FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2018/02/08/08:20:36

米国株式市場は下落:米長期金利の上昇を嫌気してマイナス圏に

NYダウは19.42ドル安の24893.35、ナスダックは63.90ポイント安の7051.98で取引を終了した。寄り付き後に130ドル近く下げた後、380ドル超高まで一転上昇した。しかし、その後に米上院指導部が軍事費などの財政支出を大幅に増加させて2年にわたる予算案に合意したことで、米長期金利が上昇した。米長期金利の上昇を嫌気してマイナス圏に沈むなど上値が重かった。VIX指数は29.98から27.73へ若干低下した。

 

NY外国為替市場:ドルは円以外で強含み

ドル/円は、日経先物が550円上げたほか、米長期金利が上昇に転じたことでドル買いが先行した。米上院指導部が2年間の予算を超党派で合意したことがわかると109.67円まで上げた。NYダウが380ドル超高からマイナス圏に沈むと109.20円まで失速した。しかし、米長期金利が上昇幅を拡大したことで109.70円付近まで持ち直した。しかし、アジア時間に付けた日通し高値109.71円の上抜けに失敗すると109.20円台まで再び下げるなど、神経質な動きとなった。ユーロ/ドルは、米長期金利が一転上昇し全般ドル高が進んだ流れに沿った。昨日安値の1.2314ドルを下抜けて目先のストップロスを継続的に誘発した。米上院指導部の予算合意もドル買いにつながり、1.2245ドルまで急落した。

 

NY原油先物市場は続落:ドル高とガソリン在庫増を嫌気した売り

NY原油先物市場は一時61.25ドルまで下落した。米エネルギー省が発表した週間在庫統計で、原油在庫は市場予想を下回ったものの、ガソリン在庫が予想以上に増えたため売りが広がった。さらに、主要通貨に対してドルが強含んだことも原油価格の重しとなった。米国株の不安定な動きも売り材料につながった。

 

NY金・銀先物市場は続落:米長期金利とドルインデックス指数上昇を嫌気

NY金先物市場は一時1313.50ドルまで下落した。米長期金利の上昇やドルが主要通貨に対して強含んだことが嫌気された。米国株は不安定な動きとなったが、総じてプラス圏で推移していたため、株安を意識したリスク回避的な金買いは縮小した。

 

米国債券市場は続落:米2年間の予算合意を受け売り優勢

米国債券市場の長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%高い(価格は下落)2.84%で終了した。米上院指導部が2年間の予算を超党派で合意したことが伝わると債券売りが強まった。また、10年債入札が『低調』だったと受け止められたことも相場の重しとなった。

 

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2018/02/07/08:15:08

米国株式市場は上昇:乱高下するも引けでは大幅高

NYダウは567.02ドル高の24912.77、ナスダックは148.36ポイント高の7115.88で取引を終了した。VIX先物指数に連動するデリバティブ商品の影響などでVIX指数が取引開始前に大きく上昇し、寄り付き後に560ドル超下げた。その後は、短期的な戻りを見込んだ買いが優勢となり、主要株価は大きく反発した。その後は売り買いが交錯したものの、長期金利の上昇を嫌気した売りが一巡すると上昇に転じ、引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。VIX指数は37.32から29.98へ低下した。

 

NY外国為替市場:米国株の動向につれ為替市場も乱高下

ドル/円は、米長期金利が上昇したほか、NYダウが560ドル超安からプラス圏に浮上すると109.65円まで値を上げた。その後、NYダウが360ドル超高まで持ち直したものの、再びNYダウがマイナス圏に沈むなど方向感の定まらないなか、109.25円前後での持ち高調整が続いた。引けにかけてNYダウが600ドル超上昇すると109.60円台まで値を上げた。ユーロ/ドルは、米長期金利が上昇するなか、対ポンド中心にドル買いが優勢となり、一部ユーロクロスの下落も重しとなり、1.2314ドルまで下げ足を速めた。ただ、一巡するとショートカバーが優勢となり1.24ドル台を回復する場面もあった。

 

NY原油先物市場は続落:米国株の乱高下で上値重い展開

NY原油先物市場は一時63.12ドルまで下落した。通常取引時間帯では、NYダウが伸び悩んでいたことから、原油価格の上値も重かった。原油在庫の増加観測や株安によるエネルギー需要の伸び悩みが引き続き売り材料となった。しかし、NYダウが引けにかけて急反転したことで、時間外取引ではやや反発している。

 

