FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2018/02/23/08:15:57

米国株式市場はまちまち:自立反発狙いの買いが優勢

NYダウは164.70ドル高の24962.48、ナスダックは8.14ポイント安の7210.09で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、前日までの下落に対する自立反発狙いの買いが入り、NYダウは一時360ドル近く上昇した。米1月景気先行指数が予想を上振れたほか、原油価格の上昇が好感され、上げh場を拡大したものの、米長期金利の下落で金融株が全般売られたため、一巡後は上値が重くなった。VIX指数は20.02から18.72へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下でドルが総じて弱い展開

ドル/円は、米長期金利が低下したことで全般ドル安が進んだ影響からじりじりと値を下げる展開となった。NYダウが一時360ドル近く上昇した場面では下げ渋ったものの、戻りは限定的だった。米7年債入札の結果が低調となったものの、米長期金利は節目とされる3%手前で伸び悩んだため、ドルの利食いが優勢となった。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下を背景にドル安が進んだ流れに沿った。一時1.2352ドルまで値を上げ、その後も高値圏で底堅く推移した。なお、ECB理事会議事要旨では『フォワードガイダンスの調整はまだ早いとの見解で一致』『一部の当局者はQEの緩和バイアスをなくすよう望んだ』などの見解を示された。

 

NY原油先物市場は反発:原油在庫減少とドル安を好感

NY原油先物市場は、通常取引の時間帯で63.09ドルまで買われた。米エネルギー情報局(EIA)が公表した石油在庫統計で原油在庫は増加予想に反して減少したことや、ガソリン在庫の増加幅が市場予想を下回ったことが原油価格の買い材料となった。また、ドルが主要通貨に対して弱含んだことや、米国株の反発もプラス材料となった。

 

NY金は上昇・銀先物市場は反落:ドル安・米長期金利の上げ渋りを好感

NY金先物市場は、通常取引の時間帯では1325.10ドルまで下げた後に1334.10ドルまで戻した。米利上げ継続の可能性が高いことから、金価格の上値は重くなったが、ドルが主要通貨に対するドル高が一服したことや、米長期金利の上げ渋りを受けて安全資産としての金買いが入った。NYダウが反発したものの、特に意識はされなかった。

 

米国債券市場は反発:持ち高調整の買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%低い(価格は上昇)2.92%で終了した。前日に約4年1ヶ月ぶりの水準まで下落したこともあり、持ち高調整の買戻しが入った。

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朝の市場コメント!

2018/02/22/08:36:49

米国株式市場は下落:FOMC議事録発表後に米長期金利上昇を嫌気

NYダウは166.97ドル安の24797.78、ナスダックは16.08ポイント安の7218.23で取引を終了した。短期的な戻りを期待した買いが強まり、指数は一時300ドル超上昇した。ただ、注目のFOMC議事録では、大半が経済成長に自信を示し、インフレ見通しにも楽観的な見方を強めたことが明らかとなった。発表後に相場は上げ幅を拡大したものの、米長期金利が4年ぶりの水準に上昇したことが嫌気され上げ幅を縮小した。VIX指数は20.60から20.02と低下した。

 

NY外国為替市場:FOMC議事録要旨発表後乱高下

ドル/円は、FRBが公表したFOMC(1月開催分)の議事録が、予想されていたほどタカ派色を強めなかったため利食いなどのドル売り優勢となった。しかし、全般的に経済に楽観的な見方が示され、成長見通しの引き上げで、さらなる利上げが適切との見方が再確認されると、米長期金利が急上昇となりドル買いが再燃した。ユーロ/ドルは、FOMC議事録要旨公表直後に一時1.23599ドルまで上昇したが、米長期金利の急上昇に伴って1.2281ドルまで急失速した。

 

NY原油先物市場は小幅安:FOMC議事要旨公表を控えて様子見

NY原油先物市場は一時61.12ドルまで売られた。主要通貨に対してドルが強含んだことが意識され原油価格は伸び悩んだ。FOMCの議事要旨公表を控えて、売買を手控えた投資家は少なくなかった。通常取引終了後には一時61.07ドルまで下落した。

 

NY金・銀先物市場は上昇:FOMC議事録要旨公表を控えて様子見

NY金先物市場は、通常取引の時間帯で1335.30ドルまで買われた後に1328.20ドルまで売られた。FOMCの議事要旨発表を控えて、多くの投資家は積極的な売買を見送った。その後、FOMC公表されると米長期金利が急上昇したことや、ドルが買い戻されると通常取引終了後に一時1324.40ドルまで下落した。

 

米国債券市場は続落:FRBの利上げ継続の思惑から売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.06%高い(価格は下落)2.95%で終了した。FOMC議事要旨の発表直後こそ買いが入ったが、緩やかな利上げが継続するとの見方からその後は一転して売りが優勢となった。利回りは2014年1月以来、約4年1ヶ月ぶりの水準まで上昇した。

 

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朝の市場コメント!

