FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2018/02/16/08:26:34

米国株式市場は上昇:ボラティリティの落ち着きで買い安心感

NYダウは306.88ドル高の25200.37、ナスダックは112.81ポイント高の7256.43で取引を終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となり、ボラティリティの落ち着きが買い安心感につながった。米1月生産者物価指数(PPI)が前月より増加し、利上げ加速への警戒感から一時下落する場面もあったが、複数の主要企業の決算が好感され堅調推移となった。VIX指数は19.26から19.13へ低下した。

 

NY外国為替市場:強いインフレ指標でも全般ドルが弱含み

ドル/円は、米1月生産者物価指数(PPI)が市場予想を上回ったため、米長期金利が上昇したことを背景に一時106.80円付近まで下値を切り上げたが、戻りは限定的だった。スタグフレーション懸念の浮上や米国の財政赤字拡大懸念、ドル安政策への思惑にドル売りが継続したほか、本邦企業のレパトリ絡みに円買いが観測に加え、麻生財務相の発言を受けた円買いが続いた。ユーロ/ドルは、ドル/円が反発した場面では1.2450ドル台まで下押ししたが、引けにかけては全般ドル安が進んだ流れに沿って欧州時間の高値1.2510ドルに迫った。

 

NY原油先物市場は続伸:原油供給に対する警戒感やや後退

NY原油先物市場は、一時61.46ドルまで買われた。原油供給の大幅な増加に対する警戒感はやや低下していることや、主要通貨に対するドル安が継続していることが要因となった。また、米国株が続伸したことも買い材料となった。

 

NY金・銀先物市場は下落:利益確定売りが優勢

NY金先物市場は一時1350.80ドルまで売られた。この日発表された米1月生産者物価指数(PPI)は前年比+2.7%、コア指数は同比+2.2%と市場予想を上回った一方で、米1月鉱工業生産は市場予想に反して減少した。ドル安・ユーロ高は続いているものの、米国株が強い動きを見せたことで、金は相場上昇が続いていただけに利益確定売りが出た。

 

米国債券市場は続落:インフレ圧力の高まりを嫌気した売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.91%で終了した。インフレ圧力の高まりを意識した売りが進み、時間外取引で利回りは一時2.94%と2014年1月10日以来の水準まで上昇した。ただ、その後は持ち高調整の買戻しが入るなど下値は堅かった。

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朝の市場コメント!

2018/02/15/08:32:28

NY株式市場は上昇:米経済の楽観的な見方が広がり買い優勢

NYダウは253.04ドル高の24893.49、ナスダックは130.10ポイント高の7143.62で取引を終了した。良好な米1月消費者物価指数(CPI)を受け、利上げ加速への警戒感から一時150ドル超下落して始まった。その後は、原油価格が上昇したことや、複数の主要企業決算が好感されたほか、ハイテク株や金融株を中心に押し目買いが活発化し一転上昇した。米経済への楽観的な見方も広がり、堅調推移となった。VIX指数は24.97から19.26へ大幅低下した。

 

NY外国為替市場:幅広くドル安傾向強まる

ドル/円は、米1月CPIが市場予想上回る強い結果となったことが伝わると、米長期金利の急伸とともに107.56円まで値を上げた。しかし、同時に発表された米1月小売売上高が低調だったうえ、NYダウ先物が急落したため直ぐに失速した。ドルは欧州通貨や資源国通貨など幅広い通貨に対してドル安が強まった。一時2016年11月14日以来の安値となる106.70円まで値を下げた。その後NYダウが150ドル超安から280ドル超高まで上昇したうえ、米長期金利が一段高となったため下げ渋った。ユーロ/ドルは、良好な米インフレ指標が伝わると一時1.2276ドルまで売り込まれたが、その後は一転してドル売りが優勢となった流れに急反発した。

 

NY原油先物市場は反発:予想を下回る原油在庫増を好感

NY原油先物市場は一時60.65ドルまで買われた。米エネルギー省が発表した週間在庫統計で原油在庫が予想ほど増えず、需給悪化への適度な警戒感が和らいだ。また、主要通貨に対してドルが弱含んだことが買い材料となった。さらに、NYダウの反転も意識された。