NY金・銀先物市場は下落:利益確定売りと米国株高を嫌気

NY金先物市場は、米国株が反転したことから、リスク回避の金買いが縮小した。NYダウが567ドル高で6日取引を終了しており、時間外取引で1322.90ドルまで売られた。市場では前日の米国株の下落で損失を出した投資家から利益確定の金売りが出たとの指摘もあった。

 

米国債市場は大幅反落:米国株の急落一服で債券需要が後退

米国債券市場で長期ゾーンは大幅反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.1%高い(価格は下落)2.80%で終了した。米国株式市場の急落が一服したことで安全資産としての債券需要が後退した。3年債入札の結果がやや低調だったと受け止められたことも売り材料となった。

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2018/02/06/08:35:45

米国株式市場は下落:米長期金利の先高観を嫌気した売り

NYダウは1175.21ドル安の24345.75、ナスダックは273.42ポイント安の6967.53で取引を終了した。先週の雇用統計をきっかけとした米長期金利の上昇に対する警戒感が広がり、アジア・欧州株が全面安となり、米国株も売りが先行した。朝方はもみ合う展開となったが、先行き不透明感を受けた資金の引き揚げが広がり、主要株価は揃って大幅下落した。NYダウは一時1600ドル近く下落するなど、値動きの荒い展開となった。VIX指数は17.31から37.32へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米国株の大幅下落でリスク回避の円買い

ドル/円は、NYダウ先物や日経先物の大幅安をながめ109.64円まで売りが先行したが、全般ドル買い圧力が高まるとショートカバーが進んだ。米1月ISM非製造業指数が市場予想を上回ったほか、NYダウが350ドル超安から先週末終値手前まで下げ幅を縮めると110.26円まで持ち直した。ただ、NYダウが一転下落し1600ドル近い暴落となったことで売りが優勢になった。米長期金利が大幅低下も重しとなり、一時108.99円まで下げ足を速めた。ユーロ/ドルは、全般ドル高の流れに沿ったほか、強い米経済指標を手掛かりに1.2399ドルまで弱含んだ。売りが一巡するとしばらく方向感を欠いたが、ユーロ/円の急落に押され1.2362ドルまで下げた。

 

NY原油先物市場は続落:米国株の大幅下落を嫌気下売り

NY原油先物市場は一時63.55ドルまで下落した。米国株の大幅下落が嫌気された。株安を受けて米長期金利は低下したが、ポジション調整的な売りが強い展開となり、原油価格の上値は重くなった。原油在庫の増加観測や株安によるエネルギー需要の伸び悩みが当面の売り材料になりやすい。

 

NY金・銀先物市場は上昇:ユーロ安・ドル高で上げ渋り

NY金先物市場は、米国株の大幅続落を意識して安全逃避的な買いが観測されたが、ユーロ安・ドル高の相場展開となったことから、金相場の反発は抑制された。ただ、時間外取引では米国株の大幅続落を意識して1344.80ドルまで買われていて、リスク回避の金買いは6日の通常取引でも継続する可能性高い。

 

米国債券市場は大幅反発:安全資産としての需要高まる

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに大幅反発(利回り低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.14%低い(価格は上昇)2.70%で終了した。NYダウの1600ドル近い暴落を受けて安全資産とされる米国債需要が高まった。

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2018/02/05/03:01:30

米国株式市場は下落:米長期金利急上昇を嫌気した売り

NYダウは665.75ドル安の25520.96、ナスダックは144.92ポイント安の7240.95で取引を終了した。米1月雇用統計で非農業部門雇用者数が大幅に増加したほか、平均時給の伸びが前年比で2009年以来で最大となるなど労働情勢の改善が続き、米経済インフレ上昇から利上げペースが加速するとの懸念が広がった。米長期金利が4年ぶりの水準まで上昇したことを嫌気した売りが出た。四半期決算が市場の期待に届かなかったアップルなどが売られたことも相場の重しとなり、下げ幅は2008年12月以来、9年2ヵ月ぶりの大きさとなった。VIX指数は13.47から17.31へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米雇用統計結果を受けドル買い強まる