2018/02/21/08:20:09

米国株式市場は下落:悪材料重なり下げ幅拡大

NYダウは254.63ドル安の24964.75、ナスダックは5.16ポイント安の7234.31で取引を終了した。決算内容が低調だった小売大手のウォルマートが10%超急落し、指数を押し下げた。前週の株価上昇を受けて利益確定の動きが広がったほか、ドルが主要通貨に対して強含んだことや米長期金利の上昇も嫌気された。さらに、株式市場の予想変動率を示すVIX指数が上昇したことも投資家心理の悪化につながり、一時330ドル超下落した。VIX指数は19.46から20.60へ上昇した。

 

NY外国為替市場:全般ドルが底堅い展開に終始

ドル/円は、米財務省が実施する大量国債入札を控えた債券利回りの上昇を受け、ドル買いが優勢となった。その後、ロシア政府による米大統領選干渉疑惑を捜査するモラー特別検察官が、疑惑に絡み昨年起訴されたトランプ陣営元幹部とのやりとりについて虚偽の証言をしたとの疑惑で、弁護士1人の訴追が明らかになると、ドルは伸び悩んだ。ユーロ/ドルは、ユーロ圏2月消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったことに失望したユーロ売りが優勢となった。また、持ち高調整のドル買いが強まった影響から上値の重い展開となり、一時1.2320ドルまで値を下げた。

 

NY原油先物市場は上昇:米国安とドル高で上げ渋る

NY原油先物市場は、通常取引では62.43ドルまで買われたが、米国株安やドル高を意識して取引終了時点にかけて上げ幅を縮小する展開となった。ただし、原油供給の大幅な増加に対する警戒感はやや低下しており、60ドル台を当面維持する可能性が高いとの見方が多い。

 

NY金・銀先物市場は下落:ドル高と長期金利上昇を嫌気

NY金先物市場は一時1330.60ドルまで売られた。ドルが主要通貨に対して強含んだことや、米長期金利の上昇が意識され売り材料となった。米国株が250ドル超安となったが、リスク回避の金買いは一部にとどまった。

 

米国債券市場は反落:入札による需給悪化を嫌気した売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)2.89%で終了した。今週の中期債入札による需給悪化を警戒した売りが進み、利回りは一時2.92%まで上昇した。ただ、米国株が軟調地合いとなったため、その後は徐々に買戻しが入った。

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NY市場休場のため朝の市場コメントはお休みです

2018/02/20/08:08:19

いつもご愛読いただきまして、ありがとうございます。

米国がプレジデンツデーで休場のため、コメントはおやすみさせて頂きます。

 

 

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朝の市場コメント!

2018/02/19/03:01:45

米国株式市場はまちまち:米大統領選のロシア疑惑再燃を嫌気

NYダウは19.01ドル高の25219.38、ナスダックは16.96ポイント安の7239.47で取引は終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となったほか、足もとのボラティリティが安定してきたことを背景にヘルスケア関連株などに買い直しが入り、NYダウは一時230ドル超上昇した。しかし、その後は連休を控えて利益確定の動きが広がったほか、大統領選干渉の疑いで、『ムーラー特別検察官が複数のロシア人や企業を起訴した』と報じられたことも嫌気され、一時下げに転じる場面があった。VIX指数は19.13から19.46へ上昇した。

 

NY外国為替市場:ドルは連休前の持ち高調整で底堅い展開

ドル/円は、米国の3連休を前に足もとで続いたドル安に対する持ち高調整の買い戻しが入ったため、総じて底堅く推移した。しかし、ムーラー検察官のロシア人や企業を起訴したとの報道が伝わると一時230ドル超上昇していたNYダウが下げに転じたため105.90円台まで下押しする場面があったが、下値は限定的だった。ユーロ/ドルは、ポジション調整のドル買いが活発化した流れに沿って終始さえない値動きとなった。一時1.2393ドルまで下げ足を速めた。

 

NY原油先物市場は続伸:良好な経済指標を好感

NY原油先物市場は一時61.87ドルまで買われた。需給の緩みを意識した売りは後退しており、原油価格は底堅い動きを見せた。米住宅着工件数の増加やミシガン大学消費者信頼感指数の改善が買い材料となった。ただ、主要通貨に対してドルが強含んだことで、上げ幅はやや縮小した。米ベーカー・ヒューズ社が発表した米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数は前週比7基増加の798基となった。

 

NY金・銀先物市場は上昇:ドルが強含んだことで上げ幅縮小

NY金先物市場は一時1364.40ドルまで買われた。ムーラー検察官の報道を受けて金買いがやや強まる場面があった。しかしながら、この日発表された米1月住宅着工件数は予想以上に増加したことや、2月ミシガン大学消費者信頼感指数の改善を意識して金買いは後退した。また、ドルが主要通貨に対して強含んだことも上げ幅を縮小する要因となった。

 

米国債券市場は反発:ポジション調整の買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.04%低い(価格は上昇)2.87%で終了した。米国市場の3連休を控えて、ポジションを調整する買いが入った。利回りは一時2.84%台まで低下する場面もみられた。

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