドルは、クーレECB理事が速やかな金融正常化に消極的な姿勢を見せたためユーロ売りが優勢となった。しかし、週末を控えて様子見ムードもあり、1.2300ドルを挟んだもみ合いに終始した。

 

米国NY原油先物市場は続伸:需給の改善期待が買い材料

NY原油先物市場は、原油在庫の減少が需給関係のさらなる改善が期待されていることが引き続き買い材料となった。ドルが主要通貨に対するドル売りが一服したものの、NYダウが大幅続伸したことや、米長期金利が低下したことも好感された。また、トランプ大統領は鉄鋼輸入に24%の関税を課すことを検討していると一部で報じられたが、米国内で鉄鋼などの生産が増える可能性があることは原油価格にとって支援材料になると見られている。

 

NY金・銀先物市場は下落:米国株の大幅高を嫌気した売り優勢

NY金先物市場は、ドルの主要通貨に対しての売りが一服したことや、米国株の続伸を受けて安全資産としての金買いは後退した。米長期金利は低下したが、FRBは利上げ継続の方針を変更していないことから、米長期金利のさらなる低下を期待した金買いは増えていない。

 

米国債券市場は続伸:持ち高調整の買戻し継続

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.06%低い(価格は上昇)2.86%で終了した。前日に続き足もとで進んでいた下落に対する持ち高調整の買戻しが強まった。また、しばらく米国債入札の予定がないことも買い安心感につながった。

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