 

NY金・銀先物市場は上昇:全般ドル安を好感した買い

NY金先物市場は一時1358.60ドルまで買われた。この日発表された米1月小売売上高は予想に反して減少したことや、12月実績が前月比+0.4%から0.0%に下方修正されたことが買い材料となった。また、ドルが主要通貨に対して弱含みとなったことや、米財政赤字増大に対する懸念が浮上していることも買い材料視された。

 

米国債券市場は反落:良好なインフレ指標受け売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.08%高い(価格は下落)2.91%で終了した。2014年1月10日以来の水準を付けた。米1月消費者物価指数が強い内容だったことを受け、債券売りが活発化した。

 

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朝の市場コメント!

2018/02/14/08:37:21

米国株式市場は上昇:VIX指数はやや低下

NYダウは39.18ドル高の24640.45、ナスダックは31.55ポイント高の7013ポイントで取引は終了した。欧州株がほぼ全面安となり、米国株にも売りが先行し一時180ドル超下落した。原油価格の上昇に伴い、株式相場も下げ幅を縮小して上昇に転じたものの、トランプ政権が発表したインフラ投資計画による財政圧迫を懸念する見方や、米1月消費者物価指数(CPI)の発表を控え上値の重い展開となった。VIX指数は25.61から24.97へ低下した。

 

NY外国為替市場:ドルは総じて弱い展開

ドル/円は、株式相場への警戒感でリスク回避の円買いが継続した。また、米長期金利の低下、財政赤字が拡大するとの懸念が浮上したほか、トランプ大統領が貿易赤字是正に断固とした方針を繰り返したためドル売りが強まり、一時107.41円と昨年9月8日以来の安値を更新した。その後、NYダウの回復に伴いリスク回避の円買いが後退した。ユーロ/ドルは、ユーロクロスが上昇した影響を受けるなど総じて底堅く推移し、一時1.2371ドルまで値を上げた。

 

NY原油先物市場は小幅下落:需給悪化を嫌気した売りが優勢

NY原油先物市場は一時58.39ドルまで売られた。国際エネルギー機関(IEA)月報を受けて需給悪化を嫌気した売りが小幅に出た。ただ、NYダウの反転が材料視され、通常取引の終了時点にかけて下げ幅は縮小した。ただし、原油供給の増加に対する投資家の警戒感は消えていないことから、59ドル台では戻り売りが控えており、上値も重い展開となった。

 

NY金は続伸・銀先物市場は反落:ドル弱含みで買い優勢

NY金先物市場では一時1331.90ドルまで買われた。米国株の下落やドル安を意識した買いが入った。ただ、通常取引終了時点にかけてNYダウが持ち直し、主要通貨に対するドル売りが一巡したことから、リスク回避の金買いは一服した。

 

米国債券市場は反発:持ち高調整の買いが優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%低い(価格は上昇)2.83%で終了した。米1月消費者物価指数(CPI)を翌日に控え持ち高調整の買いが入った。なお、パウエルFRB議長などの発言が伝わったが、相場への影響は限定的だった。

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朝の市場コメント!

2018/02/13/07:48:20

米国株式市場は上昇:欧州株全面高に米国もつれ高

NYダウは410.37ドル高の24601.27、ナスダックは107.47ポイント高の6981.96で取引を終了した。欧州株が全面高となったほか、週末に引けにかけて上昇した流れを受け買いが先行した。トランプ大統領がインフラ投資計画を発表し、関連銘柄が物色されたほか、アップルやボーイングなどを中心に押し目を拾う動きが活発化した。先週2年ぶりの週間下落率となったことで株式市場の調整局面が一服したとの見方から買い戻しが広がり、終日堅調推移となった。VIX指数は29.06から25.61に低下した。

 

NY外国為替市場:ドルは総じて方向感がない展開

ドル/円は、米長期金利が一時低下転じたことを嫌気したドル売りが優勢となった。その後、トランプ米政権が発表したインフラ警戒で成長に勢いが増すとの見通しが強まったほか、政府の成長見通し引き上げなどが好感され米長期金利が再び上昇、株高ドル買いが再燃した。ただ、ドルの買い戻しも長続きしないなど総じて方向感がなかった。ユーロ/ドルは、欧州時間からのユーロ売りの流れが続き、一時1.2235ドルと日通し安値を付けた。ただ、その後は対カナダドルなどでユーロ高が進んだ影響から1.2297ドルの高値まで持ち直した。