ドル/円は、米1月雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比20万人増となり、市場予想の前月比18万人増を上回ったほか、前月分も上方修正された。また、同時に発表された平均時給も市場予想より強い結果となり、米長期金利の上昇とともにドル買いが加速した。米1月ミシガン大消費者態度指数確報値や米12月製造業新規受注などの経済指標も軒並み市場予想を上回るなか、一時110.48円と1月23日以来の高値を更新した。ただ、その後は『米下院共和党はロシア疑惑捜査に関する文書を公開』との一部報道を手掛かりに持ち高調整売りが出たことで110.01円付近まで伸び悩んだ。さらにNYダウが700ドル近い急落となったことも相場の重しになった。ユーロ/ドルは、米雇用統計発表後にドルが全面高となった流れに沿って、一時1.2409ドルまで下げた。ただ、ユーロ売りが一巡するとユーロクロスの上昇につれて1.2490ドル付近まで切り返したものの、その後は再びドルが買い戻された影響から上値が重くなった。

 

NY原油先物市場は反落:米長期金利上昇と株安を嫌気した売り

NY原油先物市場は、米雇用統計を受け米長期金利が上昇し、米国株が大幅や巣となったことが売り要因となった。米雇用情勢の改善を示す内容だったが、米長期金利の上昇と米国株安は商品相場を圧迫し、ポジション調整的な売りが優勢となった。米ベーカー・ヒューズ社が発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数が前週比7基増加の765基となったことも売り材料となった。

 

NY金・銀先物市場は下落:ドル高と米利上げ加速の思惑から売り優勢

NY金先物市場は一時1330.10ドルまで下落した。米雇用統計が強い内容だったことから、3月利上げを織り込む展開となり、米長期金利が上昇したことが売り材料となった。また、米国株は大幅安となったものの、ドルは主要通貨に対して強い動きを見せており、リスク回避の金買いにはならなかった。さらに、複数の地区連銀総裁がインフレ進行の可能性について言及し、利上げ継続の必要性があるとの見方を示したことも売り材料となった。

 

米国債券市場は下落:米利上げ加速の思惑から売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.05%高い(価格は下落)2.84%で終了した。米雇用統計が市場予想より強い結果となり、FRBによる利上げ加速の思惑から売りが強まった。米10年債利回りは一時2.85%と約4年ぶりの高水準をつけた。

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2018/02/02/08:16:47

米国株式市場はまちまち:急ピッチの米長期金利上昇を嫌気

NYダウは37.32ドル高の26186.71、ナスダックは25.62ポイント安の7385.86で取引を終了した。前日のFOMCでの利上げ観測の拡大を嫌気し、売りが先行した。好決算を発表した銘柄が物色されたものの、買い一巡後は米長期金利が急ピッチで上昇したことを嫌気し、次第に上値が重くなった。VIX指数は13.54から13.47へ低下した。

 

NY外国為替市場:長期金利上昇も全般ドル安傾向

ドル/円は、一時109.75円まで上昇したものの、日経先物などの失速を受け売りに押される展開となった。株価が反発すると109円台半ばまでドルは買い戻される場面も見られたが、欧州通貨などでドル安が進んだことから109円台前半まで再び押し戻された。米1月ISM氏江像業景気指数は市場予想を上回る結果となったが、為替相場への影響は一時的だった。ユーロ/ドルは、全般ドル安が進んだ流れに沿ってユーロ買いが進んだ。ノボトニー・オーストリア中銀総裁が『ECBは資産購入プログラムを終了するべき』などの見解を示したことも支えとなり、一時1.2522ドルまで値を上げた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックス指数は88半ばまで低下している。

 

NY原油先物市場は続伸:良好な米経済指標やドル安を好感

NY原油先物市場は、米1月ISM製造業景況指数が市場予想を上振れしたことや、雇用関連市場の改善を意識した買いが入った。また、ユーロ/ドルでドルがユーロに対して弱含んだことを受け割安感も買い材料となった。先週分の原油在庫は市場予想を大きく上回る増加を記録したが、原油需給関係は当面悪化しないとの見方が多いことも原油の下支えとなっている。

 

NY金・銀先物市場は上昇:ユーロ高・ドル安を好感した買い

NY金先物市場は、米1月ISM製造業景況指数が市場予想を上回る結果となったことを受け、金は伸び悩む場面もあった。しかし、通常取引終了時点にかけてユーロ高・米ドル安の相場展開となったほか、米国株が伸び悩んだことから、金は底堅い動きとなった。

 

米国債券市場は反落:米利上げ継続の思惑を嫌気

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.09%高い(価格は下落)2.79%で終了した。前日のFOMC声明文でタカ派的な姿勢が示されたことを受け、米利上げ継続への思惑から売りが出た。米10年物国債利回りは2014年4月以来の高水準となった。

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