 

NY原油先物市場は上げ渋り:米原油供給増加の思惑が上値を抑える

NY原油先物市場は一時64.46ドルまで買われたが、通常と取引の終了時点にかけて上げ幅は縮小した。米国株高は好材料となったが、米国内の原油供給増加に対する警戒感は消えていないことや、米長期金利の下げ渋り(金利は上昇)が上値を抑える要因となった。

 

NY金・銀先物市場は上昇:米長期金利伸び悩みで買い優勢

NY金先物市場は一時1328.30ドルまで買われた。米国株は大幅高となったが、米長期金利が伸び悩んだことやドルがユーロに対して弱含んだことが意識されたことが買い材料となった。また、米ドルインデックス指数が低下していることも買い材料となった。

 

米国債券市場は続落:米景気拡大やインフレ加速思惑から売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)2.86%で終了した。米景気拡大やインフレ加速などの思惑から売りが優勢となり、一時2.89%と2014年1月15日以来の水準まで上昇した。ただ、売り一巡後は買い戻しが入るなど下値も堅かった。

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週末の朝の市場コメント!

2018/02/12/07:50:23

米国株式市場は上昇:米長期金利や株式市場の変動率を嫌気

NYダウは330.44ドル高の24190.90、ナスダックは97.33ドル高の6874.49で取引は終了した。350ドル近く上げて始まった後、500ドル超安まで急落した。もっとも、週末を前に買い戻しが進み、520ドル超高まで一転上昇するなど乱高下した。トランプ大統領が2年間の予算合意に署名し政府機関の閉鎖が解消されたほか、昨日の大幅下落を受けた買戻しから買いが先行した。しかし、アジア・欧州株が全面安となったほか、米長期金利や株式市場の変動率の上昇が嫌気され急落した。その後、大幅安から切り返すなど非常に値動きの荒い展開となり、引けにかけて大きく上昇した。VIX指数は33.46から29.06へ低下した。

 

NY外国為替市場:米国株の乱高下につれた動きに終始

ドル/円は、米議会が暫定予算を含んだ2年間の予算合意を可決したトランプ大統領の署名で一時期な政府機関閉鎖を解消した円売り、日本政府が日銀総裁に黒田氏を再任するとの報道で、日本の異例な金融緩和策が維持されるとの見方が強まりいったん円売りに拍車がかかった。その後、株式相場が大きく下げると、米長期金利も低下に転じ、ドル売り、リスク回避の円買いが加速した。引けにかけた株式相場の回復で下げ止まった。ユーロ/ドルは、しばらく1.2250ドルを挟んで方向感が定まらなかったが、ユーロ/円の急落に押され1.2205ドルまで弱含んだ。ただ、ユーロ/円が大きく買い戻されると1.2250ドル台まで反発した。

 

NY原油先物市場は大幅続落:リグ数の大幅増加を嫌気

NY原油先物市場は一時58.07ドルまで下落した。米国内の原油供給増加に対する警戒感が高まっており、1バレル=60ドル割れで短期筋などのストップロスが執行された。また、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した国内の石油掘削装置(リグ)数が前週末比26基増の791基となり、2017年1月以来の増加幅となったことも嫌気された。世界的に株式市場が不安定な動きとなったため、運用リスクを回避する動きにつながった。

 

NY金・銀先物市場は下落:株価反転でリスク回避の買いが後退

NY金先物市場は一時1313.20ドルまで売られた。米国株は乱高下したものの、最終的に反発したことやドルが主要通貨に対してやや強含みとなったことが売り材料となった。株安を意識したリスク回避の買いが入る場面があったが、株価が反転したことを受けて買いが縮小した。

 

米国債券市場は反落:米国株の反転上昇を嫌気下売り

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.85%で終了した。NYダウが500ドル超下落すると安全資産としての債券が買われた。しかし、NYダウが520ドル超高まで一転上昇したことで債券売りが優勢となった。

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